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就活のプレゼン面接で、高評価を獲得するコツを徹底解説

就活での面接選考の過程で、プレゼンテーションを求められることがあります。プレゼンを求められるのは以下の3パターンに分けられます。

  1. 通常面接の一部を短くプレゼンテーション方式で行う
  2. プレゼンテーションと発表に関する質疑応答そのものを1回の面接とする
  3. グループワークやグループディスカッションのアウトプットを代表者もしくはグループでプレゼンテーションする

このうち3のグループワークやグループディスカッションでの発表は、GD/GWの記事でも詳しく解説してあるので、そちらも参考にしてください。

この記事ではプレゼンテーションを短時間に組み立てるコツと、所謂プレゼン面接と呼ばれる面接(上記1と2のケース)を中心に、就活のプレゼンで高評価を得るコツをまとめて徹底解説します。

プレゼンテーションのテーマと要件

通常面接の一部を短くプレゼンテーション方式で行う場合も、プレゼンテーションそのものが面接の主体の場合も面接実施の事前(通常一週間前程度)にプレゼンテーションの「テーマ」が与えられます。

前者の場合は、通常面接での頻出テーマである、「自己紹介」、「自己PR」、「学生時代に最も力を入れたこと」、「10年後の自分」のように、自分自身に関するものがほとんどです。

一般面接の一部として行われる場合が多く、プレゼン自体は3分から5分の短めの制限時間が設定されます。

後者の場合は、本格的なプレゼンテーションの要求と考えてください。

専門職志望の場合の「自分の研究や作品等のプレゼン」の場合もありますが、多くの場合志望する業界や企業の課題、具体的な商品の企画・提案、販売促進方法やイベントの企画案等のテーマが中心となります。

プレゼンとその質疑応答が面接の評価になるため、プレゼンテーションの時間も10分から20分という長めの設定になります。

そしてどちらの場合でもプレゼン用スライド(パワーポイントやPDFなど)の準備要件(有無、フォーマットや提出方法、期日、記録媒体、プリントアウトの必要性の有無、PC等のスペック)が指定、指示されます。

プレゼンテーションを短時間に組み立てるコツ

どんな場合でも、プレゼンテーションを求められたらまず考えるべきポイントを解説します。

プレゼンの目的とオーディエンスを理解する

  • プレゼンテーションの目的は何か
  • プレゼンテーションのオーディエンスは誰か

就活で行うプレゼンテーションの「あなたの目的」は、選考を通過すること、あなたの良さや能力を面接官に強く印象付けることであり、通常の面接と同じです。

プレゼンテーション面接を行う「企業側の目的」は、通常の面接に加えて以下の意図(目的)が加わると考えて下さい。

自分がテーマの場合:

  • 論理的な思考能力と構成力
  • 表現力
  • プレゼンテーション能力・対人能力
  • 熱意

業界や企業の課題がテーマの場合・GW/GDの発表プレゼンの場合:

  • 論理的な思考能力と構成力
  • 表現力
  • プレゼンテーション能力・対人能力
  • 熱意

  • 調査・情報収集能力
  • 企画力・発想力
  • 資料作成・スライドのセンス

つまり、あなたが準備するプレゼンテーション(資料と発表)は、上記の企業側の期待に応える必要があるのです。

プレゼンテーションのオーディエンスも重要なファクターです。面接の初期段階でプレゼン面接が設定された場合は、面接官も若手や中堅クラスの社員と想定できます。

後半に入るにしたがって、役員クラスや社長が出席するため、特に発表のトーン&マナーも考える必要があります。

若手や中堅クラスの社員と想定であれば、エネルギッシュなプレゼンをより意識する、役員クラスであれば落ち着きやスマートな印象をより意識したトーン&マナーにするなど、オーディエンスを意識してプレゼンテーションを作りこみましょう。

また企業の社風や文化、伝統のある企業なのか、新進気鋭で勢いのある企業なのか、外資系企業なのか等、違いを意識して、プレゼン全体のトーン&マナーを調整すべきです。

迷ったら、学生のプレゼンらしく、若々しい勢いのあるトーン&マナーを目指しましょう。

テーマから、オーディエンスに最も伝えたいことを一つ決める

一つのプレゼンテーションでオーディエンスの頭に残せるのは多くても3つ程度です。

就活のプレゼンテーションの場合は、面接官は1日に多くの学生のプレゼンを聴くことを想定すると、1つと考えてプレゼンを構築しましょう。

その一つとは、プレゼンを通じて、あなたが最も伝えたいこと(主張)です。プレゼンのテーマがあなた自身に関するものである場合、一見簡単そうに思えますが以外に難しいものです。

何故なら、「あなたの目的」は、選考を通過すること、あなたの良さや能力を面接官に強く印象付けることであるため、できるだけ多くのことを伝えたいと思ってしまうからです。

例えば、「あなたが学生時代最も力を入れたこと」がテーマだった場合、その活動を通じてアピールしたい能力を複数の結論としてしまい、結論が総花的で結果、「主張はできていても、伝わらない。印象に残らない」ということになるのです。

ガクチカのテーマで複数の能力が身に付いたことをプレゼンに盛り込むのは良いのですが、その中でも「最もあなたが伝えたいこと」一つを決めて、それが結論になるようなプレゼンにしてください。

業界や企業の課題に対する企画や提案では、プレゼンテーションの内容の複数の章立てになるでしょう。情報収集や調査に時間をかければかけるほど、「あれもこれも」を盛り込みたくなるものです。

プレゼンテーションを緻密に組み立てようとすればするほど、構成が複雑になりスライド(資料)のページが増えていきます。

その結果、結局何が言いたいのかが「ぼやけてしまう」プレゼンテーションになってしまうのです。これはビジネスの現場でもよくあります。

本当に頭の良い人が作ったプレゼンテーションの構成はシンプルであり、ページ数も多くありません。主張したいポイントが短い箇条書きで書いてあり、章ごとでのテイクアウトも1つの短い文でまとめています。

このような「シンプルで骨太なプレゼンテーションを作る」ことを初めに決めておきましょう。

どんなに複雑なテーマでも、「最も主張したいこと」を一つ伝えることとして決めてから、具体的な資料(スライド)を作るようにしましょう。

その上で章立てと章ごとの結論が、「最も主張したいこと」の根拠になる構成を考えることです。

いきなりスライドから作り始めると、力点を置くべきポイントとボリュームがアンバランスになったり、ロジックが見えにくくなるリスクがあるので注意してください。

「主張したいメッセージ」が何故信じられるのか、説得力を持ち得るのかの根拠を示す

説得力のあるプレゼンを作る上で、非常に重要なポイントが主張に対する根拠 (Reason to believe: RTB)です。

シンプルな「自己PR」や「ガクチカ」のプレゼンテーションでも、自分の強みや長所を主張するだけでは、何の説得力も持ちえません。

何故、「それが主張できるのか」の根拠を示すことができなければ、プレゼンテーションそのものが成立しません。

複雑なテーマや課題に対する提案でも全く同じです。「何故、主張する提案が優れているか」の根拠が示されていないと全く説得力がないのです。

ここまでのまとめ

プレゼンテーション作成前に考えるべきポイントは以下の通りです

  • プレゼンテーションの目的は何かを自分と相手の立場で考える
  • プレゼンテーションのオーディエンスを想定する
  • テーマから、オーディエンスに最も伝えたいことを決める
  • 「主張したいメッセージ」が何故信じられるのか、説得力を持ち得るのかの根拠を考える

プレゼンテーションの構成を考える

プレゼンテーションに慣れていて、自分の勝利パターンを持っている人、プレゼンに自信がある学生は、自分の個性の演出という意味でも、慣れという意味でもそれを使用して良いです。

ただし時間制限内にキレイに収まること、就活というTPOを外さないことは絶対に必要です。

このような自分だけの王道パターンを持っていないほとんどの学生は、プレゼンの基本フォーマットに従って論理構成を行い、その上で自分の個性を出すことを心がけましょう。

プレゼンでは主張するポイントが明確であり、その根拠もしっかり示されていることが必要です。そしてそれが分かり易く伝わる論理構成(思考+構成)と表現が必要になります。

論理構成(思考+構成)はフォーマットに従い、細部の表現で個性を出すことを考えてください。それではプレゼンの基本フォーマットはいくつかありますが、代表的なものを二つ解説します。

PREP法によるプレゼンテーション

PREP法でプレゼンテーションを構成することができます。PREP法とはPoint(結論)、Reason(理由)、Example(具合例)、Point(結論)の頭文字をとった、ビジネス話法の代表的なものです。

はじめに最も伝えたい内容を結論として述べ、何故そう主張できるのかの理由(根拠)、それが実証された経験や具体例、事実を示した上で、結論を再度強調、もしくは展開して伝えるという論理構成になります。

「自己PR」、「ガクチカ」や「志望動機」、「キャリアプラン」など、自分に対するプレゼンテーションを短時間で作るには便利なフォーマットです。

「就活の答え」の自己PRや志望動機の例文は、基本的にPREP法の要素を基に組み立てられているものが殆どです。

具体例:自己PR 「リーダーシップ」のロジック構成

  • Point: 私の強みは共感と信頼を大切にするリーダーシップです
  • Reason: その強みは熊本大地震時に「熊本と東京の大学の支援活動をつなぐコーディネーター」のボランティア活動行ったことで身に付いた
  • Example: 「参加者に納得してもらうこと」、そして「自主的に動いてもらうにはどうすれば良いのか」が大きな課題だった。徹底な現地のニーズの取材を行い「必要な支援は何なのか」を理解し説明すること、「参加してもらう学生の個々の事情や、モチベーション」を把握する二つをすることで大学からのボランティア参加者を100名以上集めることができた
  • Point: この経験を活かし、社会人になってもチームを引っ張っていけるような人材に成長して、御社に貢献したいと考えている

このPREP法の論理フローに従ってスライドを魅力的に作っていくことでプレゼンテーションは完成します。

通常の面接での主張をプレゼンに置き換えればよいだけです。プレゼンの所要時間に従って、複数のエピソードを紹介できるか等の検討は必要です。

プレゼンのスライドをキレイに整える前に、ドラフト段階でリハーサルしてみて、スライドの枚数や盛り込む内容を調整し、固まったらスライドを作りこみましょう。

複数のエピソードや事例、データを挙げたほうが説得力が増す(伝えたいメッセージが希釈されない)場合はトライしましょう。

もちろん業界や企業の課題に対する提案でも、PREP法でプレゼンを構成できます。シンプルですが、分かり易く、余分なものを排除できるのでお勧めの構成です。

STARフォーマットによるプレゼンテーション

PREP法と並び、就活で用いられているのがSTARフォーマットです。

STAR面接と呼ばれることもあり、学生側の立場からは志望者の行動特性を説明するフォーマット、面接官側からは、志望者の人物特性を過去の行動から洗い出す質問方法(STAR面接)ということになります。

STARはSituation(状況)Task(課題)Action(行動)Result(結果)の頭文字をとった言葉です。S⇒T⇒A⇒Rの順番になりますが、プレゼンテーションの場合は冒頭に主張したいポイント(結論)を提示して、以下にその根拠を説明していくフローとして応用が可能です。

  • Point: 主張したいポイント(結論)=事実に裏打ちされた経験・行動から主張するポイント

  • Situation:その時どんな状況だったのか
    • 状況、環境、背景、目標、きっかけ、チーム体制などによる問題点、置かれた状況や感じていたこと
  • Task:そこにどんな課題を見出し、どんな役割を担ったのか
    • 課題、職務、任務、役割、難易度など
  • Action:課題解決のために具体的に行った行動や努力
    • 具体的な行動、その理由、周囲への働きかけ、関係構築、創意工夫、PDCAなど
  • Result:どんな結果・成果を導き出したか、何を学んで、今後にどう活かすか
    • 結果、成果、学んだこと、改善すべきこと(反省)と、この経験を将来に活かす決意や熱意

このフォーマットを業界や企業の課題に対する提案に活かす場合は以下のように応用できます。

  • Point: 主張したいポイント(結論)=調査・情報収集による分析から導き出した提案・主張

  • Situation:業界や企業(製品やサービス)の状況、設定されたテーマに関する市場の状況
    • 状況、環境、背景、目標、供給者側の体制などによる問題点、需要者側の状況や感じていることをSWOTでまとめる(Strength, Weakness, Opportunity, Threat)
  • Task:マーケットでのボトルネックを見出し、課題の設定を行う
    • 課題、戦略、戦術、難易度と効果分析、具体的な施策の方向性を決定
  • Action:課題解決のために具体的に行う施策の提案
    • 具体的な施策、その理由、ターゲット、期待する行動変容
  • Result:経過や結果に関する判断基準、効果測定等の設定とPDCAサイクルの提案
    • この提案のKPI(打ち手による目的の達成基準)に対する判断やPDCAを回す上での考え方も提案

このフローに基づくだけで、プロっぽいプレゼンの骨子をつくることができます。

完全に適合しにくいテーマの場合もあると思いますが、一旦この箱に入れられるかどうかを考えてみて下さい。

集められる情報の量と質を同時並行ですすめながら、この箱に上手く入れて論理構築ができれば時間の節約になります。

プレゼンスライドの作り方

短めの発表の場合、1枚のスライドで説明するのは30秒から1分を基準に考えましょう。20分程度の本格的なプレゼンの場合では1枚3分と考え6枚から7枚でまとめることが理想です。

プレゼン慣れしている人は、1枚のスライドで充分説得力のある説明を口頭で加えることで、よりまとまりのあるシンプルで分かり易い構成が可能になります。

スライドを読まないことにもつながるので、少ない枚数で説得力のあるプレゼンできる人はプレゼン能力がある人材という評価が獲得でき一石二鳥を狙うことができます。

しかしほとんどの学生は難しいと思います。はじめは20分のプレゼンでも最大20枚を基本に全体を構成することを目指しましょう。

一枚のスライドに詰め込み過ぎないこと

プレゼンのスライド作成に慣れていないと陥ってしまうのが「1枚のスライドに、色んなことを詰め込む」ことです。

フローチャートのような図として論理のフローを説明する場合、目次は別として、文字情報の場合「基本的に1枚のスライドで伝えるのは1つのメッセージ」が鉄則です。

プレゼンの全体を俯瞰して、スライドの構成とフローをつくる

プレゼンの指定された分数から、スライド枚数を洗い出し、パワーポイントの1スライドに1メッセージ(そのスライド1枚で、オーディエンスに伝えること)を大きな文字で書き、スライド一覧表示で全スライドを表示して、全体像を俯瞰しましょう。

こうすることで、論理がきれいに流れているか、オーディエンスが「腑に落ちる」構成になっているかを検証することができます。

まず、この方法で全体の構成を固めてから、1スライドづつ、つくりこみをしていきましょう。時間の節約にもなり効率的です。

この作戦のデメリットは、伝えようとするポイントが多くなってしまい、論理のフローが見えにくくなる点です。

そのデメリットを解消するため、最後に必ずまとめのスライド(フローチャートでロジックの展開が一目でわかり、結論に帰結している構成であれば尚可)をつけておきましょう。発表でも最後にポイントだけをおさらいして締めくくって下さい。

フォントは大きく、強く、読みやすく、文章は箇条書き

プレゼンのスライドに、長文を書いてはいけません。文字情報は箇条書きを徹底しましょう。文字の大きさは24ポイント以上が基本、小さくても20ポイント以下にはしないようにしましょう。

図やグラフ、データや写真を使用し、アクセントにインフォグラフィックスの使用を検討する

スライドの全ページが文字情報だけでは、頭に入らず記憶に残りません。主張している内容が素晴らしくても、印象に残らず、結果的に伝わらないということになりかねません。

文字情報のみのページがあっても良いですが、図やグラフ、データ(数字)や写真を使用したほうが説得力が増す場合や、主張したい内容が視覚的に速く伝わり、効果的な場合は図やグラフ、データ、写真を使用して、主張したいポイントだけタイトルにしておくなどのメリハリをつけましょう。

イラストレータでインフォグラフィックスを作るのが得意な人は、関連性の高いアクセントとして使用することも効果的です。(あくまで主張の助けにするためであり、主張の方が大事ですが・・・)

WEB上には、無料で利用できるインフォグラフィックスの素材やサービスが存在します。興味のある方は「インフォグラフィックス 無料」で検索してみて下さい。

レイアウト、フォント、色の使用、背景は統一してシンプルなものにする

スライドの背景色を濃くして白抜き文字を使用するのは止めておきましょう。

プロっぽい印象を残すことができる場合もありますが、就活の面接の場合はリスクの方が大きいのでお勧めしません。白地を基本としましょう。

フォントスタイルは、ゴシック系のもので、基本1タイプのフォントで統一しましょう。使用色は黒と視認性の高いはっきりした色を選び、その濃淡で統一しておきましょう。黒を入れて3色で構成するのを基本に考え、必要であれば指し色的に使う違う系統の色を足す程度です。

レイアウトは表紙以外全ページ統一を基本にしてください。アニメーション、スライドインやスライドアウトなども必要ありません。設定せず、中身で勝負です。

プレゼンの仕方で差をつけよう

プレゼンテーションの内容と同じくらい重要なのが、プレゼンテーションを行うパフォーマンスです。

しかしそのパフォーマンスを発揮できるか、できないかも、「いかに入念に準備をするか」にかかっています。

ビジネスの世界でも、プレゼンのスライド作成に時間を取られ、十分なリハーサルができないことも良くあり、そういうプレゼンはだいたい失敗してしまいます。

プレゼンの成功は準備とリハーサル(練習)にかかっているといっても過言ではありません。

しっかりした準備ができ、リハーサル以降で重要なチェックポイントは以下のポイントになります。

  • 立つ姿勢:背筋を伸ばして胸を張り、良い姿勢を保つ
  • 声のトーン:会場で必要十分な声の張りを保つこと。小さい声、ぼそぼそ声はNG
  • 声の抑揚やジェスチャーでメリハリ:強調したいポイントは声のトーンを上げたり、身振りや手ぶりを加えて印象をアップする
  • オーディエンスとのアイコンタクト:プレゼンなので聴いている人を向いて話すこと。重要なポイントは一番聞いて欲しい人の目をみて、アイコンタクトをうぃて話す
  • スライドやプロジェクションスクリーンを読まないこと:聴いている人を向いて話すことの逆が、資料や投影されたスクリーンを読んでしまうことです。全く見ないのは無理ですし、スライドを送る必要もあるので、瞬間、瞬間でみるのは良いですが、スライドを読むのはNGです。読まないでプレゼンできるように、ここに充分時間をかけて練習・リハーサルをしてください
  • 情熱と冷静さ:プレゼン面接の目的はその企業からの内定獲得なので、最終的にその企業に対する情熱をアピールすることを頭に入れておくことです。情熱的に伝えること、相手の質問の意図を冷静にくみ取り、的確な答えをする冷静さの両方を意識してプレゼンにのぞみましょう

想定質問を考え、回答を準備しておくこと

プレゼンの準備で見逃しがちなのが、想定質問に対する備えです。

自分が聴く側になったつもりで、自分のプレゼン内容に無理や破綻が無いかをもう一度点検しましょう。

実は、プレゼンの資料を作成する過程で本人が分かっていることも多いのです。作りながら、説得力の強弱はプレゼンを作る時に感じているはずなのです。無理やりこじつけたエピソードなどが代表例です。

更にプレゼン内容に盛り込まない内容も聞かれることをある程度想定しておきましょう。

ガクチカがプレゼン内容であった場合、「他に力を入れたことは?」と聞かれるのは定番です。

「自己PR」である「強み」をプレゼンした時は、「二番目、三番目の強み・長所は何か」と聞かれるのも定番です。

企画の提案であれば、「プレゼンした企画以外で考えた企画」も良く聞かれる質問です。

もちろん全てを予想して備えることはできませんが、「危なそうなポイントや論理展開」、「他の例」、「理由の理由に関する深堀り質問」などは一般の面接でも想定しうる質問です。

プレゼンは「あなたの主張」を展開する場なので、一般の面接以上に関連した質問があることを想定して下さい。

面接官によってはあえて「意地悪な質問」をしてくる場合があります。その場合にチェックしているのはストレス耐性、切り返し能力、対人能力です。

圧迫面接にように、「意地悪な質問が来る」ことを想定して、パニックにならず冷静に受け答えをすることがポイントになります。

オンラインでのプレゼンも想定しておこう

ウィズ・コロナの就活では、オンラインでの選考が活用されることは常識になりつつあります。プレゼン面接はオンラインとの親和性が非常に高いため、今後オンラインでも活用が増えることも考えられます。

Web会議システムを使用して、あなたが作成したスライドを見せながらプレゼンするということができるからです。

企業側もオンラインや録画で多くの評価者が判定できるというメリットが生まれます。

学生側はリアルでプレゼンするより非常に有利なプレゼンが展開できるので、マイナスに考える必要はないでしょう。

簡単な自己紹介や自己PR、ガクチカや企業に興味を持った理由等なら、インターンシップ選考からオンラインで2~3分のプレゼンを求められる場合も出てくるでしょう。

自己PRやガクチカ等はどの企業の、どんな選考プロセスでも聞かれる定番中の定番質問なので、プレゼン形式で自分の主張をまとめ直して、速めにテストをしておいても無駄になりません。

時間があるときにスライドを作成、プレゼンを構築してみるこを強くお勧めします。

面接対策とは別次元の手も打っておこう

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