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【就活の業界研究】通信業界の職種や「やりがい」、向き不向きを把握しよう

就活初期にできるだけ幅広い業界・業種を理解するために、業界研究コンテンツを作りました。何故それが大事かに関しては以下の記事を参考にしてください。

「就活の答え」では通信業界を、以下の項目に沿って簡潔に情報をまとめていますので活用してください。

通信業界情報の7つのポイントを押さえよう

  • 通信業界のビジネスモデルを理解しよう
  • 通信業界の現状と課題・未来
  • 通信業界にはどんな仕事があるのか、職種の情報
  • 通信業界に働く人のモチベ―ション、「やりがい」は何か
  • 通信業界に向く人、向かない人はどういう人か
  • 通信業界の構造
  • 通信業界、主要各社の概況

この記事では規模も大きく、業態も多様な通信業界の職種を解説していきます。

特に技術職に関してはこの業界ならではのものが数多くあります。また大企業の場合、専門的な知識に基づいて役割や業務が細分化しています。職種は企業が行っている事業分野によっても違ってきますので、ある程度自分が勤めてみたいという業態を絞ったら、個別の企業研究を行いましょう。

更に通信業界に勤める人の共通のモチベーションや「やりがい」、この業界に抜いている人、向いていない人、「適性」のアウトラインを解説します。

本気で通信企業を目指すかどうかの参考にしてください。もちろん最後に判断するのは、自分自身です。判断の参考になる情報を分かり易くまとめておいたので自己分析の結果と照らして是非参考にしてください!

通信業界の職種:主要な職種と仕事内容

通信キャリアの主要な職種は、企業によって若干の違いがありますが、概要を箇条書きにしておきます。

営業系、業務系、技術系部門分かれており、その中でも細分化しています。新卒の募集の場合は事務系総合職、技術系総合職、博士課程卒業予定者向け技術・研究職に分かれているのが一般的です。また販売職やアソシエイト職というように勤務地や職種を限定して応募する場合もあります。

事務系総合職:

法人顧客への営業及び運用サポート:

一般的には法人営業と呼ばれ、新規顧客の開拓や、顧客の通信ネットワーク関連の課題解決のために、企業内、拠点間のネットワーク構築やクラウドサービスの導入などを提案し、その運用をサポートする業務です

個人顧客へのサービス提供及びカスタマーサポート:

個人向けの固定電話、携帯電話やインターネットなどの通信サービスの営業、販売に加え、コールセンターやWeb上で必要なカスタマーサポートを提供します

マーケティング・企画:

自社の技術を活かして新しいサービスを企画し、それを実現することによってユーザーに新しい価値を提供します。

 

また自社店舗での販売促進策や販売店に対してのコンサルティングや販売インセンティブを考案するなどの販売支援という業務もあります。競合の戦略分析による新しい料金やサービスプランを考案し、自社ブランドを選んでもらう役割も担います。

事務系・業務系職他:

他の業界と共通の職種としては、経営企画・経営管理、経理・財務、法務、人事、総務、広告宣伝、広報、資材購買、生産管理部門等があります。

また企業によっては海外事業部を持ち、海外案件や進出先現地法人及び提携企業との連絡・調整業務があります。

技術系総合職:

通信設備の設計、構築、運用及び基礎研究:

通信・インフラ、ソフトウエア、情報処理、インターネット関連、データ通信等の技術分野に携わります。主な業務カテゴリーと概要は以下の通りです。「エンジニア」と名の付く業務です。

  • ネットワークデザイン:サービス提供の基盤であるネットワークを開発・構築・保守
  • 法人ソリューション開発 :法人向け課題解決のための、ソリューションシステム構築
  • サービス企画開発 :コンシューマ向けの新たなサービスを実現するためのアーキテクチャの企画・開発、情報システムの開発
  • 設備建設・メンテナンス:通信設備の設計、生産、メンテナンス、情報安全対策などの通信インフラ全般を支える業務
  • 先端研究開発:未来を見据えた最先端技術の研究や基礎研究

通信業界に働く人のモチベーション、「やりがい」は何か

通信業界で働いている人のモチベーションや「やりがい」を確認しておきましょう。当然職種によってもやりがいは違いますが、共通している部分もあるので、代表的な声をまとめておきます。

自分の知識や成長が役立っているという実感を持つことができる

  • 個人営業、法人営業(代理店営業を含む)の両方に言えますが、顧客の悩みや不安、不満、課題を解決してあげるためには自分の知識レベルを上げなければなりません。自分の知識や経験を上げていけば、必ずお客様のためになっているとう実感を得ることができ、お客様から感謝の言葉をいただいたときなどは、「この仕事を選んでよかったと」いうモチベーションが上がります

時代の最先端の情報や技術、サービスに携わることが出来る

  • 携帯電話からスマートフォンへ変わっていくスピードや、提供しているサービス・価値の変化だけみても劇的な変化です。新技術の開発による革新的なサービスを提供するため、最先端で仕事をしていくことは、この業界にいる「やりがい」の根源だと思います

通信インフラで社会を支える自負

  • 通信は生活になくてはならないインフラです。災害時や事故の際はまさに命に関わるインフラであり、金融をはじめ全てのビジネスが通信ネットワークなくしては成り立たないため、それを支えていることは「誇り」であり、「やりがい」です

若いうちから大きな仕事に携わることができる

  • 変化が激しく、スピードも要求される業界なので、他の業界に比べれば若い柔軟な発想が評価されやすく、若い時代から大きな仕事に携われることは「やりがい」に繋がっています

変化が早く、色んな経験を積める

  • 企業にもよると思いますが、提供するサービスやビジネスの競合相手や構造そのものも変化していくため、色んな経験ができる点がこの業界の「面白さ」です。意欲さえあれば、チャレンジできるチャンスは広がっています

幅広い業界のビジネスに携われる

  • 法人営業や法人向けシステム開発に携わると、様々な業界の知識が必要になるため勉強しなければならない点は大変ですが、社会人として確実にスキルアップにつながっているという実感を持つことが出来ます

通信キャリアの規模の大きさと安心感

  • やはり、日本の通信インフラを支える巨大企業に勤めているというプライドや、待遇・福利厚生の安心感はモチベーションの一つになっていると思います。

上記は業種や職種によっての差はありますが、通信業界の本質的な部分と密接に関連した共通の「やりがい」やモチベーションです。

これらのコメント、内容に共感できた方、ピンときた方は、通信業界に「向く人、向かない人」はどういう人かについてもイメージを持っておきましょう。

通信業界に向く人、向かない人はどういう人か

通信業界に向く人

変化を恐れず楽しむことが出来る人:

通信業界はICT(Information and Communication Technology)の中核を担う業界であり、変化のスピードはとても速い業界です。そのため、変化に対応できないと生き残っていけない業界とも言えます。

 

技術の革新とともに事業モデルそのものも変えていく必要さえ出てきます。競合の動きや、他業界からの参入、規制緩和など、技術革新以外の変動要素も大きいため、自分の担当レベルの仕事の大きな変化もむしろ楽しいと思える、前向きな資質は全ての職種に必要な資質です。

物事を主体的に取り組める人:

指示待ちの姿勢は受け入れられません。与えられた仕事や課題を自主的に行うだけではなく、自ら顧客やチームの中に飛び込んで課題をみつけるような主体性と行動力がある人が求められています。

周囲を巻き込み、チームワークで仕事ができる人:

人を積極的に巻き込んで、チームとしてともに課題に取り組む関係構築能力、コミュニケーションの能力がある人、リーダーシップをとれる人は適性があります。

論理的に物事を徹底的に考える人:

すべてがシステムで構築されているビジネスなので、徹底的に物事を深く考えることは非常に重要な資質と言えます。データやロジックに裏打ちされていること、数字がついていることが求められる業界でもあります。

物事を柔軟に考えられる力:

変化が激しく、変化に対応していくビジネスなので物事の本質を深く考えるのと同時に、柔軟な発想、モノの見方も重要になります。硬直的、一方的な見方ではリスクや変化への対応が遅れてしまいます。

世の中の動き、最先端のモノやコトに対する好奇心・探求心:

通信は生活全般に関わるインフラです。人々の生活へ新しい価値を提供することも重要なビジネスになるため、世の中の動きや最先端のモノやコト、技術に対する好奇心や探求心がある人は向いている業界です。

失敗を恐れず挑戦する姿勢と具体的な行動力がある人:

面白いと思ったもの、新しいことで、自分がやってみたいというビジョンを持つこと、そしてそれを具体的に実現していく行動力のある人は、変化に立ち向かう通信業界が求める人材です。

インフラを支える責任感と着実に仕事を積み重ね、努力を継続できる人:

通信インフラを支えるという社会的な責任を果たすためには、地味な仕事でも着実な努力を継続できることも重要な資質になります。

 

また、特にNTT系の企業は官僚的な組織や文化があるため、上下関係、社内組織の不文律や組織への忠誠心も求められます。官僚的な組織の中でもモチベーションを保てること、着実に仕事ができることも重要な資質です。

通信メーカーに向いていない人:

向いていない人は向いている人の逆の資質です。重複になるので箇条書きのみでまとめておきます。

  • 変化を受け入れるのが苦手、決まった仕事を続けるのが好きなタイプ、できれば毎日安定した仕事をしたい人
  • 指示がないと動けないタイプ。与えられたものをこなすのが好きな人。自分から積極的に踏み出すことが苦手で、誰かから言われるとやってみるタイプの人
  • 自分から他人に声を掛けたり、誘ったりすることが苦手、好きではない人。チームで仕事をするより一人で仕事をするのが好きなタイプ
  • 物事を感性や感覚でとらえるのが好き、論理やデータより感覚や感情を重視する人。データ重視はどちらかと言えば嫌いな人。深く考えるより行動することが大事と思っている人
  • 自分が「こうだ」と思っていることを、他の事象や考え方と比較してみたり、別の角度から考えることが苦手な人。思い込みで判断しがちな人
  • 世の中の新しいモノやコト、技術にさほど興味や関心がない人。薄い人
  • 失敗を恐れるあまり、新しいことや変化を受け入れて、それにチャレンジしようと思わないタイプ。チャレンジしたいとは思うが具体的な行動をなかなか起こせない人
  • 仕事や役割に対して、粘り強く取り組むことが苦手な人。飽きっぽくて、着実に最後まで仕事をこなせない人
  • 上下関係や社内組織の不文律に縛られるのが耐えられないタイプ
あくまで公約数的なまとめなので、通信業界、通信キャリアの社員でも当てはまらない人はいますし、入社後の成長で克服・対応できるケースもあります。一般論としての参考にして、自己分析の結果と照らしながら検討していきましょう。

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