【例文あり】コーセーへの志望動機を魅力的に書く方法

2024/07/27

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「就活の答え」では就活生が特に気になる人気企業を選んで、書類選考を突破するための企業別志望動機の作成方法を解説します。この記事ではコーセーへの志望動機の例文をあげ、その作成方法を解説しています。

下の目次の項目をクリックすれば読みたい箇所に遷移します。

Contents

自分は化粧品業界に向いているタイプか、適性を診断してみよう
コーセーへの志望動機（例文）：文系総合職
- あなたは、KOSEのどのような点に共感し、10年後どのように活躍していたいか教えて下さい。（400文字以下）
- あなたが、働きたいと思う企業のポイントと、その理由を教えて下さい。（300文字以下）
企業別志望動機を書き始める前の注意点
志望動機の作り方
志望動機のロジック
コーセーへの志望動機（例文）の解説：文系総合職
- 再掲：　あなたは、KOSEのどのような点に共感し、10年後どのように活躍していたいか教えて下さい。
- 再掲：　あなたが、働きたいと思う企業のポイントと、その理由を教えて下さい。
まとめ
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コーセーへの志望動機（例文）：文系総合職

では早速、例文をみてみましょう。

あなたは、KOSEのどのような点に共感し、10年後どのように活躍していたいか教えて下さい。（400文字以下）

私が最も共感したのは『正しきことに従う心』という言葉です。変化の時代では、『正しき』は自ら求め、考え、行動することで得られるものと考えます。正しさを導くためには、素直に人の意見を聞き、自らも意見を語れる関係を築くことが『従う心』に繋がると考えます。私が「共感」と「信頼」を大切にして生きていることも、貴社の行動憲章に深く共感する理由です。入社後は、営業として販売店や美容部員の方々の共感と信頼を得るために、服飾デザインのサークルで培った発想力と周囲を巻き込むコミュニケーション力を活かしたいと考えています。営業の最前線でお客様に「美しさ」をお届けすることで、化粧品ビジネスの力をつけ、成長していきます。10年後は営業としての実績と蓄積を活かして商品企画の仕事にも挑戦したいと考えています。常に『正しきことに従う心』を忘れず、将来はコーセーを代表するヒット商品やブランドの創出に貢献したいと考えています。(400文字)

あなたが、働きたいと思う企業のポイントと、その理由を教えて下さい。（300文字以下）

私は外見と内面の美しさを引き出し、人に自信や勇気を与える化粧品業界を志望しています。貴社を志望する理由は、前例や常識にとらわれない発想や挑戦を重視している点に惹かれたからです。私が働きたいと思うのは、常に何かにチャレンジしている「攻め」の文化がある企業です。貴社は「VISION2026」で、グローバル展開の加速、独自性のある商品の積極開発、新たな成長領域へのチャレンジという3つの成長戦略を掲げています。私は貴社の一員としてそのチャレンジを推進することに、大きな「やりがい」と自身の成長の可能性感じています。そして多くの人に貴社の化粧品を届け、人々が自信と勇気をもって生きられる世界の実現に貢献したいと考えています。(300文字)

企業別志望動機を書き始める前の注意点

志望動機を書き始める前に、絶対に注意しておくべきポイントをあげておきます。

自分起点、事実起点で、具体的に、ポジティブに書くこと
志望動機を構成する要素（下記参照）はあらかじめ全て考え、揃えて、文章にまとめておくこと
志望動機単独で書かない事。ES全体の回答要求項目を精査して、そのバランスの中で何をどの質問に対してメインの要素として書いていくかを決めてから書くこと
ES全体の質問の回答要求項目に対し、文字数制限やスペース制限に従って結論ファーストでドラフトをつくる
ドラフトが完成したら、その上で面接の質問やつっこみ、会話のつかみを想定して志望動機の論理の一貫性が保たれているか、面接のつっこみ質問に耐えられるかを想定し、推敲、改善すること
完成したら信頼のおける友人や近親者に読んでもらい第三者のアドバイスをもらうこと。リクルーターにコンタクトできる場合は、見てもらえるかを相談してみること
PC上で文字数制限内（少なくとも80％以上）で書き上げ、誤字・脱字をチェックし、手書きの場合はできるかぎり丁寧に、読みやすく清書すること

従ってES解禁前の準備段階では、本サイトや他の信頼のおける就活サイトで志望企業の過去のES（直近年度及びその前）のES内容を把握しておきましょう。

稀に企業の独自の考え方でESに「志望動機」を求めない会社も存在します。その場合でも志望動機は面接時に質問されると考え、以下に解説するロジックに従って作成しておいて下さい。

志望動機の作り方

志望動機の作り方のフローは「志望動機に、あなただけの説得力を増す方法」で詳しく解説しています。作成したことがない方は参照してください。

志望動機に、あなただけの説得力を増す方法

「就活の答え」では、学生に人気のある５０の業界・業種別に志望動機の書き方を解説しています。これらの記事も実践的に具体的な企業名をあげ、過去のESの設問に従って50社の志望動機の作り方を解説しています。以下の記事も是非参考にして下さい。

【例文あり】業界・業種別、就活で人気の50社の志望動機を徹底解説

この記事では、自己分析や企業研究を既に行い志望企業が定まった方が、具体的な企業を例に、どのように志望動機を書くべきかを解説します。

志望動機のロジック

「就活の答え」では、以下のチャートでの志望動機のロジックを推奨しています。「本当のあなた」の価値観から積み上げていくロジックです。

就活では、ESや面接における他の重要視される質問、例えば「学部・学科の専攻の理由」や「あなたの特徴を表すキャッチフレーズと、それを裏付けるエピソード」、「学生時代に最も力を入れて行ったことと、具体的な成果」、「周囲の人を巻き込んで行った経験と成果」、「あなたがこれまで挫折や困難を乗り越えた経験」等々に対し、的確に答えていく必要があります。

そのため、自分の性格や価値観に紐づいた経験や事実、そこから見出されるあなたの強みと企業選択の理由を結び付けることは非常に重要なエクササイズなのです。

このロジックの一貫性が「就活の軸」です。この軸の説得力があることがESや面接での戦闘力になります。

また化粧品企業に特徴的な設問として「あなたが美しいと感じた写真」、「あなたらしさが最も表現されている写真」や「あなたの知的好奇心が刺激されたできごとについて、それを表現する画像」のアップロードを求めるものがあります。

あなたが選ぶ写真や画像も、あなた自身の価値観が反映されます。記述内容とあわせて、一貫性はとても重要なのです。

一部の学生は報酬や福利厚生の良さ、世間体、誰もが知っている大企業、人気企業、上場企業や格好よさげな業界や企業群から企業を選び、赤枠で囲った企業選択理由（志望動機）を考え、後付けでその下の構造を作っていく人もいます。そのやり方自体は理解できますが、お勧めはできません。

そのやり方は時間をセーブできるかもしれませんが、まともな企業であれば一部のハイパー学生（学歴も実績、能力が志望企業の水準に比べてずば抜けて高い学生）しか通用しないでしょう。

あとは人手不足でどんな学生でも欲しい企業、ブラック企業、ブラックでなくても早期離職が当たり前の厳しい業界や企業であれば内定は取れるでしょう。しかしそれは皆さんが望んでいることではないはずです。

人事担当や面接官はその企業で評価されている人達です。企業研究の深さや動機の強さ、弱さ、適性はすぐに分かってしまいます。

また化粧品企業の場合、安全・安心は絶対的な価値です。製品の使用により、肌や健康に問題が個人の特異性以上の頻度で起こった場合や、単純な製品の不具合などでも企業やブランドの価値を大きく傷つけることになります。

特にコーセーでは、創業者の座右の命であった「正しきことに従う心」を企業の行動憲章と定めています。

『コーセーグループは、正しいことは何かを見つめながら「正しきことに従う心」をもって、倫理に即した行動に徹し、法令・社会規範を遵守し、コーセーグループに関わる全ての人々の人権を尊重し、お客さまをはじめ広く社会から支持される誠実で誠意のある企業であり続けることを目指します』（コーセーのWebサイトから引用）として、コンプライアンス経営の要になっています。

そのためコンプライアンスには厳しく、志望者の選考過程で「嘘」や「ごまかし」、「不誠実さ」が感じられればなおさら選考を通過させません。

コーセーへの志望動機（例文）の解説：文系総合職

それでは上記のロジックで積み上げた、コーセーへの志望動機を再度例示しておきます。

この年のコーセーのESでの志望動機関連設問は、「コーセーの何に共感したのか、10年後どのように活躍したいか」と「あなたが働きたいと思う企業のポイントとその理由」を記述させる内容でした。

再掲：　あなたは、KOSEのどのような点に共感し、10年後どのように活躍していたいか教えて下さい。

（400文字以下）

要素の分解：

結論　1：コーセーのどのような点に共感したか

私が最も共感したのは『正しきことに従う心』という言葉です
- →問われていること（コーセーのどのような点に共感したか）を結論ファーストで端的に答える

結論のRTB (Reason to believe)：

変化の時代では、『正しき』は自ら求め、考え、行動することで得られるものと考えます
- →何故『正しきことに従う心』という言葉に共感したのかを、志望者ならではの情報(この例文の場合は、正しさを志望者の価値観に基づく解釈)で根拠づける
正しさを導くためには、素直に人の意見を聞き、自らも意見を語れる関係を築くことが『従う心』に繋がると考えます
- →『正しきことに従う心』は「行動憲章」であるため、どんな行動が必要なのかを志望者独自の価値観から記述し、「何をするべき」と考えているかまで落とし込む
私が「共感」と「信頼」を大切にして生きていることも、貴社の行動憲章に深く共感する理由です
- →自分自身の生き方(行動原理)と連結して共感の根拠とする

注意：上記のRTBのロジックフローは『正しきことに従う心』を共感ポイントとした場合の一例です。共感するポイントによってRTBも変えてください。

結論　２：10年後にどのように活躍していたいか

入社後は、営業として販売店や美容部員の方々の共感と信頼を得るために、服飾デザインのサークルで培った発想力と周囲を巻き込むコミュニケーション力を活かしたいと考えています
- →質問は「10年後にどのように活躍していたいか」を聞いているため、10年後でやっていたいことを結論ファーストで書く手もありますが、この例文では入社後から積み上げています。その理由は、10年後の姿を最初に書くと、どうしても浮ついた言葉だけの印象を与えかねないためです
- →この例文では、「共感ポイント」から一貫性を持たせ、「共感」と「信頼」というキーワードを使い、更に志望者ならではの情報(この例文の場合はサークル活動で培った発想力とコミュニケーション力という「強み」)で営業からのキャリアパスを記述
営業の最前線でお客様に「美しさ」をお届けすることで、化粧品ビジネスの力をつけ、成長していきます
- →営業として力をつけ、化粧品ビジネスパーソンとして成長していきたいという意欲の表現で10年の結論へのつなぎとする

まとめ：

10年後は営業としての実績と蓄積を活かして商品企画の仕事にも挑戦したいと考えています
- →10年後にどのように活躍していたいかを、キャリアパスの流れで端的に記述

常に『正しきことに従う心』を忘れず、将来はコーセーを代表するヒット商品やブランドの創出に貢献したいと考えています
- →10年後またはそれ以降に実現したいことを、コーセーに共感するポイントと連結し志望者のビジョンとして掲げ文を結ぶ

再掲：　あなたが、働きたいと思う企業のポイントと、その理由を教えて下さい。

（300文字以下）

要素の分解

結論　１：働きたい思う企業

私は外見と内面の美しさを引き出し、人に自信や勇気を与える化粧品業界を志望しています
- →化粧品業界を選択した業界志望動機を結論のリード(前提)として記述
貴社を志望する理由は、前例や常識にとらわれない発想や挑戦を重視している点に惹かれたからです
- →化粧品業界の中でコーセーを選んだ理由を、コーセーならではの特徴と志望者ならではの価値観を連結して根拠づける
- →働きたいと思う企業＝コーセーであると明示

結論　２：働きたいと思う企業のポイント

私が働きたいと思うのは、常に何かにチャレンジしている「攻め」の文化がある企業です
- →志望者ならではの価値観により、働きたい企業のポイントを端的に記述
- →コーセーと合致していることが大前提

結論のRTB（Reason to believe）:

貴社は「VISION2026」で、グローバル展開の加速、独自性のある商品の積極開発、新たな成長領域へのチャレンジという3つの成長戦略を掲げています
- →上記の結論をコーセーならではの情報(この例文の場合は中期経営ビジョンの成長戦略)で根拠づける

まとめ：

私は貴社の一員としてそのチャレンジを推進することに、大きな「やりがい」と自身の成長の可能性感じています
- →コーセーの成長戦略と志望者の成長意欲を連結し、働きたいと思う理由・根拠とする
そして多くの人に貴社の化粧品を届け、人々が自信と勇気をもって生きられる世界の実現に貢献したいと考えています
- →志望者の就活の軸を意欲とビジョンの表現として文を結ぶ

まとめ

ESの設問のパターンによって答え方、書き方をアレンジする必要はありますが、志望動機のロジックツリーはあらかじめ作っておけるはずです。

あなたの軸が強ければ後は書き方を工夫すれば良いだけです。この志望者の志望動機の構成は、他のコースにも充分応用が可能です。要素の分解の→以下の要素を参考にしながら、自分のオリジナルを作っていくことです。

またコーセーのインターンシップに参加できた人は、その体験を通じての気づきや感動、コーセーの社員から得られたものを理由にあげることで、実際の体験を通じた「コーセーならでは」を表現することも非常に有効です。インターンシップの厳しい選考を参加できた方はぜひ検討してみて下さい。

稀にESで志望動機の記述を求めない化粧品メーカーもありますが、面接では志望動機関連の質問は絶対にありますので、しっかり準備をしておきましょう。

ESの質問項目は毎年少しずつ変わる場合もありますが、志望動機のロジックツリーがしっかりできていれば問題ありません。

そして下書きができたら信用のおける第三者にみてもらい、ブラシュアップをしていきましょう。

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