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【例文あり】専門商社への志望動機、書き方のコツを徹底解説!

志望動機の基本の書き方

まず基本の書き方を覚えましょう。志望動機については、以下のクリティカルな質問に対する答えを、必ず用意しましょう。

  1. 何故、他の業種ではなく商社なのか?総合商社ではなく、専門商社なのか?
  2. 何故、競合する他の専門商社ではなく、この専門商社なのか?
  3. この専門商社で、何を実現したいのか?何がしたいのか?

志望動機の作成方法に関しては、以下の記事で詳しく解説しています。もし読んでいなければ専門商社への志望動機を書く前に、ぜひ参照してください。志望動機の構成要素に関する理解が深まります。

ここでは、作成のためのフローチャートと、志望動機のまとめ方のフローチャートを掲載しておきます。

志望動機の作成フロー

志望動機の構成要素とまとめ方

 

専門商社への志望動機の書き方

専門商社への志望動機を説明するために、具体的に鉄鋼の専門商社であるJFE商事への志望動機の例文を掲載しています。これは、あくまで専門商社への志望動機文の構成要素と文章フローの参考用です。具体的な例文に基づかないと、参考にし難いという理由からです。

志望動機は、あくまで「あなた起点」で書かなければ意味がありません。就活本やマニュアル、就活支援サイトにある例文は参考にして良いですが、コピペや流用は止めましょう。コピペや流用をして書類選考を一時的にしのげたとしても、面接では説得力がなく、選考には勝ち残れないでしょう。

うまく内定がとれたとしても、あなたの本質からずれたところで選んだ企業に入社するリスクになります。入社後ミスマッチが起こると、あなたも企業もお互いに不幸な結果になってしまうので、志望動機は必ず自分の考えと意思で作成しましょう。

志望動機が書けない時は、志望動機ジェネレーターを活用してみよう

専門商社の志望動機を作成する際、深く考えても、なかなか良い内容が思い浮かばない方も多いはず。

そんな時は、「志望動機ジェネレーター」を活用してみましょう。

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例文:JFE商事への志望動機 (300文字)

JFE商事を志望する理由をご記入ください

アジア新興国のインフラ整備に貢献することが私の就職にかける思いです。産業の基盤として重要な鉄の流通を通じて、貴社と新興国の発展に寄与したいと考えます。

 

私はアルバイトで資金をつくり、3年の夏にアジアの新興国、6ヵ国をバックパッカーとして旅しました。そこで強烈に感じたのがインフラの脆弱さと、人々のバイタリティ、成長の可能性でした。鉄という「産業の米」を届け、共に発展していきたいと強く思います。

 

貴社の未踏の市場に対する挑戦の歴史、生産から販売までの一貫した体制に大きな魅力を感じます。

 

貴社の一員としての基礎力を身に着け、行動力とストレス耐性を活かして新興国から貴社に貢献したいと考え志望しました。

その専門商社で実現したいことを結論とする

エントリーシートでも、面接でも、「この専門商社で実現したいこと、やりたいこと」は志望動機の結論部分になります。結論は、エントリーシートの志望欄には一番初めに、明確に書きましょう。面接では、結論を始めに述べましょう。

専門商社の場合、注意すべき点は「なぜ商社という業態に魅力を感じるのか」、そして「その専門商社が扱っている商材は、自分にとって何が魅力なのか」を明確にして書くことです。

鉄鋼、自動車部品、繊維、紙、日用品、食品など、特定の事業分野の商品群の売上比率が50%以上である商社を専門商社と呼んでいます。専門商社は輸出入・卸売のトレーディングが中心事業であり、総合商社のような事業投資は主流ではありません。しかし、専門商社でも大手の場合は、自社でR&D部門や、製造部門を子会社で持つなど、大きくビジネスモデルを変えている会社も存在します。いずれにしても特定の領域の専門性は高く、きめ細かい営業やサービスを得意としています。総合商社と比べると、知名度はありませんが、顧客のニーズをきめ細かく吸い上げ対応するため、顧客との信頼関係がとても厚く、深いという特徴があります。

文の冒頭は、結論=核心部分から書きます。理由から入ると話の核心が見えにくく、弱くなってしまいます。ESでも面接の応答でも、基本は結論をはじめに述べてから、その理由を簡潔に説明していくフローを使いましょう。

JFE商事志望のAさんの場合は、以下の部分が結論の「その専門商社で実現したいこと」の部分です。

「アジア新興国のインフラ整備に貢献することが私の就職にかける思いです。産業の基盤として重要な鉄の流通を通じて、貴社と新興国の発展に寄与したいと考えます」

専門商社で実現したいことを見つける方法

専門商社を志望する場合、まず他の業種との違いをしっかり理解して志望動機を作りましょう。しかし「何故、総合商社ではなく、専門商社なのか」という点は、あなたがその商材や業界に専門性が無い場合は、明確に語ることは難しいと思います。

食品、飲料、ブランド品など、身近な商材であれば、自分の興味や経験などに結び付けることは可能でしょうが、鋼材、化学製品、紙などBtoB商材の場合は、なかなか自分事化ができないと思います。

その対策として、専門商社の志望動機の場合は次の2点を入れて書くことをお勧めします。

  • なぜ商社という業態に魅力を感じるのか
  • その専門商社が扱っている商材の魅力、社会的な重要性
専門商社の場合、会社ごとに商材や事業ドメインに大きな違いがあります。しかしその中でも、以下のような共通点があります。

  • 事業・取引が国内・海外に展開をしていること
  • 商社は人が財産。プロフェッショナルな専門知識とコミュニケーションの能力が必要
  • 企業と企業を繋ぐ、企業と情報、人と企業を繋ぐ人的ネットワークが重要なビジネス
冒頭に書くのは結論=核心部分なので、専門商社の独自性、特長や業界でのポジショニングを反映していないと、非常に弱い結論になってしまいます。他の商社にもあてはまるような、「グローバルな活躍がしたい」「世界の人々の生活を豊かにしたい」などという抽象的なビジョンだけではアピール不足です。

「人々の幸せに貢献したい」「お客様との信頼を築く」など、どの企業でも言えるようなことは、全くアピール力がないことは、言うまでもありません。

また、志望動機の結論に、「自分の成長」や「自己実現」など、自分へのメリットを書くのは止めましょう。企業はあなたのために採用活動を行っているのではありません。あくまで企業のために行っています。企業のためとは、企業の利益に貢献をすること、そのためには、企業の顧客に価値を提供することです。

多くのエントリーシートを読んでいますが、志望動機の結論部分を自分の成長など、自分へのメリットに重きを置いて書いてしまっている学生は非常に多いのです。成長は重要ですが、志望動機の核心部分として、自己目的化しないように注意してください。

この結論部分には、「あなたならでは」の要素を入れましょう。他の学生ではない、あなたの経験、価値観、独自の視点や専門領域などの情報を入れないと、あなたの志望動機としては弱いものになってしまいます。

何故、専門商社なのかを理由付ける

志望動機の作成フローにあるように、あなたが何故その業界に興味、関心があり職業選択の対象にしたのかを説明しましょう。そして、何が結論である「あなたがその専門商社でやりたいこと、実現したいこと」に結び付いているのかを説明します。

JFE商事への志望動機の例では:

「私はアルバイトで資金をつくり、3年の夏にアジアの新興国、6ヵ国をバックパッカーとして旅しました」の部分がそのリードになっています。
「そこで強烈に感じたのがインフラの脆弱さと、人々のバイタリティ、成長の可能性でした。鉄という「産業の米」を届け、共に発展していきたいと強く思います」として、冒頭の結論に説得力を与えています。
3年間のアルバイト、そしてアジア新興国へのバックパッキングで、行動力やストレス耐性、語学力、チャレンジ精神なども感じることができます。

何故、他の専門商社ではなく、この専門商社なのかを理由付ける

このパートに説得力を持たせるのは、徹底した個別の企業研究と、自己分析です。志望企業はもちろんの事、その業界内で競合する企業を研究して、志望企業ならではの特徴、独自性を見つけていきます。

専門商社の扱っている商材や、事業は商社毎に様々です。あなたが本当にある特定部分のスペシャリストで、専門知識があり、その分野にこだわりがあればそれを核に志望動機をつくるべきです。

例えば大学時代に商学部マーケティング学科で小売流通と政策に関する研究ゼミに所属していた学生が、食品の専門商社を志望するようなケースです。ただしその場合でも、研究や知識を誇るのではなく、「食品商社マン/ウーマンとして何をしたいか」、「何に貢献したいか」というビジョンを中心に書きましょう。

更に、同じ事業分野内で、いくつかの専門商社が競合しています。事業領域までは自分の専門性や価値観、経験に結び付けられたとしても、何故競合企業ではなく、この企業なのかの答えを用意しておきましょう。

エントリーシート段階では、そこまで書き込めなくても、面接では聞かれる可能性があります。企業によってはそこまで気にしない場合もありますが、企業研究をしっかりして、少なくともその会社の強みや特長を、「自分が感じた魅力」として答えられるようにしておきましょう。

例文では、「貴社の未踏の市場に対する挑戦の歴史、生産から販売までの一貫した体制に大きな魅力を感じます」がその部分です。
 

JFE商事は専門商社ですが、生産部門を持っているという特徴があります。このようにその商社の独自性、特徴を反映し、ビジョンと上手く結び付けてみましょう。

自己PR要素から、どんな貢献ができるのかを明記しよう

JFE商事の例文のように自己分析から抽出したあなたの強みや長所、性格、経験や資格、専門領域などの自己PR要素を入れていきましょう。

自分のアピ―ルポイントを明記して、それによってどんな貢献ができるのかを、ビジョンでも良いので書くことが重要です。例えば、専門領域や語学などにアドバンテージがある場合は、その専門性でアピールしましょう。

それ以外の場合でも、自分で最も競争力があると思うアピールポイント(経験、能力、長所、強み、資格、専門領域など)を書いておきましょう。学生時代の経験で、リーダーシップや交渉力、実行力や粘り強い性格などの人間的な力でも良いのです。書いていない場合、書いていないことではじかれるリスクがあるためです。

例文では文字数制限の為、「アルバイトで資金をつくり、3年の夏にアジアの新興国、6ヵ国をバックパッカーとして旅しました」、「行動力とストレス耐性を活かして」と最低限の情報しか入っていませんが、それでも志望動機に一貫性を感じることができます。
自己PR要素を盛り込む際に注意したいのは、いくらあなたの価値観や経験に適合しているからといって、企業の本質から遠い活動に志望動機を結びつけるのはNGです。例えば、JFE商事は世界中でボランティア活動や災害支援、アフリカの子供たちへの教育貢献活動など、様々な社会貢献活動を行っていて、素晴らしいと思いますが、それはJFE商事の事業の一環であっても、本質的な活動ではありません。

作成フローにもあるように、最も上位の概念はその企業の存在意義です。そこからナローダウンする必要はありますが、存在意義に基づいた企業や事業の本質的な部分に、あなた自身を結び付けてください。

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職種志望とキャリアプランで意欲を補強しよう

具体的にこの専門商社に入って何がしたいのかを、職種希望と結びつけて語りましょう。そして文字数が許す範囲で、キャリアプランまで熱く語ると好印象です。

例文では「貴社の一員としての基礎力を身に着け、行動力とストレス耐性を活かして新興国から貴社に貢献したいと考え志望しました」がその部分です。

あまり無理やりこじつけるのは得策でありませんが、志望職種とキャリアプランまで作れていれば、志望動機に説得力を増すことが出来ます。エントリーシート記載までに、職種志望動機とキャリアプランまでをまとめておきましょう。その企業に入って、具体的に何をしたいかを結論として書くためには、この二つは避けては通れません。

JFE商事の場合文字数が300文字しかないため、自己PR要素と職種希望、キャリアプランは最低限の表現しか入っていません。一般的にESでは自己PRに関する記載欄があるため、このように文字数が少ない場合は志望動機にPR要素を入れなくても構いません。その場合は志望動機に自己PR欄の記載内容と連動性・一貫性は保っておきましょう。ES全体として、あなた自身を強く印象付けることを心がけて下さい。

就活の軸、「企業選択で譲れない基準」を基に志望動機を結ぼう

志望動機文の最後のフレーズは、就活の軸の実現が、この専門商社だからできるという文脈で結びましょう。それまでの文章のフローで、二度全く同じことを言わないように表現を工夫する必要はあります。

文を締める意味で「貴社を志望しています」、「貴社に貢献したい」という志望意欲を伝えるために、核心部分を別の表現で補強しておきましょう。例文では冒頭のビジョンを別別表現で補強し、志望動機文を締めています。

「新興国から貴社に貢献したいと考え志望しました」がその部分に当たります。

専門商社への志望動機のまとめ

 

  1. その専門商社で実現したいこと、やりたいことを結論として初めに書く
  2. 何故、専門商社なのかを理由付ける (業種・業界の存在意義 X 価値観・経験)
  3. 何故、他の専門商社ではなく、その専門商社なのかを理由付ける(志望する専門商社の存在意義・特徴・独自性 X 価値観 X 自己PR要素)
  4. 就活の軸、「企業選択で譲れない基準」を基に志望動機を結ぶ (志望する専門商社の存在意義・特徴・独自性 X 就活の軸)

尚、文字数制限300字以下の場合は、自己PR要素やキャリアプランは削除してもかまいません。殆どのESには自己PR欄や、学生時代に力をいれたことを記述する欄がるため、自己PR要素はそちらで集約して、志望動機は全体を簡潔にまとめてください。ただし上記の4つの要点はカバーしましょう。完全に一つ一つをカバーしなければならないという意味ではありません。文脈の中でうまく伝えることにトライしてください。ES全体として「あなた」という個性と志望動機に一貫性が読み取れ、採用担当に「あなたがこの企業で働いている姿」が想像できれば選考を勝ち抜けます。

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