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【例文あり】第一三共への志望動機を的確に書く方法

「就活の答え」では就活生が特に気になる人気企業を選んで、書類選考を突破するための企業別志望動機の作成方法を解説します。この記事では第一三共への志望動機の例文をあげ、その作成方法を解説しています。

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では早速、例文をみてみましょう。

第一三共への志望動機(例文):MR職

第一三共のMRを志望する理由(400字)

私は、「病気で苦しむ人を救える医薬品を、一人でも多くの人に届けたい」という理由で医薬品業界を選んだ。その上で貴社を志望する理由はMRとして自分が理想と考えるクロスワイズ制を採用している点に大きな魅力を感じたからである。私は母親の入院経験を通じて、病気の苦しみと回復がどれだけ人に影響を与えるかを痛感した。就職活動の中で、医師とともに医薬品業界のMR職が病気で苦しんでいる人を助ける重要な役割を担っていることを知った。貴社のMRは施設担当と領域担当が有機的に連携して質の高い学術情報を提供している。私もMRとして専門領域を高めて高度な医療ニーズを担いたいと考え、将来的には多くの人々が苦しんでいる「がん」領域の担当になりたいというビジョンがある。持ち前の学習意欲や、ゼミで行った社会調査を通じて身についた交渉力や塾講師のアルバイトで培った傾聴力を活かし、貴社のMRとして成長することで「人々の幸せ」に貢献したい。(400文字)

企業別志望動機を書き始める前の注意点

志望動機を書き始める前に、絶対に注意しておくべきポイントをあげておきます。

  1. 自分起点、事実起点で、具体的に、ポジティブに書くこと
  2. 志望動機を構成する要素(下記参照)はあらかじめ全て考え、揃えて、文章にまとめておくこと
  3. 志望動機単独で書かない事。ES全体の回答要求項目を精査して、そのバランスの中で何をどの質問に対してメインの要素として書いていくかを決めてから書くこと
  4. ES全体の質問の回答要求項目に対し、文字数制限やスペース制限に従って結論ファーストでドラフトをつくる
  5. ドラフトが完成したら、その上で面接の質問やつっこみ、会話のつかみを想定して志望動機の論理の一貫性が保たれているか、面接のつっこみ質問に耐えられるかを想定し、推敲、改善すること
  6. 完成したら信頼のおける友人や近親者に読んでもらい第三者のアドバイスをもらうこと。リクルーターにコンタクトできる場合は、見てもらえるかを相談してみること
  7. PC上で文字数制限内(少なくとも80%以上)で書き上げ、誤字・脱字をチェックし、手書きの場合はできるかぎり丁寧に、読みやすく清書すること

従ってES解禁前の準備段階では、本サイトや他の信頼のおける就活サイトで志望企業の過去のES(直近年度及びその前)のES内容を把握しておきましょう。

稀に企業の独自の考え方でESに「志望動機」を求めない会社も存在します。その場合でも志望動機は面接時に質問されると考え、以下に解説するロジックに従って作成しておいて下さい。

志望動機の作り方

志望動機の作り方のフローは「志望動機に、あなただけの説得力を増す方法」で詳しく解説しています。作成したことがない方は参照してください。

「就活の答え」では、学生に人気のある50の業界・業種別に志望動機の書き方を解説しています。これらの記事も実践的に具体的な企業名をあげ、過去のESの設問に従って50社の志望動機の作り方を解説しています。以下の記事も是非参考にして下さい。

この記事では、自己分析や企業研究を既に行い志望企業が定まった方が、具体的な企業を例に、どのように志望動機を書くべきかを解説します。

志望動機のロジック

「就活の答え」では、以下のチャートでの志望動機のロジックを推奨しています。「本当のあなた」の価値観から積み上げていくロジックです。

正攻法ですが、ESや面接における他の重要視される質問、例えば「学部・学科の専攻の理由, 学業、ゼミ、研究室などで取り組んだ内容」や「学生時代に最も力を入れて行ったことと、具体的な成果」、「周囲の人を巻き込んで行った経験と成果」、「あなたがこれまで挫折や困難を乗り越えた経験」、「アピールポイント」、「実現したいこと」等々を答えなければならないため、自分の性格や価値観に紐づいた経験や事実、そこから見出されるあなたの強みと企業選択の理由、を結び付けることは非常に重要なエクササイズなのです。

このロジックの一貫性が「就活の軸」です。この軸の説得力があることがESや面接での戦闘力になります。

一部の学生は報酬や福利厚生の良さ、世間体、誰もが知っている大企業、人気企業、上場企業や格好よさげな業界や企業群から企業を選び、赤枠で囲った企業選択理由(志望動機)を考え、後付けでその下の構造を作っていく人もいます。そのやり方自体は理解できますが、お勧めはできません。

そのやり方は時間をセーブできるかもしれませんが、まともな企業であれば一部のハイパーな学生(学歴も実績、能力が志望企業の水準に比べてずば抜けて高い学生)しか通用しないでしょう。

あとは人手不足でどんな学生でも欲しい企業、ブラック企業、ブラックでなくても早期離職が当たり前の厳しい業界や企業であれば内定は取れるでしょう。しかしそれは皆さんが望んでいることではないはずです。

人事担当や面接官はその企業で評価されている人達です。企業研究の深さや動機の強さ、弱さ、適性はすぐに分かってしまいます。

また製薬会社の場合、安全・安心は絶対的な価値です。医薬品は人の生命や健康に直接的な影響を及ぼすことから、厚生労働省の厳格な規制下にある業界です。

そのためコンプライアンスは厳しく、選考過程で「嘘」や「ごまかし」、「不誠実さ」が感じられれば、なおさら選考を通過させません。

第一三共への志望動機(例文)の解説:MR職

それでは上記のロジックで積み上げた、第一三共(MR職)への志望動機を再度例示しておきます。

第一三共のMR職の志望動機は「第一三共のMR職」を志望する理由をストレートに問うものでした。

再掲:第一三共のMRを志望する理由(400字)

私は、「病気で苦しむ人を救える医薬品を、一人でも多くの人に届けたい」という理由で医薬品業界を選んだ。その上で貴社を志望する理由はMRとして自分が理想と考えるクロスワイズ制を採用している点に大きな魅力を感じたからである。私は母親の入院経験を通じて、病気の苦しみと回復がどれだけ人に影響を与えるかを痛感した。就職活動の中で、医師とともに医薬品業界のMR職が病気で苦しんでいる人を助ける重要な役割を担っていることを知った。貴社のMRは施設担当と領域担当が有機的に連携して質の高い学術情報を提供している。私もMRとして専門領域を高めて高度な医療ニーズを担いたいと考え、将来的には多くの人々が苦しんでいる「がん」領域の担当になりたいというビジョンがある。持ち前の学習意欲や、ゼミで行った社会調査を通じて身についた交渉力や塾講師のアルバイトで培った傾聴力を活かし、貴社のMRとして成長することで「人々の幸せ」に貢献したい。(400文字)

要素の分解:

結論:第一三共のMR職を志望する理由

  • 私は、「病気で苦しむ人を救える医薬品を、一人でも多くの人に届けたい」という理由で医薬品業界を選んだ
  • その上で貴社を志望する理由はMRとして自分が理想と考えるクロスワイズ制を採用している点に大きな魅力を感じたからである
    • →冒頭の二つの文で、医薬品業界を選んだ理由、MR職を得有らんだ理由、何故、第一三共なのかという三点を結論ファーストで記述

 

結論のRTB (Reason to believe):

  • 私は母親の入院経験を通じて、病気の苦しみと回復がどれだけ人に影響を与えるかを痛感した
    • →何故、上記の結論に至ったのかを、志望者同時の情報(経験とそれに基づく価値観)で根拠づける
  • 就職活動の中で、医師とともに医薬品業界のMR職が病気で苦しんでいる人を助ける重要な役割を担っていることを知った
    • →上記の根拠を受け、それをMRという職業選択に連結し、説得力を増す
  • 貴社のMRは施設担当と領域担当が有機的に連携して質の高い学術情報を提供している
    • →第一三共のMR職の特徴(第一三共ならではの情報)
    • 背景:第一三共のMR職は「クロスワイズ制」という施設担当と領域担当が有機的に連携する体制を敷いている
  • 私もMRとして専門領域を高めて高度な医療ニーズを担いたいと考え、将来的には多くの人々が苦しんでいる「がん」領域の担当になりたいというビジョンがある
    • →第一三共のMR職の特徴と、志望者のビジョン、「実現したいこと」、「どんなMRになりたいか」を連結して説得力を増す
    • 背景:第一三共では「2025年ビジョン」において、「がんに強みを持つ先進的グローバル創薬企業」を目指している

 

まとめ:

  • 持ち前の学習意欲や、ゼミで行った社会調査を通じて身についた交渉力や塾講師のアルバイトで培った傾聴力を活かし、貴社のMRとして成長することで「人々の幸せ」に貢献したい
    • →志望者ならではの強みと冒頭の志望理由を連結し、意欲の表現で文を結ぶ

まとめ

ESの設問のパターンによって答え方、書き方をアレンジする必要はありますが、志望動機のロジックツリーはあらかじめ作っておけるはずです。あなたの軸が強ければ後は書き方を工夫すれば良いだけです。

この志望者の志望動機の構成は、他のコースにも充分応用が可能です。要素の分解のカッコ内の要素を参考にしながら、自分のオリジナルを作っていくことです。

またインターンシップに参加できた人は、その体験を通じての気づきや感動、第一三共の社員から得られたものを理由にあげることで、実際の体験を通じた「第一三共ならでは」を表現することも非常に有効です。インターンシップの厳しい選考を参加できた方はぜひ検討してみて下さい。

稀にESで志望動機の記述を求めない製薬メーカーもありますが、面接では志望動機関連の質問は絶対にありますので、しっかり準備をしておきましょう。

ESの質問項目は毎年少しずつ変わる場合もありますが、志望動機のロジックツリーがしっかりできていれば問題ありません。

そして下書きができたら信用のおける第三者にみてもらい、ブラシュアップをしていきましょう。

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