【例文あり】日揮ホールディングスへの志望動機に説得力をつける書き方

「就活の答え」では就活生が特に気になる人気企業を選んで、書類選考を突破するための企業別志望動機の作成方法を解説します。この記事ではプラント・エンジニアリング大手の日揮ホールディングスへの志望動機の例文をあげ、その作成方法を解説しています。

尚、2020年4月以降の入社は、日揮ホールディングス株式会社*(純粋持株会社)、日揮グローバル株式会社(海外EPC事業会社)、日揮株式会社(国内EPC事業会社)にそれぞれ配属される方式をとっています。*日揮株式会社は2019年10月の持株会社化

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では早速、例文をみてみましょう。

日揮ホールディングスへの志望動機（例文）：技術系

当社への志望理由

貴社を志望する最大の理由は、仕事のスケールの大きさです。貴社のプロジェクトは社会への影響力が大きく、自分を最大限成長させる機会になると考えたからです。私は反応プロセス工学を専攻していることから、化学の力で世界の発展と地球環境を両立し、持続可能な社会の実現に貢献する仕事を目指しています。貴社の事業は非常に多くの人々の多様性、専門性と思いを結集しなければ成立しない、難しい事業と認識しています。それだけに、私の挑戦心を駆り立てます。貴社の現場で実際の課題を一つずつ解決することによって、実践的な力をつけ、世界を舞台に活躍できる人材に成長したいと考え、貴社への入社を希望します。(287文字)

希望職種と希望理由

プロセスエンジニアリング部門を希望します。プラントの基本仕様の立案と設計に携わることで知見を高め、経験を積みたいと考えました。また国内外、社内外の多くの組織、人々と連携していく過程で高度の技術を吸収すると共に、交渉力やコミュニケーション能力を高め、貴社の海外プロジェクトをリードできる人材に成長したいと考えています。(158文字)

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企業別志望動機を書き始める前の注意点

志望動機を書き始める前に、絶対に注意しておくべきポイントをあげておきます。

従ってES解禁前の準備段階では、本サイトや他の信頼のおける就活サイトで志望企業の過去のES（直近年度及びその前）のES内容を把握しておきましょう。

稀に企業の独自の考え方でESに「志望動機」を求めない会社も存在します。その場合でも志望動機は面接時に質問されると考え、以下に解説するロジックに従って作成しておいて下さい。

志望動機の作り方

志望動機の作り方のフローは「志望動機に、あなただけの説得力を増す方法」で詳しく解説しています。作成したことがない方は参照してください。

「就活の答え」では、学生に人気のある５０の業界・業種別に志望動機の書き方を解説しています。これらの記事も実践的に具体的な企業名をあげ、過去のESの設問に従って50社の志望動機の作り方を解説しています。以下の記事も是非参考にして下さい。

この記事では、自己分析や企業研究を既に行い志望企業が定まった方が、具体的な企業を例に、どのように志望動機を書くべきかを解説します。

志望動機のロジック

「就活の答え」では、以下のチャートでの志望動機のロジックを推奨しています。「本当のあなた」の価値観から積み上げていくロジックです。

就活では、ESや面接における他の重要視される質問、例えば「学部・学科の専攻の理由」や「研究テーマ、ゼミの内容」、「学生時代に最も力を入れて行ったことと、具体的な成果」、「周囲の人を巻き込んで行った経験と成果」、「自分の強みと弱み」、「就職活動を通して重視していることとその理由」、「あなたが挑戦したこと」や「困難だった経験」「あなたの強みを活かして実現したいこと」等々に対して的確に答えていく必要があります。

そのため、自分の性格や価値観に紐づいた経験や実績、事実、そこから見出されるあなたの強みと企業選択の理由を結び付けることは非常に重要なエクササイズなのです。

このロジックの一貫性が「就活の軸」です。この軸の説得力があることがESや面接での戦闘力になります。

一部の学生は報酬や福利厚生の良さ、世間体、誰もが知っている大企業、人気企業、上場企業や格好よさげな業界や企業群から企業を選び、赤枠で囲った企業選択理由（志望動機）を考え、後付けでその下の構造を作っていく人もいます。そのやり方自体は理解できますが、お勧めはできません。

そのやり方で時間をセーブできるかもしれませんが、まともな企業であれば一部のハイパー学生（学歴も実績、能力が志望企業の水準に比べてずば抜けて高い学生）しか通用しないでしょう。

あとは人手不足でどんな学生でも欲しい企業、ブラック企業、ブラックでなくても早期離職が当たり前の厳しい業界や企業であれば内定は取れるでしょう。しかしそれは皆さんが望んでいることではないはずです。

人事担当や面接官はその企業で評価されている人達です。企業研究の深さや動機の強さ、弱さ、適性はすぐに分かってしまいます。

また技術系職種志望の場合、志望者の専攻や興味、研究に対する姿勢、実績は特に重視されます。書類選考や面接の際に「嘘」や「ごまかし」が分かる、もしくは「専攻や研究に対する熱意」が感じられなければ、なおさら選考を通過させません。

日揮ホールディングスへの志望動機（例文）の解説：技術系

それでは上記のロジックで積み上げた、日揮ホールディングスへの志望動機を再度例示しておきます。

日揮の志望動機関連の設問は、「志望理由」と、「希望する職種とその理由」を記載する形式になっていました。ESは手書きで文字数制限は無いですが、概ね300文字以下が目安となるスペースでした。

再掲：当社への志望理由

貴社を志望する最大の理由は、仕事のスケールの大きさです。貴社のプロジェクトは社会への影響力が大きく、自分を最大限成長させる機会になると考えたからです。私は反応プロセス工学を専攻していることから、化学の力で世界の発展と地球環境を両立し、持続可能な社会の実現に貢献する仕事を目指しています。貴社の事業は非常に多くの人々の多様性、専門性と思いを結集しなければ成立しない、難しい事業と認識しています。それだけに、私の挑戦心を駆り立てます。貴社の現場で実際の課題を一つずつ解決することによって、実践的な力をつけ、世界を舞台に活躍できる人材に成長したいと考え、貴社への入社を希望します。(287文字)

再掲：希望職種と希望理由

プロセスエンジニアリング部門を希望します。プラントの基本仕様の立案と設計に携わることで知見を高め、経験を積みたいと考えました。また国内外、社内外の多くの組織、人々と連携していく過程で高度の技術を吸収すると共に、交渉力やコミュニケーション能力を高め、貴社の海外プロジェクトをリードできる人材に成長したいと考えています。(158文字)

理系の学生、大学院生、ポスドクの先輩が選んでいる就活サービス

理系の学生、大学院生やポスドクの皆さんが企業への就職を志望する場合、研究や論文、発表等と就活を同時に進めることになるため、時間を無駄にできません。

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参考記事：

まとめ

日揮の2022年卒採用は、志望者のエントリーシートやジョブマッチングで希望・適性を確認し、三社のうちどの配属枠で選考を進めるか決定する選考方法をとっていました。

従ってエントリーシート作成までに、しっかり三社の事業内容と特徴を研究して、自身の志望動機を高めて作成していきましょう。

ESの設問のパターンによって答え方、書き方をアレンジする必要はありますが、志望動機のロジックツリーはあらかじめ作っておけるはずです。

あなたの軸が強ければ後は書き方を工夫すれば良いだけです。この志望者の志望動機の構成は、他のコースや事務系の職種にも充分応用が可能です。要素の分解のカッコ内の要素を参考にしながら、自分のオリジナルを作っていくことです。

またインターンシップや先輩社員との座談会に参加できた人は、その体験を通じての気づきや感動、日揮の社員から得られたものを理由にあげることで、実際の体験を通じた日揮ならではを表現することも非常に有効です。インターンシップの厳しい選考を参加できた方はぜひ検討してみて下さい。

稀にESで志望動機の詳細な記述を求めない企業もありますが、面接では志望動機関連の質問は絶対にありますので、しっかり準備をしておきましょう。

ESの質問項目は毎年少しずつ変わる場合もありますが、志望動機のロジックツリーがしっかりできていれば問題ありません。

そして下書きができたら信用のおける第三者にみてもらい、ブラシュアップをしていきましょう。

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