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【例文あり】 説得力があり、的確なTOHOシネマズへの志望動機の書き方

「就活の答え」では就活生が特に気になる人気企業を選んで、書類選考を突破するための企業別志望動機の作成方法を解説します。

この記事では映画エンターテイメント業界で、就活人気の高い、TOHOシネマズへの志望動機の例文をあげ、その作成方法を解説しています。

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では早速、例文をみていきましょう。

TOHOシネマズへの志望動機(例文):

TOHOシネマズを志望いただいた理由を教えてください。(400文字程度)

映画館で映画を観ることは、人生に夢や感動を与え、生きていく上でとても大切なことです。私自身も、親に始めて連れて行ってもらって観た「〇〇〇〇〇〇」の記憶と感動は鮮明に残っており、それ以降、映画が大好きになりました。辛いことがあっても、日常の中で非日常の物語に没入できる空間は、常に私の味方でした。貴社を志望する理由は、私の味方でいてくれた映画館に恩返しがしたいという気持ちと、映画館が人々に感動を与え続ける場所であり続けることに貢献したいと思ったためです。映画や映画館を取り巻く技術革新によって、映画以外の、新しいコンテンツによる楽しさや感動の提供にも大きな可能性があり、それにチャレンジできることも魅力です。私は大学3年まで、遊園地のアルバイトで、来園してくれるお客様の笑顔や笑い声にいつも力を貰っていました。TOHOシネマズに足を運んでくれる人の喜びを、私の仕事の喜びにしたいと考え、貴社を志望します。(399文字)

企業別志望動機を書き始める前の注意点

志望動機を書き始める前に、絶対に注意しておくべきポイントをあげておきます。

  1. 自分起点、事実起点で、具体的に、ポジティブに書くこと
  2. 志望動機を構成する要素(下記参照)はあらかじめ全て考え、揃えて、文章にまとめておくこと
  3. 志望動機単独で書かない事。ES全体の回答要求項目を精査して、そのバランスの中で何をどの質問に対してメインの要素として書いていくかを決めてから書くこと
  4. ES全体の質問の回答要求項目に対し、文字数制限やスペース制限に従って結論ファーストでドラフトをつくる
  5. ドラフトが完成したら、その上で面接の質問やつっこみ、会話のつかみを想定して志望動機の論理の一貫性が保たれているか、面接のつっこみ質問に耐えられるかを想定し、推敲、改善すること
  6. 完成したら信頼のおける友人や近親者に読んでもらい第三者のアドバイスをもらうこと。リクルーターにコンタクトできる場合は、見てもらえるかを相談してみること
  7. 文字数制限がある場合はPC上で文字数制限内(少なくとも80%以上)で書き上げ、誤字・脱字をチェックし、手書きの場合はできるかぎり丁寧に、読みやすく清書すること

従ってES解禁前の準備段階では、本サイトや他の信頼のおける就活サイトで志望企業の過去のES(直近年度及びその前)のES内容を把握しておきましょう。

稀に企業の独自の考え方でESに「志望動機」を求めない会社も存在します。その場合でも志望動機は面接時に質問されると考え、以下に解説するロジックに従って作成しておいて下さい。

志望動機の作り方

志望動機の作り方のフローは「志望動機に、あなただけの説得力を増す方法」で詳しく解説しています。作成したことがない方は参照してください。

「就活の答え」では、学生に人気のある50の業界・業種別に志望動機の書き方を解説しています。これらの記事も実践的に具体的な企業名をあげ、過去のESの設問に従って50社の志望動機の作り方を解説しています。以下の記事も是非参考にして下さい。

この記事では、自己分析や企業研究を既に行い志望企業が定まった方が、具体的な企業を例に、どのように志望動機を書くべきかを解説します。

志望動機のロジック

「就活の答え」では、以下のチャートでの志望動機のロジックを推奨しています。「本当のあなた」の価値観から積み上げていくロジックです。

正攻法ですが、ESや面接における他の重要視される質問、例えば近年のTOHOシネマズのESでは「学生時代に力を入れて取り組んだこと」、「学業以外で取り組んだことがあるもの」、「学業以外で一番印象的なエピソード」等々を答えなければならないため、自分の性格や価値観に紐づいた経験や事実、そこから見出されるあなたの強みと企業選択の理由を結び付けることは非常に重要なエクササイズなのです。

このロジックの一貫性が「就活の軸」です。この軸の説得力があることがESや面接での戦闘力になります。

一部の学生は報酬や福利厚生の良さ、世間体、誰もが知っている大企業、人気企業、上場企業や格好よさげな業界や企業群から企業を選び、赤枠で囲った企業選択理由(志望動機)を考え、後付けでその下の構造を作っていく人もいます。そのやり方自体は理解できますが、お勧めはできません。

そのやり方は時間をセーブできるかもしれませんが、まともな企業であれば一部のハイパー学生(学歴も実績、能力が志望企業の水準に比べてずば抜けて高い学生)しか通用しないでしょう。

あとは人手不足でどんな学生でも欲しい企業、ブラック企業、ブラックでなくても早期離職が当たり前の厳しい業界や企業であれば内定は取れるでしょう。

人事担当や面接官はその企業で評価されている人達です。企業研究の深さや動機の強さ、弱さ、適性はすぐに分かってしまいます

またエンタメ業界、エンタメ企業のビジネスは人間関係を特に重視します。

TOHOシネマズのようなシアタービジネスを展開する企業は、なによりそこに足を運んでくれるお客様に提供する時間、空間、コンテンツ、サービスによってショーの前後も含めて満足感を味わってもらうことがビジネスの最も重要な価値になります。

お客様に満足感を味わってもらうことが、次に足を運んでもらうことにつながるサービス業であることを意識することが重要です。

それを実現するために、TOHOシネマズでは求める人材像を明確にして、その要素を分解しています。TOHOシネマズの採用情報サイトには詳しく掲載されているので参照してください。

数ある資質の中で、経営理念にも求める人材像にも「誠実さ」があげられています。人間関係や信頼関係を傷つける「嘘」や「ごまかし」、「不誠実さ」が選考過程で感じられれば選考を通過させませんので注意しましょう。

 再掲: TOHOシネマズへの志望動機

それでは上記のロジックで積み上げた、TOHOシネマズへの志望動機を再度例示しておきます。

TOHOシネマズの新卒採用サイトは、TOHOシネマズで活躍している社員の体験談や映画館にまつわる思い出、入社後印象的(仕事のモチベーションになった)体験も数多く掲載されているので、そこからどんな人材が求められているのかを理解し、かつ働き方もイメージできると思います。

TOHOシネマズを志望する就活生の皆さんは、事業の内容は当然ですが、企業文化、共通の価値観や働き方、業界の未来予測を企業研究の中で深く掘り下げておくことをお勧めします。

再掲:TOHOシネマズを志望いただいた理由を教えてください。(400文字程度)

映画館で映画を観ることは、人生に夢や感動を与え、生きていく上でとても大切なことです。私自身も、親に始めて連れて行ってもらって観た「〇〇〇〇〇〇」の記憶と感動は鮮明に残っており、それ以降、映画が大好きになりました。辛いことがあっても、日常の中で非日常の物語に没入できる空間は、常に私の味方でした。貴社を志望する理由は、私の味方でいてくれた映画館に恩返しがしたいという気持ちと、映画館が人々に感動を与え続ける場所であり続けることに貢献したいと思ったためです。映画や映画館を取り巻く技術革新によって、映画以外の、新しいコンテンツによる楽しさや感動の提供にも大きな可能性があり、それにチャレンジできることも魅力です。私は大学3年まで、遊園地のアルバイトで、来園してくれるお客様の笑顔や笑い声にいつも力を貰っていました。TOHOシネマズに足を運んでくれる人の喜びを、私の仕事の喜びにしたいと考え、貴社を志望します。(399文字)

要素の分解:

結論:TOHOシネマズを志望する理由

  • 映画館で映画を観ることは、人生に夢や感動を与え、生きていく上でとても大切なことです
    • →この志望者の志望動機では、理由を結論ファーストとで書くより、その前提となる志望者の価値観を書く方が自然に読めるため、敢えて志望者独自の映画館ビジネスに対する「思い」を冒頭に置いています
    • →重要なのは、TOHOシネマズの社会的な存在意義を考え、「映画が好き」、「映画そのものの価値」ではなく、「映画を観る行為」を主語にしていること
  • 私自身も、親に始めて連れて行ってもらって観た「〇〇〇〇〇〇」の記憶と感動は鮮明に残っており、それ以降、映画が大好きになりました
    • →映画や映画館が提供する価値を、志望者独自の経験・実感によって根拠づける
  • 辛いことがあっても、日常の中で非日常の物語に没入できる空間は、常に私の味方でした
    • →映画や映画館が提供する価値が、志望者にとって志望動機にまでつながる経験、実感を記述
  • 貴社を志望する理由は、私の味方でいてくれた映画館に恩返しがしたいという気持ちと、映画館が人々に感動を与え続ける場所であり続けることに貢献したいと思ったためです
    • →前述した根拠が、TOHOシネマズを志望する理由の根拠となり、何故シアタービジネスを仕事にしたいのかの理由を明記
  • 映画や映画館を取り巻く技術革新によって、映画以外の、新しいコンテンツによる楽しさや感動の提供にも大きな可能性があり、それにチャレンジできることも魅力です
    • →映画から始まり、映画以外のコンテンツへの応用が可能な3D、4D、TCX、DOLBY ATMOSや高速大容量の通信技術の革新により、提供できるエンターテイメントのコンテンツが広がり、ライブビューイングや双方向性、ゲーム性を加えた可能性が広がっていること、その領域にチャレンジすることを、もう一つの理由として業界・企業理解の深さや、新しいビジネスへのチャレンジ精神を表現
  • 私は大学3年まで、遊園地のアルバイトで、来園してくれるお客様の笑顔や笑い声にいつも力を貰っていました
    • →志望者の経験から、お客様を満足させることの重要性を理解し、体現していることを根拠づける(観念的ではなく、サービス業であることを理解した上で志望していることを証明)
  • TOHOシネマズに足を運んでくれる人の喜びを、私の仕事の喜びにしたいと考え、貴社を志望します
    • →TOHOシネマズに足を運んでくれるお客様の満足を、志望者の仕事へのモチベーションにしたいという意欲の表現で文を締める

注記:この例文では、冒頭の一文を質問に対するストレートな結論としていません。

この志望者の志望動機は、エモーショナルな要素があるため、それを冒頭に書くと若干「唐突」な印象の文になってしまうため、根拠を積み上げた上で結論を述べています。

あくまでこの志望者の理由の場合は、その方が自然に読めるためという理由であり、結論ファーストで書くべきではないということではありません。結論ファーストで記述することは、分かり易い文の基本であることに変わりはありません。

重要なのは、文を通じて最も腑に落ちる構成を考えることであり、理由には必ず一般論ではなく志望者独自の「意味や根拠」を表現することです。

「映画が好き」、「人々に感動を与えたい」というレベルでは、誰でも言えることであり、「あなた」を表現できていません。また、根拠がないと「単なる作文」にしかなりません。

エントリーシートの記述全体で「あなた」ならではの情報を事実に基づいて強く印象付けることを目指しましょう。

エンタメ業界・企業のエントリーシートは、ES全体を「あなたの表現ツール」だと考え、真剣に時間をかけて作成することです。そしてTOHOシネマズのようなお客様と直接向き合うビジネスの場合は、お客様に対するサービス業であることを強く意識しておく必要があります。

言うまでもないことですが、人生に大きな影響を与えた映画や、大好きな映画シリーズ、作品、監督、役者や映画・映画館に関連する印象に残ったエピソードは、事実に基づき、その理由はもとより、掘り下げ質問にも答えられるようにしっかりと詳細情報までまとめて、即答できるようにしておきましょう。

TOHOシネマズの内定者は必ずしも、映画に精通している学生だけではありませんが、それでもエンタメ業界・企業を目指すには、「自分の好き」なコンテンツに関しては掘り下げておくことをお勧めします。

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まとめ

ESの設問のパターンによって答え方、書き方をアレンジする必要はありますが、志望動機のロジックツリーはあらかじめ作っておけるはずです。

あなたの軸が強ければ後は書き方を工夫すれば良いだけです。この志望者の志望動機の構成は、他の企業や職種別の志望動機にも応用が可能です。要素の分解の→以下の要素を参考にしながら、自分のオリジナルを作っていくことです。

またインターンシップに参加できた人やOB/OG訪問が出来た人は、その体験を通じての気づきや感動、TOHOシネマズの社員の方から得られたものを理由にあげることで、実際の体験を通じた「TOHOシネマズならでは」を表現することも非常に有効です。インターンシップやOB/OG訪問ができた方はぜひ検討してみて下さい。

ただしその場合でも、単にTOHOシネマズの社員の方や企業の良い所をあげるのではなく、必ず自分にとっての意味を掘り下げ、「自分起点」で書くことをお勧めします。

稀にESで志望動機の記述を求めないエンターテイメント企業もありますが、面接では志望動機関連の質問は絶対にありますので、しっかり準備をしておきましょう。

そして文章化したものを信用のおける第三者にみてもらい、ブラシュアップをしていきましょう。

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