「就活の答え」では就活生が特に気になる企業を選んで、書類選考を突破し内定に導くための企業別志望動機の作成方法を解説します。この記事では三菱UFJ銀行への志望動機の例文をあげ、その作成方法を解説しています。
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三菱UFJ銀行への志望動機(例文)
では早速例文をご覧ください。
【総合職】当行を志望した理由を記載してください。(200文字以内)
志望する理由は二点ある。貴行は邦銀の中で最大の国際業務を展開しており、日本企業の海外展開を金融で支えたいという私のビジョンと合致する点。またインターンシップ等で法人営業の重要さを実感し、人口減少が進行する日本で企業の成長を支えるには、国内外の幅広い法人顧客基盤と海外パートナーバンクの存在が不可欠であると考えたからである。この二点と私が磨いてきた英語力、会計学と体力を活かし貴行で活躍したいと考えている。(199文字)
企業別志望動機を書き始める前の注意点
志望動機を書き始める前に、絶対に注意しておくべきポイントをあげておきます。
- 自分起点、事実起点で、具体的に、ポジティブに書くこと
- 志望動機を構成する要素(下記参照)は、あらかじめ全て考え、揃えて、文章にまとめておくこと
- 志望動機単独で書かない事。ES全体の回答要求項目を精査して、そのバランスの中で何をどの質問に対してメインの要素として書いていくかを決めてから書くこと
- ES全体の質問の回答要求項目に対し、文字数制限やスペース制限に従って結論ファーストでドラフトをつくる
- ドラフトが完成したら、その上で面接の質問やつっこみ、会話のつかみを想定して志望動機の論理の一貫性が保たれているか、面接のつっこみ質問に耐えられるかを想定し、推敲、改善すること
- 完成したら信頼のおける友人や近親者に読んでもらい第三者のアドバイスをもらうこと。リクルーターにコンタクトできる場合は、見てもらえるかを相談してみること
- PC上で文字数制限内(80%以上)で書き上げ、誤字・脱字をチェックし、手書きの場合はできるかぎり丁寧に、読みやすく清書すること
従ってES解禁前の準備段階では、本サイトや他の信頼のおける就活サイトで志望企業の過去のES(直近年度及びその前年)のES内容を把握しておきましょう。
企業によってはESに「志望動機」の記載を求めない会社も存在します。その場合でも志望動機は面接時に質問されると考え、以下に解説するロジックに従って作成しておいて下さい。
志望動機の作り方
志望動機の作り方のフローは「志望動機に、あなただけの説得力を増す方法」で詳しく解説しています。まだ志望動機とは何かが良く分からない人や、作成したことがない方は参照してください。
「就活の答え」では、学生に人気のある50の業界・業種別に志望動機の書き方を解説しています。これらの記事も実践的に具体的な企業名をあげ、過去のESの設問に従って50社の志望動機の作り方を解説しています。以下の記事はブックマークやお気に入りに登録しておくととても便利です。
以下の記事では、自己分析や三菱UFJ銀行の企業研究を既に充分行なった方を対象に志望動機をどのように書くべきかを解説します。
志望動機のロジック
「就活の答え」では、以下のチャートでの志望動機のロジックを推奨しています。「本当のあなた」の価値観から積み上げていくロジックです。
正攻法ですが、ESや面接における他の重要視される質問、例えば「学部・学科の専攻の理由」や「学生時代に最も力を入れて行ったことと、具体的な成果」、「周囲の人を巻き込んで行った経験と成果」、「これだけは人に負けないと自負している点」等々を答えなければならないため、自分の性格や価値観に紐づいた経験や事実、そこから見出されるあなたの強みと企業選択の理由を結び付けることは非常に重要なエクササイズなのです。
このロジックの一貫性が「就活の軸」と言えるものです。この軸に説得力があることがESや面接での戦闘力になります。
一部の学生は報酬や福利厚生の良さ、世間体、誰もが知っている大企業・人気企業、上場企業や格好よさげな業界や企業群から企業を選び、赤枠で囲った企業選択理由(志望動機)をはじめに考え、後付けでその下の構造を作っていく人もいます。そのやり方をしたくなる気持ちは理解できますが、お勧めはできません。
そのやり方は時間はセーブできるかもしれませんが、まともな企業であれば一部のハイパー学生(学歴も実績、能力が志望企業の水準に比べてずば抜けて高い学生)しか通用しないでしょう。
あとは人手不足でどんな学生でも欲しい企業、ブラック企業、ブラックでなくても早期離職が当たり前の厳しい業界や企業であれば内定は取れるでしょう。
人事担当や面接官はその企業で評価されている人達です。企業研究の深さや動機の強さ、弱さ、適性はすぐに分かってしまいます。
また信用を重んじる金融機関であれば、「嘘」や「ごまかし」、「不誠実さ」が感じられればなおさら選考を通過させません。
三菱UFJ銀行への志望動機(例文)の解説
それでは上記のロジックで積み上げた、三菱UFJ銀行への志望動機を再度例示して解説します。三菱UFJ銀行の2020年卒用のESでは志望動機部分が200文字以内と少ないため、設問の趣旨に沿った回答、結論に三菱UFJ銀行ならではの特長と、個人としてのビジョン、強みのさわり部分で構成しています。
構成の中で「三菱UFJ銀行で、何を実現したいのか」が明確になるように工夫しています。設問は「理由」を聞いているため、理由を答える形でまとめています。以下の要素の分解と志望動動機文の構造を参考にしてください。ただしあくまで「自分起点」で書くことです。
再掲:当行を志望した理由を記載してください。(200文字以内)
志望する理由は二点ある。貴行は邦銀の中で最大の国際業務を展開しており、日本企業の海外展開を金融で支えたいという私のビジョンと合致する点。またインターンシップで法人営業の重要さを実感し、人口減少が進行する日本で企業の成長を支えるには、国内外の幅広い法人顧客基盤と海外パートナーバンクの存在が不可欠であると考えたからである。この二点と磨いてきた英語力と会計学、体力によって貴行で活躍したいと考えている。(199文字)
要素の分解:
結論1:
- 邦銀の中で最大の国際業務を展開
- →三菱UFJ銀行のならではの特長
- 日本企業の海外展開を金融で支えたいという私のビジョン
- →志望者の実現したいこと、ビジョン
結論2:
- インターンシップで法人営業の重要さを実感
- →志望者の体験に基づく事実
- 人口減少が進行する日本で企業の成長を支える
- →志望者の実現したいこと、金融機関としての使命
結論2のRTB(Reason to Believe):
- 国内外の幅広い法人顧客基盤と海外パートナーバンクの存在
- →三菱UFJ銀行ならではの特長
まとめ部分:
- 磨いてきた英語力と会計学、体力
- →志望者の強み、さわり部分・面接への会話の糸口
- 貴行で活躍したいと考えている
- →志望意欲の表現で文をまとめる
まとめ:
ESの設問のパターンによって答え方、書き方をアレンジする必要はありますが、志望動機のロジックツリーはあらかじめ作っておけるはずです。あなたの軸が強ければ後は書き方を工夫すれば良いだけです。
そして信用のおける第三者にみてもらい、ブラシュアップをしていきましょう。
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