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【例文あり】JR東日本への志望動機を的確に書く方法

「就活の答え」では就活生が特に気になる人気企業を選んで、書類選考を突破するための企業別志望動機の作成方法を解説します。この記事ではJR東日本への志望動機の例文をあげ、その作成方法を解説しています。
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は早速、例文をみてみましょう。

JR東日本への志望動機(例文):総合職

JR東日本だからこそあなたが実現したいことはなんですか。また、その実現のために、あなたのこれまでの経験を具体的にどのように活かしますか。

私が貴社で実現したいことは、地域・地方の再生と活性化をJR東日本の事業基盤を活用し、且つ既存事業の枠を超えて実現することです。その活動を通じて利益を生みだし、それを再投資して地域の活性化を継続的に取り組むことです。私は地域デザイン科学部、コミュニティデザイン学科で、主に栃木県の観光まちづくりの活動に取り組んできました。学部を選んだ理由は、地元への愛着と、東京一極集中に疑問と危機感を覚えたことです。経済の効率を重視するとどうしても一極に集中する傾向になり、東京から離れた地域は人口の減少が顕著です。地域が抱える課題を、地域の方々と共有して解決策を共に考え実行するというフィールドワークの中で、その地域に有意な若い人材を残すことが重要であると確信しました。その為には地域に足を運び、時間とお金を消費する人を増やすことが第一です。そのための観光や食文化の魅力化、体験イベント等を貴社と地元が連動して開発できる事業に取り組むことをまず実現したいと考えました。「東京感動線」のコンセプトを地方に発展させ、更に貴社の広いカバーエリアに対してリピーターを生んでいくイメージです。また地域の学生に英語での観光ガイドができるレベルの英会話教育も事業化して海外への発信力も高めていきたいです。次に実現したい事は、ターミナル駅の新しい活用です。「駅」や駅前・駅直結の不動産資産を学習やテレワークの拠点としてネットワーク化することで通勤・通学の時間をセーブして生産性の向上にも寄与できると考えます。貴社のモビリティ・リンケージ・プラットフォーム構想のように、鉄道利用者が必要とする多様なモビリティをシームレスに提供することでリアルとバーチャルによる地方の活性化にチャレンジしたいと考えています。その実現のために、地域の人々と共に知恵と労力を出し合って多くのプロジェクトで協働してきた経験を貴社で活かしたいと思います。(797文字)

企業別志望動機を書き始める前の注意点

志望動機を書き始める前に、絶対に注意しておくべきポイントをあげておきます。

  1. 自分起点、事実起点で、具体的に、ポジティブに書くこと
  2. 志望動機を構成する要素(下記参照)はあらかじめ全て考え、揃えて、文章にまとめておくこと
  3. 志望動機単独で書かない事。ES全体の回答要求項目を精査して、そのバランスの中で何をどの質問に対してメインの要素として書いていくかを決めてから書くこと
  4. ES全体の質問の回答要求項目に対し、文字数制限やスペース制限に従って結論ファーストでドラフトをつくる
  5. ドラフトが完成したら、その上で面接の質問やつっこみ、会話のつかみを想定して志望動機の論理の一貫性が保たれているか、面接のつっこみ質問に耐えられるかを想定し、推敲、改善すること
  6. 完成したら信頼のおける友人や近親者に読んでもらい第三者のアドバイスをもらうこと。リクルーターにコンタクトできる場合は、見てもらえるかを相談してみること
  7. PC上で文字数制限内(少なくとも80%以上)で書き上げ、誤字・脱字をチェックし、手書きの場合はできるかぎり丁寧に、読みやすく清書すること

従ってES解禁前の準備段階では、本サイトや他の信頼のおける就活サイトで志望企業の過去のES(直近年度及びその前)のES内容を把握しておきましょう。

稀に企業の独自の考え方でESに「志望動機」を求めない会社も存在します。その場合でも志望動機は面接時に質問されると考え、以下に解説するロジックに従って作成しておいて下さい。

志望動機の作り方

志望動機の作り方のフローは「志望動機に、あなただけの説得力を増す方法」で詳しく解説しています。作成したことがない方は参照してください。

「就活の答え」では、学生に人気のある50の業界・業種別に志望動機の書き方を解説しています。これらの記事も実践的に具体的な企業名をあげ、過去のESの設問に従って50社の志望動機の作り方を解説しています。以下の記事も是非参考にして下さい。

この記事では、自己分析や企業研究を既に行い志望企業が定まった方が、具体的な企業を例に、どのように志望動機を書くべきかを解説します。

志望動機のロジック

「就活の答え」では、以下のチャートでの志望動機のロジックを推奨しています。「本当のあなた」の価値観から積み上げていくロジックです。

正攻法ですが、ESや面接における他の重要視される質問、例えば「学部・学科の専攻の理由」や「学生時代に最も力を入れて行ったことと、具体的な成果」、「周囲の人を巻き込んで行った経験と成果」、「あなたがこれまで挫折や困難を乗り越えた経験」等々を答えなければならないため、自分の性格や価値観に紐づいた経験や事実、そこから見出されるあなたの強みと企業選択の理由を結び付けることは非常に重要なエクササイズなのです。

このロジックの一貫性が「就活の軸」です。この軸の説得力があることがESや面接での戦闘力になります。

一部の学生は報酬や福利厚生の良さ、世間体、誰もが知っている大企業、人気企業、上場企業や格好よさげな業界や企業群から企業を選び、赤枠で囲った企業選択理由(志望動機)を考え、後付けでその下の構造を作っていく人もいます。そのやり方自体は理解できますが、お勧めはできません。

そのやり方は時間をセーブできるかもしれませんが、まともな企業であれば一部のハイパー学生(学歴も実績、能力が志望企業の水準に比べてずば抜けて高い学生)しか通用しないでしょう。

あとは人手不足でどんな学生でも欲しい企業、ブラック企業、ブラックでなくても早期離職が当たり前の厳しい業界や企業であれば内定は取れるでしょう。しかしそれは皆さんが望んでいることではないはずです。

人事担当や面接官はその企業で評価されている人達です。企業研究の深さや動機の強さ、弱さ、適性はすぐに分かってしまいます。

また鉄道企業の場合、「人の生命」を預かる事業を行っており、安全・安心は絶対的な価値です。そのためコンプライアンスは厳しく、選考過程で「嘘」や「ごまかし」、「不誠実さ」が感じられればなおさら選考を通過させません。

JR東日本(総合職)への志望動機(例文)の解説

それでは上記のロジックで積み上げた、JR東日本総合職への志望動機を再度例示しておきます。

この年の志望動機に関連する設問は「JR東日本だからこそ、あなたが実現したいこと」と「その実現のために、あなたの経験を具体的にどのように活かすか」をしっかり書き込む構成になっています。

再掲:JR東日本だからこそあなたが実現したいことはなんですか。また、その実現のために、あなたのこれまでの経験を具体的にどのように活かしますか。

私が貴社で実現したいことは、地域・地方の再生と活性化をJR東日本の事業基盤を活用し、且つ既存事業の枠を超えて実現することです。その活動を通じて利益を生みだし、それを再投資して地域の活性化を継続的に取り組むことです。私は地域デザイン科学部、コミュニティデザイン学科で、主に栃木県の観光まちづくりの活動に取り組んできました。学部を選んだ理由は、地元への愛着と、東京一極集中に疑問と危機感を覚えたことです。経済の効率を重視するとどうしても一極に集中する傾向になり、東京から離れた地域は人口の減少が顕著です。地域が抱える課題を、地域の方々と共有して解決策を共に考え実行するというフィールドワークの中で、その地域に有意な若い人材を残すことが重要であると確信しました。その為には地域に足を運び、時間とお金を消費する人を増やすことが第一です。そのための観光や食文化の魅力化、体験イベント等を貴社と地元が連動して開発できる事業に取り組むことをまず実現したいと考えました。「東京感動線」のコンセプトを地方に発展させ、更に貴社の広いカバーエリアに対してリピーターを生んでいくイメージです。また地域の学生に英語での観光ガイドができるレベルの英会話教育も事業化して海外への発信力も高めていきたいです。次に実現したい事は、ターミナル駅の新しい活用です。「駅」や駅前・駅直結の不動産資産を学習やテレワークの拠点としてネットワーク化することで通勤・通学の時間をセーブして生産性の向上にも寄与できると考えます。貴社のモビリティ・リンケージ・プラットフォーム構想のように、鉄道利用者が必要とする多様なモビリティをシームレスに提供することでリアルとバーチャルによる地方の活性化にチャレンジしたいと考えています。その実現のために、地域の人々と共に知恵と労力を出し合って多くのプロジェクトで協働してきた経験を貴社で活かしたいと思います。(797文字)

要素の分解:

結論 (JR東日本だからこそ実現したい事):

  • 私が貴社で実現したいことは、地域・地方の再生と活性化をJR東日本の事業基盤を活用し、且つ既存事業の枠を超えて実現することです
    • →どんな仕事をしたいのかを簡潔に、結論ファーストで記述
  • その活動を通じて利益を生みだし、それを再投資して地域の活性化を継続的に取り組むことです
    • →地方の活性化をお題目ではなく、利益を生む事業として継続的に行うことを認識

結論(実現したい事)のRTB(Reason to Believe)

  • 私は地域デザイン科学部、コミュニティデザイン学科で、主に栃木県の観光まちづくりの活動に取り組んできました
    • →志望者の独自性、専門分野・経験と実現したいことを連結
  • 学部を選んだ理由は、地元への愛着と、東京一極集中に疑問と危機感を覚えたことです。経済の効率を重視するとどうしても一極に集中する傾向になり、東京から離れた地域は人口の減少が顕著です
    • →実現したいことの背景、根拠
  • 地域が抱える課題を、地域の方々と共有して解決策を共に考え実行するというフィールドワークの中で、その地域に有意な若い人材を残すことが重要であると確信しました
    • →経験を通じた確信

実現したいことを具体的にどのように考えているのか:

  • その為には地域に足を運び、時間とお金を消費する人を増やすことが第一です。そのための観光や食文化の魅力化、体験イベント等を貴社と地元が連動して開発できる事業に取り組むことをまず実現したいと考えました
    • →地域活性化のためにまずやるべきこととJR東日本の事業を連結
  • 「東京感動線」のコンセプトを地方に発展させ、更に貴社の広いカバーエリアに対してリピーターを生んでいくイメージです
    • →JR東日本ならではの情報。東京の山の手線エリアでJR東日本が行っている活動との連結
  • また地域の学生に英語での観光ガイドができるレベルの英会話教育も事業化して海外への発信力も高めていきたいです
    • →若者を地域に残す取り組みの一つと、JR東日本の現状の事業の枠を超えた展開に言及

結論 2(JR東日本だからこそ実現したい事):

  • 次に実現したい事は、ターミナル駅の新しい活用です。「駅」や駅前・駅直結の不動産資産を学習やテレワークの拠点としてネットワーク化することで通勤・通学の時間をセーブして生産性の向上にも寄与できると考えます
    • →地域・地方の活性化は観光のみで実現するものではなく、別の事業としても捉えていることを表明

結論2(実現したい事)のRTB(Reason to Believe)

  • 貴社のモビリティ・リンケージ・プラットフォーム構想のように、鉄道利用者が必要とする多様なモビリティをシームレスに提供することでリアルとバーチャルによる地方の活性化にチャレンジしたいと考えています
    • →JR東日本が行っているモビリティ・リンケージ・プラットフォームとの連携と意欲の表明

まとめ:

結論の補強(経験の活かし方):

  •  その実現のために、地域の人々と共に知恵と労力を出し合って多くのプロジェクトで協働してきた経験を貴社で活かしたいと思います
    • →冒頭の結論、「やりたい仕事」と、経験を通じた「強み」との連結

まとめ

ESの設問のパターンによって答え方、書き方をアレンジする必要はありますが、志望動機のロジックツリーはあらかじめ作っておけるはずです。あなたの軸が強ければ後は書き方を工夫すれば良いだけです。

稀にESで志望動機の記述を求めない鉄道企業もありますが、面接では志望動機関連の質問は絶対にありますので、しっかり準備をしておきましょう。

ESの質問項目は毎年少しずつ変わる場合もありますが、志望動機のロジックツリーがしっかりできていれば問題ありません。

そして下書きができたら信用のおける第三者にみてもらい、ブラシュアップをしていきましょう。

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