【例文あり】三越伊勢丹ホールディングスへの志望動機を魅力的に書く方法

2021/07/09

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「就活の答え」では就活生が特に気になる人気企業を選んで、書類選考を突破するための企業別志望動機の作成方法を解説します。この記事では特に女性に人気の高い、三越伊勢丹ホールディングスへの志望動機の例文をあげ、その作成方法を解説しています。

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では早速、例文をみてみましょう。

Contents

三越伊勢丹グループ百貨店への志望動機（例文）：総合職
- 三越伊勢丹グループ百貨店に入社してやりたい仕事や、成し遂げたいと思うことは何ですか？その理由とともにお書きください
企業別志望動機を書き始める前の注意点
志望動機の作り方
志望動機のロジック
三越伊勢丹ホールディングスへの志望動機（例文）の解説：（総合職）
- 再掲：　三越伊勢丹グループに入社してやりたい仕事や、成し遂げたいと思うことは何ですか？その理由とともにお書きください
まとめ
志望動機が書けない時に！志望動機ジェネレーターを活用してみよう

三越伊勢丹グループ百貨店への志望動機（例文）：総合職

三越伊勢丹グループ百貨店に入社してやりたい仕事や、成し遂げたいと思うことは何ですか？その理由とともにお書きください

（全角400字以内）

私が貴社で実現したいことは、百貨店を楽しむ体験価値を最大化することです。私が百貨店を楽しいと感じるのは洋菓子売り場にいる時です。一つ一つのお菓子の可愛さや、美しさに惹かれると同時に、それを作っている人の想いを感じ、作品を見ているような感覚になります。気に入ったお菓子を購入して食べるまでの楽しさ、食べた後の満足感までが百貨店でのお買い物体験であり、百貨店の価値であると考えます。私は洋菓子売り場でのアルバイトの経験を通じて、接客の大切さも学ぶことができました。衣料品、化粧品売り場や催事等でも、百貨店でしか味わえない体験価値があり、売り場にいる時間からお買い物をして、その商品を身に付ける時のワクワク感を提供したいのです。百貨店の事業をセールスから学んで力をつけ、将来的にはバイヤーとして売り場をつくり、お客様がお店を訪れるごとに新しい発見や感動を体験できるように成長していきたいと考えています。(398文字)

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企業別志望動機を書き始める前の注意点

志望動機を書き始める前に、絶対に注意しておくべきポイントをあげておきます。

自分起点、事実起点で、具体的に、ポジティブに書くこと
志望動機を構成する要素（下記参照）はあらかじめ全て考え、揃えて、文章にまとめておくこと
志望動機単独で書かない事。ES全体の回答要求項目を精査して、そのバランスの中で何をどの質問に対してメインの要素として書いていくかを決めてから書くこと
ES全体の質問の回答要求項目に対し、文字数制限やスペース制限に従って結論ファーストでドラフトをつくる
ドラフトが完成したら、その上で面接の質問やつっこみ、会話のつかみを想定して志望動機の論理の一貫性が保たれているか、面接のつっこみ質問に耐えられるかを想定し、推敲、改善すること
完成したら信頼のおける友人や近親者に読んでもらい第三者のアドバイスをもらうこと。リクルーターにコンタクトできる場合は、見てもらえるかを相談してみること
PC上で文字数制限内（少なくとも80％以上）で書き上げ、誤字・脱字をチェックし、手書きの場合はできるかぎり丁寧に、読みやすく清書すること

従ってES解禁前の準備段階では、本サイトや他の信頼のおける就活サイトで志望企業の過去のES（直近年度及びその前）のES内容を把握しておきましょう。

稀に企業の独自の考え方でESに「志望動機」を求めない会社も存在します。その場合でも志望動機は面接時に質問されると考え、以下に解説するロジックに従って作成しておいて下さい。

志望動機の作り方

志望動機の作り方のフローは「志望動機に、あなただけの説得力を増す方法」で詳しく解説しています。作成したことがない方は参照してください。

志望動機に、あなただけの説得力を増す方法

「就活の答え」では、学生に人気のある５０の業界・業種別に志望動機の書き方を解説しています。これらの記事も実践的に具体的な企業名をあげ、過去のESの設問に従って50社の志望動機の作り方を解説しています。以下の記事も是非参考にして下さい。

【例文あり】業界・業種別、就活で人気の50社の志望動機を徹底解説

この記事では、自己分析や企業研究を既に行い志望企業が定まった方が、具体的な企業を例に、どのように志望動機を書くべきかを解説します。

志望動機のロジック

「就活の答え」では、以下のチャートでの志望動機のロジックを推奨しています。「本当のあなた」の価値観から積み上げていくロジックです。

就活では、ESや面接における他の重要視される質問、例えば「学生時代に最も力を入れて取り組んだ科目・研究課題」、「大学時代に力をいれて取り組んだ活動（学業以外）」、「周囲の人を巻き込んで行った経験と成果」、「あなたがこれまで挫折や困難を乗り越えた経験」、「自身の強みと弱みに言及して、自己PRを自由に書いてください」などの定番の質問や、三越伊勢丹ホールディングスのように「やってみたい仕事」、「成し遂げたいこと」等々に対し、的確に答えていく必要があります。

そのため、自分の性格や価値観に紐づいた経験や事実、そこから見出されるあなたの価値観や強みと企業選択の理由を結び付けることは非常に重要なエクササイズなのです。

このロジックの一貫性が「就活の軸」です。この軸の説得力があることがESや面接での戦闘力になります。

一部の学生は報酬や福利厚生の良さ、世間体、誰もが知っている大企業、人気企業、上場企業や格好よさげな業界や企業群から企業を選び、赤枠で囲った企業選択理由（志望動機）を考え、後付けでその下の構造を作っていく人もいます。そのやり方自体は理解できますが、お勧めはできません。

そのやり方で時間をセーブできるかもしれませんが、まともな企業であれば一部のハイパーな学生（学歴も実績、能力が志望企業の水準に比べてずば抜けて高い学生）しか通用しないでしょう。

あとは人手不足でどんな学生でも欲しい企業、ブラック企業、ブラックでなくても早期離職が当たり前の厳しい業界や企業であれば内定は取れるでしょう。しかしそれは皆さんが望んでいることではないはずです。

人事担当や面接官はその企業で評価されている人達です。企業研究の深さや動機の強さ、弱さ、適性はすぐに分かってしまいます。

また三越伊勢丹グループ百貨店のような比較的高価な価格帯で、接客を含めた体験価値を重視している業態では、「老舗」としてのブランドの価値は非常に重要です。

販売している商品が高品質であることや、接客が丁寧であり洗練されていることが当然であるため、そうでないことが起きることはブランドの価値を大きく棄損することになります。

また高付加価値の商品を販売しているため、商品知識や接客品質の高さや顧客との「信頼関係」も百貨店ビジネスに直結します。

そのため選考過程で志望者に「嘘」や「ごまかし」、「不誠実さ」が感じられれば選考を通過させることはないでしょう。

企業研究をしっかり行うことは基本中の基本です。三越伊勢丹ホールディングスのビジョンや、それぞれの百貨店の特徴、ブランドに対する考え方、ビジネスモデルやキャリア形成に対する方針、中長期の経営計画を踏まえ、自分起点の志望動機を作成していきましょう。

三越伊勢丹ホールディングスへの志望動機（例文）の解説：（総合職）

それでは上記のロジックで積み上げた、三越伊勢丹ホールディングスへの志望動機を再度例示しておきます。

この年の三越伊勢丹ホールディングスのESにおける志望動機の設問は、「三越伊勢丹グループに入社してやりたい仕事や、成し遂げたいと思うこと」を記述させる内容になっていました。

再掲：　三越伊勢丹グループに入社してやりたい仕事や、成し遂げたいと思うことは何ですか？その理由とともにお書きください

（全角400字以内）

要素の分解

結論：三越伊勢丹グループに入社してやりたい仕事や、成し遂げたいと思うこと

私が貴社で実現したいことは、百貨店を楽しむ体験価値を最大化することです
- →求められている答えを結論ファーストと端的に記述

結論のRTB (Reason to believe):

私が百貨店を楽しいと感じるのは洋菓子売り場にいる時です
- →志望者の結論（三越伊勢丹グループに入社してやりたい仕事や、成し遂げたいと思うこと）に至った理由を志望者ならではの情報（例文の場合は志望者独自の価値観と経験）で根拠づける
一つ一つのお菓子の可愛さや、美しさに惹かれると同時に、それを作っている人の想いを感じ、作品を見ているような感覚になります
気に入ったお菓子を購入して食べるまでの楽しさ、食べた後の満足感までが百貨店でのお買い物体験であり、百貨店の価値であると考えます
- →理由を具体的にブレイクダウンして補強する
私は洋菓子売り場でのアルバイトの経験を通じて、接客の大切さも学ぶことができました
- →百貨店への志望意欲を、志望者独自の経験(例文の場合は百貨店でのアルバイト経験)を通じた強みの情報として補強

まとめ：

衣料品、化粧品売り場や催事等でも、百貨店でしか味わえない体験価値があり、売り場にいる時間からお買い物をして、その商品を身に付ける時のワクワク感を提供したいのです
- →上記のロジックのフローから、冒頭の結論を具体的な言葉に言い換えて記述
百貨店の事業をセールスから学んで力をつけ、将来的にはバイヤーとして売り場をつくり、お客様がお店を訪れるごとに新しい発見や感動を体験できるように成長していきたいと考えています
- →志望者のキャリアパスに対する考え方(例文の場合はセールスからバイヤー職)を基に、実現したい事を具体化するビジョンと成長への意欲を表現して文を結ぶ

まとめ

ESの設問のパターンによって答え方、書き方をアレンジする必要はありますが、志望動機のロジックツリーはあらかじめ作っておけるはずです。

あなたの軸が強ければ後は書き方を工夫すれば良いだけです。分解した要素を参考にしながら、自分のオリジナルを作っていくことです。

三越伊勢丹ホールディングスの場合、会社志望動機関連の記述ボリュームが少ないため、志望者の強みや長所、それが発揮できた具体的な事実は、「大学時代に力をいれて取り組んだ科目・研究課題」や「大学時代に力をいれて取り組んだ活動（学業以外）」等の設問に対する回答の中に詳しく盛り込み、ES全体で一貫した「あなた」が伝わるように工夫してください。

この志望者の例文の志望動機の他にも、百貨店の体験価値とEコマースのシナジーを創造したり、新しい体験価値を生み出す新規事業、海外展開、もっと具体的・立体的でクリエイティブなコラボレーションや売り場提案、プロモーション提案に踏み込むなど、様々なアングルが考えられると思います。業界・企業研究をしっかり行い、一番あなたらしい志望動機をみつけていくことです。

また三越伊勢丹グループのインターンシップに参加できた人は、その体験を通じての気づきや感動、三越伊勢丹グループの社員から得られたものを理由にあげることで、実際の体験を通じた「三越伊勢丹ならでは」を表現することも非常に有効です。インターンシップの厳しい選考を参加できた方はぜひ検討してみて下さい。OB・OG訪問ができた人も同様です。

稀にESで志望動機の記述を求めない百貨店・小売企業もありますが、面接では志望動機関連の質問は絶対にありますので、しっかり準備をしておきましょう。

ESの質問項目は毎年少しずつ変わる場合もありますが、志望動機のロジックツリーがしっかりできていれば問題ありません。

そして下書きができたら信用のおける第三者にみてもらい、ブラシュアップをしていきましょう。

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