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【要注意】就活の二次面接を突破するためのノウハウを徹底解説

エントリーシートを提出し、書類選考を通過して、適性・能力検査(WEBテスト等)のバーを越えてたどり着くのが面接選考。

コロナ禍ではWEB面接が主流になっていましたが、面接が高次になっていくほどリアルな対面で面接を行う企業も増えています。

内定を得るには、この幾重にも渡る選考を通過しなければならないため、学生の皆さんにとっては過酷なライフイベントです。

その面接選考過程の中で、最も難しいといわれるのが二次面接と言われています。それはオンライン、リアルとも変わりはありません。

二次面接を突破するために、この記事では企業の選考プロセスと面接選考の構造・性格を初めに解説していきます。

それを理解できれば、最難関と言われる二次面接を突破するためのコツが分かるため、想定外の質問が来ても的確な回答に繋がるためです。

もちろん二次面接で頻出する質問を調べて、それに対する回答の準備や練習をしておくことは重要ですが、全ての質問を想定し、準備することはできません。

「就活の答え」では、企業が選考プロセスをどう設計しているか、その中でも数次の面接選考をどう位置付けているかを知ることで、それぞれの面接選考で何が合否を分けるのか」を理解できると考えています。

それが理解できれば、面接戦略を立て、実行すれば良いのです。

企業の選考プロセスの設計と面接選考の位置づけ

現在の日本の就活はオープン化を原則としており、基本的に志望したいと思えばどんな企業にもエントリーが可能になっています。

そのため就活人気の高い企業には何千、何万というエントリーが集まり、書類選考(履歴書とエントリーシート)→適性・能力検査(Webテスト、テストセンター試験、オリジナル筆記試験、性格・適性検査等)を経て、一定のバーを越えた学生が、面接選考(GD/GWを含む)に進みます。

その後は企業によって異なる数次の面接選考を通過していき、最終面接を通過できれば内定というプロセスが一般的な流れです。

このプロセスの中で、書類選考(履歴書とエントリーシート)→適性・能力検査(Webテスト、テストセンター試験、オリジナル筆記試験、性格・適性検査等)は、スクリーニングの段階です。

企業の採用ポリシー、採用基準がある意味自動的に適用される段階、分かり易く言えば「足切り段階」です。

水面下で学歴をフィルターをかけている企業もあるのが現実です。適性・能力検査では企業の基準を満たすスコア以下の学生は足切りされます。

エントリーシートの判定は、合格、不合格、判定不能に仕分けされ、ES提出者の一定数・一定割合の一次面接を受ける就活生が選別されます。

このプロセスは厳しい言い方をすれば「その企業に入社するのに値しない学生をふるいにかける」プロセスです。

一次面接の位置づけ

大手企業の場合、一次面接の段階では、採用予定人数に比べてまだまだ多くのの候補者が残っているのが一般的です。

新卒採用の志望者、エントリー数が少なく、採用に苦労している企業の場合は一次の段階で採用候補者の絶対数が十分でない場合もあるので、一概には言えませんが、人気があり、倍率が高い企業の場合でも、一次面接の位置づけは「その企業に入社するのに値しない学生をふるいにかける」スクリーニングです。

一次面接の目的が、「自社に入社するに値しない学生を仕分ける」でも、その段階では多くの志望者が残っているため、短期間に大量の志望者を面接する必要があります。

多くの志望者に面接を行うため、WEB面接でも、対面の面接でも、3人~5人の複数の志望者を同時に面接するパターンがとられるのが一般的な面接方法です。

大手企業の場合は人事部だけでは裁ききれないため、一次面接は各部門の若手社員(30歳以下で、活躍している社員の場合が多い)が面接官として合否の判定を担当する場合が多いのです。

そして、一次面接の選考を通過させて、二次面接に残る段階でも、まだまだ採用予定人数に比べれば多くのの候補者を残します。その割合は企業の採用ポリシーによって差がありますが、少なくとも10倍から20倍程度はあるのが一般的な傾向です。

一次面接段階でのスクリーニングを担当するのが、経験が浅い若手社員であることが多い点や、二次に残す員数も未だ多いので、一次の判定目的は「二次面接以降で精査してもらうレベルの、自社に入社できる可能性のある学生を残す」ことです。

あくまで判断は二次以降の面接者や、面接プロセスに委ねるという位置づけになります。

分かり易く言えば、「全くダメな志望者、もしくはほとんどの人は選ばないと思われる志望者を落とす」です。

一目でダメと見分けるポイントは、もちろん企業の性格や面接官によっても異なりますが、共通しているのは以下のチェックポイントです。

  • 不潔な印象、身だしなみがだらしない印象、マナーや言葉使いが荒い、稚拙ではないか
  • 基本的なコミュニケエーションが上手くとれるか、会話が上手く成り立つか
  • 自己紹介、自己PR、ガクチカ、志望動機が普通か普通以上にできているか
  • 自分の性格を理解できている(長所・短所・強み・弱み等)か
  • 業界理解、企業理解が普通か普通以上にできているか

一次では、「書類選考を通過したESに書かれている内容を面接でも確かめることができ、積極的に落とす理由が見当たらない、落とす理由が顕著ではない場合は合格」と判定するのが一般的な選考ポイントになります。

人事部的に言うと一次面接は「スクリーニング(落とす)基準」と「採用(採用する)基準」をあてはめる中間的な位置づけになります。

まだまだ緩い選考段階です。

二次面接から面接の位置づけが変わる

二次面接に入ると、志望者が「その企業の採用基準を満たすか」という視点でシビアな判定が行われます。

一次が「自社に入社が可能な候補者」だとすれば、二次以降は「自社が採るべき候補者、入社してほしい候補者を選ぶ」という位置づけとなり、面接の性格がガラッと変わります。

表面的な「面接」という手法が変わらないため、「面接官が多少上のランクの人になるだけで、質問されることもあまり変わらないので大丈夫」と考える就活生も多いと思います。そんな学生は、「一次が上手くいったから、二次も大丈夫」と、思ってしまうかもしれません。

しかし、ここが「二次面接は最大の難関」と言われる所以なのです。

一次と同じ質問をされても、見ている目的が「自社が採るべき候補者、入社してほしい候補者を選ぶ」に変わっているため、質問の持っている意味(同じ質問でも、企業が聞きたいポイント)が違っているのです。

更に、面接官は質問をどんどん深堀する、または別の角度からの質問をしてきます。

二次面接で、面接官はあなたをどう見ているのか

二次面接以降は、企業の中間管理職が面接を担当するのが一般的です。中間管理職は現場で仕事をガシガシ回して、現場をまとめる存在です。

「あなたがこの会社に入社し、自分の部下になった場合、どんな働き方をするのか」という目線で面接を行います。

また、入社3年~30歳手前の若手社員、課長クラス、部長クラスの階層ごとで面接に立ち合い、それぞれ判定を行って、面接後に集計、意見を出し合って合否を判定する企業もあります。オンライン面接では、この手法が簡単に行えるため特に注意が必要です。

若手社員の質問には適当に答えるという態度が露呈すると、思わぬ落とし穴に嵌ってしまいます。

それぞれの階層の社員が、自分の部下になったらという目線であなたと、あなたの回答をチェックするため、難易度は上がるので注意してください。

以上の説明で、二次面接は一次と全く目的や性格が違う面接であることが理解できたと思います。この違いを理解せずに二次面接に進む学生が多い為、二次を通過するのが難しいのです。

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二次面接をクリアするためのポイントを徹底解説

二次面接を担当する面接官は、それぞれ「あなたが自分の部下だったら」という目線で、あなたと、あなたの回答を評価、判定します。

それは「あなたが、この会社にマッチしているか」というマッチングの視点で見ているのです。

マッチングの視点とは、あなたが何をできるのか(何ができそうか)という能力=CANの視点と、志望意欲の高さ、確度(内定を出したら入社するか)、そしてこの会社の社風に合っているか(企業文化や社員と上手くやっていける人柄か否か)を厳しく見ているのです。

二次面接をクリアするためのポイントは、一般的にあなたのことを説明するのではなく、「志望する企業のため」にあなたを説明することです。

二次面接の質問に対するあなたの返答は、常に以下のポイントを意識して答えるべきなのです。

  • この企業で自分の性格、人柄、長所、強み、能力をどう活かすのかを明確にする
  • この企業でなければならない理由を明確にする
  • この企業で働く意味が自分の価値観に合い、何がモチベーションになるのか、何を実現したいのかを明確にする

どんな質問がきても、この3つのポイントを踏まえて答えることが二次以降の「その企業とのマッチング」を満たす鍵になります。

上記のポイントは、あなたの能力、志望動機、人柄・価値観をチェックすることになるので、質問としては「自己PR」、「長所・短所」、「ガクチカ」、「志望動機」など、エントリーシートや一次面接と大きな違いはありません。

しかし二次面接では、「あなたと企業のマッチング」が最重要になるため、全ての回答を「志望する企業との関連」で語ること、少なくとも「志望する企業との関連を意識して」語ることが一次面接と違う点であり、合否を左右する大事なポイントになります。

この違いを具体的に解説していきます。

一次とは違う二次面接の的確な回答の秘訣

二次面接で重要なマッチングを分解すると、志望する企業に入社するに値する、能力、志望意欲、人格(性格)を、その企業向けに的確に語ることがポイントになることが分かります。

志望する企業が求める人材像を知っておくことは、基本中の基本ですが、多くの場合抽象的な言葉で書かれていることが多く、企業の違いが見えにくいと思います。

しかし、採用ページやOB/OG訪問を通じて、「活躍している若手社員が、どういう働き方をしているのか」を知ることで、より具体的なイメージをつかむことができます。

まず、そのイメージを頭の中につくっておきましょう。

二次面接ではどのようにマッチングがチェックされるのか、そして、そのチェック(質問)に対し、どのように返答することが的確に答えることになるのを理解して、それに答える練習をすれば通過の確率が上げることができるのです。

その秘訣のポイントは以下の4点に集約できます。

  • 全ての質問に具体的に答えること。特にあなたの良さ(人柄・長所・強み・能力)は、事実と経験を基にして説明し、企業での活かし方を伝えること
  • 深堀の質問を想定して、それに対応できるように練習をしておく
  • 志望動機、志望意欲は鮮明に伝えること
  • 二次面接での様々な質問に対する答や一次面接で答えた内容と一貫性を保つこと
  • 常に志望する企業を意識して答えること

この5点が二次面接の結果を成功に導く秘訣です。一つずつ説明していきます。

全ての質問に具体的に答えよう

マッチングの良さをアピールするには、できるだけ自分の良さを具体的に、事実と経験を基にして答えること、企業での活かしどころを明確にすることです。

面接官達は現場を預かっているため、抽象的な答えは例え上手く的を射たものでも物足りない感覚を覚えます。

抽象的な概念を述べた場合でも、具体的な事例でフォローするべきであり、且つ、志望する企業にとっての意味を伝えなければ適切なアピールになりません。

あなたの自己PRでである自分の強み、長所や能力は一次面接でも伝えていると思います。二次面接で「自己PRをしてください」と同じ質問を受けた場合、一次面接と同じ内容を話すだけではプラスポイントは獲得できません。

二次面接では、自身の強み、長所や能力を、具体的なエピソードで語ることは一次面接と同じでも、その自分の良さで、志望企業にどのような貢献ができるのかを、CANの文脈で語って下さい。

そのレベルで語るには、当然深い企業研究を行う必要があります。

志望する企業の業界の適性その企業の事業の性質、何が重要視されているのか、その企業が求める人材像、職種に必要な資質と、自分の良さ(強み、長所や能力)の活かしどころを語れるように準備しましょう。

自分の経験の中から、企業の求める人材イメージに合うエピソードを複数用意しておきましょう。複数用意するのは「他にありますか」という深堀質問に備えるためです。

それは以下のような質問に対する対策にもなります。

あなたの良さ(人柄・長所・強み・能力)をチェックする代表的な質問例:

  • 自己PRをしてください
  • 学生時代に最も力を入れたことを学業と、学業以外の活動で答えてください
  • 学生時代に自らが行った問題解決について教えてください
  • 人生で最大のチャレンジを教えてください
  • 最大の失敗、あるいは挫折した経験を教えてください
  • あなたの強みを、当社でどう活かしたいと考えていますか
  • 弊社にどのような貢献ができると考えていますか

あなたの人柄や長所、強みの説明でも、その企業で活かすことを考えておきましょう。

二次面接中はそのことを頭に入れて、仕事との関連で説明できるように練習をしておくことです。一次と同じと思っていると墓穴を掘ってしまいます。

深堀質問は必ずあることを想定し、そのシュミレーションと練習をしておくこと

二次面接では、回答した内容に対しより深く「なぜ」、「どのように」、「他には」と深堀の質問があります。一次面接では一人の面接に変える時間が短く、集団面接の場合もあるので、深堀質問はあまり行われません。

二次以降は面接時間も長く、個別の面接になるのが一般的です。

必ず深堀質問があり、面接の難易度が数段上がることを心得ておきましょう。

少なくとも自分が特にアピールしたいポイントやエピソードは、深堀質問を想定して、それに対応できるようなシュミレーションと練習をしておきましょう。

友人と協力し合うことで、効果が上がります。

志望動機、志望意欲は志望する企業に限定して語れるように鮮明にすること

エントリーシートの記述でも、一次面接でも志望動機を説明していると思います。

二次面接ではESで記載した志望動機、一次面接で説明した志望動機が、その企業だけに言える精度になっているかをまずチェックしてください。

同じ業界のどの企業でも言えるレベル、あるいは競合、ライバル企業にもあてはまってしまうレベルの場合は、もう一段踏み込んで、「志望する企業ならでは」のものとして説明する必要があります。

普通に(一次面接と同等レベルで)志望動機を答えても、二次面接では以下のような深堀質問が出されます。

志望動機・志望意欲をチェックする代表的な質問例:

  • 当社で知っていることを話して下さい
  • 当社に仕事に就いたら、何を目的としますか
  • 他社の選考状況を教えてください
  • 数ある同業他社の中で、当社を志望する理由は何ですか
  • 当社の志望順位は何位ですか
  • あなたが当社で実現したいことは何ですか
  • 入社したらどんな仕事がしたいですか
  • あなたは5年後(10年後、20年後)当社でどのように働いていたいですか
  • この会社の管理職になったら、どう会社を引っ張っていきますか
  • あなたのキャリアプランを教えてください

これらの質問に、深い企業研究を行って得た志望企業ならではの情報を入れて、自分の言葉(自分独自の情報と併せて)できるだけ具体的に答えるのが、回答のポイントになります。

二次面接の面接官のミッションは、三次面接以降の管理職、役員、社長レベルの面接官に、自分たちの選択肢をプレゼンすることです。

当然その選択肢(候補者の群)の質・精度が高い方が評価され、三次以降に残す志望者は「自社にマッチングしていることを前提として、さらに自社の成長や発展に寄与できる人材か否か」を問われることになります。

自社の成長に寄与するというレベルに達するには、最低3年は必要であり、大きく貢献するには5年、10年、15年、20年以上という長期のスパンを考えるのが一般的です。

長期にわたり勤めるほどの高い志望意欲があるか、モチベーションの有無や、志望者の就活軸の適合性を二次面接で確かめ、三次以降のより高いレベルの評価者に託すのが二次の特徴と理解して下さい。

一次面接との回答の差は、業界、企業に対する興味、関心のレベルから、その企業を選んだ動機(志望企業でなければならない理由)を強調することをお勧めします。

就活人気が高くない企業もマッチングを重視する

就活人気がそれほど高くない企業の場合は、二次面接以降の深堀質問の返答内容に従って、むしろ企業の側からあなたの志望動機や強みにマッチする企業の魅力を質疑を通じてアピールします。二次以降の面接は。あなたの志望意欲を高めていく狙いを持っています。

このように、就活人気が高い企業も、そうでない企業も二次面接のキーワードは企業とのマッチングであることを頭と心に刻んで面接に臨んで下さい。

二次面接での様々な質問に対する答や一次面接で答えた内容と一貫性を保つこと

どの面接でも言えることですが、同じ面接の中で矛盾することを言わないことは基本中の基本です。

数ある質問があるため、答えている内容は違うのは当然ですが、例えば自己PRとガクチカでの訴えるポイントに矛盾がある場合や、矛盾とは言えないまでも違和感を与えてしまうと、それだけであなたの回答の信憑性に疑問が起きるものです。

例えば、自己PRでリーダーシップを主張して、そのエピソードを紹介した学生がガクチカでは思いやりや協調性を発揮したエピソードを紹介した場合、たとえそれが話している本人の中では繋がっているストリーであったとしても、面接というフォーマットと時間制限の中でその繋がりを面接官に納得してもらうのは至難の業です。

普通の場合は二つの違い、違和感しか生まれずマイナス評価となるので、エントリーシート1枚の回答内容を通じて、一貫した志望者(あなた)の良さ(性格、長所、強み、能力)が伝わるように書くべきであり、面接の様々な質問に対しても、一貫性が伝わるように答えることを意識してください。

あれもこれもできます、あれもこれも良い所があります、という主張では説得力はありあせん。

次に注意すべきなのは、一次面接の答の内容との一貫性です。

就活生によっては「一次面接で答えたことはもう既知のはずなので、二次では同じ強みを説明するにしても、違うエピソードで説明しよう」と考える方もいると思います。

おなじ強みを違うエピソードで説明する準備や、第二、第三の強みも紹介できるエピソードを準備し、捕捉説明ができるようにしておくことは重要です。

しかし、それらは、あくまで「他には?」の質問に対しての備えであり、二次面接で「自己PRをしてください」と質問されて、はじめに答えるべきではありません。

何故なら、二次面接の面接官は、あなたが提出したエントリーシートを面接の資料にしており、かつ一次面接の結果をフィードバックも持っている場合が多いのです。

二次面接の面接官は、ESの回答や一次面接の回答内容を自分の目と耳で確かめたいと思うのが自然です。二次面接でのあなたの答えをさらに突っ込んで質問し、自社とのマッチングをチェックしたいと思うのが基本のパターンです。

敢えて一次面接と同じ質問を違う角度から質問して、その回答の信憑性を探るケースもあります。

従って、ESで記載した内容や一次面接で回答した結論とエピソードは変えずに答えるのが基本と考えてください。

一次面接との一貫性を保つには、一次面接での質疑内容をノートに記録しておくことが重要です。その記録を二次面接前には必ず読み直しておきましょう。

面接が立て込んでくると、この企業に一次面接で答えた内容と、他の企業に答えた記憶が頭の中で混在して分からなくなる場合があります。

提出したESを面接前に見直すのは、基本中の基本ですが、面接結果をその都度ノートに書いておくことも面接選考を突破するためには重要なことです。

その基本を守った上で、二次面接では「志望する企業に向けたメッセージ」を加えてください。

常に志望する企業を意識して答えること

二次面接では、志望する企業とのマッチングをチェックする上で、強みや能力(CANの視点)と志望意欲の確度(WILの視点)が重要視されます。

しかし、それだけではありません。

現場を預かっている中間管理職や、若手社員が気にするのは、あなたという人格、人柄や性格が自社の社風や社員にマッチするかという点もみています。

入社直後から3年間くらいの間で自社の社風にマッチして、上司、同僚、部下と上手くチームで働いていけるか、この会社でモチベーションを維持できるか、を非常に重視しています。

定性的には「この会社で、一緒に働いているイメージが湧くか」という判断に繋がる、社風とのマッチングです。

例えば、あなたがどんなに優秀でも、「組織の伝統や習慣、上下関係や予定調和を嫌う性格」である場合、保守的で伝統や上下関係を守ることが社風となっている古い体質の企業では、3年も待たずに退職してしまうと考えるのです。

そのような保守的な社風の企業の場合、3年も待たずに辞めてしまいそうな志望者を3次面接にあげてしまうのは「いかがなものか」という意識が働くのです。

二次面接以降では特に社風とのマッチングは重要です。

本来、自分の価値観や働くことのモチベーションの源泉がその企業になければ、志望すべきではありません。

しかし、それ以外の理由でどうしても入社したいと考える場合は、志望する業界特有の体質や志望する企業の社風を考慮して、回答を想定しておきましょう。

自分の価値観を譲ってでも入りたい企業から内定を獲得して入社することになったら、あなたが活躍することで多くの日本人や日本企業が持つ「異質なものを受け入れにくい雰囲気」、「同調圧力」や「忖度文化」、「予定調和」、(その逆もあり得ますが)の弊害部分を改革して、新しい社風を作っていってください。

二次面接を通過する戦術として、志望する業界や志望する企業の社風に合った答え方のトーン&マナーを意識して回答することを心がけて下さい。

面接では、どんな質問でも、「あなたはその志望企業に対するメッセージとして答えている」ということを意識して下さい。

「就活の答え」の読者は、このことを深く理解し手面接に臨んで下さい。メッセージの受け手(就活の面接では、志望している企業の社員・管理職)のために話していることを忘れないで下さいね。

社風とのマッチングをチェックする代表的な質問例:

  • 働き続ける上での一番のモチベーションは何か
  • 会社で働く意味とは何だと思いますか
  • 好きなことは何ですか?好きなことをするために、何をしてきましたか?
  • 一番あなたらしいいと思う事は何ですか
  • 働いていく上で、一番嫌だなと思いそうなことを教えてください
  • 自分の長所と短所をどのように考え、今後はどのように活かしていこう、対処していこうと考えていますか
  • 友人や周囲からどのように評価されていますか
  • 集団の中でのあなたの役割を教えて下さい

マッチングという意味では、二次面接全体を通じて「あなたのその企業に対する熱意・熱量」を伝えることが重要になってきます。

その意味で答え方のトーン&マナーは重要です。

伝統ある重厚な社風の企業には、「落ち着きのあるトーン」で熱意を伝える、急成長している新興ベンチャーでは「多少早口になっても、伝えたいことを言い切る」等、その業界や企業に合わせて答え方を工夫してみて下さい。

まとめ

二次面接から面接の位置づけが変わることを理解しよう

 

  • 二次面接に入ると、志望者が「その企業の採用基準を満たすか」という視点でシビアな判定が行われる

 

  • 一次が「自社に入社が可能な候補者」だとすれば、二次以降は「自社が採るべき候補者、入社してほしい候補者を選ぶ」という位置づけ

 

  • 二次面接をクリアするためのポイントは、一般的にあなたのことを説明するのではなく、「志望する企業のため」に、「あなた」を説明すること
    • 活躍している若手社員が、「どういう働き方をしているのか」を知ることで、より具体的な人材像のイメージをつかんでおこう

 

  • この企業で自分の性格、人柄、長所、強み、能力をどう活かすのかを明確にする
  • この企業でなければならない理由を明確にする
  • この企業で働く意味が自分の価値観に合い、何がモチベーションになるのかを明確にする

 

  • 二次面接の質問に的確に答える秘訣は深堀質問に対応すること

 

  • 特にあなたの良さ(人柄・長所・強み・能力)は企業での活かし方を伝えること
  • 志望動機、志望意欲は鮮明に伝えること
    • 深い企業研究を行って得た志望企業ならではの情報を入れて、自分の言葉(自分独自の情報=事実・経験と併せて)できるだけ具体的に答えるのが、回答のポイント
  • 二次面接での様々な質問に対する答や一次面接で答えた内容と一貫性を保つこと
  • 常に志望する企業を意識して答えること

 

  • 熱意を伝えるのも大事。答え方も志望する業界の特徴や、企業の社風に自分の答えのトーン&マナーを合わせよう

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