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【例文あり】明治安田生命への志望動機に説得力を増す書き方

「就活の答え」では就活生が特に気になる人気企業を選んで、書類選考を突破するための企業別志望動機の作成方法を解説します。この記事では文系の学生に特に人気の高い、明治安田生命への志望動機の例文をあげ、その作成方法を解説しています。

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では早速、例文をみてみましょう。

明治安田生命の志望動機(例文):総合職 (全国型)

明治安田生命を志望した理由: (200文字)

私は「自分の仕事が、誰かの支えになること」を就職活動の軸にしており、多くのお客様の人生に長期間寄り添い、支える生命保険業界を志望しています。貴社を志望する理由は「人に一番やさしい生命保険会社」という企業ビジョンにより、お客様、働く仲間、地域との絆を重視している点に深い感銘を受けたからです。インターンシップに参加して、社員の方からその実践を学び、私も同じ信念をもって活躍したいと考え、志望しました。(199文字)

総合職(全国型)への志望理由:Career V (200文字)

若い時はできるだけ幅広い部署や職務を経験し、自分を高めていきたいと考え総合職(Career V)を選択しました。フットサルサークルのリーダーとして、対外交渉やチームマネジメントをしてきた経験を活かして、様々な仕事に挑戦していきたいです。営業職の経験から実力を付けていき、その後多角的に生命保険業務を経験し、将来は自分が最も力を発揮できる部門や職務で、事業をリードする管理職として力を発揮したいと考えています。(198文字)

企業別志望動機を書き始める前の注意点

志望動機を書き始める前に、絶対に注意しておくべきポイントをあげておきます。

  1. 自分起点、事実起点で、具体的に、ポジティブに書くこと
  2. 志望動機を構成する要素(下記参照)はあらかじめ全て考え、揃えて、文章にまとめておくこと
  3. 志望動機単独で書かない事。ES全体の回答要求項目を精査して、そのバランスの中で何をどの質問に対してメインの要素として書いていくかを決めてから書くこと
  4. ES全体の質問の回答要求項目に対し、文字数制限やスペース制限に従って結論ファーストでドラフトをつくる
  5. ドラフトが完成したら、その上で面接の質問やつっこみ、会話のつかみを想定して志望動機の論理の一貫性が保たれているか、面接のつっこみ質問に耐えられるかを想定し、推敲、改善すること
  6. 完成したら信頼のおける友人や近親者に読んでもらい第三者のアドバイスをもらうこと。リクルーターにコンタクトできる場合は、見てもらえるかを相談してみること
  7. PC上で文字数制限内(少なくとも80%以上)で書き上げ、誤字・脱字をチェックし、手書きの場合はできるかぎり丁寧に、読みやすく清書すること

従ってES解禁前の準備段階では、本サイトや他の信頼のおける就活サイトで志望企業の過去のES(直近年度及びその前)のES内容を把握しておきましょう。

稀に企業の独自の考え方でESに「志望動機」を求めない会社も存在します。その場合でも志望動機は面接時に質問されると考え、以下に解説するロジックに従って作成しておいて下さい。

志望動機の作り方

志望動機の作り方のフローは「志望動機に、あなただけの説得力を増す方法」で詳しく解説しています。作成したことがない方は参照してください。

「就活の答え」では、学生に人気のある50の業界・業種別に志望動機の書き方を解説しています。これらの記事も実践的に具体的な企業名をあげ、過去のESの設問に従って50社の志望動機の作り方を解説しています。以下の記事も是非参考にして下さい。

この記事では、自己分析や企業研究を既に行い志望企業が定まった方が、具体的な企業を例に、どのように志望動機を書くべきかを解説します。

志望動機のロジック

「就活の答え」では、以下のチャートでの志望動機のロジックを推奨しています。「本当のあなた」の価値観から積み上げていくロジックです。

 

就活では、ESや面接における他の重要視される質問、例えば「学生時代に最も力を入れて行ったことと、具体的な成果」、「最も大きなチャレンジ」、「主体的に周囲の人を巻き込んで行った経験と成果」、「組織の中での役割や行動」、「あなたがこれまで挫折や困難を乗り越えた経験」、「他人に負けない自分の強み」、「限界をつくらずチャンスと捉えて挑戦したこと」等々に対し、的確に答えていく必要があります。

そのため、自分の性格や価値観に紐づいた経験や事実、そこから見出されるあなたの強みと企業選択の理由を結び付けることは非常に重要なエクササイズなのです。

このロジックの一貫性が「就活の軸」です。この軸の説得力があることがESや面接での戦闘力になります。

一部の学生は報酬や福利厚生の良さ、世間体、誰もが知っている大企業、人気企業、上場企業や格好よさげな業界や企業群から企業を選び、赤枠で囲った企業選択理由(志望動機)を考え、後付けでその下の構造を作っていく人もいます。そのやり方自体は理解できますが、お勧めはできません。

そのやり方は時間をセーブできるかもしれませんが、まともな企業であれば一部のハイパーな学生(学歴も実績、能力が志望企業の水準に比べてずば抜けて高い学生)しか通用しないでしょう。

あとは人手不足でどんな学生でも欲しい企業、ブラック企業、ブラックでなくても早期離職が当たり前の厳しい業界や企業であれば内定は取れるでしょう。しかしそれは皆さんが望んでいることではないはずです。

また生命保険会社の場合、金融機関として厳格なコンプライアンスの徹底が前提です。保険金の正当な支払いは当然ですが、勧誘にあたって「嘘」や「誤魔化し」、「不誠実な対応」があれば、社会的な信用やブランド価値を大きく棄損してしまいます。

そのため選考過程で志望者に「嘘」や「ごまかし」、「不誠実さ」が感じられればなおさら選考を通過させません。誠実さや信頼のおける人物かはとても重要かつ基本の判断基準になります。

明治安田生命では「求める資質」として、以下の四つの資質を明確にあげています。

  • 新しいアイデアを発想し、形にしていく「企画発想力」
  • 自らのアイデアを素早く行動に結びつける「行動力」
  • 一度決めたことを最後までやり抜く「意志力」
  • チームワークを大切にする「調和性

あなたが書くESの内容から、少なくとも上記の資質の一端を読み取れる内容、ポテンシャルが感じられる内容にするべきです。

人事担当や面接官はその企業で評価されている人達です。企業研究の深さや動機の強さ、弱さ、適性はすぐに分かってしまいます。

従って企業研究をしっかり行うことは基本中の基本です。生命保険の事業の本質を理解することは大前提ですが、明治安田生命のビジョン、ビジネスモデルやキャリア形成に対する方針、中長期の経営計画を踏まえ、自分起点の志望動機を作成していきましょう。

生保企業への志望動機が書けない時は、「志望動機作成ツール」を活用してみよう

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明治安田生命への志望動機(例文)の解説:総合職 (全国型)

それでは上記のロジックで積み上げた、明治安田生命への志望動機を再度例示しておきます。

生命保険会社の志望動機は、「会社志望動機」、「職種志望動機」を問うものが多い傾向です。明治安田生命の場合も同様に、会社志望動機と選択した職種に対する志望理由を記述する設問になっています。

再掲: 明治安田生命を志望した理由 (200文字):

私は「自分の仕事が、誰かの支えになること」を就職活動の軸にしており、多くのお客様の人生に長期間寄り添い、支える生命保険業界を志望しています。貴社を志望する理由は「人に一番やさしい生命保険会社」という企業ビジョンにより、お客様、働く仲間、地域との絆を重視している点に深い感銘を受けたからです。インターンシップに参加して、社員の方からその実践を学び、私も同じ信念をもって活躍したいと考え、志望しました。(199文字)

要素の分解:

結論: 明治安田生命を志望する理由

  • 私は「自分の仕事が、誰かの支えになること」を就職活動の軸にしており、多くのお客様の人生に長期間寄り添い、支える生命保険業界を志望しています
    • →最初に、志望者の就活の軸(志望者ならではの情報)から生命保険業界を志望する理由を端的に記述する
  • 貴社を志望する理由は「人に一番やさしい生命保険会社」という企業ビジョンにより、お客様、働く仲間、地域との絆を重視している点に深い感銘を受けたからです
    • →結論である「明治安田生命を志望する理由」を、上記の就活の軸とマッチする明治安田生命ならではの情報(この例文の場合は企業ビジョンの内容)と連結し、志望者の価値観として語る

 

結論のRTB (Reason to believe):

  • インターンシップに参加して、社員の方からその実践を学び、私も同じ信念をもって活躍したいと考え、志望しました
    • →志望者独自の情報(この例文の場合はインターンシップでの体験)を通じた、意欲の表現で文を結ぶ

再掲:総合職(全国型)への志望理由:Career V (200文字)

若い時はできるだけ幅広い部署や職務を経験し、自分を高めていきたいと考え総合職(Career V)を選択しました。フットサルサークルのリーダーとして、対外交渉やチームマネジメントをしてきた経験を活かして、様々な仕事に挑戦していきたいです。営業職の経験から実力を付けていき、その後多角的に生命保険業務を経験し、将来は自分が最も力を発揮できる部門や職務で、事業をリードする管理職として力を発揮したいと考えています。(198文字)

要素の分解

結論:総合職(全国型)への志望理由:Career Vの場合

  • 若い時はできるだけ幅広い部署や職務を経験し、自分を高めていきたいと考え総合職(Career V)を選択しました
    • →求められている答え(職種志望理由)に対し、結論ファーストで記述する

 

結論のRTB(Reason to believe):

  • フットサルサークルのリーダーとして、対外交渉やチームマネジメントをしてきた経験を活かして、様々な仕事に挑戦していきたいです
    • →志望者独自の情報(この例文では、サークル活動を根拠とした強み)とを意欲の表現で補強する

 

まとめ:

  • 営業職の経験から実力を付けていき、その後多角的に生命保険業務を経験し、将来は自分が最も力を発揮できる部門や職務で、事業をリードする管理職として力を発揮したいと考えています
    • →選んだ職種の特徴と志望者のキャリアパスに対する価値観を連結し、将来への意欲の表現で文を結ぶ

まとめ

ESの設問のパターンによって答え方、書き方をアレンジする必要はありますが、志望動機のロジックツリーはあらかじめ作っておけるはずです。あなたの軸が強ければ後は書き方を工夫すれば良いだけです。分解した要素を参考にしながら、自分のオリジナルを作っていくことです。

明治安田生命の場合、志望動機関連の記述ボリュームがそれほど多くないため、志望者の強みや長所、それが発揮できた具体的な事実は、ガクチカや他の設問での回答で詳しくフォーローしておきましょう。

明治安田生命はインターンシップやOB/OG訪問にも力を入れています。インターンシップは1日と5日間の本格的なものが用意されています。

この例文のようにインターンシップに参加できた人は、その体験を通じての気づきや感動、明治安田生命の職員から得られたものを理由にあげることで、実際の体験を通じた「明治安田生命ならでは」を表現することも非常に有効です。インターンシップの厳しい選考を参加できた方はぜひ検討してみて下さい。OB/OG訪問も同様です。

稀にESで志望動機の記述を求めない企業もありますが、面接では志望動機関連の質問は絶対にありますので、しっかり準備をしておきましょう。

ESの質問項目は毎年少しずつ変わる場合もありますが、志望動機のロジックツリーがしっかりできていれば問題ありません。

そして下書きができたら信用のおける第三者にみてもらい、ブラシュアップをしていきましょう。

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