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【就活の業界研究】エンターテイメント業界の職種と「やりがい」、そして適性をチェックしよう

就活初期にできるだけ幅広い業界・業種を理解するために、業界研究コンテンツを作りました。何故それが大事かに関しては以下の記事を参考にしてください。

「就活の答え」ではエンターテイメント業界を、以下の項目に沿って簡潔に情報をまとめていますので活用してください。

エンターテイメント業界の7つのポイントを押さえよう

  • エンターテイメント業界のビジネスモデルを理解しよう
  • エンターテイメント業界の現状と課題・未来
  • エンターテイメント業界にはどんな仕事があるのか、職種の情報
  • エンターテイメント企業に働く人のモチベ―ション、「やりがい」は何か
  • エンターテイメント企業に向く人、向かない人はどういう人か
  • エンターテイメント業界の構造
  • エンターテイメント業主要各社の概況

この記事ではエンターテイメント業界特有の代表的な職種とエンターテイメント企業に勤める人の「やりがい」やモチベ―ション、そして適性について分析しています。

人々に夢や感動を与えるエンターテイメント業界の大手企業は志望者も多く、かつ募集人員が少ないため難関です。志望意欲を高めるため、また自分の適性のチェックにこの記事を参考にしてください。

エンターテイメント企業の代表的職種と仕事内容

主な職種と仕事内容

コンテンツの制作:

アーティストや作家の楽曲・作品制作のサポートとプロデュ―スを担当します。企画、制作から発売までの工程を一貫して仕切る司令塔的な役割を担います

宣伝担当:

楽曲や作品をヒットさせるためのプロモーション全般を担当します。楽曲であれば番組やTVコマーシャルのタイアップ、マス媒体各社へのアプローチを行いPRと宣伝を制作担当や営業と連携して行っていく仕事です

新人スカウト・育成:

才能ある人材を各種メディアやネットのチェックはもとより、売り込みやデモ音源のチェック、ライブ活動、オーデイションによる発掘し、発掘した才能をプロとして育成する役割を担います

タレント・マネージメント:

ミュージシャンやアーティスト、作家、俳優、芸人、文化人、スポーツ選手などの活動を側近としてきめ細かくサポートします。仕事の選択やスケジュール管理、活動への適切なアドバイスを通じてタレントの活動をサポートを行い収益を生み出する重要な役割を担います

ファンクラブ、ファンイベント、ファンクラブの企画・運営:

ファンクラブ組織に関連するすべての活動を仕切ります。アーティストとファンとの関係を育成し、WebサイトやSNSでのファンに対するメッセージングの管理やファンクラブ限定グッズの企画や製作、ファンイベントの開催と運営も担います

コンテンツ・マーケティング担当:

楽曲や作品、コンテンツのパッケージソフトの販売、インターネットでのダウンロードやストリーミング配信、インストアイベント等の販売促進活動、販売特典の企画、Eコマース等の販売チャネル開発など、コンテンツの営業・販売に関する全般的な業務を行います

作品・コンテンツのライセンス管理:

コンテンツ、作品に関する国内、海外に関する権利関連業務を行います。IPキャラクターの商品化権や使用ライセンス契約、ブランディングや使用プランの管理、ライセンシーに対する使用方法の提案なども主な業務となります

自社メディア・サイトの製作と管理:

エンターテイメント企業自ら独自チャネルや番組、雑誌や書籍の出版(出版業務)、配信サイトの自社運営媒体を持っている場合はその製作と管理を行う仕事になります

ライブ・イベント制作・管理:

ライブ・イベント、公演の企画、制作の総合プロデュ―スを専門会社と連携して行う仕事です。また自社でホールやライブ会場を運営している場合は、その運営・管理も行います

デザイン・制作:

音楽やアニメ等の楽曲、映像コンテンツに関するパッケージや宣伝素材のデザイン制作全般を行います。またキャラクターグッズやノベルティグッズのデザイン・制作やコーディネーション、タイアップ先企業の制作物の監修も行います

海外事業部門:

コンテンツを積極的に海外に展開している企業は海外事業部があり、自ら海外マーケティングを行う、または海外の提携先企業や海外現地法人との製作や権利に関するコーディネーションを行っています

知的財産関連部門:

一般的な企業で言う法務部ですが、エンターテイメント企業の場合はタレントとのマネージメント契約、他社との権利関係に関する契約業務、自社の権利の管理業務など。知的財産に関連する業務全般を法的、かつ専門的に担当しています

営業担当:

テーマパークやライブ、施設事業の場合は、テーマパークや公演、施設への集客、団体客の誘致、旅行代理店へのプロモートなど、集客に関する営業活動や、企業タイアップ、タイアッププロモーションイベントの企画運営などの役割を担います

企画・制作部:

ショーやアトラクションの企画、演出、プロデュース、制作全般を行います。ショーやイベント・アトラクションのコンセプトつくりから設計、完成までにおける全製作物のスケジュール、コスト、クオリティ管理、外部クリエーターの起用やコーディネーション全般を担当します

運営部:

テーマパークや施設事業の運営自体を行います。日々の接客やアトラクションの運営、舞台裏でのショーやイベントの進行、音響・照明業務、出演者の採用や契約、コスチュームの企画開発や修繕、アルバイトの管理や教育などを担当する実行部門です

販売部:

テーマパークや施設における物販や飲食店、テナント管理全般の統括、マネージメントを行う施設内店舗の管理部門です

施設運営・管理:

テーマパークの施設そのもの、アトラクション施設の設計、施工、演出、環境、運用、安全管理、清掃など、ハード面全般を担当する仕事です。またその他の不動産、施設の開発や維持、管理等も行います

事務管理部門他ビジネスと同様の部門:

他の業界と共通する部門としては、経営企画、人事、情報システム、総務、経理・財務、資材購買、などが挙げられます。また自社で大規模なサイトを運用している場合は専門のIT部門がサポートしています

エンターテイメント企業に働く人の「やりがい」、モチベーションは何か

エンターテイメント企業で働いている人のモチベーションや「やりがい」を確認しておきましょう。当然、企業や職種によってもやりがいは違いますが、共通している部分もあるので、代表的な声をまとめておきます。

人に感動や、ポジティブな影響を与えたい

  • 自分がこの業界に入ったのも、作品が自分に大きな影響を与えたからであり、同じように「自分が携わった仕事で誰かに感動を与えたり、ポジティブな影響を残したい」、というのがこの仕事の「やりがい」だと思います

アーティストと一緒に同じ目線、目的を共有して仕事ができること

  • アーティストとファンの関係を拡げ、深めていくことが仕事の面白さです。アーティストと同じ目線で一緒に仕事をして、ファンに喜んでもらえることが素直に嬉しい仕事です

作品やソフトが世の中に認められていくことを実感できる

  • 世の中にないものをアーティストをサポートしながら、ゼロから形にしていく楽しさ、その過程に部分的にでも携わっていけるのがこの業界の楽しさだと思います。
  • 直接制作に関わっていなくても、作品やアーティストがだんだん売れていく、世の中に認められていく過程を共有できるのはこの仕事の醍醐味です

ライブの緊張感と成功したときの達成感

  • ライブやイベントは天候などにも左右される場合もあり、コントロールしきれない要素も多いためトラブルも多く、毎回緊張感がつきまといます。まさにやり直しがきかないものなので、準備も大変、関わっているスタッフも多く、人間関係も大切なハードなビジネスです。そのため無事に最後までやり遂げ、大勢のお客様に足を運んでいただき、お客様の感動や喜んでいる姿をみたときの達成感や高揚感は格別です

お客様の笑顔や喜びがストレートに響くこと

  • 夢や感動を味わっていただく仕事なので。お客様の笑顔や、楽しんでいる姿、ポジティブなコメントがなによりの「やりがい」です。SNSでポジティブなコメントに接したり、偶然良い感想を聞いた時もこの仕事を選らんで良かったと思える瞬間です

常に新しいことに取り組める、チャレンジできること

  • 人の感性や感情によるビジネスということ、またメディアの環境の変化も激しい業界であることから、いつも何か新しいものを生み出していなければ直に飽きられてしまいます。そのため、常に新しさ、切り口、アイディア、企画を考えて、それを提案できること、そして試せる業界であることがモチベーションになっています。
  • また外からの刺激に敏感でいられること、時代の最先端を走っている疾走感もこの業界ならではだと思います

個性的な人の集団の中で仕事ができる喜び

  • エンターテイメント業界はアーティストはもちろんのこと、社内でも個性的な人が多く刺激もあり、一言で言えば「面白い人が多い職場」です。自分の「好き」や個性を大切にする文化の中で仕事ができる事は、モチベーションになっています。
  • また沢山の人が関わる仕事なので、自ら働きかけることによって、良い提案であれば自分の考えを反映させることもできるオープンな環境であることも「やりがい」に繋がっています。人間関係の中で鍛えられ、成長も感じることができます

上記は業種や職種によっての差はありますが、エンターテイメント業界の本質的な部分と密接に関連した共通の「やりがい」やモチベーションです。

これらのコメント、内容に共感できた方、ピンときた方は、エンターテイメント企業に「向く人、向かない人」はどういう人かについてもイメージを持っておきましょう。

エンターテイメント企業への適性とは

エンターテイメント業界には色んなタイプの企業や職種があり、細かく言えばそれぞれの適性があるため、最大公約数的に共通する部分のみを抽出して箇条書きにしておきます。

エンターテイメント企業に向いている人

人を楽しませることが好きな人:

直接的でも間接的にでも「人を楽しませることや、人の心を動かすことに喜びを感じることができる」のは基本中の基本の資質です

自分をしっかり持っていて、他人も尊重できる人:

自分を持っている人とは、自分の意見や考えをしっかり持っていてそれを伝えることが出来る人。独りよがりではなく、自分が意見を言うのと同じように、他人の意見や主張も良く聞くことができることが基本的に必要な資質です。

 

「好き」を仕事にしている部分もあるため、自分の「好き」がどこにあるのか、何故「好き」なのかをちゃんと考え、言語化できる能力は重要です。「個性」を表現し、伝えられる資質といっても良いでしょう。

「好き」をプロデュ―スする意識を持っていること:

エンターテイメントやコンテンツ、音楽が「好き」だけではファンと同じレベルなので、自分の「好き」をプロデュースしたいという意思や意欲を持っていることは不可欠です。「自分ならこうしたい」、「こうすればもっといいかも」という発想です

主体性もって行動できる人:

ゼロから価値を産み出す業界なので、指示を待っている性格の人や受動的な態度では何もはじまりません。自分の頭で考え主体的に行動に移せる人、行動しながら調整して物事を進めていける人には適した業界です

コミュニケーション能力:

扱っているものが人の感情であり、感性も非常に重要な業界なので人とのコミュニケーションが適切にとれることが必要な職場です。特に社交的である必要はありませんが、「人の気持ち」をくみ取って適切な対応をするコミュニケーションの能力は大切な業界です。

忍耐力と面白みを発見できる前向きさ:

エンターテイメント業界は華やかにみえるかもしれませんが、華やかな仕事ばかりではありません。こつこつ積み上げたり、頭を下げて営業にまわったりすることも必要です。

 

自分が思い描いていた職種に就ける保証はありません。仕事なのでチームの一員として担当した業務を積み上げて成果をあげることが求められます。そんな時でも自分の仕事に前向きに取り組み、その中に面白みを見つけ前向きに取り組める性格も大切です。

打たれ強さ、ストレス耐性:

映画業界、芸能界、アニメ業界などは特殊な人間関係や上下関係、しきたり、慣習、作法のようなものがあり、それに従わないとならないため、職種によっては人間関係での打たれ強さやストレス耐性、体力も求められます。

 

またライブやイベント関係者も不測の事態が起きがちで、且つやり直しができない業務のため、多少のことでは動じない胆力が必要になります。

情報収集能力と感性の鋭さ:

流行を追い求める、また流行をつくっていく業界でもあるため、流行しているものやこれから流行りそうなものに対する感性の鋭さ、アンテナの高さは重要です。

 

音楽なら音楽という専門の分野だけではなく、アートや文芸、映像やファッションなど世の中の事象に対する興味関心が深く、その情報収集能力も高いことも重要な資質です。

語学能力、異文化や多様性に対する受容性とアダプテーションのセンス:

コンテンツビジネスにとって海外市場は成長できる分野です。またテーマパークなども訪日外国人需要は重要になっています。日本のコンテンツ力を活かすには語学力をはじめ、異文化の中でコンテンツをアダプテーションできる才能に対する期待は大きいです。

エンターテイメント企業に向いていない人

向いていない人は向いている人の逆の資質です。重複になるので箇条書きのみでまとめておきます。

  • 人を楽しませる、人を感動させたりすることに興味が薄く、特に喜びや必要性も感じない人
  • 自分をしっかり持っておらず、他人の意見に影響されることが多い人
  • 受動的な態度の人。指示がないと動けないタイプの人。
  • 自分のこだわりは持っているが、独りよがりで他人の意見を受け入れないタイプの人、他人を尊重できない人
  • エンターテイメント業界を「憧れ」や「好き」だけで考えている人。自分だったらこうしたいというプロデュ―スする意識がなく、ビジネスとして考えていない人
  • 決められた枠の中ならある程度自主的に動けるが、枠の外には主体性もって行動できない人
  • 人の気持ちを汲み取れないタイプの人。他人を尊重したコミュニケーションができない人
  • エンターテイメント業界を「面白み」だけで捉えている人。華やかな仕事だけをイメージして、忍耐力のいる仕事に対する想像力がない人
  • 下積みの仕事、コツコツ積み上げなければならない仕事の中には面白みを発見できない人。自分の思い描いた仕事しかしたくないタイプの人
  • 打たれ弱くストレス耐性に欠ける人。人間関係で疲れてしまう人。疲れやすい人
  • 突発的な事態にうろたえてしまい、何もできなくなりがちな人
  • 流行や世の中で起こっている事象に対して興味関心が薄い人、感性やアンテナが低い人
  • 情報収集能力に欠ける人。積極的に情報を取りに行かない人
  • 語学や異文化に対する受容性が無い人
あくまで公約数的なまとめなので、エンターテイメント企業の社員でも当てはまらない人はいますし、全部あてはまっている人は殆どいないので気にしすぎる必要はありません。

入社後の成長で克服・対応できるケースもあります。一般論としての参考にして、自己分析の結果と照らしながら検討していきましょう。

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