就活初期にできるだけ幅広い業界・業種を理解するために、業界研究コンテンツを作りました。何故それが大事かに関しては以下の記事を参考にしてください。
「就活の答え」ではIT業界を、以下の項目に沿って簡潔に情報をまとめていますので活用してください。IT業界情報の7つのポイントを押さえよう
- IT業界のビジネスモデルを理解しよう
- IT業界の現状と課題・未来
- IT業界にはどんな仕事があるのか、職種の情報
- IT業界に働く人のモチベ―ションは何か
- IT業界に向く人、向かない人はどういう人か
- IT業界の構造
- IT業界、主要各社の概況
たとえばシステムインテグレーターのNTT DataとLINEでは現状も課題も未来への戦略も違うでしょう。ただし業界全体の大きなトレンドを把握しておくことは、自分の将来を考える上でとても大切なことです。IT業界全体の現状、課題、未来をみていきましょう。
Contents
慢性的な人手不足の業界
2016年(平成28年)に経済産業省がまとめた「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果」によると、2010年代の後半から2020年にかけて、産業界では大型のIT関連投資が続くことや、昨今の情報セキュリティ等に対するニーズの増大により、IT人材の不足が改めて課題となっています。
更に現在進行中のビッグデータの活用、IoT等の新しい技術やサービスの登場により、今後ますますIT利活用の高度化・多様化が進展することが予想されています。つまり中長期的にもITに対する需要は引き続き増加することが見込まれています。
しかし日本は人口減少と少子高齢化が進行していく為、新しい技術を担っていくべき労働人口、特に若い世代の人口が減少していき、そのなかでも更にITエンジニアや、ITリテラシーを持つ若い人材の獲得は、現在より一層難しいことが予測されています。
特に時代の先端にあるビッグデータ、人工知能(AI)、IoT、ロボットなどの先端技術ITにおける人材は。量も質も不足することが予想されています。IT技術者は2020年には30万人、2030年には59万人が不足すると経済産業省は報告しているのです。
インターネット業界の人材も不足
日進月歩のインターネット業界も次々に新しい技術やプラットフォーム、デバイスやインターネットを活用した新しいビジネスモデルが続々と開発されています。
ビックデータやAIを活用したリコメンドや運用の最適化によって、今後ネットビジネスのフィールドも拡大していくことは間違いありません。プログラミングの自動化が今後一層進んでいくとしても、Webデザイナーやデータアナリスト、エンジニアの人手不足がビジネスの発展にも影響を及ぼしかねない状況も考えられます。
SE(システムエンジニア)の不足
少し古いデータになりますが、厚生労働省の労働市場分析レポート第61号、求人倍率の高い職業の動向(平成28年1月29日)では情報処理・通信技術者の平成26年度2014年度の有効求人倍率は3.71倍でした。
SIer業界では、上流から下流に向けて業務が発注される下請け多重構造になっているため、上流の大手SIerはまだ良いにしろ、下請けのプログラマーやエンジニアの中間から下に向かって利益も減ってしまうという構造になりがちです。
そこで働くエンジニアの年収は、仕事がきついわりが安くなりやすいという特徴があります。一部の大手企業を除いては「きつい職業」という評判がたっていることも事実です。
産業界のITに対する旺盛な需要に対しエンジニアの供給が不足しているため、体力があり、新しいプログラミング言語や技術にも柔軟に対応できる若いエンジニアへの需要は旺盛です。また、新しい技術や新しプログラミングの要求に対するミスマッチや、逆に古いレガシーシステムの改修要求に対するエンジニアのミスマッチも起こっています。
どの業界でもそうですが、仕事ができる人に、益々仕事は集まります。IT業界に自分の将来を賭けてみようと考える方は、どんなポジションや役割でも「忙しさ」は覚悟する必要はあります。
IT業界に必要な人材の変化
就活生の皆さんも感覚的に理解していると思いますが、IT業界は技術革新のスピードが速く、そして時には既存のビジネスを破壊してしまうほどのインパクトを持つことです。今までのビジネスのルールそのものを変えてしまう、所謂 Game Changer となる企業が現れる事です。
ITビジネスに身を置くものは、エンジニアはもちろんのこと、営業や事務方などの技術省以外でも、常に最新の技術や情報にアンテナを張って、自分事としてそれらを取り込んでいかないと、すぐに「使えない人」になってしまいます。
これは他の業界の管理職のように、ある程度最新の知識も理解して、あとは取引先や自社のスタッフとの人付き合いや適切な管理をしていれば良いというスタンスとは一線を画したものと考えて下さい。
簡単に言うと、IT業界に身を置く人は、管理職であっても、「常にITビジネスの最先の知識や、それを取り入れてビジネスを変革、改善していくのだ」というマインドセットが必要なのです。
エンジニアの業務面でも、AIによるシステム開発が進んでいます。
プログラミング、コーディングという業務もAIが行う時代が直ぐ近くに迫っています。人間が行うと、良い意味でも、悪い意味でも時間がかかるシステムの開発業務をAIで効率化し、システムエンジニア(SE)は、むしろ開発に関連した業務の様々なポイントを監修する、成果物の品質の向上に充てる、意思決定を行うための時間を捻出することが求められているのです。
新卒でITエンジニアになりたいなら、ITと就活の専門知識を持つプロに相談するのが近道
IT技術やWeb技術は今の社会にとって必要不可欠であり、それに係る人材は枯渇しています。
ITを担当するITエンジニアは多種多様な産業に渡り、且つ技術をベースとした専門分野に分かれているため、現状の自分にどんな可能性が広がっているのかを正確に判断するのは難しいものです。
この分野のすそ野は広く、プログラミングの知識が殆どなく、その「さわり」程度の知識しかない文系の学生でもITエンジニアの卵として就職することも可能です。
また大学で情報工学を学んでいる学生や大学院でAIを専門に研究してきた学生が、IT系企業だけではなく、外資系のコンサルティング会社や投資銀行のエンジニアとして就職することも普通にできるのです。
しかしほとんどの学生の場合、産業や企業、IT系の職種に対する知識が乏しいため、具体的な就活をどう進めたらよいのか分からず、最初の段階で躓いたり、無駄な時間を使ってしまいます。
そんな不満や不安を持つ就活生は、ITと就活の専門知識を持つ、ITエンジニアになるための就活に特化した就活エージェントである、レバレッジルーキーに一度相談してみましょう。
とりあえず専門家に聞いてみるのが近道です。もちろん気に入ればその後、全て無料で就活のサポートが受けられます。
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デジタル・トランスフォーメーションが求める世界
デジタル・トランスフォーメーション(DX)とは、「ITによって人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる」という概念であり、「基本的な業務プロセスを徹底してITで自動化し、そこから得られる膨大なデータをAIで解析して最適解を見つけ出し、それを即座に現場の業務プロセスに反映できる仕組み」をつくることです。
またクライアントもAIでできるものは、外部ベンダーに頼ることなく自社でできるようになっていくため、長期的には内製化がすすむことも予想できます。
これは、ITの業務プロセスの概念を180度変える考え方です。今までのITの役割は人間が行ってきたビジネス、所謂本業を支援する役割でした。その役割は当然これからもなくなることはないでしょう。
しかし、今後デジタル・トランスフォーメーションが進んでいくと、人が果たす役割が代わっていきます。
機械でできることは全て機械に任せて、人間の役割は戦略やビジネスモデルの策定や、お客様へのホスピタリティを尽くすなど、「人間にしかできないこと」に集中することによって、変化への即応力と誰もまねのできない独自性や競争力を手に入れようとするものです。
ITはビジネスをサポートするものから、ビジネスを創っていく力そのものになるという質的な変化を遂げるのです。これにより、当然人間の行うべき仕事の役割が変わってきます。
例えば、今までのSEの仕事は、クライアントの要件定義に基づいて必要なシステムを考えプログラマーに展開して、出来上がってきたもののチェックや工程管理などのプロジェクト・マネージメントに重きが置かれていました。
今後デジタル・トランスフォーメーションが進行していく世界では、要件定義を入力すればプログラムはAIが組んでくれることになるため、プログラマーの仕事のかなりの部分省力化されることになります。
またバグのチェックや修正なども機械で行うために、SEが行うべき仕事は顧客の事業の変革や改善、新たなビジネスの開発を一緒に考えて、それをシステムに展開していくコンサルタント的な役割が重視されていくことになります。
この変革はSEだけではなく、IT業界に携わるすべての人に当てはまると言っても良いでしょう。
人間が行うべき仕事は創造的な業務にシフト、もしくはデータを判断する経営者のような役割にシフトしていくことになるでしょう。それ以外の事はAIやロボットが行う世界がもうそこまで来ているのです。
現実は保守的なSIerで、現実の仕事に追われてそこまで想像できない人や企業、それは理想論だという人もいると思いますが、新卒の就活は職業人生をスタートする大切な節目になることは間違いありません。
これからの長い人生、将来に影響をあたえることは間違いないので、少し先の未来を考えて、適性、チャンスやリスクを判断すること重要です。
IT業界の将来に興味を持ったら、IT業界の職種や、やりがい、適性もあわせてチェックしていきましょう。
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