【例文あり】鹿島建設への志望動機に説得力をつける書き方

2022/04/29

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「就活の答え」では就活生が特に気になる人気企業を選んで、書類選考を突破するための企業別志望動機の作成方法を解説します。この記事では鹿島建設への志望動機の例文をあげ、その作成方法を解説しています。

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では早速、例文をみてみましょう。

Contents

鹿島建設への志望動機（例文）：環境
- 志望動機をご記入ください。（500文字）
企業別志望動機を書き始める前の注意点
志望動機の作り方
志望動機のロジック
鹿島建設への志望動機（例文）の解説：（環境）
- 再掲：志望動機をご記入ください。（500文字）
理系の学生、大学院生、ポスドクの先輩が選んでいる就活サービス
まとめ

鹿島建設への志望動機（例文）：環境

志望動機をご記入ください。（500文字）

私の夢は、自然エネルギーの活用による自立型エネルギーシステムによる都市空間を実現することです。東日本大震災の経験により、都市とエネルギー問題に興味を持ちました。特に自然エネルギーの研究をしたくて工学部に進み、環境システム工学を専攻しています。研究室では主に都市のエネルギー消費と自律型エネルギーシステムに関する研究を行っています。貴社を志望する理由は、「100年をつくる会社」という時間軸でのビジョンを掲げ、持続可能な社会を実現することを経営方針とされていること、また具体的に環境に関わる多くのプロジェクトを手掛けている点に惹かれたからです。地球環境保全、特に温室効果ガス削減の取り組みは全世界的、且つ長期的な視野が必要です。また水資源、交通、廃棄物の処理等、多くの課題を解決する技術力、経験知が必要となります。私は建設や土木、エンジニアリング、設備など幅広い分野をカバーし、世界を相手にスケールの大きいプロジェクトを実現している貴社の一員となり、クリーンインフラの実現に向けて成長していきたいと考えています。そして成功事例をつくり、世界に広めていくことで貴社と社会に貢献していきたいと考え志望しました。（500文字）

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企業別志望動機を書き始める前の注意点

志望動機を書き始める前に、絶対に注意しておくべきポイントをあげておきます。

自分起点、事実起点で、具体的に、ポジティブに書くこと
志望動機を構成する要素（下記参照）はあらかじめ全て考え、揃えて、文章にまとめておくこと
志望動機単独で書かない事。ES全体の回答要求項目を精査して、そのバランスの中で何をどの質問に対してメインの要素として書いていくかを決めてから書くこと
ES全体の質問の回答要求項目に対し、文字数制限やスペース制限に従って結論ファーストでドラフトをつくる
ドラフトが完成したら、その上で面接の質問やつっこみ、会話のつかみを想定して志望動機の論理の一貫性が保たれているか、面接のつっこみ質問に耐えられるかを想定し、推敲、改善すること
完成したら信頼のおける友人や近親者に読んでもらい第三者のアドバイスをもらうこと。リクルーターにコンタクトできる場合は、見てもらえるかを相談してみること
PC上で文字数制限内（少なくとも80％以上）で書き上げ、誤字・脱字をチェックし、手書きの場合はできるかぎり丁寧に、読みやすく清書すること

従ってES解禁前の準備段階では、本サイトや他の信頼のおける就活サイトで志望企業の過去のES（直近年度及びその前）のES内容を把握しておきましょう。

稀に企業の独自の考え方でESに「志望動機」を求めない会社も存在します。その場合でも志望動機は面接時に質問されると考え、以下に解説するロジックに従って作成しておいて下さい。

志望動機の作り方

志望動機の作り方のフローは「志望動機に、あなただけの説得力を増す方法」で詳しく解説しています。作成したことがない方は参照してください。

志望動機に、あなただけの説得力を増す方法

「就活の答え」では、学生に人気のある５０の業界・業種別に志望動機の書き方を解説しています。これらの記事も実践的に具体的な企業名をあげ、過去のESの設問に従って50社の志望動機の作り方を解説しています。以下の記事も是非参考にして下さい。

【例文あり】業界・業種別、就活で人気の50社の志望動機を徹底解説

この記事では、自己分析や企業研究を既に行い志望企業が定まった方が、具体的な企業を例に、どのように志望動機を書くべきかを解説します。

志望動機のロジック

「就活の答え」では、以下のチャートでの志望動機のロジックを推奨しています。「本当のあなた」の価値観から積み上げていくロジックです。

正攻法ですが、建設会社のESや面接における他の重要視される質問、例えば「学部・学科の専攻の理由」や「卒業／修士論文や、学科／専攻の授業の中で、最も力を入れて学んでいるテーマ」、「学生時代に力を注いで挑戦したこと、困難だったこと、困難に対するアプローチ、そこで得たもの」、「周囲の人を巻き込んで行った経験と成果」、「長所・短所」、「成し遂げたい事」等々を答えなければならないため、自分の性格や価値観に紐づいた経験や実績、事実、そこから見出されるあなたの強みと企業選択の理由を結び付けることは非常に重要なエクササイズなのです。

このロジックの一貫性が「就活の軸」です。この軸の説得力があることがESや面接での戦闘力になります。

一部の学生は報酬や福利厚生の良さ、世間体、誰もが知っている大企業、人気企業、上場企業や格好よさげな業界や企業群から企業を選び、赤枠で囲った企業選択理由（志望動機）を考え、後付けでその下の構造を作っていく人もいます。そのやり方自体は理解できますが、お勧めはできません。

そのやり方は時間をセーブできるかもしれませんが、まともな企業であれば一部のハイパー学生（学歴も実績、能力が志望企業の水準に比べてずば抜けて高い学生）しか通用しないでしょう。

あとは人手不足でどんな学生でも欲しい企業、ブラック企業、ブラックでなくても早期離職が当たり前の厳しい業界や企業であれば内定は取れるでしょう。しかしそれは皆さんが望んでいることではないはずです。

人事担当や面接官はその企業で評価されている人達です。企業研究の深さや動機の強さ、弱さ、適性はすぐに分かってしまいます。

また建設会社の技術職場合、志望者の専攻や興味、研究に対する姿勢、実績は特に重視されます。また文系の学生もあわせて「リーダーシップ、忍耐力、チャレンジ精神やコミュニケーション能力は特にチェックされます。

建設業は入札の不正、不適格な材料の仕様、工程遵守や安全管理がおろそかになり、事件や事故に繋がると一気にブランドの信用が棄損するビジネスです。従ってコンプライアンスは厳しく、志望者の書類選考や面接の際に「嘘」や「ごまかし」が分かる、もしくは「不誠実な対応」が感じられれば、なおさら選考を通過させません。

鹿島建設への志望動機（例文）の解説：（環境）

それでは上記のロジックで積み上げた、鹿島建設への志望動機を再度例示しておきます。

鹿島建設の志望動機関連の設問は「志望動機をご記入ください」というシンプルなものですが、何も条件がないため逆に充分な時間を使って考えて書く必要があります。

再掲：志望動機をご記入ください。（500文字）

要素の分解：

結論　１（鹿島建設への志望動機）：

私の夢は、自然エネルギーの活用による自立型エネルギーシステムによる都市空間を実現することです
- →結論ファーストで、理由ではなくビジョン（実現したい事）を記述

結論のRTB　（Reason to Believe）：

東日本大震災の経験により、都市とエネルギー問題に興味を持ちました。特に自然エネルギーの研究をしたくて工学部に進み、環境システム工学を専攻しています
- →上記のビジョンを持つに至った理由を、志望者ならではの情報、専攻の動機で補強
研究室では主に都市のエネルギー消費と自律型エネルギーシステムに関する研究を行っています
- →上記ビジョンを持つに至った理由を、研究内容で補強

結論　２：　（鹿島建設を志望する理由）

貴社を志望する理由は、「100年をつくる会社」という時間軸でのビジョンを掲げ、持続可能な社会を実現することを経営方針とされていること、また具体的に環境に関わる多くのプロジェクトを手掛けている点に惹かれたからです
- →鹿島建設ならではの情報、企業理念と事業の実績で補強
地球環境保全、特に温室効果ガス削減の取り組みは全世界的、且つ長期的な視野が必要です。また水資源、交通、廃棄物の処理等、多くの課題を解決する技術力、経験知が必要となります
- →志望者ならではの価値観、「世界をどうみているか」を以下の「まとめ」へのリードとして設定

まとめ：

私は建設や土木、エンジニアリング、設備など幅広い分野をカバーし、世界を相手にスケールの大きいプロジェクトを実現している貴社の一員となり、クリーンインフラの実現に向けて成長していきたいと考えています
- →鹿島建設ならではの情報と志望者の意欲を連結
そして成功事例をつくり、世界に広めていくことで貴社と社会に貢献していきたいと考え志望しました
- →冒頭のビジョンを鹿島建設と未来、世界への貢献につなげたいという意欲でまとめる

この設問の場合記述内容が500文字とボリュームが多いため、文章が冗漫にならないように結論ファーストで書くことが特に重要です。はじめに箇条書きで記述したい内容をまとめ、文章の構成を考え、改善していきましょう。

また応用範囲の広い専攻や研究の場合は、志望者ならではのアングルで技術を捉えることで、実現したい事や志望動機に説得力を持たせることも可能です。

事務系の志望動機の場合は専攻・研究関連の情報でなくても部活動、サークル、留学、アルバイト等の体験や実績を活用すること説得力を増すことができます。→以下の要素を自分なりにまとめて再構成してみてください。

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参考記事：

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まとめ

ESの設問のパターンによって答え方、書き方をアレンジする必要はありますが、志望動機のロジックツリーはあらかじめ作っておけるはずです。あなたの軸が強ければ後は書き方を工夫すれば良いだけです。この志望者の志望動機の構成は、他のコースにも充分応用が可能です。要素の分解の→以下にある要素を参考にしながら、自分のオリジナルを作っていくことです。

またインターンシップに参加できた人は、その体験を通じての気づきや感動、鹿島建設の社員から得られたものを理由にあげることで、実際の体験を通じた「鹿島建設ならでは」を表現することも非常に有効です。インターンシップの厳しい選考を参加できた方はぜひ検討してみて下さい。

面接では志望動機関連の詳細な質問は絶対にありますので、しっかり準備をしておきましょう。

ESの質問項目は毎年少しずつ変わる場合もありますが、志望動機のロジックツリーがしっかりできていれば問題ありません。

そして文章化したものを信用のおける第三者やリクルーターにみてもらい、ブラシュアップをしていきましょう。

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