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【例文あり】説得力のある、東京エレクトロン(TEL) への志望動機の作り方

「就活の答え」では就活生が特に気になる人気企業を選んで、書類選考を突破するための企業別志望動機の作成方法を解説します。

この記事では半導体製造装置の売上高では世界4位、(アジア圏では1位)であり、営業利益率も高く就活生に評価が高い、東京エレクトロン(TEL) への志望動機その作成方法を解説しています。

文系の学生は特に東京エレクトロンのことをご存知ない方もいらっしゃると思いますが、東京エレクトロンは、半導体製造の前工程(シリコンウエハ上にトランジスタ、キャパシタ、配線などの3次元の構造による回路が形成されるまで)において、塗布現像装置の世界シェアは87%*を占めており、世界の半導体製造業においてなくてはならない存在です。

*2021年3月実績

海外売上比率は80%を超え、グローバルの拠点数も76ヵ所に及びます。技術系のBtoB企業として、ニッチ市場で圧倒的なシェアを獲得している優良企業です。

理系の就活生はもちろんのこと、文系の学生でも技術力にあるBtoB企業に興味のある方は、是非チェックしてみて下さい。

東京エレクトロンでは2022年卒の就活ではエントリーシートの提出がありましたが、それによる選考はなく、筆記試験通過後の面接の資料として活用する方式でした。

2023年卒ではエントリーシートというフォーマットはなくなり、志望動機関連の質問は座談会や面接時に行われるカタチになりました。

ここでは、東京エレクトロンへの志望動機の作成方法を、2022年卒までに使用されていたエントリーシートの設問に沿って解説します。

従って、文字数等は気にせず、例文を参考にしながら「自分の志望動機」を組み立てておきましょう。

下の目次の項目をクリックすれば読みたい箇所に遷移します。

では早速、志望動機の例文をみてみましょう。

東京エレクトロンへの志望動機(例文:セールスエンジニア(営業志望)の場合)

東京エレクトロンを志望する理由(入社したら、どんな仕事で、どんな風に活躍したいかも含めて) (全半角400文字以内)

貴社を志望する理由は2つです。1つ目は、貴社が高い技術力を持った半導体の製造装置の世界的なメーカーであり、私の成長や仕事が世界を変えていくことに繋がると考えました。あらゆる産業や生活にIoT、AIに代表されるデジタル技術、5Gをはじめとする高度なモバイル通信技術が使用され、データ活用によるDXが進む社会では、高度な半導体が必要不可欠です。貴社は半導体を支え、発展させていく存在です。私もその仕事に食らいつき、挑戦して結果を出すことで、世界の発展に貢献したいです。2つ目はセールスエンジニアとして世界を相手にしたビジネスをいたいと考えているためです。入社後はセールスエンジニアとして必要な高度な知識とスキルを身に付け、お客様のニーズを実現して、共に成長・発展していけるような信頼関係を築いていきたいです。英語ディベート部で磨いてきた英語力や交渉力、留学生達との交流で培った関係構築力も役立てたいと考えています。(400文字)

 企業別志望動機を書き始める前の注意点

志望動機を考え、文章化する前に、絶対に注意しておくべきポイントをあげておきます。

  1. 自分起点、事実起点で、具体的に、ポジティブに書くこと
  2. 志望動機を構成する要素(下記参照)はあらかじめ全て考え、揃えて、文章にまとめておくこと
  3. 志望動機単独で書かない事。ES全体の回答要求項目を精査して、そのバランスの中で何をどの質問に対してメインの要素として書いていくかを決めてから書くこと
  4. ES全体の質問の回答要求項目に対し、文字数制限やスペース制限に従って結論ファーストでドラフトをつくる
  5. ドラフトが完成したら、その上で面接の質問やつっこみ、会話のつかみを想定して志望動機の論理の一貫性が保たれているか、面接のつっこみ質問に耐えられるかを想定し、推敲、改善すること
  6. 完成したら信頼のおける友人や近親者に読んでもらい第三者のアドバイスをもらうこと。リクルーターにコンタクトできる場合は、見てもらえるかを相談してみること
  7. PC上で文字数制限内(少なくとも80%以上)で書き上げ、誤字・脱字をチェックし、手書きの場合はできるかぎり丁寧に、読みやすく清書すること

従ってエントリー解禁前の準備段階では、本サイトや他の信頼のおける就活サイトで志望企業の過去のES(直近年度及びその前)のES内容を把握しておきましょう。

稀に企業の独自の考え方でエントリーシート、もしくはエントリー段階で「志望動機」を求めない会社も存在します。その場合でも志望動機は面接時に質問されると考え、以下に解説するロジックに従って作成しておいて下さい。

志望動機の作り方

志望動機の作り方のフローは「志望動機に、あなただけの説得力を増す方法」で詳しく解説しています。作成したことがない方は参照してください。

「就活の答え」では、学生に人気のある50の業界・業種別に志望動機の書き方を解説しています。これらの記事も実践的に具体的な企業名をあげ、過去のESの設問に従って50社の志望動機の作り方を解説しています。以下の記事も是非参考にして下さい。

この記事では、自己分析や企業研究を既に行い志望企業が定まった方が、具体的な企業を例に、どのように志望動機を書くべきかを解説します。

志望動機のロジック

「就活の答え」では、以下のチャートでの志望動機のロジックを推奨しています。「本当のあなた」の価値観から積み上げていくロジックです。

正攻法ですが、ESや面接における他の重要視される質問、例えば近年の東京エレクトロンのESでは「力を注いだ科目または研究テーマの概要」や「自己PR」、「趣味・特技」、「スポーツ・部活・サークル・アルバイト経験」等々の質問が設定されていました。

これらの質問に答えるためには、自分の性格や価値観に紐づいた経験や実績、事実、そこから見出されるあなたの強みと企業選択の理由を結び付けることは非常に重要なエクササイズなのです。

このロジックの一貫性が「就活の軸」です。この軸の説得力があることがESや面接での戦闘力になります。

一部の学生は報酬や福利厚生の良さ、世間体、誰もが知っている大企業、人気企業、上場企業や格好よさげな業界や企業群から企業を選び、赤枠で囲った企業選択理由(志望動機)を考え、後付けでその下の構造を作っていく人もいます。そのやり方自体は理解できますが、お勧めはできません。

そのやり方は時間をセーブできるかもしれませんが、まともな企業であれば一部のハイパー学生(学歴も実績、能力が志望企業の水準に比べてずば抜けて高い学生)しか通用しないでしょう。

あとは人手不足でどんな学生でも欲しい企業、ブラック企業、ブラックでなくても早期離職が当たり前の厳しい業界や企業であれば内定は取れるでしょう。

人事担当や面接官はその企業で評価されている人達です。企業研究の深さや動機の強さ、弱さ、適性はすぐに分かってしまいます

また精密機器、ハイテク企業の技術系企業の場合、志望者の専攻や興味、研究に対する姿勢、実績は特に重視されます。

そしてBtoB企業は、顧客のニーズやウォンツを吸収、実現することで顧客との長期間に渡る信頼関係を構築していくことがビジネスの基本です。

書類選考や面接の際に信頼関係を壊す「嘘」や「ごまかし」が分かる、もしくは「専攻や研究に対する熱意」が感じられれば選考を通過させません。

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東京エレクトロンへの志望動機の解説(例文:セールスエンジニア(営業志望)の場合)

それでは上記のロジックで積み上げた、東京エレクトロンへの志望動機を再度例示しておきます。

近年の東京エレクトロンのESでは、志望動機に関連する設問は「会社志望動機」と「入社後、どんな仕事で、どんな風に活躍したいか」を問う内容となっていました。

再掲:東京エレクトロンを志望する理由(入社したら、どんな仕事で、どんな風に活躍したいかも含めて) (全半角400文字以内)

貴社を志望する理由は2つです。1つ目は、貴社が高い技術力を持った半導体の製造装置の世界的なメーカーであり、私の成長や仕事が世界を変えていくことに繋がると考えました。あらゆる産業や生活にIoT、AIに代表されるデジタル技術、5Gをはじめとする高度なモバイル通信技術が使用され、データ活用によるDXが進む社会では、高度な半導体が必要不可欠です。貴社は半導体を支え、発展させていく存在です。私もその仕事に食らいつき、挑戦して結果を出すことで、世界の発展に貢献したいです。2つ目はセールスエンジニアとして世界を相手にしたビジネスをいたいと考えているためです。入社後はセールスエンジニアとして必要な高度な知識とスキルを身に付け、お客様のニーズを実現して、共に成長・発展していけるような信頼関係を築いていきたいです。英語ディベート部で磨いてきた英語力や交渉力、留学生達との交流で培った関係構築力も役立てたいと考えています。(400文字)

要素の分解:

結論 1:東京エレクトロンを志望する理由

 

  • 貴社を志望する理由は2つです
    • →論点を明確にするため、2つの理由を述べることを最初に述べる
  • 1つ目は、貴社が高い技術力を持った半導体の製造装置の世界的なメーカーであり、私の成長や仕事が世界を変えていくことに繋がると考えました
    • →東京エレクトロンでなければならない独自情報を、志望者の視点(この志望者の場合はビジョン)を使って動機に転換
  • あらゆる産業や生活にIoT、AIに代表されるデジタル技術、5Gをはじめとする高度なモバイル通信技術が使用され、データ活用によるDXが進む社会では、高度な半導体が必要不可欠です
    • →何故、半導体製造装置メーカーなのかの根拠を志望者の視点で語る(RTB: Reason to believe)
  • 貴社は半導体を支え、発展させていく存在です
    • →東京エレクトロンであるべき根拠(RTB: Reason to believe)
  • 私もその仕事に食らいつき、挑戦して結果を出すことで、世界の発展に貢献したいです
    • →意欲の表現で結論を補強

結論 2:入社後、どんな仕事で、どんな活躍がしたいか

 

  • 2つ目はセールスエンジニアとして世界を相手にしたビジネスをいたいと考えているためです
    • →2つ目の理由を「どんな仕事で、どんな活躍をしたいか」の結論として端的に答える
  • 入社後はセールスエンジニアとして必要な高度な知識とスキルを身に付け、お客様のニーズを実現して、共に成長・発展していけるような信頼関係を築いていきたいです
    • →「どんな風に」に答えるために、どんなセールスエンジニアになりたいのかを志望者の視点で述べる
  • 英語ディベート部で磨いてきた英語力や交渉力、留学生達との交流で培った関係構築力も役立てたいと考えています
    • →自分にはそのポテンシャルがあることを経験と強みの事実・根拠(RTB: Reason to believe)を使ってアピールし、意欲の表現で文を締める

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参考記事:

まとめ

ESの設問のパターンによって答え方、書き方をアレンジする必要はありますが、志望動機のロジックツリーはあらかじめ作っておけるはずです。これは、面接の対応のためにも必要なことです。

東京エレクトロンのESでは、志望動機以外に「自己PR」の設問もあるため、この志望者の場合、英語ディベート部の活動や留学生との交流のエピソードは、そちらで詳しく述べて、「あなた」という存在を強く印象付ける工夫をするべきです。

あなたの軸が強ければ後は書き方を工夫すれば良いだけです。この志望者の志望動機の構成は、他のコースにも充分応用が可能です。要素の分解のカッコ内の要素を参考にしながら、自分のオリジナルを作っていきましょう。

またインターンシップに参加できた人は、その体験を通じての気づきや感動、東京エレクトロンの社員から得られたものを理由にあげることで、実際の体験を通じた「東京エレクトロンならでは」を表現することも非常に有効です。インターンシップに参加できた方はぜひ検討してみて下さい。

ただしその場合でも、東京エレクトロンの社員の方や企業としての良い点を単にあげるのではなく、必ず自分起点で表現することがポイントです。

面接では志望動機関連の詳細な質問は絶対にありますので、しっかり準備をしておきましょう。

そして文章化したものを信用のおける第三者にみてもらい、ブラシュアップをしていきましょう。

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