就活の面接で「うまく話せない」人は、基本の話し方をマスターできましたか?
基本が大事なのは、どの世界でも共通です。基本ができていないと、テクニックをいくら学んでも、ほとんど役に立ちません。
「自分はまだ出来ていない」と思う人は、この応用編に進む前にもう一度基本の話し方を振り返りましょう。
Table of Contents
面接を突破していくために
話し方の基本を身に付けた学生に、あなたの面接の印象をアップするテクニックを解説します。
面接が集団から個人の一次面接、二次面接、三次面接…と進んでいくと、残っている学生は選考を勝ち残ってきたクオリティのある学生達になります。内定を獲得するまでは彼、彼女らと競っていくことになります。
彼、彼女らは恐らくあなたと同じ様に「話し方の基本」が出来ており、自己PRや志望動機の内容も相当のクオリティでしょう。つまり同レベルの「面接力」があると仮定できます。
面接がどの段階にあっても、あなたが内定を獲得するためには、クオリティの高い学生たちから、一歩抜け出すことが必要です。
それが出来た学生達が内定に近づいていきます。一歩抜きん出るためには、あなたの個人面接を「もっと魅力的にして、面接官に強い印象を残す」必要があるのです。
この記事では、あなたの面接の印象をアップする話し方のコツを解説していきます。
面接の印象をアップする話し方のコツ
面接をアップする話し方のコツは以下の5つです。
- 面接官を注目させる
- 面接官の興味を喚起する
- 面接官に信用してもらう
- 面接官の感情に訴える
- 面接官が意外に思う
- スムーズに話に引き込む
順を追って話し方のテクニックを解説していきます。まずは前半の3つからです。
面接官を注目させる話し方のテクニック
ボディランゲージ・ジェスチャー、特殊な話し方、間を入れる、呼びかける
プレゼン慣れしている学生は自然にボディランゲージが身についていると思います。
決してオーバーにする必要はありません。
手の動きや体の動き、ジェスチャーで言葉を補強することは効果的です。面接官は一日か半日は学生の同じような話を聴いているため、疲れている場合があります。動きを入れて注目を集めることは効果があります。
スポーツ系部活での活動をPRに入れている学生は、自己PRを語っている際に、そのスポーツの動きを実演してみせるのも注目を集めるテクニックです。元気の良さのアピールにもなります。
ディベート部、ESS,落語研究会にいた学生、お笑い系サークルに所属していた学生は、得意の喋りを一部披露して自己PRをしてみせるなどの応用ができます。
ただし、恥ずかしがって中途半端にしか出来ないと逆効果になります。やるのなら自信をもって堂々と行いましょう。
間を入れてアテンションを引き付ける
決定的なことを述べる前に、少し間を入れて繋ぎます。
使用例:
- 面接官「何があなたをそうさせたのですか?」
- 学生「それは・・(間)、高校の時、親が転勤したため一人で生活することになったからです」
更に難しい質問、答え難い質問には「はい」とゆっくり目で答えた後、少し沈黙の間を入れます。「溜め」です。
溜めをつくると、相手が答えを期待する気持ちが高まります。
注目度を上げる効果があります。自分がゆっくり、落ち着いて話すためにも良い方法です。しかし「溜め過ぎ」は逆効果です。1、2,3の2の後で息を吸って3の初めで話し始めるイメージでやってみましよう。
大事な答えの時に使うので、頻発すると効果がなくなります。「ここぞ」というポイントで使うテクニックです。
直接呼びかけ、注目させる
面接官が明らかに疲れている場合、飽きている場合、注意が散漫なときに、「面接官の皆様にどうしてもお伝えしたいことがあります」「面接官の皆様、・・・」と「面接官の皆様」を大きめの声ではっきり言うことによって、次に述べる重要なポイントにアテンションを集めます。
あとに続ける話の内容が、大事な場合にのみ使える手法です。
普通の会話の中で使うと、逆効果になりますので、注意しましょう。
面接官の興味を喚起する話し方のテクニック
曖昧に切り出し、質問してもらう
話を敢えて曖昧に切り出し、面接官の興味を誘って更に質問をしてもらうテクニックです。
使用例:
- 学生:「その時、大変なことになってしまったのです」
- 面接官:「大変なことって、どんな事ですか?」
- 学生:「用意した会場のキャパシティの2倍の入場希望者が列を作ってしまいました」
この流れで話に引き込み、経験や経験から学んだことを印象付けます。
Q&A展開
面接は面接官が質問して、学生が答えるのが通常のフローですが、あえて学生側から面接官に質問して、興味を引きだすテクニックです。質問がその企業に関連していると更に効果的です。
使用例:
- 学生:「御社のA製品の意外な使い方が、私の友達の間で話題になっています。どういう使い方だと思われますか?」
- 面接官:「・・。XXXですかね。違っていたら教えてもらえますか?」
- 学生:「実は、・・・〇〇の時に、△△して使用すると・・・なんです。私はこの使い方を・・・・」
このような使い方になります。何か新しい発見をしたとき、意外性がある話題、面接官が想像できないと思えるトピックの場合は検討してみましょう。
面接官に信用してもらうテクニック
ビジュアルのサポート
「目は口ほどにものを言う」を応用したテクニックです。
自分がPRしたい内容の証拠になるようなビジュアル、例えば引き延ばした写真、活動の記録、アルバムや証拠になるような物を面接に持参して印象付けます。
ただし、内容そのものが優れていないと逆効果になる恐れがあります。あくまで自己PR内容と照らして、効果的と思えるものであれば活用しましょう。
志望動機を印象付けるためには、自分で制作した企画書や、企業研究でまとめた資料、新聞や業界誌の関連記事のスクラップブックなどのドキュメントを見てもらう手もあります。
しかし、企画書などの場合あまり稚拙なものはかえって逆効果になりますので、自信がなければ「研究+学生の立場から見えてくるアイディア」くらいが適当です。
これまでの3つ、面接官に注目させる、面接官の興味を喚起する、面接官に信用してもらうためのテクニックを紹介しました。
これで前半は終了です。後半は、面接官の感情に訴える、面接官が意外に思う、スムーズに話に引き込む話し方を解説します。以下の記事を併せて参考にしてください。
自分の面接力はどのレベル? 面接力診断をしてみよう
面接の本番前に、自分の面接力をチェックしてみませんか?
就活の選考で最も難しいのが面接選考です。
面接ではあなたの自己分析の深さや、性格、強み、企業理解度や志望動機の強さが見抜かれます。
面接前に自分の面接力をチェックして客観的に認識し、どのポイントがダメなのかを知ることは、そのポイントを面接までに改善できるため、とても効果的です。
それを手軽にできるようにしたのが、「面接力診断」です。
就活サービスを提供している、キャリアパークの面接力診断は、自己PR、企業理解、身だしなみ、コミュ力…面接に大事な6つの分野の能力を、それぞれ点数ベースで見える化してくれます。
更に重要項目ごとの、改善のポイントも解説してくれます。
web面接も、通常の面接と押さえるべきポイントは同じです。面接力診断で弱点を把握し、効率的に対策することで、選考を突破しましょう。またこのツールを利用する際、就活をより効率化できる無料の就活サービスを同時登録することも忘れずに!
面接対策とは別次元の手も打っておこう
面接対策は就活の重要な一部ですが、経済の先行きが未だに不透明な24年卒の就活では、別の手も用意しておきましょう。
その一つがスカウト型(逆求人型)就活サービスの賢い利用です。
あなたのプロフィールを登録しておけば、それに興味を持った企業から早期インターンシップ参加のオファーや、採用選考参加へのオファーが届くサービスです。
ベネッセiキャリアが運営しているdodaキャンパスなら、就活ノウハウをオンラインで学べる「キャンパスゼミ」や時期に応じた添削サービスも受けられるので、就活をスタートさせるにはうってつけのサービス。もちろんすべて無料です。
2024年卒~27卒の登録学生は99万1,000人を突破、登録企業数も8,500社を超え(2023年6月時点)、大手企業から業界をけん引する優良企業まで多くの企業が利用しています。これらの企業からの学生のオファーの受信率は99%*という高さです。
*プロフィール記入率80%以上の場合 (23卒2022年6月時点)
誰もが面接をはじめから上手くこなせません。就活の不安を解消するには、早期に動いいて、打てる手は打っておくこと。dodaキャンパスで、就活の流れに乗りながら自己分析や自己PRの勘所も改善して、面接できる態勢にもっていきましょう。そしてオファーを受け、面接の場数を稼いでいきましょう。
36の質問で、あなたの強み・適職を診断
就活は自己分析が必須!…ただ、やり方がわからず、悩んでいる人も多いはず。 そんな時は、自己分析ツールを活用しましょう キャリアパークのツールを使えば、36の質問に答えるだけであなたの強み・適職を診断できます。 サクッと自己分析を終わらせ、内定を勝ち取りましょう。あわせて読みたい!就活に即効の記事、ベスト5
- 1
-
26年卒の登録が殺到中!大手企業も利用するオファーボックスで、インターン情報やスカウトをもらおう
資生堂、マイクロソフト、朝日新聞、ニトリ、コクヨ、SoftBnak、JCB、ATEAM、sansan、Nissin、Opt、Funai Soken、RISOなども利用している逆求人型スカウトサービスのOfferBoxを賢く使い、就活のもう一つのルートを開いておこう
- 2
-
25年・26年卒の就活生には、dodaキャンパスを賢く利用する打ち手がある
少しでも納得感が高い内定を目指す25年卒の就活生、インターンに参加したい26年卒の就活生は、スカウトサービスで急成長しているdodaキャンパスを試してみよう。オファーの受信率は99%(23卒2022年6月時点、プロフィール入力率80%以上の場合)。ベネッセならではの充実したオンライン講座やイベント、本格的な適性診断まで無料で使えます!
- 3
-
納得できる内定獲得のための就活サイト、【就活会議】に無料登録すれば、88,000枚以上の本物のESを閲覧できる!
就活は情報戦。企業が提供する情報は重要ですが、それだけでは不安です。実際の社員の評価や、選考を受けた先輩達の口コミによる生の声を入手できる「就活会議」を徹底解説。ESや選考情報のリアルを手に入れよう
- 4
-
落ちてしまった選考の結果を、スカウト獲得に活用できる心強いサービスがある
スカウトサービスの大手、【キミスカ】の特徴は、落ちてしまった選考の結果さえもスカウト獲得に利用できる点です。それまでの頑張りを評価してくれる、「本当のあなた」を認めてくれる企業からのオファーを獲得しよう
- 5
-
【25年卒】首都圏の学生で、納得できる内定が取れていない人への神サービスを試してみよう
もう一人で悩まなくていい。就活の専任アドバイザーがマンツーマンでES添削・面談対策をしてくれ、しかもあなたに合った優良企業を紹介、完全無料の就活サポートをしてくれる「キャリアチケット」を紹介します