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【例文あり】日本製鉄への志望動機を的確に書く方法

「就活の答え」では就活生が特に気になる人気企業を選んで、書類選考を突破するための企業別志望動機の作成方法を解説します。この記事では製鉄トップの日本製鉄への志望動機の例文をあげ、その作成方法を解説しています。

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では早速、例文をみてみましょう。

日本製鉄への志望動機(例文)

技術系:あなたはどのような仕事(事業、職種等)に就きたいと考えていますか? その仕事を通じて自分のどういったところが活かせると考えていますか?(200文字以内)

私は操業技術に携わりたいと考えています。製鉄・製鋼のプロセス最適化を学び、将来的には新しい技術や設備の導入にも携わっていきたいです。操業技術に惹かれる理由は、専攻している機械工学の知識を活かせると考えたこと、また研究室で他大学との共同研究のリーダーとして研究をまとめた経験も活かせると考えました。チームの一員としてリーダーシップを発揮し、世界最高水準の生産をリードする人材に成長したいと考えています。(200文字)

事務系:当社に関心をもったきっかけについて教えてください。(200文字以下)

私は就職活動の業界研究を通じ、日本企業による「モノづくり」で世界と勝負したいという思いを強くしました。企業研究を深める過程で、多くの製造業の根幹を支える鉄の汎用性やインフラを支える製鉄産業の役割と業界トップである貴社の存在に惹かれました。トークライブで社員の方が語っていた、日本のみならず世界の産業やインフラを支える使命感とグローバル市場への熱き思いも、貴社を志望する大きなきっかけとなりました。(198文字)

企業別志望動機を書き始める前の注意点

志望動機を書き始める前に、絶対に注意しておくべきポイントをあげておきます。

  1. 自分起点、事実起点で、具体的に、ポジティブに書くこと
  2. 志望動機を構成する要素(下記参照)はあらかじめ全て考え、揃えて、文章にまとめておくこと
  3. 志望動機単独で書かない事。ES全体の回答要求項目を精査して、そのバランスの中で何をどの質問に対してメインの要素として書いていくかを決めてから書くこと
  4. ES全体の質問の回答要求項目に対し、文字数制限やスペース制限に従って結論ファーストでドラフトをつくる
  5. ドラフトが完成したら、その上で面接の質問やつっこみ、会話のつかみを想定して志望動機の論理の一貫性が保たれているか、面接のつっこみ質問に耐えられるかを想定し、推敲、改善すること
  6. 完成したら信頼のおける友人や近親者に読んでもらい第三者のアドバイスをもらうこと。リクルーターにコンタクトできる場合は、見てもらえるかを相談してみること
  7. PC上で文字数制限内(少なくとも80%以上)で書き上げ、誤字・脱字をチェックし、手書きの場合はできるかぎり丁寧に、読みやすく清書すること

従ってES解禁前の準備段階では、本サイトや他の信頼のおける就活サイトで志望企業の過去のES(直近年度及びその前)のES内容を把握しておきましょう。

稀に企業の独自の考え方でESに「志望動機」を求めない会社も存在します。その場合でも志望動機は面接時に質問されると考え、以下に解説するロジックに従って作成しておいて下さい。

志望動機の作り方

志望動機の作り方のフローは「志望動機に、あなただけの説得力を増す方法」で詳しく解説しています。作成したことがない方は参照してください。

「就活の答え」では、学生に人気のある50の業界・業種別に志望動機の書き方を解説しています。これらの記事も実践的に具体的な企業名をあげ、過去のESの設問に従って50社の志望動機の作り方を解説しています。以下の記事も是非参考にして下さい。

この記事では、自己分析や企業研究を既に行い志望企業が定まった方が、具体的な企業を例に、どのように志望動機を書くべきかを解説します。

志望動機のロジック

「就活の答え」では、以下のチャートでの志望動機のロジックを推奨しています。「本当のあなた」の価値観から積み上げていくロジックです。

就活でのESや面接における他の重要視される質問、例えば「学部・学科の専攻の理由」や「学科/専攻/研究の中で、最も力を入れて学んでいるテーマ、内容、その意義」、「これまで、または学生時代に最も力を注いで挑戦したこと」、「これまで最も困難だったこと、困難に対するアプローチ」、「自分自身の魅力と認識していること、今後変えていきたいと考えていること」、「あなたのこれまでの人生における喜・怒・哀・楽を象徴する出来事」等々に対して的確に答えていく必要があります。

従って自分の性格や価値観に紐づいた経験や実績、事実、そこから見出されるあなたの強みと企業選択の理由を結び付けることは非常に重要なエクササイズなのです。

このロジックの一貫性が「就活の軸」です。この軸の説得力があることがESや面接での戦闘力になります。

一部の学生は報酬や福利厚生の良さ、世間体、誰もが知っている大企業、人気企業、上場企業や格好よさげな業界や企業群から企業を選び、赤枠で囲った企業選択理由(志望動機)を考え、後付けでその下の構造を作っていく人もいます。そのやり方自体は理解できますが、お勧めはできません。

そのやり方は時間をセーブできるかもしれませんが、まともな企業であれば一部のハイパー学生(学歴も実績、能力が志望企業の水準に比べてずば抜けて高い学生)しか通用しないでしょう。

あとは人手不足でどんな学生でも欲しい企業、ブラック企業、ブラックでなくても早期離職が当たり前の厳しい業界や企業であれば内定は取れるでしょう。しかしそれは皆さんが望んでいることではないはずです。

人事担当や面接官はその企業で評価されている人達です。企業研究のレベルや、動機の強さや弱さ、適性はすぐに分かってしまいます。

また製造業の技術系志望の場合、志望者の専攻や興味、研究に対する姿勢、実績は特に重視されます。志望動機だけではなく、ES全体の各設問に対する回答を通じて全体的にアピールしていきましょう。

逆に書類選考や面接の際に「嘘」や「ごまかし」が分かってしまったり、「専攻や研究に対する熱意」が感じられない場合は選考を通過させません。

日本製鉄への志望動機(例文)の解説:

それでは上記のロジックで積み上げた、日本製鉄への志望動機を再度例示しておきます。

日本製鉄の志望動機関連の設問は、技術系志望と事務系志望で違っています。この年のESでは、技術系志望が具体的な職種志望や携わりたい事業まで踏み込んで記述するのに対し、事務系は「日本製鉄に関心をもったきっかけ」を答える形でした。

技術系再掲:あなたはどのような仕事(事業、職種等)に就きたいと考えていますか? その仕事を通じて自分のどういったところが活かせると考えていますか?(200文字以内)

私は操業技術に携わりたいと考えています。製鉄・製鋼のプロセス最適化を学び、将来的には新しい技術や設備の導入にも携わっていきたいです。操業技術に惹かれる理由は、専攻している機械工学の知識を活かせると考えたこと、また研究室で他大学との共同研究のリーダーとして研究をまとめた経験も活かせると考えました。チームの一員としてリーダーシップを発揮し、世界最高水準の生産をリードする人材に成長したいと考えています。(200文字)

要素の分解:

結論 1:就きたいと考えている事業、職種等

  • 私は操業技術に携わりたいと考えています
    • →問われていることに対し、結論ファーストで端的に記述
  • 製鉄・製鋼のプロセス最適化を学び、将来的には新しい技術や設備の導入にも携わっていきたいです
    • →上記の結論(例文では操業技術)で、何を実現したいかを記述し補強する

 

結論 2:その仕事を通じて自分のどういったところが活かせると考えているか?

  • 操業技術に惹かれる理由は、専攻している機械工学の知識を活かせると考えたこと
  • また研究室で他大学との共同研究のリーダーとして研究をまとめた経験も活かせると考えました
    • →就きたい仕事(この場合操業技術)に活かせる志望者ならではの強みの表現

 

まとめ:

  • チームの一員としてリーダーシップを発揮し、世界最高水準の生産をリードする人材に成長したいと考えています
    • →自身の強みで(この場合はリーダーシップ)や「チーム」、「成長」をキーワードとして使用し、意欲の表現で文を結ぶ

事務系再掲:当社に関心をもったきっかけについて教えてください。(200文字以下)

私は就職活動の業界研究を通じ、日本企業による「モノづくり」で世界と勝負したいという思いを強くしました。企業研究を深める過程で、多くの製造業の根幹を支える鉄の汎用性やインフラを支える製鉄産業の役割と業界トップである貴社の存在に惹かれました。トークライブで社員の方が語っていた、日本のみならず世界の産業やインフラを支える使命感とグローバル市場への熱き思いも、貴社を志望する大きなきっかけとなりました。(198文字)

要素の分解:

結論:日本製鉄に関心を持ったきっかけ

  • 私は就職活動の業界研究を通じ、日本企業による「モノづくり」で世界と勝負したいという思いを強くしました
    • →「きっかけ」を聞く質問であるが、志望者が仕事を通じて実現したいビジョンや、職業選択にあたり譲れない「軸」を最初に記述することで動機の強さを表現
  • 企業研究を深める過程で、多くの製造業の根幹を支える鉄の汎用性やインフラを支える製鉄産業の役割と業界トップである貴社の存在に惹かれました
    • →上記の「就活の軸」を受け製鉄産業、日本製鉄に注目した理由を記述
  • トークライブで社員の方が語っていた、日本のみならず世界の産業やインフラを支える使命感とグローバル市場への熱き思いも、貴社を志望する大きなきっかけとなりました
    • →志望者ならではの情報(トークライブ参加)と日本製鉄ならではの情報(社員の言葉)を経験と価値観で連結して補強。経験を「きっかけ」として印象に残す
    • →志望者の就活の軸と連結し、意欲の表現で文を結ぶ

日本製鉄の志望動機関連の設問の場合、記述内容が200文字以内とボリュームが少ないため、伝えたいポイントを端的に表現して印象に残すことが重要です。文章ボリュームが少ない場合は特に結論ファーストで書くようにしましょう。

はじめに箇条書きで記述したい内容をまとめ、文章の構成を考え、改善していきましょう。

また、どの要素を他のESの質問の答えとして記載するかも充分に推敲してください。ES全体を読んだあとの印象として、同じことを二度言っている印象にならないように注意してください。

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参考記事:

まとめ

ESの設問のパターンによって答え方、書き方をアレンジする必要はありますが、志望動機のロジックツリーはあらかじめ作っておけるはずです。

あなたの軸が強ければ後は書き方を工夫すれば良いだけです。この志望者の志望動機の構成は、他のコースにも充分応用が可能です。要素の分解の→以降の要素を参考にしながら、自分のオリジナルを作っていくことです。

日本製鉄は技術系、事務系ともにインターンシップやイベントの実施に力を入れています。実際にインターンシップへの参加で日本製鉄への就職に強い意欲を持つ学生も多いです。

インターンシップに参加できた人は、その体験を通じての気づきや感動、日本製鉄の社員から得られたものを理由にあげることで、実際の体験を通じた「日本製鉄ならでは」を表現することも非常に有効です。インターンシップの厳しい選考を参加できた方はぜひ検討してみて下さい。

面接では志望動機関連の詳細な質問は絶対にありますので、しっかり準備をしておきましょう。

ESの質問項目は毎年少しずつ変わる場合もありますが、志望動機のロジックツリーがしっかりできていれば問題ありません。

そして下書きができたら信用のおける第三者にみてもらい、ブラシュアップをしていきましょう。また日本製鉄は採用プロセスでリクルーター制をとっているため、積極的に質問をしてアドバイスを受けてください。

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