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志望動機の基本の書き方
まず志望動機の書き方の基本を覚えましょう。志望動機については、以下のクリティカルな質問に対する答えを、必ず用意します。
- 何故、他の業界ではなく化粧品メーカーなのか?
- 何故、他社の化粧品メーカーではなく、この化粧品メーカーなのか?
- この化粧品メーカーで、何がしたいのか?何を実現したいのか?
志望動機の作成方法に関しては、以下の記事で詳しく解説しています。もし読んでいなければ化粧品メーカーへの志望動機を書く前に、ぜひ参照してください。志望動機の構成要素に関する理解が深まります。
志望動機の作成フロー
志望動機の構成要素とまとめ方
化粧品メーカーへの志望動機の書き方
化粧品メーカーへの志望動機を説明するために、具体的に資生堂への志望動機文を掲載しています。これは、あくまで化粧品メーカーへの志望動機文の構成要素と文章フローの参考用です。具体的な事実に基づかないと、参考にし難いという理由からです。
志望動機は、あくまで「あなた起点」で書かなければ意味がありません。就活本やマニュアル、就活支援サイトにある例文は参考にして良いですが、コピペや流用は止めましょう。コピペや流用をして一時的にしのげたとしても、面接では説得力がなく選考には勝ち残れないでしょう。
うまく内定がとれたとしても、あなたの本質からずれたところで選んだ企業に入社するリスクになります。入社後ミスマッチが起こると、あなたも企業もお互いに不幸な結果になってしまうので、志望動機は必ず自分の考えと意思で作成しましょう。
志望動機が書けない時は、志望動機ジェネレーターを活用してみよう
化粧品業界の志望動機を作成する際、深く考えても、なかなか良い内容が思い浮かばない方も多いはず。
そんな時は、「志望動機ジェネレーター」を活用してみましょう。
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例文:資生堂への志望動機(400文字)
資生堂を志望する理由と入社後に資生堂で実現したいことをご記入ください。(400文字以下)
女性の「美しさ」に対するニーズは国や文化、育ってきた環境、現在の状態によって多種多様であり、無限の可能性があると信じています。
私は高校からアメリカに単身留学して多様性の中で戦ってきました。メークはその時の弱い私を勇気づけてくれました。母が送ってくれた貴社の化粧品が私に力を与え、友人とのコミュニケーションに大きな支えになりました。その時の私にとっての「美」の意味は、友達と対等に話すための「力」でした。
日本は少子化で人口減少の問題を抱えていきますが、人、特に女性の生き方に深く関わる化粧品の可能性は無限だと考えます。
世界で勝てる日本初のグローバルビューティーカンパニーの実現に向けて、入社後は貴社の一員として基礎力とDNAを身に着け、将来的には海外でのマーケティングに携わりたいと考え貴社を志望しました。
その化粧品メーカーで実現したいことを結論として初めに書く
エントリーシートでも、面接でも、「この企業でやりたいこと、実現したいこと」は志望動機の結論部分になります。結論は、エントリーシートの志望欄には一番初めに、明確に書きましょう。面接では、結論を初めに述べましょう。
理由から入ると、話の核心が見え難く、弱くなってしまいます。ESでも面接の応答でも基本は結論を初めに述べてから、その理由を簡潔に説明していくフローを使いましょう。
資生堂志望のAさんの志望動機の場合は、以下の部分が冒頭の結論になります。
志望動機の結論に、「自分の成長」や「自己実現」など、自分へのメリットを中心に書くのは止めましょう。企業はあなたのために採用活動を行っているのではありません。あくまで企業のために行っています。企業のためとは、企業の利益に貢献をすること、そのためには、企業の顧客に価値を提供することです。
多くのエントリーシートを読んでいますが、ここをはき違えてしまっている学生は多いのです。自分の成長は大事なことですが、志望動機を自己目的化しないように注意してください。
冒頭に書くのは結論=核心部分なので、化粧品メーカーの独自性、特長や業界でのポジショニングを反映していないと、非常に弱い結論になってしまいます。他業界の企業にもあてはまるような、「技術で人々の生活を豊かにしたい」「世界の人々の幸せに貢献したい」「お客様との信頼を築く」などでは抽象的であり、全くアピール力がないことは、言うまでもありません。
この結論部分には、「あなたならでは」の要素を入れましょう。資生堂の例では下記の部分がそれにあたります
このように他の学生ではない、あなた独自の経験や価値観、視点や専門領域などの情報を入れないと、あなたの志望動機としては弱いものになってしまいます。
何故、化粧品メーカーなのかを理由付ける
志望動機の作成フローにあるように、あなたが何故その業界に興味、関心があり人生の重い決断である職業選択の対象にしたのかを説明しましょう。そして、何が結論である「あなたがその企業でやりたいこと」に結び付いているのかを説明します。
資生堂への志望動機の例では、化粧品というものに対する価値観と、何故そのような価値観や強い興味を持つきっかけ、動機になったのかを語っています。
「女性の「美しさ」に対するニーズは国や文化、育ってきた環境、現在の状態によって多種多様であり、無限の可能性があると信じています」
きっかけ・動機:
母が送ってくれた貴社の化粧品が私に力を与え、友人とのコミュニケーションに大きな支えになりました。その時の私にとっての「美」の意味は、友達と対等に話すための「力」でした。
何故、同業他社ではなく、この化粧品メーカーなのかを理由付ける
このパートに説得力を持たせるのは、徹底した個別企業の研究と、自己分析です。志望企業はもちろんの事、その業界内で競合する企業を研究して、志望企業ならではの特徴、独自性を見つけていきます。
企業の独自性と、業界を志望する「あなた自身の理由」を結び付けて下さい。「私のしたい仕事、ビジョンを実現できるのは、○○○という特長を持っている貴社である」という文脈を構成しましょう。
自己PR要素で志望動機を補強しよう
化粧品メーカーの場合、人気業種ということもありエントリーしてくる学生のレベルが非常に高いため、エントリーシート段階でも、自分のアピ―ルポイントを明記して、それによってどんな貢献ができるのかを、ビジョンでも良いので書くことが重要です。自分で最も競争力があると思うアピールポイント(経験、能力、長所、強み、資格、専門領域など)を書いておきましょう。書いていない場合、書いていないことで、はじかれるリスクもヘッジできます。
資生堂の例文のように自己分析から抽出した、あなたの強みや長所、性格、経験や資格、専門領域などの自己PR要素を入れていきましょう。例文のように、300~400字であれば十分自己のアピールポイントから、結論を補強できます。
例えば、資生堂の場合は、日本を代表するグローバル企業として世界中で様々な社会貢献活動を行っています。また文化や芸術へのサポートも昔から積極的に行っています。これらは資生堂のDNAであり、素晴らしい活動には間違いないのですが、本質的な事業活動ではありません。
志望動機の作成フローにもあるように、最も上位の概念はその企業の本質的な存在意義です。そこからナローダウンする必要はありますが、個別の活動の奥にある存在意義に基づいた企業の本質的な部分に、あなた自身の志望動機を結び付けてください。
キャリアプランで志望意欲をサポートしよう
あまり無理やりこじつけるのは得策でありませんが、志望職種とキャリアプランまでできていれば、説得力を増すことが出来ます。エントリーシート記載までに、職種志望動機とキャリアプランまでをまとめておきましょう。その企業に入って、具体的に何をしたいかを結論として書くためには避けては通れません。
文字数の制限がある場合はESには入れられなくても、自分が実現したいことには関わるため、ビジョンとしてでもまとめておきましょう。面接では必ず質問がありますので、ES提出段階で、早めに固めておくことをお勧めします。
就活の軸、「企業選択で譲れない基準」を基に志望動機を結ぼう
志望動機文の最後のフレーズは、就活の軸の実現がこの企業だからできるという文脈で結びましょう。それまでの文章のフローで、二度同じことを言わないように表現を工夫する必要はあります。
文を締める意味で「貴社を志望しています」で結ぶために、核心部分を別の表現で補強しておきましょう。
また、やりたい仕事として、将来的に海外マーケティングをアピールしていますが、「入社後は貴社の一員として基礎力とDNAを身に着け」と、限定的に受け取られないようにうまくバランスをとっています。
化粧品メーカーへの志望動機のまとめ
- その化粧品メーカーでやりたいこと、実現したいことを結論として初めに書く
- 何故、化粧品メーカーなのかを理由付ける (業種・業界の存在意義 X 価値観・経験)
- 何故、同業他社ではなく、その化粧品メーカーなのかを理由付ける(志望する化粧品メーカーの存在意義・特徴・独自性 X 価値観 X 自己PR要素)
- 就活の軸、「企業選択で譲れない基準」を基に志望動機を結ぶ (志望する化粧品メーカーの存在意義・特徴・独自性 X 就活の軸)
尚、文字数制限300字以下の場合は、自己PR要素は削除してもかまいません。殆どのESには自己PR欄や、学生時代に力をいれたことを記述する欄がるため、そちらで集約して、志望動機は全体を簡潔にまとめてください。ただし上記の4つの要点はカバーしましょう。完全に一つ一つをカバーしなければならないという意味ではありません。文脈の中でうまく伝えることにトライしてください。ES全体として「あなた」という個性と志望動機に一貫性が読み取れ、採用担当に「あなたがこの企業で働いている姿」が想像できれば選考を勝ち抜けます。
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