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【例文あり】トヨタ自動車への志望動機に説得力を増す書き方

「就活の答え」では就活生が特に気になる人気企業を選んで、書類選考を突破するための企業別志望動機の作成方法を解説します。この記事ではトヨタ自動車への志望動機の例文をあげ、その作成方法を解説しています。下の目次の項目をクリックすれば読みたい箇所に遷移します。

では早速、例文をみてみましょう。

トヨタ自動車(技術系)への志望動機(例文)

トヨタの志望理由とやりたい仕事について教えてください。(400文字)

私の志望理由は、人の暮らしと日本経済に大きな影響力を持つ貴社のみがモビリティインフラの変革をリードできると考え、自分も変革をドライブする人材になりたいと考えたからです。私は「クルマの枠を超えた真のモビリティカンパニーへの変革」は、現在のクルマが実現している価値、例えば、“Fun to Drive”という価値が、コネクティッドを実現する様々な技術シーズを組み合わせ、“新しいFun to Drive”を創造し続けることで実現すると考えています。その先に安全、安心な自動運転があり、未来のモビリティインフラが構築されると考えます。この大きな仕事に主体的に関わるためには貴社がベストと考えました。やりたい仕事は先進安全システムの開発、自動運転・コネクティッド化を支えるITプラットフォームの企画開発、ITSとの連携です。大学では画像認識とニューラルネットワークの研究に没頭していたため、その基礎知識も活かせると考え貴社を志望しました。(393文字)

企業別志望動機を書き始める前の注意点

志望動機を書き始める前に、絶対に注意しておくべきポイントをあげておきます。

  1. 自分起点、事実起点で、具体的に、ポジティブに書くこと
  2. 志望動機を構成する要素(下記参照)はあらかじめ全て考え、揃えて、文章にまとめておくこと
  3. 志望動機単独で書かない事。ES全体の回答要求項目を精査して、そのバランスの中で何をどの質問に対してメインの要素として書いていくかを決めてから書くこと
  4. ES全体の質問の回答要求項目に対し、文字数制限やスペース制限に従って結論ファーストでドラフトをつくる
  5. ドラフトが完成したら、その上で面接の質問やつっこみ、会話のつかみを想定して志望動機の論理の一貫性が保たれているか、面接のつっこみ質問に耐えられるかを想定し、推敲、改善すること
  6. 完成したら信頼のおける友人や近親者に読んでもらい第三者のアドバイスをもらうこと。リクルーターにコンタクトできる場合は、見てもらえるかを相談してみること
  7. PC上で文字数制限内(少なくとも80%以上)で書き上げ、誤字・脱字をチェックし、手書きの場合はできるかぎり丁寧に、読みやすく清書すること

従ってES解禁前の準備段階では、本サイトや他の信頼のおける就活サイトで志望企業の過去のES(直近年度及びその前)のES内容を把握しておきましょう。

ESに「志望動機」を求めない会社も存在します。その場合でも志望動機は面接時に質問されると考え、以下に解説するロジックに従って作成しておいて下さい。

志望動機の作り方

志望動機の作り方のフローは「志望動機に、あなただけの説得力を増す方法」で詳しく解説しています。作成したことがない方は参照してください。

「就活の答え」では、学生に人気のある50の業界・業種別に志望動機の書き方を解説しています。これらの記事も実践的に具体的な企業名をあげ、過去のESの設問に従って50社の志望動機の作り方を解説しています。以下の記事も是非参考にして下さい。

この記事では、自己分析や企業研究を既に行い志望企業が定まった方が、具体的な企業を例に、どのように志望動機を書くべきかを解説します。

志望動機のロジック

「就活の答え」では、以下のチャートでの志望動機のロジックを推奨しています。「本当のあなた」の価値観から積み上げていくロジックです。

正攻法ですが、ESや面接における他の重要視される質問、例えば「学部・学科の専攻の理由・実績」や「学生時代に最も力を入れて行ったことと、具体的な成果」、「周囲の人を巻き込んで行った経験と成果」、「これだけは人に負けないと自負している点」等々を答えなければならないため、自分の性格や価値観に紐づいた経験や事実、そこから見出されるあなたの強みと企業選択の理由を結び付けることは非常に重要なエクササイズなのです。

このロジックの一貫性が「就活の軸」です。この軸の説得力があることがESや面接での戦闘力になります。

一部の学生は報酬や福利厚生の良さ、世間体、誰もが知っている大企業、人気企業、上場企業や格好よさげな業界や企業群から企業を選び、赤枠で囲った企業選択理由(志望動機)を考え、後付けでその下の構造を作っていく人もいます。そのやり方自体は理解できますが、お勧めはできません。

時間をセーブできるかもしれませんが、まともな企業であれば一部のハイパーな学生(学歴も実績、能力が志望企業の水準に比べてずば抜けて高い学生)しか通用しないでしょう。

あとは人手不足でどんな学生でも欲しい企業、ブラック企業、ブラックでなくても早期離職が当たり前の厳しい業界や企業であれば内定は取れるでしょう。しかしそれは皆さんが望んでいることではないはずです。

人事担当や面接官はその企業で評価されている人達です。企業研究の深さや動機の強さ、弱さ、適性はすぐに分かってしまいます。

自動車業界は、人の命に係わる責任を負っており、安全・安心が基本の産業です。そのためコンプライアンスは厳しく、志望者に「嘘」や「ごまかし」、「不誠実さ」が感じられればなおさら選考を通過させません。

トヨタ自動車への志望動機(例文)の解説

それでは上記のロジックで積み上げた、トヨタ自動車への志望動機を再度例示しておきます。この年のトヨタ自動車のESでは志望動機部分が、トヨタの志望理由とやりたい仕事を答える設問になっています。

400文字以内と充分な文字数があるため、設問の趣旨に沿った回答の中で、トヨタならではのポジショニングや特徴、トヨタの事業戦略、個人としてのビジネスに対するビジョン、実現したいことが伝わる構成にしています。

再掲:トヨタの志望理由とやりたい仕事について教えてください。(400文字)

私の志望理由は、人の暮らしと日本経済に大きな影響力を持つ貴社こそがモビリティインフラの変革をリードできると考え、自分も変革をドライブする人材になりたいと考えたからです。私は「クルマの枠を超えた真のモビリティカンパニーへの変革」は、現在のクルマが実現している価値、例えば、“Fun to Drive”という価値が、コネクティッドを実現する様々な技術シーズを組み合わせ、“新しいFun to Drive”を創造し続けることで実現すると考えています。その先に安全、安心な自動運転があり、未来のモビリティインフラが構築されると考えます。この大きな仕事に主体的に関わるためには貴社がベストと考えました。やりたい仕事は先進安全システムの開発、自動運転・コネクティッド化を支えるITプラットフォームの企画開発、ITSとの連携です。大学では画像認識とニューラルネットワークの研究に没頭していたため、その基礎知識も活かせると考え貴社を志望しました。(393文字)

要素の分解:

結論(トヨタへの志望理由):

  • 人の暮らしと日本経済に大きな影響力を持つ貴社こそがモビリティインフラの変革をリードできる
    • →トヨタならではのポジショニングが理由の一つ
  • 自分も変革をドライブする人材になりたいと考えた
    • →志望者の意思表明

 

結論のRTB(Reason to Believe):

  • 私は「クルマの枠を超えた真のモビリティカンパニーへの変革」は、現在のクルマが実現している価値、例えば、“Fun to Drive”という価値が、コネクティッドを実現する様々な技術シーズを組み合わせ、“新しいFun to Drive”を創造し続けることで実現すると考えています
    • →トヨタの事業戦略を志望者がどう捉えているか
  • その先に安全、安心な自動運転があり、未来のモビリティインフラが構築されると考えます。この大きな仕事に主体的に関わるためには貴社がベストと考えました
    • →モビリティインフラと自動車産業のベクトルと自分がやりたいことへのブリッジ

 

結論(やりたい仕事):

  • やりたい仕事は先進安全システムの開発、自動運転・コネクティッド化を支えるITプラットフォームの企画開発、ITSとの連携
    • →トヨタへの志望動機と具体的にやりたい仕事の連結

 

結論のRTB(Reason to Believe)とまとめ:

  • 大学では画像認識とニューラルネットワークの研究に没頭していたため、その基礎知識も活かせると考え貴社を志望しました
    • →志望動機、やりたい仕事の理由、根拠の提示、他のES設問、「大学での研究内容」、「論文作成に当たり苦労した点」等とのブリッジ*
  • *専攻や研究のテーマがダイレクトに結びつかない場合でも、〇〇の研究において〇〇を体験した結果、貴社の〇〇の重要性とそれを突き詰め、〇〇を実現したいと考えたという文脈でもブリッジは可能。(ただしあまりにも遠い事象を無理やりこじつけるのはやめておきましょう

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参考記事:

まとめ

ESの設問のパターンによって答え方、書き方をアレンジする必要はありますが、志望動機のロジックツリーはあらかじめ作っておけるはずです。あなたの軸が強ければ後は書き方を工夫すれば良いだけです。

トヨタ自動車の場合、技術部門も、事務部門もイワークショップやンターンシッププログラムに力を入れています。選考は厳しいですが、既に参加できた人、これから参加を実現できた人はインターンシップでのTake Outを志望動機に活かせるかも検討してください。そのままトヨタならでの情報と、あなたとの接点を表現できます。

大手企業でもES段階で志望動機の記述を求めない企業もありますが、面接では志望動機関連の質問は絶対にありますので、しっかり準備をしておきましょう。

ESの質問項目は毎年少しずつ変わる場合もありますが、志望動機のロジックツリーがしっかりできていれば問題ありません。

そして下書きができたら信用のおける第三者にみてもらい、ブラシュアップをしていきましょう。

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