就活に正解はない。あるのは自分の「答え」だけ。自分にベストな答えを見つける就活情報サイト

【就活の業界研究】生命保険業界の仕事、やりがい、向く人、向かない人をチェックしておこう

就活初期にできるだけ幅広い業界・業種を理解するために、業界研究コンテンツを作りました。何故それが大事かに関しては以下の記事を参考にしてください。

この記事では、生命保険会社の仕事の内容、そこで働く人の代表的な「やりがい」、生命保険券会社に向いている人はどんな人なのか、向いていない人はどういう人なのかを中心に解説しています。

また最後に生命保険会社の類型と企業名をリスト化しておきました。就活初期に、業界を素早く俯瞰して、生命保険業界を志望するかどうかのイメージを固めていきましょう。

生命保険業界情報の7つのポイントを押さえよう

  • ビジネスモデルを理解しよう
  • 生命保険業界の現状と課題・将来性
  • 生命保険会社にはどんな仕事があるのか、職種の情報
  • 生命保険会社に働く人のモチベ―ションは何か
  • 生命保会社に向く人、向かない人は誰か
  • 生命保険会社の類型
  • 具体的な主要企業名

生命保険会社にはどんな仕事があるのか、職種の情報

 

 

生命保険会社の仕事は営業部門、アンダーライティング部門、専門職、管理部門に分けることができます。

 まず営業部門は個人営業部門、法人営業部門、代理店営業部に大別されます。仕事の概要は以下の通りです。

個人営業部門: リーテイル部門とも呼ばれ、個人向け保険及び中小企業経営者へ事業継承のための保険の販売及びアフターフォローをおこないます

 

法人営業部門: 大企業・中堅企業、官公庁に対し、団体生命保険、団体年金の販売とサービスを行う、所謂ホールセール部門です

 

代理店営業部門: 銀行の窓販や保険ショップ、保険代理店に対し自社の保険を勧めてもらうように営業活動と業務サポート、自社商品のセールストレーニングを行います

 

アンダーライティング部門:

アンダーライティングの業務は「契約業務」、「契約サービス業務」「支払業務」が主な業務となります

 

契約業務: 保険に加入するための審査から契約までの一連の業務をサポートします

 

契約サービス業務: 顧客のライフステージの変化により、保険契約の見直しやプランの変更を促し、解約を防止し長期間に渡るビジネスを維持していきます

 

支払業務:保険契約内容と事実に基づき保険金を支払えるかを判断して、適切かつ迅速に保険金の支払いを行う業務を行います

資産運用部門の仕事の概要は以下の通りです。

資産運用部門:顧客から預かった保険金を資産として安全かつ慎重に長期運用し、将来の保険金の支払いに備えるとともに、自社に対し運用益を獲得します。生命保険会社は資産の大きさからいって国内有数の機関投資家です。日本の優良・大企業の大株主になっているのが会社四季報をみれば分かります

 

保険会社特有の専門職:アクチュアリー

アクチュアリーとは、保険会社には必ず必要な専門職で、保険数理士や年金数理人と称されます。仕事は長期のリスクや財務諸表の分析にあたり、保険会社の商品開発に不可欠の存在となります。

 

数学や統計学の知識が必要なため理系出身であることが必要です。採用されれば入社後、日本アクチュアリー会の試験に合格してはじめてなることができます

管理業務部門は一般企業と基本的に同じ様に以下の業務があります。
管理部門業務:

  • 経営企画
  • 人事
  • 総務
  • 法務
  • 広告・広報
  • 経営管理・システム
  • 経理財務
尚、企業によって部門別にかなり細かく職種を決めてエントリーしていくパターンと総合職としてエントリーしていくパターンがあるので、生命保険業界に興味を持ったら、個別企業の採用情報ページで職種のイメージを掴んでください。

例えば資産運用部門やアクチュアリーを志望しても、企業がそのような採用方法や方針をとっていなかえれば、エントリーシートの書き方も当然違ってきます。

就活初期の段階では、自己分析の結果を横目で見ながら業界毎の職種のイメージを掴んでいってください。

生命保険業界に働く人のモチベ―ションは何か

 

生命保険は人の一生に関わる、「万が一の時の備え,安心」を販売する独特のビジネスのため、その業界に働く人の仕事のやりがいも、人間関係や感情に根ざしたものが多いのが特徴です。いくつか代表的なものを以下に挙げておきます。

  • お客様の生活状況やライフプラン、夢などを理解した上で、最適な商品を提案していくことに大きなやりがいを感じます
  • お客様に万が一のことが起こってしまった際に保険金をお支払いでき、残された家族から「保険をすすめてくれて、本当にありがとう」と言ってもらった時は、この仕事に就いて本当に良かったと思う
  • 人生のリスクに対する備えを提供することは、お客様個人や社会に対してとても意義があることであり、自分の頑張り次第で高収入も得られるため、大変ではあるが充足感はある
  • お客様の人生を一緒になって必死に考え、本当に必要な保険を納得して契約していただいた時は少し誇りに思う
  • 営業なので結果さえ出せれば、時間の使い方や仕事のやり方をかなり自分で決められること
  • 保険だけでなく、他の金融商品や税制、相続などの、お金に関係した知識が身に着く
  • 形のないもの、しかも高額な商品を提案して販売するところに仕事の醍醐味を感じる

生命保会社に向く人、向かない人はどんな人か

何と言っても人の一生にコミットするビジネスであり、機微の個人情報も扱うことになります。そして仕事を遂行していくためには保険外交員や保険代理店の営業との間で、まさに人間関係がとても重要なビジネスです。

扱う商品は、もちろん商品にもよりますが、長期間に渡り保険料の支払いが必要であり、生命保険は「人生で二番目に高い買い物」と言われる商品です。

従って、生命保険業界に向いている人は共通する点あります。代表的な資質を以下に挙げておきます。

誠実な人:

人の意見を傾聴できることは非常に重要な資質です。その上でその人の立場で物事を考えられるかどうかも大切なポイントです

清潔感があり、礼儀正しい人:

人と接することが多く、まさに人間関係の中で動いていくビジネスなので、清潔でさわやかな印象を与え、礼儀正しく行動できるかも問われます

人のためになることが好き:

向くか、向かないかにとって、本質的な資質です。人のために積極的に何かをするタイプなのか、人の世話やサポートが面倒と思うタイプなのかで大きく分かれるポイントです

コミュニケーション能力:

何と言っても人と人とのビジネスなので、コミュニケーション能力は必須です

前向きに取り組める:

特に営業部門では目標が掲げられますし、何よりも保険のセールスと言っただけで門前払いを受けることなど日常的に起こります。それでも、むかつかず、前向きでいられるか、ポジティブなマインドを維持できるかはとても重要です

達成意欲が強く、プレッシャーに強い人:

営業職では必須の資質です。ノルマとは呼ばなくなりましたが、営業成績は常に問われ、報酬も比例する世界です。達成に対するモチベーションを保てること、困難であっても努力を継続できる資質、営業成績に対するプレッシャーに強いことは重要な適性です

研究心や知的向上心がある:

世の中でおこっていること、商品や金融に関する知識や好奇心、知らないことを勉強するマインドセットは必要です。特に営業は千差万別の個人に相対していくため、顧客のライフスタイルやニーズにあった提案をする必要があるため、知的向上心は重要です。

生命保険会社に向いていない人はどんな人か

向いている人の逆が向いていない人の資質や性格になります。ここでは繰り返しになるので箇条書きでまとめておきます。

  • 不誠実な人、つい誤魔化そうとしてしまう人、嘘をついてしまう人
  • 不潔な印象の人、無礼、傲慢な印象の人
  • 自分勝手な人、自分の事ばかりの人
  • 人のために役立とう、人に何かをしてあげようという意識が希薄な人
  • コミュニケーションがうまくとれない人、人と話すのが嫌いな人
  • ネガティブ志向の人、むかつくことに対して切り替えができない人
  • 達成意欲が弱く、すぐ諦めてしまいがちな人
  • 営業成績や上下関係(組織)のルール順守が出来ない人、対人プレッシャーに弱い人
  • 勉強するのが嫌い、知的向上心があまりない人
自分では適性が分からない方は、OB訪問、OG訪問や知り合いや親族のコネクションで生命保険会社に勤めている人に会って話を聴くことをおすすめします。

リアルな「その人」のタイプを通じて、また「その人」が話す職場の様子や、「やりがい」、ポジティブ、ネガティブの両面の情報を通じて、自分に向いているかどうかは決められると思います。もちろんインターンシップに参加できれば尚良いです。

合っているか、合っていないかは自分にしか決められません。ぜひ積極的に行動してみてください。

自分は生命保険業界に向いているタイプか、適性を診断してみよう

自分の適性や性格が、生命保険業界の仕事に向いているのかどうか、気になりませんか?

そんな時、力になるのは本格的な適職診断ソフト、「Analyze U+」です。

「Analyze U+」は251問の質問に答える本格的な診断テストで、質問に答えていくと経済産業省が作った「社会人基礎力」を基に、25項目に分けてあなたの強みを偏差値的に解析してくれるものです。

本当のあなたの強みや向いている仕事を素早く「見える化」してくれます。

「Analyze U+」を利用するには、スカウト型就活サイト「OfferBox」への会員登録が必要です。もちろん全て無料で利用できます。

OfferBoxは、自分のプロフィールを登録しておくだけで、あなたに関心を持った企業から選考のオファーがもらえるサイトなので登録して損はありません。

手早く本格的で客観的な自己分析を済ませ、納得の結果を追求していきましょう。

今すぐ登録してみる(完全無料)

生命保険会社の類型と主要企業

生命保険協会に加盟している企業は2021年6月現在で、42存在します。生命保険業界の構造を、国内大手、国内準大手、損保系生保、かんぽ生命、外資系生保、ネット専業生保に分けると以下のようになります。

生命保険業界に興味を持てると思った方は、それぞれのカテゴリーの代表的な会社の採用WEBサイトで概要を調べてみましょう。

会社ごとで営業チャネルが違ったり、販売する保険の種類や主な顧客層、得意分野が違ったりするため、自分が最もピンとくる業態や会社をチェックしてみましょう。

以下に生命保険業界の主要各社(海外グループ会社以外)を例示しておきます。

国内大手(グループ生保含む):

 

  • 日本生命保険相互会社
    • 大樹生命保険株式会社(2019年4月に三井生命保険株式会社に社名変更)
    • はなさく生命保険株式会社
  • 住友生命保険相互会社
    • メディケア生命保険株式会社
  • 第一生命保険株式会社
    • 第一フロンティア生命保険株式会社
    • ネオファースト生命保険株式会社
  • 明治安田生命保険相互会社
国内準大手:

  • T&D ホールディングス
    • 大同生命保険株式会社
    • 太陽生命保険株式会社
    • T&Dフィナンシャル生命保険株式会社
  • 富国生命保険相互会社
    • フコクしんらい生命保険株式会社
  • 朝日生命保険相互会社
  • ソニーフィナンシャルホールディングス
    • ソニー生命保険株式会社
    • ソニーライフ・エイゴン生命保険株式会社(外資との合弁
その他独立系国内生保

  • SBI生命保険株式会社
  • オリックス生命保険株式会社
  • みどり生命保険株式会社
  • 楽天生命保険株式会社
インターネット専業生保

  • ライフネット生命保険株式会社
 国内損害保険系生保

 

  • MS&Dインシュアランスグループホールディングス
    • 三井住友海上あいおい生命保険株式会社開く
    • 三井住友海上プライマリー生命保険株式会社開く
  • 東京海上ホールディングス
    • 東京海上日動あんしん生命保険株式会社
  • 損保ジャパン日本興和ホールディングス
    • 損保ジャパン日本興亜ひまわり生命保険株式会社(2019年10月1日付で「SOMPOひまわり生命保険」に社名変更予定)
  • AIGジャパンホールディングス
    • FWD富士生命保険株式会社
株式会社かんぽ生命保険
外資系生命保険

 

  • アクサ生命保険株式会社
    • アクサダイレクト生命保険株式会社
  • アフラック生命保険株式会社
  • イオン・アリアンツ生命保険株式会社
  • エヌエヌ生命保険株式会社
  • カーディフ生命保険株式会社
  • クレディ・アグリコル生命保険株式会社
  • プルデンシャル生命保険株式会社
    • ジブラルタ生命保険株式会社
    • PGF生命(プルデンシャル ジブラルタ ファイナンシャル生命保険株式会社)
  • チューリッヒ生命
  • メットライフ生命保険株式会社
  • マスミューチュアル生命保険株式会社
  • マニュライフ生命保険株式会社
生命保険業界は国内系、外資系とも参入企業数も多く、競争も厳しい業界であることは間違いありません。

国内市場が縮小していくと、企業によっては一層の経営効率化を目的とした事業のリストラクチャリングの可能性は考えておいた方が良いでしょう。

業績が悪くなった生命保険会社は大手や外資系に経営統合され、保険契約の引き継ぎ(保障の一部カットはあり得る)が行われます。その際、一部従業員も吸収していくパターンがいままでのパターンでした。

どんな業界でもそうですが、そのビジネスに興味を持ち続けていけるか、自分を磨き、向上し続けていけるかが勝負です。生命保険業界のステイタスは高く、高いスキルセットや専門性も身に着く業界なのです。

大手生命保険会社は金融機関として福利厚生も充実しており、給与水準も高いため伝統的に学生に人気が高いことは変わりありません。生命保険券業界に向いていると自負できる学生にとっては、知識も収入も得られるものが大きく、チャレンジしがいのある業界です。

この記事を読んだ人は、以下の記事も良く読んでいます。

36の質問で、あなたの強み・適職を診断

就活は自己分析が必須!…ただ、やり方がわからず、悩んでいる人も多いはず。

そんな時は、自己分析ツール「My analytics」を活用しましょう

My analyticsを使えば、36の質問に答えるだけであなたの強み・適職を診断できます。My analyticsを活用して、サクッと自己分析を終わらせ、内定を勝ち取りましょう。

またこのツールを利用する際、就活をより効率化できる無料の就活サービスを同時登録することも忘れずに!

▶︎My analyticsで自己分析する(無料)

36の質問で、あなたの強み・適職を診断

就活は自己分析が必須!…ただ、やり方がわからず、悩んでいる人も多いはず。 そんな時は、自己分析ツール「My analytics」を活用しましょう My analyticsを使えば、36の質問に答えるだけであなたの強み・適職を診断できます。 My analyticsを活用して、サクッと自己分析を終わらせ、内定を勝ち取りましょう。

My analyticsで自己分析する(無料)

あわせて読みたい!就活に即効の記事、ベスト5

offer_box_fixed_icon_150x150.jpg1
26年卒の登録が殺到中!大手企業も利用するオファーボックスで、インターン情報やスカウトをもらおう

資生堂、マイクロソフト、朝日新聞、ニトリ、コクヨ、KUMON、TREND MICRO、ぴあ、CO・OP、ATEAM、sansan、MicroAd、istyle、RISOなども利用している逆求人型スカウトサービスのOfferBoxを賢く使い、就活のもう一つのルートを開いておこう

doda_campus_fix_image.jpg2
25年・26年卒の就活生には、dodaキャンパスを賢く利用する打ち手がある

少しでも納得感が高い内定を目指す25年卒の就活生、インターンに参加したい26年卒の就活生は、スカウトサービスで急成長しているdodaキャンパスを試してみよう。オファーの受信率は99%(23卒2022年6月時点、プロフィール入力率80%以上の場合)。ベネッセならではの充実したオンライン講座やイベント、本格的な適性診断まで無料で使えます!

kuchikomi_150x150.jpg3
納得できる内定獲得のための就活サイト、【就活会議】に無料登録すれば、88,000枚以上の本物のESを閲覧できる!

就活は情報戦。企業が提供する情報は重要ですが、それだけでは不安です。実際の社員の評価や、選考を受けた先輩達の口コミによる生の声を入手できる「就活会議」を徹底解説。ESや選考情報のリアルを手に入れよう

Kimisuka_after_Sq.jpg4
落ちてしまった選考の結果を、スカウト獲得に活用できる心強いサービスがある

スカウトサービスの大手、【キミスカ】の特徴は、落ちてしまった選考の結果さえもスカウト獲得に利用できる点です。それまでの頑張りを評価してくれる、「本当のあなた」を認めてくれる企業からのオファーを獲得しよう

 b3b75e7093f0c280652cb24dec855b9c.jpg5
【25年卒】首都圏の学生で、納得できる内定が取れていない人への神サービスを試してみよう

もう一人で悩まなくていい。就活の専任アドバイザーがマンツーマンでES添削・面談対策をしてくれ、しかもあなたに合った優良企業を紹介、完全無料の就活サポートをしてくれる「キャリアチケット」を紹介します