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【就活の業界研究】食品メーカーの職種の情報、やりがい、向く人、向かない人とは?

就活初期にできるだけ幅広い業界・業種を理解するためのコンテンツを作りました。何故それが大事かに関しては以下の記事を参考にしてください。

この記事では伝統的に就活生に人気がある食品業界を、食品メーカーを中心にその職種、モチベーションや「やりがい」、そしてこの業界に向く人、向かない人の資質や適性について解説していきます。

食品業界情報の7つのポイントを押さえよう

  • 食品業界のビジネスモデルを理解しよう
  • 食品メーカーの現状と課題・未来
  • 食品メーカーにはどんな仕事があるのか、職種の情報
  • 食品メーカーで働く人のモチベ―ションは何か
  • 食品メーカーに向く人、向かない人はどんな人か
  • 食品業界の構造
  • 主要食品メーカーの概要

食品メーカーの職種と仕事

始めに食品メーカーにはどんなカテゴリーで各メーカーが存在しているかを説明します。食品メーカーと言っても、たばこは含むのか、飲料メーカーを含むのか、含まないのか、また含む場合、酒類は含むのか、等の疑問が生じます。

この記事では、ざっくりスーパーやコンビニで売っている加工食品メーカーとの職種と仕事内容、働いているスタッフのモチベーションや「やりがい」そして最後に、就活生が最も気になる適性について解説します。

食品メーカーのカテゴリー

まず、食品メーカー(この記事では加工食品メーカーを対象とします)が扱っているカテゴリー*を箇条書きにします。*飲料(酒類含む)・たばこ・飼料製造業を除きます。

  • 畜産食料品製造業:肉製品、乳製品、その他の畜産食料品
  • 水産食料品製造業:水産缶詰・瓶詰、海藻加工、水産練製品、塩干・塩蔵品、冷凍水産物、冷凍水産食品、その他の水産食料品
  • 野菜缶詰・果実缶詰・農産保存食料品製造業:野菜缶詰・果実缶詰・農産保存食料品製造業(野菜漬物を除く)、野菜漬物製造業(缶詰、瓶詰、つぼ詰を除く)
  • 調味料製造業:味噌製、しょう油・食用アミノ酸、うま味調味料、ソース、食酢、その他の調味料製造業〕
  • 糖類製造業:砂糖(砂糖精製業を除く)、砂糖精製業、ぶどう糖・水あめ・異性化糖製造業
  • 穀・製粉業:精米、精麦、小麦粉製造業、その他の精穀・製粉業
  • パン・菓子製造業:パン、生菓子、ビスケット類・干菓子、米菓製造業、その他のパン・菓子製造業
  • 動植物油脂製造業:植物油脂、動物油脂、食用油脂加工業
  • の他の食料品製造業:でんぷん製造、麺類製造、豆腐・油揚製造、あん類製造業、冷凍調理食品製造、惣菜製造業、他に分類されない食料品製造業

当然各メーカーに特有の職種も存在しますが、ここでは最大公約数として、加工食品メーカーの仕事の基本の流れ、原材料を仕入れる →加工製造をする →流通チャネルに乗せる →消費者に販売する、に沿って解説していきます。

研究・開発・生産技術部門:

ブレークダウンすると研究開発、生産技術、食品分析、安全性試験が含まれるのが一般的です。原材料や添加物の基礎研究から選定、商品の企画・開発、既存商品の改良を行います。企業の規模にもよりますが、研究部門はバイオテクノロジーやゲノムといった最先端分野から医薬品事業やアグリバイオ事業の研究までを行っています。

 

商品開発は企画部門やマーケティング部門がまとめた商品コンセプトを、具体的な商品という形にする仕事です。その過程で、原料や添加物の選定、調合、製造のための資材や条件の設定、ラインの設計、スペック、賞味期限、工場での製造方法を検討、決定します。

 

最優先されるべき安全性と、生産技術、生産工程、求められる生産コスト、品質を開発スケジュールの中で実現することがミッションになるためプレッシャーと闘いながら試行錯誤を繰り返して商品という形にしていきます。

生産・生産管理・品質管理部門:

生産管理、品質管理部門は求められる製品のスペック、品質を実現し、工場の生産計画の作成、生産の実行、管理を行い、安定した製品の供給とコストをコントロールしていきます。

品質管理部門では細菌検査業務、各種工程の検査、教育・啓蒙活動、従業員の衛生管理等を指揮、監督を行います。

マーケティング部門:

マーケティングは、メーカーによってどの分野までカバーするのかは違っています。基本の仕事としては、市場調査によって市場の構造や、顧客分析、競合分析、チャネル分析、プロモーション分析、販売データ分析を行い、その結果に基づいて市場開発、商品開発、チャネル政策、商品改良の提案を行います。

企業によっては、商品企画や営業企画、宣伝・販促業務を兼務する場合もあります。また外資系企業の場合はブランドマネジャーや調査部門との分業で、協力しながら業務を推進します。

営業・販売部門、販売促進部門:

共通するのは食品卸会社への営業、小売業の商品部(バイヤー)への営業、外食産業や業務用営業で、自社製品の販売を担当します。

食品メーカーごとで担当の仕方は様々であり、地域、流通チャネル、ブランド、製品カテゴリー別、もしくはマトリックスで担当を決めています。

販売促進は流通小売とのリベートやPOPマテリアルの製作と供給を行います。企業によっては販売促進部がマス媒体の広告宣伝業務を手掛ける場合もありますし、宣伝部が営業部との調整によって広告の制作および広告媒体枠の買い付けを行うパターンもあります。

その他の業種と共通の職種:

共通の職種としては、経営企画、経理・財務、法務、人事、総務、部門があります。海外市場に進出している企業は海外部門や、海外事業部があり、地域ごとのマーケティングと生産・販売管理を行っています。

食品メーカーで働く人のモチベ―ション、「やりがい」は何か

食品メーカーは生活に密着した業界であり、嗜好性やこだわりが強いという特徴があります。また製品によって性格も違い、且つカバーする範囲が多く、セクションも取引先も広範囲に渡ります。携わる部門によってそのやりがいや、モチベーションは様々です。ここでは、「食品メーカーに勤める」ということを最大公約数的に、共通する部分が多いものに絞って以下に箇条書きでまとめます。

  • 「食」を通じて、人や社会を幸せにする、豊かにすることに「やりがい」を感じます
  • 自分が関わった商品を店で見た時や、その商品を手に取っているところをみると仕事をしている実感が湧いて、嬉しい気持ちになります
  • 関わって出来た商品が「おいしい」こと。そして企画した意図通りに生活者に受け入れられて売れていくところを体験できることが食品メーカーの醍醐味だと思います
  • 厳しいバイヤーとの交渉と説得により棚を確保できた時は達成感があります
  • 消費者調査やグループインタビューで、自分が関わった商品の評価が高く、「おいしい」と言ってもらった時に最も喜びを感じます。また消費者が独自で考えた食べ方をしていたり、常に発見と刺激がるので、新しいことにチャレンジするモチベーションは常に高いです。上手くいっていないときも同様に、予想できなかった消費者の反応を知ることもモチベーションになります
  • 世の中にない画期的な製品の開発はとてもやりがいのある仕事です。製品そのものでなくても、新しい味や、パッケージなどの改善により売れ行きが違う奥深さがあります
  • 人の口に入るものをつくることは、重い責任を会社全体、チーム全体で担っていることになります。そこに責任感を感じるし、食の安全・安心を担っているという「やりがい」を感じます
  • 同じカテゴリー内で競合と戦ってシェアをとっていくことは、食品会社の社員全員のモチベーションだと思います
  • 企画、開発意図通りの製品が実現した時、そしてそれが目標通り、もしくは目標以上に売れた時は関わった社員は全員喜びを感じると思うし、それが大きなモチベーションになっています
  • 自社商品を海外市場でローンチできた時、今までの苦労が報われた実感大きく、また市場に受け入れられた時の喜びはさらに大きいです
  • 基本的に食べることが好きで食品メーカーに入ったので、何度も試食を繰り返して製品を完成させていくプロセスは、苦労は多いが仕事の醍醐味だし、食品メーカーに入ってよかったと思える点です

共感できる点が多かった方は、食品メーカーに向く人、向かない人の資質もチェックしてみましょう。

食品メーカーに向く人、向かない人はどんな人か

食品メーカーに向いてる人

上記で解説したように食品メーカーにも様々な職種があり、細かく言えば職種ごとの適性があるため、最大公約数的に共通する部分のみを抽出して箇条書きにします。

「食べることが好き」な人。「食」に対し興味、好奇心や「こだわり」がある人:

基本中の基本です。食品メーカーは「食べる事」や「食べ物」に強い関心や興味がある人達の集団なのです。

「食」に関連した「味」、「調理法」や「栄養」、「素材」に興味や関心がある人:

大切な「おいしさ」に繋がる要素です。ひらたく言えば「おいしさ」とその理由に興味、関心、こだわりがある人です。「食べ歩き」が好き、「外食」して比較してみるのが好き、自分で調理して、味を考えるのが好きな人は向いている業界です。

優れた「味覚」や「嗅覚」、「食感」を持っている人:

特に開発担当者や研究職には味覚に対する「官能評価試験」が実施されます。試料,製品などがもつ固有の特性を人の感覚器官 (目,耳,口,鼻,皮膚など)によって調べることを総称して官能評価分析,またそれに基づく評価を官能評価といいます。味覚に関しては5種の基本味(甘味、塩味、酸味、苦味、うま味)を正しく識別できる者、嗅覚に関しても嗅覚が正常かどうかの判定があります。

「感性」を持っている人、「感性」を大切にする人:

開発担当でなくても、食品メーカ―に勤める社員は全般的に「感性」を重視する傾向があります。パッケージの色や文字の大きさ、書体、キャッチフレーズによっても売れ行きが大きく違う業界なので味覚に限らず、消費者を動かすための「感性」は重要なのです。

誠実な人:

嘘やごまかしを嫌う業界です。基本的な資質として、「誠実さ」は非常に重視されます。生活に密着し、人の健康や命にも影響する業界なので、安全性に対する厳しいコンプライアンス遵守がもとめられます。

食品の場合、偽装や異物混入などの不祥事が起こると、マスコミに大々的に報じられ、大きなダメージになります。その対応がまずいと更にバッシングを受けてしまうため、消費者や取引先、流通に対しても「誠実」な対応ができる人は向いている業界です。

チャレンジ精神が高い人:

今まで比較的「安定」している業界と言われてきた食品メーカーですが、その時代は終わりつつあります。人口縮小問題を抱える国内マーケットに、現状のまま依存はできません。新しい分野に進出する、海外市場に打って出るというチャレンジをしていかないと成長はできません。食品メーカーは今まで以上に、主体的にチャレンジしていける人材を欲しているのです。

語学力:

海外進出に積極的なメーカーは当然語学力を重視します。また現状は国内市場に依存しているメーカーであっても、訪日外国人向けの市場や、将来的な海外市場への進出は十分あり得る話なので、英語や中国語が得意な学生は有利でしょう。もちろん語学力だけではだめですが、+評価にはなると思います。

食品メーカーに向いていない人

向いていない人は向いている人の逆の資質です。重複になるので箇条書きのみでまとめておきます。

  • 基本的に「食べること」に特に興味、関心がない人。「食」に対する好奇心や「こだわり」ない人。
  • 「食」に関連した「味」、「調理法」や「栄養」、「素材」に興味や関心がない人
  • 「味覚」や「嗅覚」、「食感」が鈍い人、またこれらの感覚をあまり大事だと思っていない人
  • 「感性」を重視しない人、人を動かすには「感性」が大切であることを実感できない人
  • 嘘やごまかしをしてしまう人。誠実でない人
  • 受け身な性格、人からの指示がないと行動できない人、チャレンジすることより、決められたルーティンをすることが好き、得意な人
  • 語学力に関し、特に興味・関心もなく、向上心もない人
あくまで公約数なので、食品メーカーの社員でも全員が当てはまるとは限りませんし、全部が当てはまるとも限りません。入社後の成長で克服・対応できるケースもあります。しかしここに上げた資質は重要な資質です。一般論として、自己分析の結果と照らすための参考にしてください。

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