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【就活の業界研究】:鉄鋼・金属専門商社の概況をチェックしよう

「就活の答え」で日本語代表的な専門商社の概況を専門分野別で紹介していきます。

この記事では鉄鋼・金属を主に扱っている専門商社の内上位企業5社を直近年度の有価証券報告書や中期経営計画を基にまとめています。短時間で読めるようにコンサイスにまとめていますので参考にしてください。

専門商社と一口に言っても、国内外のメーカー企業に製造に必要な原料、素材、部品などを主に輸入して供給する上流部分を主な事業とする商社、製品や商品を国内のユーザーや小売業に卸売することを主な事業にしている商社、その両方を事業としている商社があるため注意が必要です。

それによって「海外」への向き合い方も違っていますので、専門的に取り扱っている分野とともに、商社毎の事業の内容を把握しておきましょう。

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鉄鋼・金属 代表的専門商社の業績と概況

株式会社 メタルワン

2022年3月期連結決算(2021年度)

収益 (百万円) 2,007,820
売上総利益 (百万円) 119,024
営業利益 (百万円):日本基準 41,900
税引前利益(百万円) 44,342
親会社株主に帰属する当期純利益(百万円) 28,064
従業員数(人) 約10,000名(連結) 978名(単体)
拠点数(全世界) 約150
連結対象子会社(関連会社含む) 116社

メタルワンは三菱商事と双日の鉄鋼事業部門が統合して2003年に設立された企業です。

その後、2014年には三井物産スチールと国内建材部門を統合しています。また2018年1月にはカーギル(米国企業)の米国鉄鋼事業を買収、更に2019年4月には住友商事と国内鋼管事業を統合し、合弁会社の住商メタルワン鋼管を設立しています。

メタルワンは「グローバルNo.1の鉄鋼総合商社」という目標を掲げて事業を展開しています。

メタルワンは鉄鋼メーカーとユーザーの双方の取引に介在し、サプライチェーンマネジメント・戦略的ファイナンス・総合コンサルティング・ITソリューションといった付加価値の高い様々なサービスをグループで提供しています。

具体的な事業の概要は以下の通りです。

主に建機・建設・造船向け

  • 厚板事業部、建設鋼材事業部、鋼管事業部 (厚板BU、建設鋼材BU、鋼管BU)
    • 主に造船や建産機、プラント、建設などの重工業・インフラ向けの厚板や鋼管、建材、鉄スクラップなどの広範な取り扱い

 

主に薄板・自動車・家電産業向け

  • 薄板事業部/グローバル事業部(国内自動車・電機・薄板BU)/(海外自動車・電機BU、鋼板国際BU)
    • 国内外の自動車や電機産業向けの薄板や、建材、容器、鋼製家具向けなどの様々な鋼板をグローバルに供給
    • EV(電気自動車)、電機・モーター向けの電磁鋼板の供給等

 

主に資源エネルギー・海外市場向け

  • 鉄鋼貿易・エネルギー事業部(鉄鋼貿易BU、エネルギープロジェクトBU)
    • メタルワングループのネットワークを通じた鉄鋼製品・半製品などのトレーディングや現地のニーズに対応した加工、物流、在庫管理まで総合的なサービスを提供
    • 石油や天然ガスなど資源エネルギー分野では油井管やラインパイプなど海外の資源開発プロジェクト向けに鋼管・資機材一式を供給

 

線材・特殊鋼・ステンレス

  • 線材・特殊鋼・ステンレス事業部(線材・特殊鋼BU、ステンレスBU)
    • 自動車や家電、土木・建築など様々な用途に使われる線材は、川上から川下までのバリューチェーンをグローバルに展開
    • 自動車や建機など特殊鋼ユーザーのきめ細かいニーズに対応
    • ステンレスは厨房機器や家電、自動車など幅広い用途に対応するとともに、製品からスクラップまでのバリューチェーンを展開
    • 高機能材であるチタン製品においてもグローバルな供給網を構築

2022年3月期(2021年度)連結業績概要

メタルワングループは2020年度以降、安定的に連結純利益300億円以上を達成するため、「変革と挑戦」の徹底、「Quantum Leap(飛躍的進歩)」の実現を目指して事業を展開してきました。

2022年3月期(2021年度)世界経済は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う景気減速から回復したものの、感染再拡大により各国で移動制限が課されたことや、エネルギーや資源・原料価格の上昇とサプライチェーンの混乱、長期間に渡る金融緩和の反動等により、広範囲に渡るインフレが起き、2022年度もその傾向が継続しています。

日本経済においては、コロナ禍により落ち込んだ経済活動に回復傾向にはありましたが、緊急事態宣言による外出自粛の影響や世界的な半導体不足、原料価格の高騰やサプライチェーンの混乱等による影響で生産活動に制約が見られ、本格回復とまでは言い切れない状況が続いてきました。

2022年3月期(2021年度)連結業績概要

2022年3月期(2021年度)における世界の鋼材需要は、経済活動の再開によって需要も、2020年度の大幅減の反動により増加しましたが、総じて緩やかな回復となっています。

鉄鋼市況は、原料価格の高騰という背景から、市況(価格)は上昇傾向にありました。

2021年3月期におけるメタルワンの連結業績については、収益が2兆78億円(前年度比:41.6%増)、売上総利益が1,190億円(同:43.2%増)、営業利益は419億円(同:391.6%増)、当社の所有者に帰属する当期純利益は281億円 (同:325.8%増)となり、 どの利益階層でも大幅増益となっています。

中期経営計画

現在は、中期経営計画「経営戦略2022」策定し、事業を展開中です。

前中期経営計画では、不採算事業等からの撤退を含めた事業ポートフォリオの見直しや、経営資源のシフト、人材開発に向けた各種施策に注力し、また中期的な国内鉄鋼市場の縮小も見据え、コロナ後の新常態における鉄鋼市場環境に対応するため事業構造改革を推進してきました。

2022年にスタートした中期経営計画は、そのコンセプトを『変革』と『成長』としています。

基本方針は、川中である鉄鋼流通は川上のメーカーや川下のユーザーから様々な要求を受ける立場であることから、サプライチェーンの中の無理や無駄を見直し、デジタルの力を活用し、業態変革を進め、先鋭的で高度なサプライチェーンに変えていくこと、また国内事業を維持しつつ、海外戦略、特に北米・中米事業への注力していく方針です。

新たなビジネスとしては、カーボンニュートラル(CN)をビジネスチャンスと捉えています。脱炭素によって鋼材の価値が変わること、新しい事業領域であるグリーンスチール温室効果ガスを極力発生しない方法で製造された鉄鋼)を、商社のビジネスとして活かしていく方針です。

上記は計画のごく一部のサマリーに過ぎません。

就活でメタルワンを志望する皆さんは当然ですが、鉄鋼・金属商社業界に興味があるかたは、メタルワンの新卒向け採用情報サイトは必見です。

メタルワンの情報はもちろんのこと、グローバルでの鉄鋼商社ビジネスの内容が理解できるように、非常に充実した内容になっています。ぜひ活用してみて下さい。

JFEホールディングス株式会社 / JFE商事株式会社

参考:JFEホールディングス 2022年3月期連結決算(2021年度)

売上高 (百万円) 4,365,145
事業利益・事業損失 (百万円) 416,466
税引前利益又は税引前損失 (百万円) 388,535
親会社の所有者に帰属する当期利益(百万円) 288,058
親会社の所有者に帰属する当期包括利益(百万円) 352,318
従業員数(人) 64,296
連結子会社 330社
持分法適用関連会社等 83社

JFEホールディングスとグループ企業で鉄鋼事業(生産事業)やエンジニアリング事業における国内外の環境・エネルギーおよびインフラ構築プロジェクトを手掛けており、商社機能はJFE商事が手掛けています。

JFEホールディングスとしての2022年3月期(2021年度)の連結決算の事業セグメント別の業績は以下の通りです。

事業名 外部顧客売上収益(百万円) 売上構成比 セグメント利益・損失(百万円) 利益構成比
鉄鋼 2,790,084 63.9% 323,776 79.8%
エンジニアリング 496,834 11.4% 26,005 6.4%
商社 1,078,225 24.7% 55,973 13.8%
合計 4,365,145 100.0% 405,756 100.0%
調整額 -946
計上額 4,365,145 404,809

JFE商事及びグループ会社は、鉄鋼製品、製鉄原材料、非鉄金属製品、食品等の仕入、加工および販売を行っています。

主要取扱製品は以下の通りです。

  • 鉄鋼製品(厚鋼板、縞板、熱延薄鋼板、冷延薄鋼板、電磁鋼板、表面処理鋼板、亜鉛鋼板、ブリキ、鋼管、特殊鋼管、棒鋼、H形鋼、軽量形鋼、一般形鋼、コラム、線材、ステンレス鋼、特殊鋼、スラブ)、溶材、鉄粉、鋼材加工製品、製鉄原材料・資機材、非鉄金属製品、化学製品、石油製品、紙製品、船舶、土木建築工事、テールアルメ工法、缶詰製品、農畜産物、水産物、半導体製品、不動産等

JFE商事はグループリソースを最大限活用し、鋼材販売量の拡大を進める共にグループ外への取引拡大にも積極的に取り組み、トレード収益の維持・拡大を目指しています。

鉄鋼サプライチェーンへ経営資源を投下し、需要を捕捉するための加工・流通拠点の機能強化や、再編等を通じた体質強化、活動領域の拡大に取り組んでいます。

更に、グローバル地域戦略も推進し、日本を中心に据えたグローバル4極体制(日本、米州、中国、アセアン)でのマネジメント強化を図ってグローバルに展開している、専門商社の代表的企業です。

JFE商事の事業は、日本で製造されるJFEスチール材のみならず、JFEスチール(株)の海外製造拠点やJFEグループのアライアンス先で製造される鋼材も含めたJFEブランドを、世界各地に製造拠点を展開する顧客へ良質なサービスとともに提供することです。

また顧客のニーズに合わせ、スリットなどの切断加工製品や、環境規制・省エネを背景に拡大している自動車用モーターコアや高効率変圧器用トランスコアなどの鋼材加工部品をグローバルに提供できる体制を整えています。

変化が激しいグローバル市場において顧客のニーズを先取りし、中核商社としてJFEグループの全体最適を考えながらトレードビジネスや事業を展開し顧客への価値貢献を最大化しています。こうした他社にはないグループ全体最適を追求する商社事業モデルを通じ、グローバル市場におけるグループ全体の競争優位性を維持拡大してく方針です。

2022年3月期(2021年度)連結業績概要

2022年3月期(2021年度)における、JFE商事の連結業績は以下の通りです。

売上収益 (百万円) 1,231,700 1,024,895
セグメント利益 (百万円) 55,900 8,679
従業員数(人):2021/3/31時点 8,040(単体) 8,565(連結)
グループ会社(国内) 42社 43社
グループ会社(海外) 39社 33社

2022年3月期(2021年度)におけるJFE商事の連結業績は、全般的に新型コロナウイルス影響による落ち込みから回復し、売上収益が1兆2,317 億円(前年度比32.0%増)となっています。

国内においては、鋼材需要の回復や鋼材市況が堅調に推移したことによる増益、海外ではマーケットが好調に推移したことで特に北米事業のKelly Pipe等を中心に大幅に増益を達成した結果、年間セグメント利益は、前年度比+359億円の559億円となり、過去最高益を達成する結果となっています。

現在は以下の事業に注力して事業を展開しています。

  • 電磁鋼板グローバル加工流通No.1の確立
    • 車載モーターや変圧器の需要拡大を捕捉するため、国内外で投資を推進
      • カナダ 変圧器コア製品用設備増強決定
      • 中国 車載モータコア製品用設備増強決定
  • 自動車向け鋼材のサプライチェーン強化
    • グローバル4極におけるJFEグループ連携深化
      • メキシコ 自動車向け鋼材加工拠点稼働
      • 中国 加工センターでの設備増強決定
  • 海外建材事業の拡大
    • ASEANにおける建材需要の捕捉
      • ベトナム 鋼板製造メーカーへの追加出資

以下、参考までにJFE商事株式会社の単体の業績を記載しておきます。

JFE商事株式会社

2022年3月期(2021年度)単体決算

売上高 (百万円) 403,912
営業利益(百万円) 17,793
税引前利益(百万円) 19,692
当期純利益(百万円) 14,178

就活でJFE商事を志望する方は、親会社のJFEホールディングスの中長期の計画や戦略を把握して、自分自身のビジョンや志望動機を固めていきましょう。

神鋼商事株式会社

2022年3月期連結決算(2021年度)

売上高 (百万円) 494,351
経常利益 (百万円) 9,726
親会社株主に帰属する当期純利益(百万円) 7,136
包括利益(百万円) 8,755
従業員数(人) 1,396
外、平均臨時雇用者数 101
連結子会社 38社
持分法適用関連会社 16社

神鋼商事グループは、国内及び海外において鉄鋼・鉄鋼原料・非鉄金属・機械・溶材を主体とした各種商品を取引しています。

更に関連商品の 製造、情報等のサービスの提供、先端技術分野への事業投資を行う等多角的な事業活動を展開しています。 具体的な事業分野と取引商品は以下の通りです。

  • 鉄鋼:
    • 銑鉄、鉄鋼半製品、普通鋼鋼材、特殊鋼鋼材、鉄鋼二次・三次製品、建材加工製品、チタン製品、ステンレス製品、鉄粉、鋳鍛鋼等
  • 鉄鋼原料:
    • 鉄鉱石、石炭、コークス、コークスブリーズ、鉄スクラップ、製鋼用銑鉄、還元鉄(HBI)、合金鉄、製銑・製鋼用副原料、チタン原料、石油製品、スラグ製品、化成品、再生可能燃料(RPF、PKS(椰子殻)、木屑、木質ペレット)等
  • 非鉄金属:
    • 銅製品、アルミ製品、非鉄金属地金・スクラップ、銅・アルミ加工品、アルミ・マグネシウム鋳鍛造品等
  • 機械・情報:
    • ゴム・タイヤ機械、製鉄・非鉄機械、化学機械、真空成膜装置、各種炉、コンプレッサ、蒸気関連機器、環境関連機器、その他産業機械全般、パネル配線用金属材料、電子関連設備及び部材等
  • 溶材:
    • 溶接材料、溶接機、溶接ロボットシステム、溶接棒乾燥器、溶接関連機器、高圧ガス容器、フープ材、溶剤原料、副資材、各種加工原料等

2022年3月期(2021年度)連結業績概要

神鋼商事の2022年3月期におけるグループ連結業績については、売上高が494,351百万円(前連結会計年度は784,160百万円)となり決算上は大幅減収となっていますが、これは主に「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を会計年度の期首から適用していることが影響したことによるものです。従って売上収益高の数値上の前年度比較の意味はありません。

利益面では、営業利益が10,054百万円(前連結会計年度比、以下前年度比125.7%増)、経常利益は9,726百万円(前年度比139.2%増)となり、親会社株主に帰属する当期純利益は7,136百万円(前度比224.7%増)となり、大幅な増益を達成しています。

2022年3月期(2021年度)における事業セグメント別業績概要は以下の通りです。

2022年3月期連結決算 セグメント別業績概要

事業名 外部顧客売上高(百万円) 売上構成比 セグメント利益・損失(百万円) 利益構成比
鉄鋼 201,619 40.8% 4,132 42.5%
鉄鋼原料 45,265 9.2% 718 7.4%
非鉄金属 168,545 34.1% 3,033 31.2%
機械・情報 55,430 11.2% 1,582 16.3%
溶材 23,327 4.7% 324 3.3%
その他 163 0.0% -65 -0.7%
合計 494,351 100.0% 9,726 100.0%
調整額
計上額 494,351 9,726

神鋼商事グループは「神戸製鋼グループの中核となるグローバル商社を目指す」を長期経営ビジョンとし、その実現に向け、現在は2021‐2023年度における中期経営計画を達成すべく事業を展開しています。中期経営計画では以下の課題に注力する方針を掲げています。

収益力の強化、投資の促進:

  • 関係会社の機能最適化と戦略的活用
    • 海外3大拠点(米国、タイ、中国)を中心とした海外拠点の機能を強化し、海外拠点主導のビジネスを開拓
    • 国内においては、グループの建設土木分野における経営資源を神商鉄鋼販売(株)に集約
      • 同社の営業拠点の拡充と取扱いメニューを多様化することによる建設土木分野における事業領域の拡大
    • 事業ポートフォリオの見直し
      • 非トレード事業への投融資、事業会社の設備投資を加速する一方で、既存事業の体制見直しを随時行い、収益力の強化を目的とした、事業ポートフォリオの見直しを実施

 

商社機能の強化:

  • SDGsに関連する資源循環型ビジネスの拡大
    • 資源循環型ビジネス(バイオマス燃料の安定供給、冷鉄源のグローバル拡販、非鉄スクラップのリサイクル事業等)や、脱炭素関連機器(圧縮機、ヒートポンプ等)の販売に注力

 

  • 新規事業の強化:
    • 本部の枠組みを超えた新事業開発を行うため、全社横断型のプロジェクトチームを立ち上げ、長期経営ビジョン「明日のものづくりを支え社会に貢献する商社」を念頭に、新たなビジネスの創出に挑戦

 

経営基盤の強化

  • コーポレートガバナンスの強化
  • 新人事制度の導入
  • リスク管理体制の構築
  • DXの推進

上記は中期経営計画の骨子のみですが。就活で神鋼商事を志望する皆さんは、中期経営計画の方向性と成長戦略の中身を理解しておきましょう。

阪和興業株式会社

2022年3月期連結決算(2021年度)

売上高 (百万円) 2,164,049
経常利益 (百万円) 62,718
親会社株主に帰属する当期純利益(百万円) 43,617
包括利益(百万円) 50,288
従業員数(人) 5,123
外、平均臨時雇用者数 920
子会社 88社
関連会社 25社

阪和興業及びそのグループ会社は、鉄鋼を中心にプライマリーメタル、リサイクルメタル、食品、エネルギー・生活資材、木材及び機械等各種商品の販売を主たる事業とし、さらに鋼材加工、リサイクル金属加工及びアミューズメント施設の管理・運営等の事業活動も展開しています。

具体的な事業セグメントと主な取扱商品・サービスの内容は以下の通りです。

  • 鉄鋼事業:
    • 主に条鋼、建設工事、鋼板、特殊鋼、線材、鋼管及び鉄屑の取り扱い、加工及び保管等
  • プライマリー原料事業:
    • 主に、ニッケル、クロム、シリコン、マンガン及び合金鉄、貴金属、ステンレス薄板、高機能材の取り扱い
  • リサイクル原料事業:
    • 主にアルミニウム、銅、亜鉛、チタン、ニッケル等のリサイクル原料の取り扱い
  • 食品事業:
    • 主な取扱商品は、水産物及び畜産物等
  • エネルギー・生活資材事業:
    • 主に、石油製品、工業薬品、化学品及びバイオマス・リサイクル燃料の取扱い
  • 海外販売子会社:
    • 海外の主要な拠点におおける多種多様な商品の売買、商社事業
  • その他:
    • 木材及び機械の取り扱い、また、アミューズメント施設の管理・運営等

2022年3月期(2021年度)連結業績概要

阪和興業の2022年3月期におけるグループ連結業績については、経済活動が回復傾向にあるなかで鉄鋼事業を中心に取扱数量を伸ばしたほか、鋼材や非鉄金属などの商品価格が上昇基調にあったことも加わり、売上高が2,164,049百万円となり、前年度比で大幅増収となっています。

利益面では、営業利益は食品事業を除く全ての事業セグメントで増益となった結果、前年度比113.3%増の62,367百万円、経常利益は前年度比117.6%増の62,718百万円に、親会社株主に帰属する当期純利益は前年度比122.3%増の43,617百万円となり、総じて増収・増益を達成しています。

特に、利益に関してはコロナ禍以前の年度を大きく上回る結果となっています。

2022年3月期(2020年度)における事業セグメント別業績概要は以下の通りです。

2022年3月期連結決算 セグメント別業績概要

事業名 外部顧客売上高(百万円) 売上構成比 セグメント利益
(百万円)
利益構成比
鉄鋼事業 983,651 45.5% 35,958 54.2%
プライマリー原料事業 195,597 9.0% 7,247 10.9%
リサイクル原料事業 127,573 5.9% 2,883 4.3%
食品事業 116,167 5.4% 3,024 4.6%
エネルギー・生活資材事業 280,397 13.0% 6,784 10.2%
海外販売子会社 333,558 15.4% 6,722 10.1%
その他 127,103 5.9% 3,726 5.6%
合計 2,164,049 100.0% 66,346 100.0%
調整額 -3,628
計上額 2,164,049 62,718

阪和興業では、現在2020年度から2022年度までの3か年にわたる中期経営計画を策定し、事業を展開しています。

中期経営計画の概要は以下の通りです。

テーマ:『Run up to HANWA 2030 ~いまを超える未知への挑戦~』

以下は上方修正後の数値目標です。

  • 業績目標:最終年度(2022年度)
  • 売上高:2兆4,000億円
  • 営業利益:550送園
  • 経常利益:500億円
  • 親会社株主に帰属する当期純利益:365億円

この中期経営計画は、「ESG, SDGsに根差した経営」を基礎にして、「I.経営基盤の強化」を1階、「II.事業戦略の発展」を2階、「III.投資の収益化」を3階という3階建ての構造により、企業体力の強化と中・長期的な収益力の向上とをバランス良く舵取りしていく方針となっています

特に事業戦略の発展については、以下の活動に注力し、事業を展開しています。

  • トレーディングから高付加価値営業へ
  • 加工機能や図面積算等を活かした、垂直統合型ビジネス展開と国内外での協働推進
  • 「東南アジアに第二の阪和を」戦略の発展として、海外での地産地消型ビジネスの拡大

上記は骨子の一部のみですが、就活で阪和興業を志望する皆さんは、「阪和興業 中期経営計画(2020年度-2022年度)」をチェックして、概要を頭に入れておきましょう。

阪和興業は鉄鋼や非鉄金属の他に、食品事業や石油・化成品事業も行っており、付加価値を高めた商品の流通や顧客ニーズに即応した提案型サービスを提 供するユーザー系商社として、「存在感ある商社流通」を追求しています。

トレーディングから高付加価値営業への展開や、アセアン・中国への鉄鋼事業の展開など、事業戦略の重要な部分はしっかり理解して就活に臨んでください。

岡谷鋼機株式会社

2022年2月期連結決算(2021年度)

売上高 (百万円) 960,809
経常利益 (百万円) 28,021
親会社株主に帰属する当期純利益(百万円) 19,321
包括利益(百万円) 38,490
従業員数(人) 5,246
外、平均臨時雇用者数 169
連結子会社 73社
持分法適用関連会社 15社

岡谷鋼機及びグループ会社は、商社である岡谷鋼機を中心として、鉄鋼、情報・電機、産業資材、生活産業の多様な商品の売買・製造等を扱っており、国内及び海外において多角的な事業活動を展開しています。

具体的な事業セグメントと主な取扱商品・サービスの内容は以下の通りです。

  • 鉄鋼事業:
    • 鉄屑、棒鋼、鋼矢板、H型鋼、鋼板、鋼管、機械構造用炭素鋼、合金鋼、軸受鋼、工具鋼、ステンレス鋼他
  • 情報・電機:
    •  銅、アルミ、レアアース、電子部材、汎用電機品、映像機器、半導体・周辺電子部品、ソフトウェア開発・販売他
  • 産業資材:
    • 工作機械、工具、産業用ロボット、環境・リサイクル対応設備、半導体・電子関連設備機器、航空機部材、自動車部品、合成樹脂原料、樹脂成形品 他
  • 生活事業:
    • 配管資材、住設機器、住宅用資材、不動産開発、分譲マンション、水産物、畜産物、倉庫業 他
  • 現地法人等:国内及び主要な海外拠点におおける多種多様な商品の売買、商社事業

2022年2月期(2021年度)連結業績概要

岡谷鋼機の2022年2月期におけるグループ連結業績については、連結売上高が9,608億9百万円で前連結会計年度比(以下、前年度比)26.3%の増収となっています。

損益面では、売上総利益は655億91百万円(前年度比23.0%増)、営業利益は227億19百万円(前年度比67.2%増)、経常利益は280億21百万円(前年度比53.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は193億21百万円で前年度比55.4%の増益となり、総じて増収・増益を達成した年度となっています。

2022年2月期(2021年度)における事業セグメント別業績概要は以下の通りです。

2022年2月期連結決算 セグメント別業績概要

事業名 外部顧客売上高(百万円) 売上構成比 セグメント利益
(百万円)
利益構成比
鉄鋼 426,172 44.4% 7,139 33.2%
情報・電機 211,585 22.0% 5,355 24.9%
産業資材 263,206 27.4% 6,257 29.1%
生活産業 59,844 6.2% 2,746 12.8%
合計 960,809 100.0% 21,498 100.0%
調整額 1,220
計上額 960,809 22,719

岡谷鋼機グループは、「ものつくりに貢献するグローバル最適調達パートナー」を企業理念として、G(Global)、I(Innovation)、H(Human resource)を柱に、事業を展開しています。

G(Global)、I(Innovation)、H(Human resource)は以下の経営方針・経営戦略を表したものです。

  • G:世界市場で地域に根ざした「ものつくり」に貢献すべく、グループ総合力を発揮
  • I:時代の変化に向き合い、先端商品・技術の取扱い拡大に挑戦し続ける
  • H: 企業活動を支える社員一人一人が、成長を実感できる人材育成を行う

現状では、引き続き新型コロナウイルスの影響で世界経済及び日本経済ともに先行き不透明な状況ですが、このような経営環境の中で、岡谷鋼機グループはグローバル市場において次世代自動車、DX(デジタル・トランスフォーメーション)、脱炭素社会など時代の変化や取引先のニーズを的確に掴み、内部統制の強化・コンプライアンスの徹底と企業の社会的責任を重視しながら、グループ総合力を強化して企業価値の向上を目指す方針です。

中期経営計画では2025年度に連結売上高1兆円以上、親会社株主に帰属する当期純利益200億円以上を目標として、事業を展開しています。

まとめ

専門商社を目指す就活生は、その分野の代表的な企業を深く研究することが不可欠です。各社の戦略に違いがあり、その特徴を自分の価値観や強み、就活の軸に照らして吟味して、志望動機を磨いていきましょう。

そのマッチングが曖昧だと、上位企業の選考には勝ち残れません。「商社ビジネス」への憧れや、海外志向から志望業界にするのは良いですが、専門分野と企業研究に時間をかけて取り組んでください。

産業の基盤、特に重工業、製造業を支える鉄鋼・金属商社は規模も大きく、専門分野は限られますがグローバルに展開しており、総合商社の鉄鋼、金属部門と同様もしくはそれ以上の活躍もできる職場です。

興味が繋げた方は、ぜひ積極的にチャレンジしてください。

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