就活に正解はない。あるのは自分の「答え」だけ。自分にベストな答えを見つける就活情報サイト

【例文あり】選考に強い、証券業界への志望動機の書き方

志望動機の基本の書き方

まず基本の書き方を覚えましょう。志望動機については、以下のクリティカルな質問に対する答えを、必ず用意しましょう。

  1. 何故、金融業界の中の証券会社なのか?
  2. 何故、他の証券会社ではなく、この証券会社なのか?
  3. この証券会社で、何を実現したいのか?何がしたいのか?
志望動機の作成方法に関しては、以下の記事で詳しく解説しています。もし読んでいなければ証券会社への志望動機を書く前に、ぜひ参照してみてください。志望動機の構成要素に関する理解が深まります。
ここでは、作成のためのフローチャートと、志望動機のまとめ方のフローチャートを掲載しておきます。

志望動機の作成フロー

志望動機の構成要素とまとめ方

 

証券会社への志望動機の書き方

証券会社への志望動機を説明するために、具体的に大和証券への志望動機の例文を掲載しています。これは、あくまで証券会社への志望動機文の構成要素と文章フローの参考用です。具体的な事実に基づかないと、参考にし難いという理由からです。

志望動機は、あくまで「あなた起点」で書かなければ意味がありません。就活本やマニュアル、就活支援サイトにある例文は参考にして良いですが、コピペや流用は止めましょう。コピペや流用をして書類選考を一時的にしのげたとしても、面接では説得力がなく、選考には勝ち残れないでしょう。

うまく内定がとれたとしても、あなたの本質からずれたところで選んだ企業に入社するリスクになります。入社後にミスマッチが起こると、あなたも企業もお互いに不幸な結果になってしまうので、志望動機は必ず自分の考えと意思で作成しましょう。

志望動機が書けない時は、志望動機ジェネレーターを活用してみよう

証券業界の志望動機を作成する際、深く考えても、なかなか良い内容が思い浮かばない方も多いはず。

そんな時は、「志望動機ジェネレーター」を活用してみましょう。

就活サービス、キャリアパークの志望動機ジェネレーターなら簡単な質問に答えていくだけで理想的な流れの志望動機が完成します。

無料でダウンロードして効率的に文脈を作り、証券業界に採用される自分独自の志望動機を完成させましょう。またこのツールを利用する際、就活をより効率化できる無料の就活サービスを同時登録することも忘れずに!

例文:大和証券への志望動機 (300文字)

私は女性が逞しく生きるために、女性に対し、「投資」という選択肢をもっと広げていきたいとの思いから貴社を志望しました。

 

両親は共働きで、それぞれ株式投資をしており、高校時代から投資に関心を持つようになりました。女性が自立するためには一生仕事を続けるべきだと思っていますが、子育てのためにも投資という選択肢も活用すべきだと考えています。

 

企業研究で貴社の女性活躍の現状を知り、またOG訪問をさせていただいて伺ったお話に感銘を受けました。アルバイトで磨いた営業力とコミュニケーション能力で、営業の最前線に出て実績を上げ、将来的には管理職として貴社のお役に立ちたいと考え総合職を志望しています。

その証券会社で実現したいことを結論として初めに書く

エントリーシートでも、面接でも、「この証券会社で実現したいこと、やりたいこと」は志望動機の結論部分になります。結論は、エントリーシートの志望欄には一番初めに、明確に書きましょう。面接では、結論を始めに述べましょう。

理由から入ると、話の核心が見えにくく、弱くなってしまいます。ESでも面接の応答でも基本は結論をはじめに述べてから、その理由を簡潔に説明していくフローを使いましょう。

大和証券へのAさんの志望動機の場合は、以下の部分が冒頭の結論部分になります。

「私は女性が逞しく生きるために、女性に対し、「投資」という選択肢をもっと広げていきたいとの思いから貴社を志望しました」
証券会社を志望する場合、まず銀行をはじめ、他の金融機関との違いをしっかり理解して志望動機を作りましょう。

証券会社は株式や債券(国債や社債など)の売買や、投資信託、不動産投資信託の売買を手掛けるブローカー業務、ディーラー業務と、企業の直接金融(企業が発行する株式で直接資金調達する)をサポートするアンダーライティング業務と、セリング業務が中心の金融機関です。

一般的には上場株式の売買の仲介を行い、その手数料を収入とするイメージが強いのですが、大手の証券会社は法人向けのホールセール部門、M&Aのアドバイスを手掛ける投資銀行部門を持ちます。また大手証券会社は様々な業界の専門知識を有したリサーチ部門も有しています。

証券会社は昔から高収入であるが、営業に対する姿勢も厳しいというイメージを持たれていると思います。証券会社を志望する場合に、特に重要なのは「向き、不向き」、適性です。

知識があってもそれだけでは採用されません。証券会社を志望する学生は、OB/OG訪問やリクルーター、支店訪問などの機会にリアルな情報を仕入れて、自分に合っているかどうかを見極めてエントリーすることをお勧めします。

冒頭に書くのは結論=核心部分なので、その証券会社の独自性、特長や業界でのポジショニングを反映していないと、非常に弱い結論になってしまいます。銀行や他の金融機関にもあてはまるような、「金融面で日本経済を支えていきたい」「金融サービスで人々の生活を支えていきたい」というようなものではアピール不足です。

「人々の幸せに貢献したい」「暮らしを豊かにしたい」「お客様との信頼を築く」など、どの企業でも言えるようなことは、全くアピール力がないことは、言うまでもありません。

また、志望動機の結論に、「自分の成長」や「自己実現」など、自分へのメリットを書くのは止めましょう。企業はあなたのために採用活動を行っているのではありません。あくまで企業のために行っています。企業のためとは、企業の利益に貢献をすること、そのためには、企業の顧客に価値を提供することです。

多くのエントリーシートを読んでいますが、志望動機の結論部分を自分の成長など、自分へのメリットに重きを置いて書いてしまっている学生は非常に多いのです。自分の成長は非常に重要で、向上心も大切ですが、志望動機として自己目的化しないように注意してください。

この結論部分には、「あなたならでは」の要素を入れましょう。他の学生ではない、あなた独自の情報を入れないと、あなたの志望動機としては弱いものになってしまいます。この大和証券の例では:

「私は女性が逞しく生きるために、女性に対し、「投資」という選択肢をもっと広げていきたいとの思いから貴社を志望しました」がその部分です。

あなた独自の情報とは、経験、価値観、独自の視点や専門領域を指します。例文では、女性の生き方に対するAさん価値観と、投資や資産形成という証券会社の存在意義を結び付けています。

何故、この業種、証券会社なのかを理由付けをする

志望動機の作成フローにあるように、あなたが何故その業界に興味、関心があり人生の重い決断である職業選択の対象にしたのかを説明しましょう。そして、何が結論である「あなたがその証券会社で実現したいこと」に結び付いているのかを説明します。

大和証券への志望動機の例では:

「両親は共働きで、それぞれ株式投資をしており、高校時代から投資に関心を持つようになりました」の部分がそのリードになっています。

Aさん世代の特長と、個人の興味・関心を上手くリードに使っています。

更に、「女性が自立するためには一生仕事を続けるべきだと思っていますが、子育てのためにも投資という選択肢も活用すべきだと考えています」と繋いでいます。
両親を見ながら形成されてきた、Aさんの投資に対する価値観が、冒頭の何故、証券業界なのかという動機を補強しています。

何故、他の証券会社ではなく、この証券会社なのかを理由付ける

このパートに説得力を持たせるのは、徹底した個別の企業研究と、自己分析です。志望企業はもちろんの事、その業界内で競合する企業を研究して、志望企業ならではの特徴、独自性を見つけていきます。

その独自性と、業界を志望する「あなた自身の理由」を結び付けて下さい。例文では、大和証券を選んだもう一つの理由として、大和証券の強みである女性の活躍を支援する経営方針を挙げています。

大和証券は女性役員も7名おり、女性支店長比率も20%など、女性活躍推進に優れた上場企業として、経済産業省が東京証券取引所と共同で主催する「なでしこ銘柄」に選定されています。

「企業研究で貴社の女性活躍の現状を知り、またOG訪問をさせていただいて伺ったお話に感銘を受けました」という部分に大和証券の特長を込め、足で稼いだ情報であるというアピールもしています。
冒頭の「私は女性が逞しく生きるために」と「女性が自立するためには一生仕事を続けるべきだと思っていますが、子育てのためにも投資という選択肢も活用すべきだと考えています」という自分自身の価値観と、大和証券ならではの特長を繋げて、一貫性を持たせています。

自己PR要素を加えよう

ここで、自己分析から抽出したあなたの強みや長所、性格、経験や資格、専門領域などの自己PR要素を入れていきましょう。

例文では文字数の関係で「アルバイトで磨いた営業力とコミュニケーション能力で」と、最低限しか触れていませんが、文字数が許せば、自己PR要素をもう少し詳しく入れましょう。
少なくとも、自己PR欄とのリンクや、面接で「営業力を磨いたアルバイトとは?」という自己PRへの質問のきっかけは作れています。

注意したいのは、いくらあなたの価値観や経験に適合しているからといって、企業の本質から遠い活動に結びつけるのはNGです。たとえば大和証券グループは地域のボランティア活動や災害支援、再生エネルギー発電プロジェクトなど、様々なCSR活動を行っていて、素晴らしいと思いますが、それは大和証券の事業の一環ではあっても、本質の活動ではありません。

作成フローにもあるように、最も上位の概念はその企業の存在意義です。そこからナローダウンする必要はありますが、存在意義に基づいた企業や事業の本質的な部分に、あなた自身を結び付けてください。

職種志望とキャリアプランで志望意欲を補強しよう

あまり無理やりこじつけるのは得策でありませんが、志望職種とキャリアプランまでできていれば、説得力を増すことができます。エントリーシート記載までに、職種志望動機とキャリアプランまでをまとめておきましょう。その企業に入って、具体的に何をしたいかを結論として書くためには避けては通れません。

文字数の制限がある場合はESには入れられなくても、自分が実現したいことには関わるため、ビジョンとしてでもまとめておきましょう。

例文では「営業の最前線に出て実績を上げ、将来的には管理職として貴社のお役に立ちたいと考え総合職を志望」の部分から、Aさんのキャリアに対する考え方の一部が読み取れ、しっかりとした意欲を感じることが出来ます。

証券会社の場合、面接では職種希望は必ず質問があるため、エントリー段階では必ず明確にしておきましょう。文字数が許せばキャリアプランやキャリアのビジョンを伝えると、更に意欲を補強できます。

就活の軸、「企業選択で譲れない基準」を基に志望動機を結ぼう

志望動機文の最後のフレーズは、就活の軸の実現が、この証券会社だからできるという文脈で結びましょう。それまでの文章のフローで、二度全く同じことを言わないように表現を工夫する必要はあります。

文を締める意味で「貴社を志望しています」、「貴社に貢献したい」という志望意欲を伝えるために、核心部分を別の表現で補強しておきましょう。例文では文字数の関係で文末では長所の流れから志望意欲へ繋いでいます。

「営業の最前線に出て実績を上げ、将来的には管理職として貴社のお役に立ちたいと思い、総合職を志望しています」がそれにあたります。
この志望文では、冒頭から一貫性があるため、冒頭の結論はビジョンとして、最後の締めの部分は志望動機として強調しています。また「実績を上げ」という言葉使いのなかに、証券会社への適性を込めています。

証券会社への志望動機のまとめ

  1. その証券会社で、実現したいこと、やりたいことを結論として初めに書く
  2. 何故、証券業界なのかを理由付ける (業種・業界の存在意義 X 価値観・経験)
  3. 何故、他の証券会社ではなく、その証券会社なのかを理由付ける(志望する証券会社の存在意義・特徴・独自性 X 価値観 X 自己PR要素)
  4. 何故就活の軸、「企業選択で譲れない基準」を基に志望動機を結ぶ (志望する証券会社の存在意義・特徴・独自性 X 就活の軸)

尚、文字数制限300字以下の場合は、自己PR要素は削除してもかまいません。殆どのESには自己PR欄や、学生時代に力をいれたことを記述する欄がるため、そちらで集約して、志望動機は全体を簡潔にまとめてください。

ただし上記の4つの要点はカバーしましょう。完全に一つ一つをカバーしなければならないという意味ではありません。文脈の中でうまく伝えることにトライしてください。ES全体として「あなた」という個性と志望動機に一貫性が読み取れ、採用担当に「あなたがこの企業で働いている姿」が想像できれば選考を勝ち抜けます。

この記事を読んだ人は、以下の記事を併せて読んでいます。

志望動機が書けない時に!志望動機ジェネレーターを活用してみよう

志望動機を作成する際、伝えたいことは沢山あっても、文章で上手くまとめる自信がない就活生も多いはず。

そんな時は、「志望動機ジェネレーター」を活用してみましょう。

志望動機ジェネレーターを使えば、簡単な質問に答えていくだけで理想的な流れの志望動機が完成します。

無料でダウンロードして、効率的に志望動機を完成させましょう。このツールを利用する登録の際、就活をより効率化できる無料の就活サービスを同時登録することも忘れずに!

▶︎志望動機を作成する(無料)

36の質問で、あなたの強み・適職を診断

就活は自己分析が必須!…ただ、やり方がわからず、悩んでいる人も多いはず。 そんな時は、自己分析ツール「My analytics」を活用しましょう My analyticsを使えば、36の質問に答えるだけであなたの強み・適職を診断できます。 My analyticsを活用して、サクッと自己分析を終わらせ、内定を勝ち取りましょう。

My analyticsで自己分析する(無料)

あわせて読みたい!就活に即効の記事、ベスト5

offer_box_fixed_icon_150x150.jpg1
26年卒の登録が殺到中!大手企業も利用するオファーボックスで、インターン情報やスカウトをもらおう

資生堂、マイクロソフト、朝日新聞、ニトリ、コクヨ、KUMON、TREND MICRO、ぴあ、CO・OP、ATEAM、sansan、MicroAd、istyle、RISOなども利用している逆求人型スカウトサービスのOfferBoxを賢く使い、就活のもう一つのルートを開いておこう

doda_campus_fix_image.jpg2
25年・26年卒の就活生には、dodaキャンパスを賢く利用する打ち手がある

少しでも納得感が高い内定を目指す25年卒の就活生、インターンに参加したい26年卒の就活生は、スカウトサービスで急成長しているdodaキャンパスを試してみよう。オファーの受信率は99%(23卒2022年6月時点、プロフィール入力率80%以上の場合)。ベネッセならではの充実したオンライン講座やイベント、本格的な適性診断まで無料で使えます!

kuchikomi_150x150.jpg3
納得できる内定獲得のための就活サイト、【就活会議】に無料登録すれば、88,000枚以上の本物のESを閲覧できる!

就活は情報戦。企業が提供する情報は重要ですが、それだけでは不安です。実際の社員の評価や、選考を受けた先輩達の口コミによる生の声を入手できる「就活会議」を徹底解説。ESや選考情報のリアルを手に入れよう

Kimisuka_after_Sq.jpg4
落ちてしまった選考の結果を、スカウト獲得に活用できる心強いサービスがある

スカウトサービスの大手、【キミスカ】の特徴は、落ちてしまった選考の結果さえもスカウト獲得に利用できる点です。それまでの頑張りを評価してくれる、「本当のあなた」を認めてくれる企業からのオファーを獲得しよう

 b3b75e7093f0c280652cb24dec855b9c.jpg5
【25年卒】首都圏の学生で、納得できる内定が取れていない人への神サービスを試してみよう

もう一人で悩まなくていい。就活の専任アドバイザーがマンツーマンでES添削・面談対策をしてくれ、しかもあなたに合った優良企業を紹介、完全無料の就活サポートをしてくれる「キャリアチケット」を紹介します