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【例文あり】選考に勝つ、損害保険会社への志望動機

志望動機の基本の書き方

まず基本の書き方を覚えましょう。志望動機については、以下のクリティカルな質問に対する答えを必ず用意しましょう。

  1. 何故、金融業界の中の損害保険という業種、損害保険会社なのか?
  2. 何故、他の損害保険会社ではなく、この損害保険会社なのか?
  3. この損害保険会社で、何を実現したいのか?何がしたいのか?
志望動機の作成方法に関しては、以下の記事で詳しく解説しています。もし読んでいなければ損害保険会社への志望動機を書く前に、ぜひ参照してみてください。志望動機の構成要素に関する理解が深まります。
ここでは、作成のためのフローチャートと、志望動機のまとめ方のフローチャートを掲載しておきます。

志望動機の作成フロー

志望動機の構成要素とまとめ方

 

損害保険会社への志望動機の書き方

損害保険会社への志望動機を説明するために、具体的に三井住友海上火災への志望動機の例文を掲載しています。これは、あくまで損害保険会社への志望動機文の構成要素と文章フローの参考用です。具体的な事実に基づかないと、参考にし難いという理由からです。

志望動機は、あくまで「あなた起点」で書かなければ意味がありません。就活本やマニュアル、就活支援サイトにある例文は参考にして良いですが、コピペや流用は止めましょう。コピペや流用をして書類選考を一時的にしのげたとしても、面接では説得力がなく、選考には勝ち残れないでしょう。

うまく内定がとれたとしても、あなたの本質からずれたところで選んだ企業に入社するリスクになります。入社後にミスマッチが起こると、あなたも企業もお互いに不幸な結果になってしまうので、志望動機は必ず自分の考えと意思で作成しましょう。

志望動機が書けない時は、志望動機ジェネレーターを活用してみよう

損害保険会社の志望動機を作成する際、深く考えても、なかなか良い内容が思い浮かばない方も多いはず。

そんな時は、「志望動機ジェネレーター」を活用してみましょう。

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 例文:三井住友海上火災への志望動機 (200文字)

日本及びアジアの人々や企業の活動を陰で支え、リスクに負けないで挑戦をサポートしたいというビジョンが志望動機です。

小学校迄シンガポールに在住しており、帰国後、東日本大震災の光景を目の当たりにしました。また熊本の震災では友人と復旧ボランティアに参加したことが損害保険考えるきっかけとなりました。

貴社の事業やアジア展開の可能性に魅力を感じ、人々の挑戦を損害保険で支えることを通じて貴社に貢献したいと考えました。

その損害保険会社で実現したいことを結論として初めに書く

エントリーシートでも、面接でも、「この損害保険会社で実現したいこと」は志望動機の結論部分になります。結論は、エントリーシートの志望欄には一番初めに、明確に書きましょう。面接では、結論を始めに述べましょう。

理由から入ると、話の核心が見えにくく、弱くなってしまいます。ESでも面接の応答でも基本は結論をはじめに述べてから、その理由を簡潔に説明していくフローを使いましょう。

損害保険会社へのAさんの志望動機の場合は、以下の部分が冒頭の結論部分になります:

「日本及びアジアの人々や企業の活動を陰で支え、リスクに負けないで挑戦をサポートしたいというビジョンが志望動機です」
損害保険会社を志望する場合、まず他の金融機関、特に生命保険会社との違いをしっかり理解して志望動機を作りましょう。

損害保険会社の本質は、人や企業の活動の「物の損害に関わるリスク」をヘッジすることにより、その人や企業の活動をしやすくすることにあります。

損害保険で物に対する損害を補償することで、人や企業が活発に活動する、または、新しいことに挑戦しやすくするという社会的な存在意義があります。

具体的にはマリン分野とノンマリン分野に分かれています。マリン分野は船舶保険、運送保険、貨物保険などの海上保険を差し、ノンマリン分野は火災保険や自動車保険、賠償責任保険などが主なカテゴリーになります。

ちなみに、日本の損害保険業界の正味収入保険料の49.3%が自動車保険、火災保険が13.8%、自動車損害賠償責任保険が12.4%と続いています。(2016年実績)

損害保険業界は、人口減少や若者の自動車離れで国内市場に危機感を抱いており、海外事業に将来の活路を求めています。

冒頭に書くのは結論=核心部分なので、その損害保険会社の独自性、特長や業界でのポジショニングを反映しれていないと、非常に弱い結論になってしまいます。銀行や他の金融機関、生命保険会社にもあてはまるような、「金融面で日本経済を支えていきたい」「金融サービスで人々の生活を支えていきたい」「人々に安心をお届けしたい」というようなものではアピール不足です。

「人々の幸せに貢献したい」「暮らしを豊かにしたい」「お客様との信頼を築く」など、どの企業でも言えるようなことは、全くアピール力がないことは、言うまでもありません。

また、志望動機の結論に、「自分の成長」や「自己実現」など、自分へのメリットを書くのは止めましょう。企業はあなたのために採用活動を行っているのではありません。あくまで企業のために行っています。企業のためとは、企業の利益に貢献をすること、そのためには、企業の顧客に価値を提供することです。

多くのエントリーシートを読んでいますが、志望動機の結論部分を自分の成長など、自分へのメリットに重きを置いて書いてしまっている学生は非常に多いのです。自分の成長は大切ですが、志望動機が自己目的化しないように注意しましょう。

この結論部分には、「あなたならでは」の要素を入れましょう。他の学生ではない、あなた独自の情報を入れないと、あなたの志望動機としては弱いものになってしまいます。この三井住友海上火災の例では:

「小学校迄シンガポールに在住しており、帰国後、東日本大震災の光景を目の当たりにしました。また熊本の震災では友人と復旧ボランティアに参加したことが損害保険考えるきっかけとなりました」がその部分です。

あなた独自の情報とは、経験、価値観、独自の視点や専門領域を指します。

何故、損害保険会社なのかを理由付ける

志望動機の作成フローにあるように、あなたがなぜその業界に興味、関心があり人生の重い決断である職業選択の対象にしたのかを説明しましょう。そして、何が結論である「あなたがその損害保険会社で実現したいこと」に結び付いているのかを説明します。

三井住友海上火災への志望動機の例では:

「小学校迄シンガポールに在住しており」の部分がそのリードになっています。
文字数が許せばもっと詳しく説明すべきですが、アジア展開に強みを持つ三井住友海上火災の特長へのつなぎとして、アジア在住経験を上手くリードに使っています。
更に、「帰国後、東日本大震災の光景を目の当たりにしました。また熊本の震災では友人と復旧ボランティアに参加したことが損害保険考えるきっかけとなりました」と繋いでいます。

平和なシンガポールでの生活から、帰国後、東日本大震災を目の当たりし、大学生の時に熊本地震の震災ボランティアに参加したことが、損害保険業界を志望する根拠としています。文字数が許せばもっと語るべきですが、少なくとも面接に際して、そのボランティア経験を自己PR材料として語るための「きっかけは」は作れています。

この部分は、自己の価値観に強く根ざしているか、経験・事実に基づいていることが重要です。例えば、災害ボランティアの体験はしていなくとも、モノや行為に対するリスクに対し、実体験や気づきを見つけることは可能なはずです。

ポイントはそれを以下に自分事化できるかです。そのリスクを深く、深く考えてみましょう。

何故、他の損害保険会社ではなく、この損害保険会社なのかを理由付ける

このパートに説得力を持たせるのは、徹底した個別の企業研究と、自己分析です。志望企業はもちろんの事、その業界内で競合する企業を研究して、志望企業ならではの特徴、独自性を見つけていきます。

その独自性と、業界を志望する「あなた自身の理由」を結び付けて下さい。例文では、三井住友海上火災を選んだ理由として、損害保険業の社会的存在意義である、リスクを引き受けて人々や企業の挑戦・活動を支え、その発展に資するという点に着目しています。

更に、世界の成長センターであるアジア展開に注力しているMS&ADグループの中核企業である三井住友海上火災にコミットすることを志望動機として強調しています。

「貴社の事業やアジア展開の可能性に魅了を感じ」の部分が三井住友海上火災の独自性に繋げている部分です。
200字以内という文字数の制約がなければ、もっと詳しく語るべきところです。このように志望動機の文字数が限られている場合は、面接や自己PR欄の記述で補強しましょう。

文字数が十分ある場合は、自己PR要素やキャリアプランを加えよう

三井住友海上火災のエントリーシートでは志望動機欄が200文字と少ないため、自己PR要素やキャリアプランまでは言及できていません。志望動機欄の文字数が、300文字から400文字程度あれば、自己分析から抽出したあなたの強みや長所、性格、経験や資格、専門領域などの自己PR要素を入れていきましょう。

この例文でも本来ならアジア展開への現在進行形の努力として、英語力、TOEICの点数などでも補強するべきです。

また、あまり無理やりこじつけるのは得策でありませんが、職種志望とキャリアプランができていれば、志望動機の説得力を増すことができます。

エントリーシート記載までに、職種志望動機からキャリアプランまでをまとめておきましょう。その企業に入って、具体的に何をしたいかを結論として書くためには避けては通れません。面接では間違いなく質問があるため、ESとの整合性を保つためにも、この段階でまとめておくことが重要なのです。

注意したいのは、いくらあなたの価値観や経験に適合しているからといって、企業の本質から遠い活動に志望動機を結びつけるのはNGです。例えば、三井住友海上火災はスポーツ部活動やサッカー日本代表のスポンサー活動、サステナビリティ活動などを熱心に行っていて、素晴らしいと思いますが、それは三井住友海上火災の事業の一環ではあっても、本質の活動ではありません。

作成フローにもあるように、最も上位の概念はその企業の存在意義です。そこからナローダウンする必要はありますが、存在意義に基づいた企業や事業の本質的な部分に、あなた自身を結び付けてください。

就活の軸、「企業選択で譲れない基準」を基に志望動機を結ぼう

志望動機文の最後のフレーズは、就活の軸の実現が、この損害保険会社だからできるという文脈で結びましょう。それまでの文章のフローで、二度全く同じことを言わないように表現を工夫する必要はあります。

文を締める意味で「貴社を志望しています」、「貴社に貢献したい」という志望意欲を伝えるために、核心部分を別の表現で補強しておきましょう。例文では冒頭のビジョンを志望意欲に言い換えて補強し、結んでいます。

「人々の挑戦を損害保険で支えることを通じて貴社に貢献したいと考えました」がそれにあたります。この部分も文字数が許せばもっと熱く語りたいところです。

損害保険会社への志望動機のまとめ

 

  1. その損害保険会社で実現したいこと、やりたいことを結論として初めに書く
  2. 何故、損害保険という業種、損害保険会社なのかを理由付ける (業種・業界の存在意義 X 価値観・経験)
  3. 何故、他の損害保険会社ではなく、その損害保険会社なのかを理由付ける(志望する損害保険会社の存在意義・特徴・独自性 X 価値観 X 自己PR要素)
  4. 就活の軸、「企業選択で譲れない基準」を基に志望動機を結ぶ (志望する損害保険会社の存在意義・特徴・独自性 X 就活の軸)

尚、この例文のように文字数制限300字以下の場合は、自己PR要素やキャリアプランは削除してもかまいません。殆どのESには自己PR欄や、学生時代に力をいれたことを記述する欄がるため、自己PR要素はそちらで集約して、志望動機は全体を簡潔にまとめてください。ただし上記の4つの要点はカバーしましょう。

完全に一つ一つをカバーしなければならないという意味ではありません。文脈の中でうまく伝えることにトライしてください。ES全体として「あなた」という個性と志望動機に一貫性が読み取れ、採用担当に「あなたがこの企業で働いている姿」が想像できれば選考を勝ち抜けます。

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