就活に正解はない。あるのは自分の「答え」だけ。自分にベストな答えを見つける就活情報サイト

【例文あり】富士ソフトへの志望動機に説得力を与える書き方

「就活の答え」では就活生が特に気になる人気企業を選んで、書類選考を突破するための企業別志望動機の作成方法を解説します。

この記事では独立系SIerで就活人気も高い富士ソフトへの志望動機の例文をあげ、その作成方法を解説しています。

下の目次の項目をクリックすれば読みたい箇所に遷移します。

富士ソフトへの志望動機(例文):システムエンジニア

近年の富士ソフトのエントリーシートにおける志望動機の設問では、富士ソフトを志望する理由と入社後どのような仕事がしたいかという2点を問うカタチとなっています。

では早速、例文をみていきましょう。

富士ソフトを志望する理由と富士ソフトに入社してやりたいことを記載してください。(500字)

就職活動で様々な業界や企業を研究する過程で、社会や産業におけるICTが必要不可欠であり、モノやサービスに命を吹き込むシステム開発に携わりたいと考えました。貴社の事業は、広範な産業におけるモノやサービスに、今実現していない価値を創造し、提供することと考えています。私の就職活動の軸は、生涯に渡り能力を向上し、成長できる仕事に就くこと、そして自分の成長を仕事にフィードバックして、社会に貢献することです。貴社はAIS-CRMをはじめとした最先端技術に挑戦し、価値提供をし続けることで成長されています。私も貴社の一員として、最先端技術を学び成長することで、お客様のベストを提供し続けたいと考えています。将来的にやりたいことは、AI技術を駆使した制御系のシステム開発です。その理由は、スーパーや倉庫のアルバイトで実感した人手不足であり、自動化システムで解決できる課題が多いことです。人口減に直面する日本では、様々な現場で自動化技術が担う役割が大きく、そのシステム開発に携わりたいと考えました。そのために、携わる仕事を通じて、貪欲に技術、製品、サービスを学び、プロジェクトをリードできる人材として成長し、活躍したいです。(496文字)

企業別志望動機を書き始める前の注意点

志望動機を書き始める前に、絶対に注意しておくべきポイントをあげておきます。

  1. 自分起点、事実起点で、具体的に、ポジティブに書くこと
  2. 志望動機を構成する要素(下記参照)はあらかじめ全て考え、揃えて、文章にまとめておくこと
  3. 志望動機単独で書かない事。ES全体の回答要求項目を精査して、そのバランスの中で何をどの質問に対してメインの要素として書いていくかを決めてから書くこと
  4. ES全体の質問の回答要求項目に対し、文字数制限やスペース制限に従って結論ファーストでドラフトをつくる
  5. ドラフトが完成したら、その上で面接の質問やつっこみ、会話のつかみを想定して志望動機の論理の一貫性が保たれているか、面接のつっこみ質問に耐えられるかを想定し、推敲、改善すること
  6. 完成したら信頼のおける友人や近親者に読んでもらい第三者のアドバイスをもらうこと。リクルーターにコンタクトできる場合は、見てもらえるかを相談してみること
  7. PC上で文字数制限内(少なくとも80%以上)で書き上げ、誤字・脱字をチェックし、手書きの場合はできるかぎり丁寧に、読みやすく清書すること

従ってES解禁前の準備段階では、本サイトや他の信頼のおける就活サイトで志望企業の過去のES(直近年度及びその前)のES内容を把握しておきましょう。

稀に企業の独自の考え方でESに「志望動機」を求めない会社も存在します。その場合でも志望動機は面接時に質問されると考え、以下に解説するロジックに従って作成しておいて下さい。

志望動機の作り方

志望動機の作り方のフローは「志望動機に、あなただけの説得力を増す方法」で詳しく解説しています。作成したことがない方は参照してください。

「就活の答え」では、学生に人気のある50の業界・業種別に志望動機の書き方を解説しています。これらの記事も実践的に具体的な企業名をあげ、過去のESの設問に従って50社の志望動機の作り方を解説しています。以下の記事も是非参考にして下さい。

この記事では、自己分析や企業研究を既に行い志望企業が定まった方が、具体的な企業を例に、どのように志望動機を書くべきかを解説します。

志望動機のロジック

「就活の答え」では、以下のチャートでの志望動機のロジックを推奨しています。「本当のあなた」の価値観から積み上げていくロジックです。

正攻法ですが、ESや面接における他の重要視される質問、例えば富士ソフトのESでは、「自己PR」、「学業、ゼミ、研究室などで取り組んだ内容」、「学生時代に最も打ち込んだこと」、「あなたが周りを巻き込み、課題解決をした経験」、「アルバイトで学んだこと」等々を答えなければならないため、自分の性格や価値観に紐づいた経験や事実、そこから見出されるあなたの強みと企業選択の理由を結び付けることは非常に重要なエクササイズなのです。

このロジックの一貫性が「就活の軸」です。この軸の説得力があることがESや面接での戦闘力になります。

一部の学生は報酬や福利厚生の良さ、世間体、誰もが知っている大企業、人気企業、上場企業や格好よさげな業界や企業群から企業を選び、赤枠で囲った企業選択理由(志望動機)を考え、後付けでその下の構造を作っていく人もいます。そのやり方自体は理解できますが、お勧めはできません。

そのやり方は時間をセーブできるかもしれませんが、まともな企業であれば一部のハイパー学生(学歴も実績、能力が志望企業の水準に比べてずば抜けて高い学生)しか通用しないでしょう。

あとは人手不足でどんな学生でも欲しい企業、ブラック企業、ブラックでなくても早期離職が当たり前の厳しい業界や企業であれば内定は取れるでしょう。

人事担当や面接官はその企業で評価されている人達です。企業研究の深さや動機の強さ、弱さ、適性はすぐに分かってしまいます

またITシステム企業はBtoBビジネスであるため、顧客との長期的かつ良好な関係構築が重視される業界です。

システム開発はその顧客の業務に深く入り込んで業務を理解することからはじめるため、顧客との業務を通じた信頼関係は必要不可欠です。

オンプレミス等、業務によってはお客様の企業内で働くことも普通にあるため、信頼関係を構築できる人材であることが基本中の基本です。またシステム構築にミスがあると、顧客の信用も傷つけてしまう事態にもなりかねないため、ものごとに「真面目に取り組む人材」であることも重要な資質です。

社内や社外の多くの人々がチームとしてプロジェクトを動かしていくことでも、チームワークが大前提です。

従って人間関係や信頼関係を傷つける「嘘」や「ごまかし」、「不誠実さ」が選考過程で感じられれば選考を通過させませんので注意しましょう。

富士ソフトでは、「企業は人なり」の精神のもとで、「人(社員)を最大の財産」と考え、学歴や経験にこだわらないで人を大切にし、チャレンジする人を支援する人材育成方針をとっています。

富士ソフトを志望する方は、事業の性格や、求める人材像をしっかり把握して選考に臨んで下さい。

再掲:富士ソフトへの志望動機(例文:システムエンジニア)

それでは上記のロジックで積み上げた、富士ソフトへの志望動機を再度例示しておきます。

再掲:富士ソフトを志望する理由と富士ソフトに入社してやりたいことを記載してください。(500字)

就職活動で様々な業界や企業を研究する過程で、社会や産業におけるICTが必要不可欠であり、モノやサービスに命を吹き込むシステム開発に携わりたいと考えました。貴社の事業は、広範な産業におけるモノやサービスに、今実現していない価値を創造し、提供することと考えています。私の就職活動の軸は、生涯に渡り能力を向上し、成長できる仕事に就くこと、そして自分の成長を仕事にフィードバックして、社会に貢献することです。貴社はAIS-CRMをはじめとした最先端技術に挑戦し、価値提供をし続けることで成長されています。私も貴社の一員として、最先端技術を学び成長することで、お客様のベストを提供し続けたいと考えています。将来的にやりたいことは、AI技術を駆使した制御系のシステム開発です。その理由は、スーパーや倉庫のアルバイトで実感した人手不足であり、自動化システムで解決できる課題が多いことです。人口減に直面する日本では、様々な現場で自動化技術が担う役割が大きく、そのシステム開発に携わりたいと考えました。そのために、携わる仕事を通じて、貪欲に技術、製品、サービスを学び、プロジェクトをリードできる人材として成長し、活躍したいです。(496文字)

要素の分解:

結論1:富士ソフトを志望する理由

 

  • 就職活動で様々な業界や企業を研究する過程で、社会や産業におけるICTが必要不可欠であり、モノやサービスに命を吹き込むシステム開発に携わりたいと考えました
    • →富士ソフトを志望する理由を、結論ファーストで志望者独自の考え、結論に導く過程とともに記述
    • →ITシステムベンダーを志望する理由
  • 貴社の事業は、広範な産業におけるモノやサービスに、今実現していない価値を創造し、提供することと考えています
    • →志望者の考え(志望理由)の根拠(RTB: Reason to believe)として、志望者独自の視点(この例文の場合は、志望者の考える富士ソフトの社会的存在意義)を記述
  • 私の就職活動の軸は、生涯に渡り能力を向上し、成長できる仕事に就くこと、そして自分の成長を仕事にフィードバックして、社会に貢献することです
    • →志望者の就活の軸=企業選択で外せないものを、志望者独自の情報として提示
  • 貴社はAIS-CRMをはじめとした最先端技術に挑戦し、価値提供をし続けることで成長されています
    • →富士ソフトならではの特徴(富士ソフトの独自情報)
  • 私も貴社の一員として、最先端技術を学び成長することで、お客様のベストを提供し続けたいと考えています
    • →志望者の独自情報(この例文の場合は就活の軸)と、富士ソフトならではの特徴が交わることが志望理由であると読める構造を作り、意欲の表現で文を締める

用語解説:AIS-CRM (アイスクリーム)

  • 富士ソフトが重点技術と位置付けている「AI、IoT、セキュリティ、クラウド、ロボット、モバイル・オートモーティブ」分野の先端的な取り組み(富士ソフトの独自用語)

結論2:富士ソフトに入社してやりたいこと

 

  • 将来的にやりたいことは、AI技術を駆使した制御系のシステム開発です
    • →富士ソフトに入社してやりたいことを、結論ファーストで具体的に記述
  • その理由は、スーパーや倉庫のアルバイトで実感した人手不足であり、自動化システムで解決できる課題が多いことです
    • →上記の結論に至った根拠(RTB: Reason to believe)として、志望者独自の情報(この志望者の場合はアルバイトの経験から実感した課題)を記述
  • 人口減に直面する日本では、様々な現場で自動化技術が担う役割が大きく、そのシステム開発に携わりたいと考えました
    • →上記の課題の解決と富士ソフトの事業内容をリンクさせ、課題の解決が富士ソフトに入社して「やりたいこと」である、という構造をつくる
  • そのために、携わる仕事を通じて、貪欲に技術、製品、サービスを学び、プロジェクトをリードできる人材として成長し、活躍したいです
    • →この例文の場合は、「将来的にやりたいこと」を設定しているため、それを実現するまでの志望者が考えるキャリアパスや仕事の取り組み方、取り組む姿勢を記述し、意欲の表現で文を締める

自分はITシステム業界に向いているタイプか、適性を診断してみよう

自分の適性や性格が、ITシステム業界の仕事に向いているのかどうか、気になりませんか?

そんな時は、自己分析ツールを活用して、自分と志望業界との相性を診断してみましょう。

就活サービスを提供しているキャリアパークの自己分析ツールなら、36の質問に答えるだけで、自分の強み・弱み→それに基づく適職を診断できます。

あなたの強み・弱みを理解し、自分がITシステム業界、SIerに向いているタイプか、診断してみましょう。

まとめ

ESの設問のパターンによって答え方、書き方をアレンジする必要はありますが、志望動機のロジックツリーはあらかじめ作っておけるはずです。

あなたの軸が強ければ後は書き方を工夫すれば良いだけです。この志望者の志望動機の構成は、他の募集職種にも充分応用が可能です。要素の分解の→以下の要素を参考にしながら、自分のオリジナルを作っていくことです。

またインターンシップに参加できた人は、その体験を通じての気づきや感動、富士ソフトの社員から得られたものを理由にあげることで、実際の体験を通じた「富士ソフトならでは」を表現することも非常に有効です。インターンシップに参加できた方はぜひ検討してみて下さい。

ただしその場合でも、単に富士ソフトの社員の方や、富士ソフト自体の良い所をあげるのではなく、必ず自分起点で書くことがポイントです。

稀にESで志望動機の記述を求めないITシステム企業もありますが、面接では志望動機関連の質問は絶対にありますので、しっかり準備をしておきましょう。

そして文章化したものを信用のおける第三者にみてもらい、ブラシュアップをしていきましょう。

36の質問で、あなたの強み・適職を診断

就活は自己分析が必須!…ただ、やり方がわからず、悩んでいる人も多いはず。 そんな時は、自己分析ツールを活用しましょう キャリアパークのツールを使えば、36の質問に答えるだけであなたの強み・適職を診断できます。 サクッと自己分析を終わらせ、内定を勝ち取りましょう。

自己分析ツール(無料)

あわせて読みたい!就活に即効の記事、ベスト5

offer_box_fixed_icon_150x150.jpg1
26年卒の登録が殺到中!大手企業も利用するオファーボックスで、インターン情報やスカウトをもらおう

資生堂、マイクロソフト、朝日新聞、ニトリ、コクヨ、SoftBnak、JCB、ATEAM、sansan、Nissin、Opt、Funai Soken、RISOなども利用している逆求人型スカウトサービスのOfferBoxを賢く使い、就活のもう一つのルートを開いておこう

doda_campus_fix_image.jpg2
25年・26年卒の就活生には、dodaキャンパスを賢く利用する打ち手がある

少しでも納得感が高い内定を目指す25年卒の就活生、インターンに参加したい26年卒の就活生は、スカウトサービスで急成長しているdodaキャンパスを試してみよう。オファーの受信率は99%(23卒2022年6月時点、プロフィール入力率80%以上の場合)。ベネッセならではの充実したオンライン講座やイベント、本格的な適性診断まで無料で使えます!

kuchikomi_150x150.jpg3
納得できる内定獲得のための就活サイト、【就活会議】に無料登録すれば、88,000枚以上の本物のESを閲覧できる!

就活は情報戦。企業が提供する情報は重要ですが、それだけでは不安です。実際の社員の評価や、選考を受けた先輩達の口コミによる生の声を入手できる「就活会議」を徹底解説。ESや選考情報のリアルを手に入れよう

Kimisuka_after_Sq.jpg4
落ちてしまった選考の結果を、スカウト獲得に活用できる心強いサービスがある

スカウトサービスの大手、【キミスカ】の特徴は、落ちてしまった選考の結果さえもスカウト獲得に利用できる点です。それまでの頑張りを評価してくれる、「本当のあなた」を認めてくれる企業からのオファーを獲得しよう

 b3b75e7093f0c280652cb24dec855b9c.jpg5
【25年卒】首都圏の学生で、納得できる内定が取れていない人への神サービスを試してみよう

もう一人で悩まなくていい。就活の専任アドバイザーがマンツーマンでES添削・面談対策をしてくれ、しかもあなたに合った優良企業を紹介、完全無料の就活サポートをしてくれる「キャリアチケット」を紹介します