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【例文あり】アサヒビールへの志望動機の魅力的な書き方

「就活の答え」では就活生が特に気になる人気企業を選んで、書類選考を突破するための企業別志望動機の作成方法を解説します。この記事ではアサヒビールへの志望動機の例文をあげ、その作成方法を解説しています。

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では早速、例文をみてみましょう。

アサヒビールへの志望動機(例文):No.1選考

あなたのこれまでの挑戦において、「自ら考え、行動に移し、他に類を見ない、圧倒的な成果を生み出した経験」や、「固定概念や前例に捉われず、0から1を生み出した経験」を教えてください。また、その経験が自分に与えたものや価値観・考え方の変化について教えてください。(700文字以内)

私は大学を1年間休学して、オーストラリアでのワーキングホリデーに挑戦しました。高校時代からサーフィンに夢中になり、自分はどこまでできるのかを試してみたかったというのが一番の動機です。それを実現するため、大学1年ではアルバイトによる資金調達と、親との約束による学業を犠牲にしない事、英語の基礎力をつけるという3点に集中し、寝る暇もない程ハードな生活を送りました。その結果、目標資金の100万円を稼ぎ、TOEIC650点、単位も落とさず自分の立てた目標を達成し、2年を休学してゴールドコーストに旅立ちました。エージェントの選定、英語学校の選定、シェアハウス選び、アルバイト先を確保すること等全て自ら考え、行動する人生初の貴重な体験でした。日本人のホリデーワーカーは日本食レストランで職を見つけることが多いのですが、私はあえてローカルレストランに絞ってレジメを送り、日本語を使わない環境に身を置くことで、オーストラリア人の考え方、異文化を吸収し、英語力を磨きました。サーフィンはローカル大会で3位に入賞できるレベルまで上達、外国人の友人も数多くつくることができた充実の1年間でした。海外留学に比べると「遊び」のイメージもあるワーキングホリデーですが、私にとってはその準備期間を含め、常に「自分の弱さ」を克服するための得難い挑戦の毎日でした。何度も「諦めようか」、と思うこともありましたが、とにかくやれるところまでやってみようと考え、自分が納得できる結果を出すことができました。この経験により、自ら考え行動を起こし、困難を乗り越えていくことが成長に繋がり、自分自身と環境を変えることができることを体得することができました。(698文字)

あなたはその経験を、アサヒビールでどのように生かしていくことができますか。(700文字以内)

オーストラリアでの経験を通じて培った経験と英語力を活かして、国際部門の仕事に挑戦したいと考えています。オーストラリアでは18歳以上であれば飲酒が可能で、私も19歳からビールをよく飲むようになりました。世界には様々な食文化、味の好みがありビールをはじめとしたアルコール飲料は非常に奥が深いと感じています。貴社のビールは既に世界でも広く受け入れられていますが、貴社の技術力を活用して更に現地のニーズに合った商品を開発することが可能と考えます。技術とローカル市場でのマーケティングを駆使して、まだ実現していないニーズを満たし、新しい市場を創ることに挑戦したいです。ローカルフードにはローカルビールが最も合い、シェアも高いと考える人も多いと思いますが、私は必ずしもそう思っていません。ローカルの食文化に適合した商品を提供できれば、新しいブランドでも成功をできると考えます。人種や味の好みの壁を超えるのは非常に難しいと認識していますが、挑戦しがいのあるテーマです。各市場での製造コストやマーケティング、流通対策なども成功の要件なので、私はアルコール系飲料の営業からキャリアを積み上げ、着実に成長していきたいと考えています。またオーストラリアで得た経験の一つに、仲間の大切さがあります。私は現地で友達になったフランス人の友人に、アルバイト先を紹介してもらう等のサポートを受け、私自身もシェアハウスの新しい仲間にサーフィンを教えることで人間関係を拡げていくことができました。友人は自分の世界を広げてくれる貴重な存在であることを実感し、仕事上でも仲間とサポートし合うことでより大きなことを達成していきたいと考えています。(700文字)

企業別志望動機を書き始める前の注意点

志望動機を書き始める前に、絶対に注意しておくべきポイントをあげておきます。

  1. 自分起点、事実起点で、具体的に、ポジティブに書くこと
  2. 志望動機を構成する要素(下記参照)はあらかじめ全て考え、揃えて、文章にまとめておくこと
  3. 志望動機単独で書かない事。ES全体の回答要求項目を精査して、そのバランスの中で何をどの質問に対してメインの要素として書いていくかを決めてから書くこと
  4. ES全体の質問の回答要求項目に対し、文字数制限やスペース制限に従って結論ファーストでドラフトをつくる
  5. ドラフトが完成したら、その上で面接の質問やつっこみ、会話のつかみを想定して志望動機の論理の一貫性が保たれているか、面接のつっこみ質問に耐えられるかを想定し、推敲、改善すること
  6. 完成したら信頼のおける友人や近親者に読んでもらい第三者のアドバイスをもらうこと。リクルーターにコンタクトできる場合は、見てもらえるかを相談してみること
  7. PC上で文字数制限内(少なくとも80%以上)で書き上げ、誤字・脱字をチェックし、手書きの場合はできるかぎり丁寧に、読みやすく清書すること

従ってES解禁前の準備段階では、本サイトや他の信頼のおける就活サイトで志望企業の過去のES(直近年度及びその前)のES内容を把握しておきましょう。

企業の独自の考え方でESに「志望動機」を求めない会社も存在します。その場合でも志望動機は面接時に質問されると考え、以下に解説するロジックに従って作成しておいて下さい。

志望動機の作り方

志望動機の作り方のフローは「志望動機に、あなただけの説得力を増す方法」で詳しく解説しています。作成したことがない方は参照してください。

「就活の答え」では、学生に人気のある50の業界・業種別に志望動機の書き方を解説しています。これらの記事も実践的に具体的な企業名をあげ、過去のESの設問に従って50社の志望動機の作り方を解説しています。以下の記事も是非参考にして下さい。

この記事では、自己分析や企業研究を既に行い志望企業が定まった方が、具体的な企業を例に、どのように志望動機を書くべきかを解説します。

志望動機のロジック

「就活の答え」では、以下のチャートでの志望動機のロジックを推奨しています。「本当のあなた」の価値観から積み上げていくロジックです。

正攻法ですが、ESや面接における他の重要視される質問、例えば「学部・学科の専攻の理由や実績」や「学生時代に最も力を入れて行ったことと、具体的な成果」、「周囲の人を巻き込んで行った経験と成果」、「これだけは人に負けないと自負している点」等々を答えなければならないため、自分の性格や価値観に紐づいた経験や事実、そこから見出されるあなたの強みと企業選択の理由を結び付けることは非常に重要なエクササイズなのです。

このロジックの一貫性が「就活の軸」です。この軸の説得力があることがESや面接での戦闘力になります。

一部の学生は報酬や福利厚生の良さ、世間体、誰もが知っている大企業、人気企業、上場企業や格好よさげな業界や企業群から企業を選び、赤枠で囲った企業選択理由(志望動機)を考え、後付けでその下の構造を作っていく人もいます。そのやり方自体は理解できますが、お勧めはできません。

そのやり方は時間をセーブできるかもしれませんが、まともな企業であれば一部のハイパー学生(学歴も実績、能力が志望企業の水準に比べてずば抜けて高い学生)しか通用しないでしょう。

あとは人手不足でどんな学生でも欲しい企業、ブラック企業、ブラックでなくても早期離職が当たり前の厳しい業界や企業であれば内定は取れるでしょう。しかしそれは皆さんが望んでいることではないはずです。

人事担当や面接官はその企業で評価されている人達です。企業研究の深さや動機の強さ、弱さ、適性はすぐに分かってしまいます。

また飲料や食品企業の場合、安全・安心は絶対的な価値であり、コンプライアンスは厳しく、選考過程で「嘘」や「ごまかし」、「不誠実さ」が感じられればなおさら選考を通過させません。

アサヒビールへの志望動機(No.1選考の例文)の解説

それでは上記のロジックで積み上げた、アサヒビール(No.1 選考)への志望動機を再度例示しておきます。

アサヒビールのNo.1選考とは、ビール類シェアNo.1の実績に甘んずることなく、洋酒・焼酎・ワイン・低アルコールなど、あらゆるカテゴリーで支持される価値を創出すべく、日々挑戦しているアサヒビール独自の事務系の選考カテゴリーであり、同時に募集される通常選考とは一線を画すものです。

志望者のこれまでの挑戦において、「自ら考え、行動に移し、他に類を見ない、圧倒的な成果を生み出した経験」や、「固定観念や前例にとらわれず、0から1を生み出した経験」が特に重視されることから、ESの質問はそれを問う内容になっています。

例文はNo.1選考(事務系)への志望動機分ですが、事務系の募集コースとして通常採用の営業(業務用営業・量販営業)、営業企画、国際、マーケティング、管理部門(人事・経理・総務・物流)等でもロジックの構成や文章の組み立て方は応用ができます。

再掲:あなたのこれまでの挑戦において、「自ら考え、行動に移し、他に類を見ない、圧倒的な成果を生み出した経験」や、「固定概念や前例に捉われず、0から1を生み出した経験」を教えてください。また、その経験が自分に与えたものや価値観・考え方の変化について教えてください。(700文字以内)

私は大学を1年間休学して、オーストラリアでのワーキングホリデーに挑戦しました。高校時代からサーフィンに夢中になり、自分はどこまでできるのかを試してみたかったというのが一番の動機です。それを実現するため、大学1年ではアルバイトによる資金調達と、親との約束による学業を犠牲にしない事、英語の基礎力をつけるという3点に集中し、寝る暇もない程ハードな生活を送りました。その結果、目標資金の100万円を稼ぎ、TOEIC650点、単位も落とさず自分の立てた目標を達成し、2年を休学してゴールドコーストに旅立ちました。エージェントの選定、英語学校の選定、シェアハウス選び、アルバイト先を確保すること等全て自ら考え、行動する人生初の貴重な体験でした。日本人のホリデーワーカーは日本食レストランで職を見つけることが多いのですが、私はあえてローカルレストランに絞ってレジメを送り、日本語を使わない環境に身を置くことで、オーストラリア人の考え方、異文化を吸収し、英語力を磨きました。サーフィンはローカル大会で3位に入賞できるレベルまで上達、外国人の友人も数多くつくることができた充実の1年間でした。海外留学に比べると「遊び」のイメージもあるワーキングホリデーですが、私にとってはその準備期間を含め、常に「自分の弱さ」を克服するための得難い挑戦の毎日でした。何度も「諦めようか」、と思うこともありましたが、とにかくやれるところまでやってみようと考え、自分が納得できる結果を出すことができました。この経験により、自ら考え行動を起こし、困難を乗り越えていくことが成長に繋がり、自分自身と環境を変えることができることを体得することができました。(698文字)

再掲:あなたはその経験を、アサヒビールでどのように生かしていくことができますか。(700文字以内)

オーストラリアでの経験を通じて培った経験と英語力を活かして、国際部門の仕事に挑戦したいと考えています。オーストラリアでは18歳以上であれば飲酒が可能で、私も19歳からビールをよく飲むようになりました。世界には様々な食文化、味の好みがありビールをはじめとしたアルコール飲料は非常に奥が深いと感じています。貴社のビールは既に世界でも広く受け入れられていますが、貴社の技術力を活用して更に現地のニーズに合った商品を開発することが可能と考えます。技術とローカル市場でのマーケティングを駆使して、まだ実現していないニーズを満たし、新しい市場を創ることに挑戦したいです。ローカルフードにはローカルビールが最も合い、シェアも高いと考える人も多いと思いますが、私は必ずしもそう思っていません。ローカルの食文化に適合した商品を提供できれば、新しいブランドでも成功をできると考えます。人種や味の好みの壁を超えるのは非常に難しいと認識していますが、挑戦しがいのあるテーマです。各市場での製造コストやマーケティング、流通対策なども成功の要件なので、私はアルコール系飲料の営業からキャリアを積み上げ、着実に成長していきたいと考えています。またオーストラリアで得た経験の一つに、仲間の大切さがあります。私は現地で友達になったフランス人の友人に、アルバイト先を紹介してもらう等のサポートを受け、私自身もシェアハウスの新しい仲間にサーフィンを教えることで人間関係を拡げていくことができました。友人は自分の世界を広げてくれる貴重な存在であることを実感し、仕事上でも仲間とサポートし合うことでより大きなことを達成していきたいと考えています。(700文字)

 要素の分解:

結論(「自ら考え、行動に移し、他に類を見ない、圧倒的な成果を生み出した経験」や、「固定観念や前例にとらわれず、0から1を生み出した経験」をアサヒビールでどのように生かしていきたいか):

  • オーストラリアでの経験を通じて培った経験と英語力を活かして、国際部門の仕事に挑戦したいと考えています。→(経験をどのように生かしていきたいかを記述するにあたり、まず何を実現したいかのビジョンを掲げる)

 

結論のブレイクダウン:

前の設問で経験の内容を詳細に記述しているため、ここでは上記のビジョンを持つに至った理由を、「経験から得たもの」として記述することによって、「何のために、どう生かしていくか」を明確にする構成にしています。

  • オーストラリアでは18歳以上であれば飲酒が可能で、私も19歳からビールをよく飲むようになりました
    • →志望者の独自情報、オーストラリアという海外でのビール(アルコール系飲料)との出会い・経験

 

  • 世界には様々な食文化、味の好みがありビールをはじめとしたアルコール飲料は非常に奥が深いと感じています
    • →オーストラリアでの経験を通じた海外飲料市場への興味

 

  • 貴社のビールは既に世界でも広く受け入れられていますが、貴社の技術力を活用して更に現地のニーズに合った商品を開発することが可能と考えます
    • →志望者がアサヒビールの現在をどうみているか

 

  • 技術とローカル市場でのマーケティングを駆使して、まだ実現していないニーズを満たし、新しい市場を創ることに挑戦したいです
    • →冒頭のビジョン、国際部門で何がしたいのかを具体的に説明

 

  • ローカルフードにはローカルビールが最も合い、シェアも高いと考える人も多いと思いますが、私は必ずしもそう思っていません
    • →志望者なりの固定観念の排除に対する考え

 

  • ローカルの食文化に適合した商品を提供できれば、新しいブランドでも成功をできると考えます。人種や味の好みの壁を超えるのは非常に難しいと認識していますが、挑戦しがいのあるテーマです
    • →人種や異文化を超える、困難なことに対する挑戦の意思表明(Reason to believe)

 

  • 各市場での製造コストやマーケティング、流通対策なども成功の要件なので、私はアルコール系飲料の営業からキャリアを積み上げ、着実に成長していきたいと考えています
    • →ビジョンを実現するために、着実に成長するためのキャリアに対する志望者の考えを表明(Reason to believe)

 

  • またオーストラリアで得た経験の一つに、仲間の大切さがあります
    • →チームや仲間、人間関係の重要性は、オーストラリアでの経験を通じて学んでいることを表明

 

  • 私は現地で友達になったフランス人の友人に、アルバイト先を紹介してもらう等のサポートを受け、私自身もシェアハウスの新しい仲間にサーフィンを教えることで人間関係を拡げていくことができました
    • →チームや仲間、人間関係の重要性をオーストラリアで具体的にどのように学んだかを表現(Reason to believe)

 

  • 友人は自分の世界を広げてくれる貴重な存在であることを実感し、仕事上でも仲間とサポートし合うことでより大きなことを達成していきたいと考えています
    • →チームワークでより大きな仕事を実現していきたいという意欲の表明で、冒頭のビジョンを補足

この設問は、志望者の「自発的に何もないところから何かを生み出す意欲や力」や「固定観念にとらわれない発想や創造力」「新しいこと。困難なことに対する挑戦の精神」など、アサヒビールが大切にしている価値観を基につくられています。

また例文では、アサヒビールが重視する「仲間や後輩を信頼し、大切にすること」というDNAも踏まえ、志望者のビジョンを実現する手段として表現しています。

上記の例文の様に、この二問の回答によって一貫性が強まり、ES全体で「あなた」という人がどういう人なのかの印象を深めることが重要です。ドラフトを書き終えたら、客観的な視点で「面接してみたい」と思えるかどうかをチェックしてみましょう。

また面接時には記述した内容をより具体的に語れるように、事実や固有名詞をあげて答えられるようにしておく必要がありますので注意しましょう。

まとめ

ESの設問のパターンによって答え方、書き方をアレンジする必要はありますが、志望動機のロジックツリーはあらかじめ作っておけるはずです。あなたの軸が強ければ後は書き方を工夫すれば良いだけです。

ESで志望動機の記述を求めない飲料メーカーや食品メーカーもありますが、面接では志望動機関連の質問は絶対にありますので、しっかり準備をしておきましょう。

ESの質問項目は毎年少しずつ変わる場合もありますが、志望動機のロジックツリーがしっかりできていれば問題ありません。

そして下書きができたら信用のおける第三者にみてもらい、ブラシュアップをしていきましょう。

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