「就活の答え」では就活生が特に気になる人気企業を選んで、書類選考を突破するための企業別志望動機の作成方法を解説します。この記事では、特に文系の学生に人気の高い損保ジャパン日本興和への志望動機の例文をあげ、その作成方法を解説しています。
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では早速、例文をみてみましょう。
Contents
損保ジャパン日本興和への志望動機(例文):総合系グローバル
損保ジャパン日本興亜で実現したいことを自由に入力してください。(200文字)
私が貴社で実現したいのは、損害保険の提供を通じて人と企業の安心と成長に貢献することで自らも成長し、将来的には企業が海外市場に展開する際の損害保険業務を核とした戦略パートナーとして海外事業を支える存在になることです。海外への一人旅の経験を通じ、リスクに対する不安を除くことが現地での活動に不可欠であると実感しました。その経験からも、海外進出する企業への損害保険の提供を通じて成長を支えたいと考えました。(200文字)
企業別志望動機を書き始める前の注意点
志望動機を書き始める前に、絶対に注意しておくべきポイントをあげておきます。
- 自分起点、事実起点で、具体的に、ポジティブに書くこと
- 志望動機を構成する要素(下記参照)はあらかじめ全て考え、揃えて、文章にまとめておくこと
- 志望動機単独で書かない事。ES全体の回答要求項目を精査して、そのバランスの中で何をどの質問に対してメインの要素として書いていくかを決めてから書くこと
- ES全体の質問の回答要求項目に対し、文字数制限やスペース制限に従って結論ファーストでドラフトをつくる
- ドラフトが完成したら、その上で面接の質問やつっこみ、会話のつかみを想定して志望動機の論理の一貫性が保たれているか、面接のつっこみ質問に耐えられるかを想定し、推敲、改善すること
- 完成したら信頼のおける友人や近親者に読んでもらい第三者のアドバイスをもらうこと。リクルーターにコンタクトできる場合は、見てもらえるかを相談してみること
- PC上で文字数制限内(少なくとも80%以上)で書き上げ、誤字・脱字をチェックし、手書きの場合はできるかぎり丁寧に、読みやすく清書すること
従ってES解禁前の準備段階では、本サイトや他の信頼のおける就活サイトで志望企業の過去のES(直近年度及びその前)のES内容を把握しておきましょう。
稀に企業の独自の考え方でESに「志望動機」を求めない会社も存在します。その場合でも志望動機は面接時に質問されると考え、以下に解説するロジックに従って作成しておいて下さい。
志望動機の作り方
志望動機の作り方のフローは「志望動機に、あなただけの説得力を増す方法」で詳しく解説しています。作成したことがない方は参照してください。
「就活の答え」では、学生に人気のある50の業界・業種別に志望動機の書き方を解説しています。これらの記事も実践的に具体的な企業名をあげ、過去のESの設問に従って50社の志望動機の作り方を解説しています。以下の記事も是非参考にして下さい。
この記事では、自己分析や企業研究を既に行い志望企業が定まった方が、具体的な企業を例に、どのように志望動機を書くべきかを解説します。
志望動機のロジック
「就活の答え」では、以下のチャートでの志望動機のロジックを推奨しています。「本当のあなた」の価値観から積み上げていくロジックです。
正攻法ですが、ESや面接における他の重要視される質問、例えば「あなたの一番の個性」や「学生時代に最も力を入れて行ったことと、具体的な成果」、「周囲の人を巻き込んで行った経験と成果」、「あなたがこれまで挫折や困難を乗り越えた経験」、「人生で下した最大の決断」等々を答えなければならないため、自分の性格や価値観に紐づいた経験や事実、そこから見出されるあなたの強みと企業選択の理由を結び付けることは非常に重要なエクササイズなのです。
このロジックの一貫性が「就活の軸」です。この軸の説得力があることがESや面接での戦闘力になります。
一部の学生は報酬や福利厚生の良さ、世間体、誰もが知っている大企業、人気企業、上場企業や格好よさげな業界や企業群から企業を選び、赤枠で囲った企業選択理由(志望動機)を考え、後付けでその下の構造を作っていく人もいます。そのやり方自体は理解できますが、お勧めはできません。
そのやり方は時間をセーブできるかもしれませんが、まともな企業であれば一部のハイパー学生(学歴も実績、能力が志望企業の水準に比べてずば抜けて高い学生)しか通用しないでしょう。
あとは人手不足でどんな学生でも欲しい企業、ブラック企業、ブラックでなくても早期離職が当たり前の厳しい業界や企業であれば内定は取れるでしょう。
人事担当や面接官はその企業で評価されている人達です。企業研究の深さや動機の強さ、弱さ、適性はすぐに分かってしまいます。
また損害保険会社の場合、安全・安心は絶対的な価値です。そして誠実で真摯な姿勢は顧客や代理店との信頼関係を構築する上で必要不可欠なものとされ、非常に重視しています。そのため、選考過程で「嘘」や「ごまかし」、「不誠実さ」が感じられればなおさら選考を通過させません。
損保ジャパン日本興和への志望動機(例文)の解説:(総合系グローバル)
それでは上記のロジックで積み上げた、損保ジャパン日本興和への志望動機を再度例示しておきます。
損保ジャパンの2020年卒用の志望動機関連の設問は200文字以内での記述となり、質問されていること(損保ジャパン日本興亜で実現したいこと)を簡潔に答える内容となっています。
再掲:損保ジャパン日本興亜で実現したいことを自由に入力してください。(200文字)
私が貴社で実現したいのは、損害保険の提供を通じて人と企業の安心と成長に貢献することで自らも成長し、将来的には企業が海外市場に展開する際の損害保険業務を核とした戦略パートナーとして海外事業を支える存在になることです。海外への一人旅の経験を通じ、リスクに対する不安を除くことが現地での活動に不可欠であると実感しました。その経験からも、海外進出する企業への損害保険の提供を通じて成長を支えたいと考えました。
要素の分解:
結論 (損保ジャパン日本興和で実現したいこと):
- 私が貴社で実現したいのは、損害保険の提供を通じて人と企業の安心と成長に貢献することで自らも成長し、将来的には企業が海外市場に展開する際の損害保険業務を核とした戦略パートナーとして海外事業を支える存在になることです
- →例文では最終的に実現したいことを「企業が海外市場に展開する際の損害保険業務を核とした戦略パートナーとして海外事業を支える存在になること」としていますが、それに至るキャリアパスを理解し、そこで努力することも前段で触れる構成になっています。また海外事業を積極的に取り組んでいる損保ジャパン日本興和の戦略も反映しています
結論(損保ジャパン日本興和で実現したいこと)のRTB(Reason to Believe):
- 海外への一人旅の経験を通じ、リスクに対する不安を除くことが現地での活動に不可欠であると実感しました。
- →志望者の独自性、経験を通じた価値観と損害保険の存在意義の連結
まとめ:
- その経験からも、海外進出する企業への損害保険の提供を通じて成長を支えたいと考えました
- →志望者の経験と、実現したいことを連結したまとめ
まとめ
ESの設問のパターンによって答え方、書き方をアレンジする必要はありますが、志望動機のロジックツリーはあらかじめ作っておけるはずです。あなたの軸が強ければ後は書き方を工夫すれば良いだけです。この志望者の志望動機の構成は、他のコースにも充分応用が可能です。要素の分解の→以下にある要素を参考にしながら、自分のオリジナルを作っていくことです。
またインターンシップに参加できた人は、その体験を通じての気づきや感動、損保ジャパン日本興和の社員から得られたものを理由にあげることで、実際の体験を通じた「損保ジャパン日本興和ならでは(商品・サービス・技術・人・人材育成方針など)」を表現することも非常に有効です。インターンシップの厳しい選考を参加できた方はぜひ検討してみて下さい。
大手損害保険各社のESは、志望動機欄の記述はそれ程ボリュームを求めない傾向です。これは損害保険は就活生にはあまりなじみのない事業であり、実感として語れることが限られているため「人や企業の安心に貢献したい」、「企業の活動や成長の支えとなり貢献したい」という概念的な答えが多くなってしまい志望動機での差別化が難しいという背景があります。
そのため、大手損害保険会社のESでは、志望者の強みについての具体的なエピソードや、挑戦の経験、力を入れて取り組んだこと、人生で下した一番の決断等の「志望者の人となり」を詳細に求める傾向が強くなっています。
従って志望動機も単独で考えるのではなく、上記の答えとのリンケージをつくることによって一貫した就活の軸を表現できるように工夫してください。
ESで志望動機の記述を詳細に求めない場合でも、面接では志望動機関連の質問は絶対にありますので、しっかり準備をしておきましょう。そして文章化したものを信用のおける第三者にみてもらい、ブラシュアップをしていきましょう。
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