【例文あり】NTTドコモへの志望動機を魅力的に書く方法

2022/04/29

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「就活の答え」では就活生が特に気になる人気企業を選んで、書類選考を突破するための企業別志望動機の作成方法を解説します。この記事ではNTTドコモ（技術系総合職）への志望動機の例文をあげ、その作成方法を解説しています。この例文は技術系総合職への志望動機ですが、文の構成要素や組み立て方は事務系総合職の方にも応用でできます。

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では早速、例文をみてみましょう。

Contents

NTTドコモへの志望動機（例文）：技術系総合職
- 「ドコモで叶えたい夢を教えてください」（300文字以内）
企業別志望動機を書き始める前の注意点
志望動機の作り方
志望動機のロジック
NTTドコモへの志望動機（例文）の解説：技術系総合職
- 再掲：「ドコモで叶えたい夢を教えてください」（300文字以内）
理系の学生、大学院生、ポスドクの先輩が選んでいる就活サービス
まとめ

NTTドコモへの志望動機（例文）：技術系総合職

「ドコモで叶えたい夢を教えてください」（300文字以内）

５Gや未来の通信技術により、空間の壁を越える革新的なサービスを創出したい。パートナーとの協創により社会的な問題解決すること、更により豊かな生活の実現に貢献したい。この思いは貴社のインターンシップの経験や５G実証実験の事例を知って益々強くなった。問題の解決では医療の地域格差を解消する遠隔診療や治療への応用、豊かな生活の実現では自動運転による移動の自由の実現や遠隔地でもアーチストの鼓動まで体感できるVR映像のライブ配信の実現である。更に教育やビジネスにも革命的な変革をもたらすサービスも考えられ、叶えたい夢は広がっている。私の夢は、貴社のエンジニアとして一つでも多くの夢の実現に携わることでもある。（298文字）

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企業別志望動機を書き始める前の注意点

志望動機を書き始める前に、絶対に注意しておくべきポイントをあげておきます。

自分起点、事実起点で、具体的に、ポジティブに書くこと
志望動機を構成する要素（下記参照）はあらかじめ全て考え、揃えて、文章にまとめておくこと
志望動機単独で書かない事。ES全体の回答要求項目を精査して、そのバランスの中で何をどの質問に対してメインの要素として書いていくかを決めてから書くこと
ES全体の質問の回答要求項目に対し、文字数制限やスペース制限に従って結論ファーストでドラフトをつくる
ドラフトが完成したら、その上で面接の質問やつっこみ、会話のつかみを想定して志望動機の論理の一貫性が保たれているか、面接のつっこみ質問に耐えられるかを想定し、推敲、改善すること
完成したら信頼のおける友人や近親者に読んでもらい第三者のアドバイスをもらうこと。リクルーターにコンタクトできる場合は、見てもらえるかを相談してみること
PC上で文字数制限内（少なくとも80％以上）で書き上げ、誤字・脱字をチェックし、手書きの場合はできるかぎり丁寧に、読みやすく清書すること

従ってES解禁前の準備段階では、本サイトや他の信頼のおける就活サイトで志望企業の過去のES（直近年度及びその前）のES内容を把握しておきましょう。

稀に企業の独自の考え方でESに「志望動機」を求めない会社も存在します。その場合でも志望動機は面接時に質問されると考え、以下に解説するロジックに従って作成しておいて下さい。

志望動機の作り方

志望動機の作り方のフローは「志望動機に、あなただけの説得力を増す方法」で詳しく解説しています。作成したことがない方は参照してください。

志望動機に、あなただけの説得力を増す方法

「就活の答え」では、学生に人気のある５０の業界・業種別に志望動機の書き方を解説しています。これらの記事も実践的に具体的な企業名をあげ、過去のESの設問に従って50社の志望動機の作り方を解説しています。以下の記事も是非参考にして下さい。

【例文あり】業界・業種別、就活で人気の50社の志望動機を徹底解説

この記事では、自己分析や企業研究を既に行い志望企業が定まった方が、具体的な企業を例に、どのように志望動機を書くべきかを解説します。

志望動機のロジック

「就活の答え」では、以下のチャートでの志望動機のロジックを推奨しています。「本当のあなた」の価値観から積み上げていくロジックです。

正攻法ですが、ESや面接における他の重要視される質問、例えば「学部・学科の専攻の理由」や「卒業／修士論文や、学科／専攻の授業の中で、最も力を入れて学んでいるテーマ」、「学生時代にチャレンジしたエピソード（成功・失敗問わず）」、「周囲の人を巻き込んで行った経験と成果」、「これだけは負けないと言える取り組み」、「チームで取り組んだ経験」、「当社で実現したいこと」等々を答えなければならないため、自分の性格や価値観に紐づいた経験や実績、事実、そこから見出されるあなたの強みと企業選択の理由を結び付けることは非常に重要なエクササイズなのです。

このロジックの一貫性が「就活の軸」です。この軸の説得力があることがESや面接での戦闘力になります。

一部の学生は報酬や福利厚生の良さ、世間体、誰もが知っている大企業、人気企業、上場企業や格好よさげな業界や企業群から企業を選び、赤枠で囲った企業選択理由（志望動機）を考え、後付けでその下の構造を作っていく人もいます。そのやり方自体は理解できますが、お勧めはできません。

そのやり方は時間をセーブできるかもしれませんが、まともな企業であれば一部のハイパー学生（学歴も実績、能力が志望企業の水準に比べてずば抜けて高い学生）しか通用しないでしょう。

あとは人手不足でどんな学生でも欲しい企業、ブラック企業、ブラックでなくても早期離職が当たり前の厳しい業界や企業であれば内定は取れるでしょう。しかしそれは皆さんが望んでいることではないはずです。

人事担当や面接官はその企業で評価されている人達です。企業研究の深さや動機の強さ、弱さ、適性はすぐに分かってしまいます。

また通信・IT系企業の場合、理系の志望者の専攻や興味、研究に対する姿勢、実績は特に重視されます。人気がある業種、企業のため書類選考や面接の際に「嘘」や「ごまかし」が分かる、もしくは「専攻や研究に対する熱意」が感じられなければなおさら選考を通過させません。

NTTドコモへの志望動機（例文）の解説：技術系総合職

それでは上記のロジックで積み上げた、NTTドコモへの志望動機を再度例示しておきます。

この年のESの志望動機に関連する設問は、「ＮＴＴドコモで叶えたい夢」を問うものでした。

再掲：「ドコモで叶えたい夢を教えてください」（300文字以内）

要素の分解：

結論　１：NTTドコモで叶えたい夢

５Gや未来の通信技術により、空間の壁を越える革新的なサービスを創出したい
- →結論ファーストで、どんな夢を実現したいかを端的に記述
パートナーとの協創により社会的な問題解決すること、更により豊かな生活の実現に貢献したい
- →上記を「パートナーとの協創」というドコモならではのキーワードを使用して「How」の情報を補足し、更に社会的な問題解決と、より豊かな生活の実現という二つの軸を提示して、具体的な「夢」の説明のリードとする

結論のRTB　（Reason to believe）

この思いは貴社のインターンシップの経験や５G実証実験の事例を知って益々強くなった
- →上記の結論に至った理由を、志望者独自の情報（この例文の場合はインターンシップの経験と企業研究）で根拠づける

結論　２：夢の具体的例示

問題の解決では医療の地域格差を解消する遠隔診療や治療への応用、豊かな生活の実現では自動運転による移動の自由の実現や遠隔地でもアーチストの鼓動まで体感できるVR映像のライブ配信の実現である
- →社会的な問題解決と、より豊かな生活の実現という二軸で、叶えたい夢を具体的に記述
更に教育やビジネスにも革命的な変革をもたらすサービスも考えられ、叶えたい夢は広がっている
- →空間を越える革新的なサービスの可能性、広がり、その夢の実現と志望者の意欲を連結

まとめ：

私の夢は、貴社のエンジニアとして一つでも多くの夢の実現に携わることでもある
- →ドコモで叶えたい夢と入社意欲を連結する表現で文を結ぶ

この設問の場合「ドコモで叶えたい夢」を聞いているため、志望者の専攻や強み、エキスパティーズによって「一つの事」に集中して書く方法もあるでしょう。たとえば精密機械工学を専攻し治療支援メカトロニクスシステムの研究をしている学生であれば、通信技術による遠隔治療の実現というテーマに絞って書くパターンです。

また現在既にある具体的な製品やサービスを取り上げて改善・発展させるという文脈を用いて結論ファーストで書くこともできますが、ドコモの場合「夢」という設定がされている以上、例文の様に大きなビジョンを述べる事の方が適切です。

特に応用範囲の広い専攻の場合は、上記のように多様な技術シーズを融合することで実現を目指すビジョンを、志望者独自の経験や視点で掘り起こしていきましょう。

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参考記事：

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まとめ

ESの設問のパターンによって答え方、書き方をアレンジする必要はありますが、志望動機のロジックツリーはあらかじめ作っておけるはずです。あなたの軸が強ければ後は書き方を工夫すれば良いだけです。

この志望者の志望動機の構成は、他の事務系総合職にも充分応用が可能です。要素の分解の→以下の要素を参考にしながら、自分のオリジナルを作っていくことです。

またこの例文のようにインターンシップに参加できた人は、その体験を通じての気づきや感動、NTTドコモの社員から得られたものを理由にあげることで、実際の体験を通じた「NTTドコモならでは」を表現することも非常に有効です。インターンシップの厳しい選考を参加できた方はぜひ検討してみて下さい。

ドコモのようにESでは直接的な志望動機の詳細な記述を求めない場合もありますが、面接では志望動機関連の質問は絶対にありますので、しっかり準備をしておきましょう。

ESの質問項目は毎年少しずつ変わる場合もありますが、志望動機のロジックツリーがしっかりできていれば問題ありません。そして下書きができたら信用のおける第三者にみてもらい、ブラシュアップをしていきましょう。

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