【例文あり】凸版印刷（技術系）への志望動機に説得力をつける書き方

「就活の答え」では就活生が特に気になる人気企業を選んで、書類選考を突破するための企業別志望動機の作成方法を解説します。この記事では凸版印刷（技術系志望）への志望動機の例文をあげ、その作成方法を解説しています。

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では早速、例文をみてみましょう。

凸版印刷への志望動機（例文）：技術系

凸版を志望する理由と、トッパンで活かせるあなたの強み（志望動機）（800文字以下）

私の夢は材料化学と電子デバイス技術を融合させ、生活を豊かにする画期的な製品を数多く生み出すことです。貴社は機械、電気、電子、通信、化学、材料、バイオ、環境、情報、画像処理等の多様な技術基盤があること、幅広い事業を展開している点が他社にない魅力です。私は材料化学を専攻していますが、電子工学のカリキュラムも数多く履修し、その両面から電子・光材料の研究を行っています。貴社の調光フィルムの開発は、私が実現したい技術と製品の類型そのものです。このような高分子化学とエレクトロニクス、光学の最先端技術を融合することで、新しい技術、製品、事業を開発していくことが貴社を志望する最大の理由です。また、特定分野に留まらず、様々な分野を経験し技術者としての幅を広げられる企業であることも魅力です。様々な分野のエキスパートと共に知識を融合し、ワンチームとして世界初の画期的な製品を生み出したいと考えています。貴社のフィールドは幅広く、且つグローバルにも広がっています。私はそのフィールドで「自分の専門以外でも、貪欲に吸収する積極性」と、自分が納得できる結果が出るまでしつこく追及するという「粘り強さ」を活かしたいと考えています。私は色素増感太陽光電池のナノ構造光半導体の研究を中心に、環境・エネルギー関連材料の基礎知識を持っています。それがそのまま貴社の事業に活かせるとは思っていませんが、高分子化学と電子工学を応用した技術や製品の開発の考え方や研究の進め方は身に付けていると自負しています。また同期と協働、競争しながら実験を進め、学会発表を行う等、研究室としての成果に結びつけた実績もあります。貴社は高度な印刷技術と、培ってきた技術力を基盤にした多彩な事業分野があります。環境エネルギー分野以外でも果敢にチャレンジを行い、「世界を良くした」と思える技術や製品を少しでも多く生み出すために貴社への入社を希望します。（798文字）

やってみたい具体的な仕事内容を登録下さい。（250文字以下）

具体的にやってみたい仕事はディスプレイ素材の研究開発です。ディスプレイ分野は建設材や車、携帯デバイスまで非常に応用範囲が広く、生活へのインパクトが大きい分野なので大きな「やりがい」を感じています。また素材化学、エレクトロニクス、光学等の先端技術や生産技術が必要であるため、一体的な技術革新による相乗効果や、他の製品開発への波及効果も大きいと考えます。貴社の画期的な調光フィルムの様々な産業への応用や、新しい表示デバイスの開発をはじめ、化学と電子工学を融合した製品を生み出していきたいと考えています。（249文字）

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企業別志望動機を書き始める前の注意点

志望動機を書き始める前に、絶対に注意しておくべきポイントをあげておきます。

従ってES解禁前の準備段階では、本サイトや他の信頼のおける就活サイトで志望企業の過去のES（直近年度及びその前）のES内容を把握しておきましょう。

稀に企業の独自の考え方でESに「志望動機」を求めない会社も存在します。その場合でも志望動機は面接時に質問されると考え、以下に解説するロジックに従って作成しておいて下さい。

志望動機の作り方

志望動機の作り方のフローは「志望動機に、あなただけの説得力を増す方法」で詳しく解説しています。作成したことがない方は参照してください。

「就活の答え」では、学生に人気のある５０の業界・業種別に志望動機の書き方を解説しています。これらの記事も実践的に具体的な企業名をあげ、過去のESの設問に従って50社の志望動機の作り方を解説しています。以下の記事も是非参考にして下さい。

この記事では、自己分析や企業研究を既に行い志望企業が定まった方が、具体的な企業を例に、どのように志望動機を書くべきかを解説します。

志望動機のロジック

「就活の答え」では、以下のチャートでの志望動機のロジックを推奨しています。「本当のあなた」の価値観から積み上げていくロジックです。

ESや面接では志望動機の他に、例えば「学部・学科の専攻の理由」や「研究課題、ゼミの選考内容、得意科目」、「学生時代に最も力を入れて行ったことと、具体的な成果」、「クラブやサークル活動での役割」、「周囲の人を巻き込んで行った経験と成果」、「長所、短所、特技、自己アピール」等々の質問に的確に答える必要があります。

自分の性格や価値観に紐づいた経験や実績、事実、そこから見出されるあなたの強みと企業選択の理由を結び付けることは正攻法ですが、非常に重要なエクササイズなのです。

このロジックの一貫性が「就活の軸」です。この軸の説得力があることがESや面接での戦闘力になります。

一部の学生は報酬や福利厚生の良さ、世間体、誰もが知っている大企業、人気企業、上場企業や格好よさげな業界や企業群から企業を選び、赤枠で囲った企業選択理由（志望動機）を考え、後付けでその下の構造を作っていく人もいます。そのやり方自体は理解できますが、お勧めはできません。

そのやり方は時間をセーブできるかもしれませんが、まともな企業であれば一部のハイパーな学生（学歴も実績、能力が志望企業の水準に比べてずば抜けて高い学生）しか通用しないでしょう。

あとは人手不足でどんな学生でも欲しい企業、ブラック企業、ブラックでなくても早期離職が当たり前の厳しい業界や企業であれば内定は取れるでしょう。しかしそれは皆さんが望んでいることではないはずです。

人事担当や面接官はその企業で評価されている人達です。企業研究の深さや動機の強さ、弱さ、適性はすぐに分かってしまいます。

また技術系職種志望の場合、志望者の専攻や興味、研究に対する姿勢、実績は特に重視されます。書類選考や面接の際に「嘘」や「ごまかし」が分かる、もしくは「専攻や研究に対する熱意」が感じられなければ、なおさら選考を通過させません。

凸版印刷への志望動機（例文）の解説：技術系

それでは上記のロジックで積み上げた、凸版印刷（技術系）への志望動機を再度例示しておきます。

この年のESの志望動機に関連する設問は、「凸版印刷を志望する理由と、トッパンで活かせる志望者の強み」を問うものと、「やってみたい仕事の内容」を記載する形式になっていました。

再掲：凸版を志望する理由と、トッパンで活かせるあなたの強み（志望動機）（800文字以下）

私の夢は材料化学と電子デバイス技術を融合させ、生活を豊かにする画期的な製品を数多く生み出すことです。貴社は機械、電気、電子、通信、化学、材料、バイオ、環境、情報、画像処理等の多様な技術基盤があること、幅広い事業を展開している点が他社にない魅力です。私は材料化学を専攻していますが、電子工学のカリキュラムも数多く履修し、その両面から電子・光材料の研究を行っています。貴社の調光フィルムの開発は、私が実現したい技術と製品の類型そのものです。このような高分子化学とエレクトロニクス、光学の最先端技術を融合することで、新しい技術、製品、事業を開発していくことが貴社を志望する最大の理由です。また、特定分野に留まらず、様々な分野を経験し技術者としての幅を広げられる企業であることも魅力です。様々な分野のエキスパートと共に知識を融合し、ワンチームとして世界初の画期的な製品を生み出したいと考えています。貴社のフィールドは幅広く、且つグローバルにも広がっています。私はそのフィールドで「自分の専門以外でも、貪欲に吸収する積極性」と、自分が納得できる結果が出るまでしつこく追及するという「粘り強さ」を活かしたいと考えています。私は色素増感太陽光電池のナノ構造光半導体の研究を中心に、環境・エネルギー関連材料の基礎知識を持っています。それがそのまま貴社の事業に活かせるとは思っていませんが、高分子化学と電子工学を応用した技術や製品の開発の考え方や研究の進め方は身に付けていると自負しています。また同期と協働、競争しながら実験を進め、学会発表を行う等、研究室としての成果に結びつけた実績もあります。貴社は高度な印刷技術と、培ってきた技術力を基盤にした多彩な事業分野があります。環境エネルギー分野以外でも果敢にチャレンジを行い、「世界を良くした」と思える技術や製品を少しでも多く生み出すために貴社への入社を希望します。（798文字）

再掲：やってみたい具体的な仕事内容を登録下さい。（250文字以下）

具体的にやってみたい仕事はディスプレイ素材の研究開発です。ディスプレイ分野は建設材や車、携帯デバイスまで非常に応用範囲が広く、生活へのインパクトが大きい分野なので大きな「やりがい」を感じています。また素材化学、エレクトロニクス、光学等の先端技術や生産技術が必要であるため、一体的な技術革新による相乗効果や、他の製品開発への波及効果も大きいと考えます。貴社の画期的な調光フィルムの様々な産業への応用や、新しい表示デバイスの開発をはじめ、化学と電子工学を融合した製品を生み出していきたいと考えています。（249文字）

まとめ

ESの設問のパターンによって答え方、書き方をアレンジする必要はありますが、志望動機のロジックツリーはあらかじめ作っておけるはずです。あなたの軸が強ければ後は書き方を工夫すれば良いだけです。

この志望者の志望動機の構成は、他のコースや事務系の職種にも充分応用が可能です。要素の分解の→以下の要素記述を参考にしながら、自分のオリジナルを作っていくことです。

またインターンシップに参加できた人は、その体験を通じての気づきや感動、凸版の社員から得られたものを理由にあげることで、実際の体験を通じた「凸版ならでは」を表現することも非常に有効です。インターンシップの厳しい選考を参加できた方はぜひ検討してみて下さい。

稀にESで志望動機の詳細な記述を求めない企業もありますが、面接では志望動機関連の質問は絶対にありますので、しっかり準備をしておきましょう。

ESの質問項目は毎年少しずつ変わる場合もありますが、志望動機のロジックツリーがしっかりできていれば問題ありません。

そして下書きができたら信用のおける第三者にみてもらい、ブラシュアップをしていきましょう。

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