「就活の答え」では就活生が特に気になる人気企業を選んで、書類選考を突破するための企業別志望動機の作成方法を解説します。この記事ではNTT東日本への志望動機の例文をあげ、その作成方法を解説しています。
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では早速、例文をみてみましょう。
Contents
NTT東日本への志望動機(例文):事務系総合職
NTT東日本でなにがしたいか(200文字)
私は「通信」によって社会の「働き方」を変え、効率化によって人が「生きやすい」世界を実現したいです。通信の本質は「つなぐ」ことと考えます。貴社の広範な取引先、顧客との協業により様々な産業で、通信の先端技術を集約することで、人手不足や過剰労働、非効率な生産性を改善したいと考えています。具体的にはコンサルティング営業で経験と実績を積み、サービス開発や協業ビジネスス推進で力を発揮したいと考えています。(198文字)
企業別志望動機を書き始める前の注意点
志望動機を書き始める前に、絶対に注意しておくべきポイントをあげておきます。
- 自分起点、事実起点で、具体的に、ポジティブに書くこと
- 志望動機を構成する要素(下記参照)はあらかじめ全て考え、揃えて、文章にまとめておくこと
- 志望動機単独で書かない事。ES全体の回答要求項目を精査して、そのバランスの中で何をどの質問に対してメインの要素として書いていくかを決めてから書くこと
- ES全体の質問の回答要求項目に対し、文字数制限やスペース制限に従って結論ファーストでドラフトをつくる
- ドラフトが完成したら、その上で面接の質問やつっこみ、会話のつかみを想定して志望動機の論理の一貫性が保たれているか、面接のつっこみ質問に耐えられるかを想定し、推敲、改善すること
- 完成したら信頼のおける友人や近親者に読んでもらい第三者のアドバイスをもらうこと。リクルーターにコンタクトできる場合は、見てもらえるかを相談してみること
- PC上で文字数制限内(少なくとも80%以上)で書き上げ、誤字・脱字をチェックし、手書きの場合はできるかぎり丁寧に、読みやすく清書すること
従ってES解禁前の準備段階では、本サイトや他の信頼のおける就活サイトで志望企業の過去のES(直近年度及びその前)のES内容を把握しておきましょう。
稀に企業の独自の考え方でESに「志望動機」を求めない会社も存在します。その場合でも志望動機は面接時に質問されると考え、以下に解説するロジックに従って作成しておいて下さい。
志望動機の作り方
志望動機の作り方のフローは「志望動機に、あなただけの説得力を増す方法」で詳しく解説しています。作成したことがない方は参照してください。
「就活の答え」では、学生に人気のある50の業界・業種別に志望動機の書き方を解説しています。これらの記事も実践的に具体的な企業名をあげ、過去のESの設問に従って50社の志望動機の作り方を解説しています。以下の記事も是非参考にして下さい。
この記事では、自己分析や企業研究を既に行い志望企業が定まった方が、具体的な企業を例に、どのように志望動機を書くべきかを解説します。
志望動機のロジック
「就活の答え」では、以下のチャートでの志望動機のロジックを推奨しています。「本当のあなた」の価値観から積み上げていくロジックです。
就活では、ESや面接における他の重要視される質問、例えば「これだけは負けない取組み」、「これだけは負けない取組みでの具体的な行動や苦労」、「学部・学科の専攻の理由」や「学科/専攻の授業の中で、最も力を入れて学んでいるテーマ」、「学生時代にチャレンジしたエピソード(成功・失敗問わず)」、「周囲の人を巻き込んで行った経験と成果」、「チームで取り組んだ経験」等々に対し、的確に答えていく必要があります。
そのため、自分の性格や価値観に紐づいた経験や実績、事実、そこから見出されるあなたの強みと企業選択の理由を結び付けることは非常に重要なエクササイズなのです。
このロジックの一貫性が「就活の軸」です。この軸の説得力があることがESや面接での戦闘力になります。
一部の学生は報酬や福利厚生の良さ、世間体、誰もが知っている大企業、人気企業、上場企業や格好よさげな業界や企業群から企業を選び、赤枠で囲った企業選択理由(志望動機)を考え、後付けでその下の構造を作っていく人もいます。そのやり方自体は理解できますが、お勧めはできません。
そのやり方で時間をセーブできるかもしれませんが、まともな企業であれば一部のハイパーな学生(学歴も実績、能力が志望企業の水準に比べてずば抜けて高い学生)しか通用しないでしょう。
あとは人手不足でどんな学生でも欲しい企業、ブラック企業、ブラックでなくても早期離職が当たり前の厳しい業界や企業であれば内定は取れるでしょう。しかしそれは皆さんが望んでいることではないはずです。
人事担当や面接官はその企業で評価されている人達です。企業研究の深さや動機の強さ、弱さ、適性はすぐに分かってしまいます。
また通信・IT系企業の場合、事務系志望者の場合は「チャレンジした経験」や「人には負けない点、自己PR」が、技術系志望者の場合は専攻や興味、研究に対する姿勢、実績は特に重視されます。
インフラを担う社会的な責任もあり、BtoBで取引先との「信頼関係」が重視される業界でもあるため、書類選考や面接の際に「嘘」や「ごまかし」が分かる、もしくは「不誠実な対応や印象」が感じられた場合は選考を通過させません。
志望動機が書けない時は、「志望動機作成ツール」を活用してみよう
志望動機を作成する際、伝えたいことは沢山あっても、文章で上手くまとめる自信がない就活生も多いはず。
そんな時は、「志望動機作成ツール」を活用してみましょう。
就活サービスを提供している、キャリアパークの「志望動機作成ツール」を使えば、Step1:簡単な質問に答えていくだけ、Step2:志望企業・業界の有力企業の内定者ESを参照できる、Step3:人事が見ているポイント、他の学生との差別化をするポイントが分かり、自分独自、かつ理想的な流れの志望動機が完成します。
あとは志望企業のESにあわせてチューニングするだけなので、準備を大幅に効率化できます。
無料でダウンロードして効率的に基本の流れを作り、自分独自の志望動機を完成させましょう。またこのツールを利用する際、就活をより効率化できる無料の就活サービスを同時登録することも忘れずに!
NTT東日本への志望動機(例文)の解説:事務系総合職
それでは上記のロジックで積み上げた、NTT東日本への志望動機を再度例示しておきます。この年のNTT東日本のESでの志望動機関連の設問は、シンプルに「NTT東日本で何がしたいか」を問うものでした。
再掲: NTT東日本でなにがしたいか(200文字)
私は「通信」によって社会の「働き方」を変え、効率化によって人が「生きやすい」世界を実現したいです。通信の本質は「つなぐ」ことと考えます。貴社の広範な取引先、顧客との協業により様々な産業で、通信の先端技術を集約することで、人手不足や過剰労働、非効率な生産性を改善したいと考えています。具体的にはコンサルティング営業で経験と実績を積み、サービス開発や協業ビジネスス推進で力を発揮したいと考えています。(198文字)
要素の分解:
結論 1:NTT東日本でしたいこと
- 私は「通信」によって社会の「働き方」を変え、効率化によって人が「生きやすい」世界を実現したいです
- →200文字以内と記述ボリュームが少ないため、特に問われていることに対して結論ファーストで答えることが重要
結論のRTB (Reason to believe):
- 通信の本質は「つなぐ」ことと考えます
- →上記の結論に至った理由を志望者ならではの情報(この例文の場合は「通信」に対する視点、価値観)で記載し、リードとする
- 貴社の広範な取引先、顧客との協業により様々な産業で、通信の先端技術を集約することで、人手不足や過剰労働、非効率な生産性を改善したいと考えています
- →「広範な取引先、顧客との協業」に「つなぐ」意味を込め、具体的に「通信ビジネス」で実現したいこと(結論)を補強
- →「「広範な取引先、顧客」はNTT東日本の特徴
まとめ:
- 具体的にはコンサルティング営業で経験と実績を積み、サービス開発や協業ビジネスス推進で力を発揮したいと考えています
- →志望者独自のキャリアプランを基に、成長意欲の表現で文を結ぶ
この設問の場合「NTT東日本でなにがしたいか」を聞いているため、志望者の専攻や強み、エキスパティーズを基にして書く方法もあるでしょう。
また現在既にある具体的な事業やサービスを取り上げて改善・発展させるという文脈を用いて結論ファーストで書くこともできますが、文字数が少ない条件で伝えたいことが伝えられるかを検証する必要があるでしょう。
特に事業分野と直接の関連性が低い事務系総合職の場合は、上記のように多様な可能性を想像できる大きなビジョンを志望者独自の経験や視点で掘り起こしていく方法も有効です。
まとめ
ESの設問のパターンによって答え方、書き方をアレンジする必要はありますが、志望動機のロジックツリーはあらかじめ作っておけるはずです。
あなたの軸が強ければ後は書き方を工夫すれば良いだけです。この志望者の志望動機の構成は、技術系総合職にも充分応用が可能です。要素の分解の→以下の要素を参考にしながら、自分のオリジナルを作っていくことです。
またNTT東日本のインターンシップに参加できた人は、その体験を通じての気づきや感動、NTT東日本の社員から得られたものを理由にあげることで、実際の体験を通じた「NTT東日本ならでは」を表現することも非常に有効です。インターンシップの厳しい選考を参加できた方はぜひ検討してみて下さい。
ESでは直接的な志望動機の記述を求めない場合もありますが、面接では志望動機関連の質問は絶対にありますので、しっかり準備をしておきましょう。
ESの質問項目は毎年少しずつ変わる場合もありますが、志望動機のロジックツリーがしっかりできていれば問題ありません。
そして下書きができたら信用のおける第三者にみてもらい、ブラシュアップをしていきましょう。
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志望動機を作成する際、伝えたいことは沢山あっても、文章で上手くまとめる自信がない就活生も多いはず。
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あとは志望企業のESにあわせてチューニングするだけなので、準備を大幅に効率化できます。
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