「就活の答え」では就活生が特に気になる人気企業を選んで、書類選考を突破するための企業別志望動機の作成方法を解説します。この記事ではオリエンタルランドへの志望動機の例文をあげ、その作成方法を解説しています。
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では早速、例文をみてみましょう。
Contents
オリエンタルランドへの志望動機(例文):総合職
国内・海外含め多くの企業がある中で、なぜオリエンタルランドを志望したのか理由を教えてください。(300字以内)
私が貴社を志望した最大の理由は、ディズニーリゾートでの体験が「前向きに生きていく」きっかけを与えてくれたからです。幼い頃の友人関係や部活での挫折等、ネガティブな状況から立ち直るきっかけをくれたのがその体験でした。今後は「夢と希望」の魔法の力を創り出す立場となり、特に若い世代に「前向きに生きる力」を提供したいのです。私は現在まで10年以上ストリートダンスを続けており、仲間と苦楽を共にしてダンスを創作し、踊ることで感動を共有してきました。その「原点」が貴社リゾートでの体験であり、喜びでした。総合職としてどんな立場でも常に前向きな情熱をもち、「永遠に完成しない」事業に挑戦したいと考え志望しました。(298文字)
企業別志望動機を書き始める前の注意点
志望動機を書き始める前に、絶対に注意しておくべきポイントをあげておきます。
- 自分起点、事実起点で、具体的に、ポジティブに書くこと
- 志望動機を構成する要素(下記参照)はあらかじめ全て考え、揃えて、文章にまとめておくこと
- 志望動機単独で書かない事。ES全体の回答要求項目を精査して、そのバランスの中で何をどの質問に対してメインの要素として書いていくかを決めてから書くこと
- ES全体の質問の回答要求項目に対し、文字数制限やスペース制限に従って結論ファーストでドラフトをつくる
- ドラフトが完成したら、その上で面接の質問やつっこみ、会話のつかみを想定して志望動機の論理の一貫性が保たれているか、面接のつっこみ質問に耐えられるかを想定し、推敲、改善すること
- 完成したら信頼のおける友人や近親者に読んでもらい第三者のアドバイスをもらうこと。リクルーターにコンタクトできる場合は、見てもらえるかを相談してみること
- PC上で文字数制限内(少なくとも80%以上)で書き上げ、誤字・脱字をチェックし、手書きの場合はできるかぎり丁寧に、読みやすく清書すること
従ってES解禁前の準備段階では、本サイトや他の信頼のおける就活サイトで志望企業の過去のES(直近年度及びその前)のES内容を把握しておきましょう。
稀に企業の独自の考え方でESに「志望動機」を求めない会社も存在します。その場合でも志望動機は面接時に質問されると考え、以下に解説するロジックに従って作成しておいて下さい。
志望動機の作り方
志望動機の作り方のフローは「志望動機に、あなただけの説得力を増す方法」で詳しく解説しています。作成したことがない方は参照してください。
「就活の答え」では、学生に人気のある50の業界・業種別に志望動機の書き方を解説しています。これらの記事も実践的に具体的な企業名をあげ、過去のESの設問に従って50社の志望動機の作り方を解説しています。以下の記事も是非参考にして下さい。
この記事では、自己分析や企業研究を既に行い志望企業が定まった方が、具体的な企業を例に、どのように志望動機を書くべきかを解説します。
志望動機のロジック
「就活の答え」では、以下のチャートでの志望動機のロジックを推奨しています。「本当のあなた」の価値観から積み上げていくロジックです。
正攻法ですが、ESや面接における他の重要視される質問、例えば「学部・学科の専攻の理由」や「学生時代に最も力を入れて行ったことと、具体的な成果」、「周囲の人を巻き込んで行った経験と成果」、「あなたがこれまで挫折や困難を乗り越えた経験」等々を答えなければならないため、自分の性格や価値観に紐づいた経験や事実、そこから見出されるあなたの強みと企業選択の理由を結び付けることは非常に重要なエクササイズなのです。
このロジックの一貫性が「就活の軸」です。この軸の説得力があることがESや面接での戦闘力になります。
一部の学生は報酬や福利厚生の良さ、世間体、誰もが知っている大企業、人気企業、上場企業や格好よさげな業界や企業群から企業を選び、赤枠で囲った企業選択理由(志望動機)を考え、後付けでその下の構造を作っていく人もいます。そのやり方自体は理解できますが、お勧めはできません。
そのやり方は時間をセーブできるかもしれませんが、まともな企業であれば一部のハイパー学生(学歴も実績、能力が志望企業の水準に比べてずば抜けて高い学生)しか通用しないでしょう。
あとは人手不足でどんな学生でも欲しい企業、ブラック企業、ブラックでなくても早期離職が当たり前の厳しい業界や企業であれば内定は取れるでしょう。
人事担当や面接官はその企業で評価されている人達です。企業研究の深さや動機の強さ、弱さ、適性はすぐに分かってしまいます。
またオリエンタルランドが展開するディズニーリゾートは「夢と希望」のテーマパークであり、本物のホスピタリティを追求、提供する事業です。そのためそれに反するような行為へのコンプライアンスは厳しく、選考過程で「嘘」や「ごまかし」、「不誠実さ」が感じられればなおさら選考を通過させません。
オリエンタルランド(総合職)への志望動機(例文)の解説
それでは上記のロジックで積み上げた、オリエンタルランドへの志望動機を再度例示しておきます。
オリエンタルランドの2020年卒用の志望動機関連の設問は「国内・海外含め多くの企業がある中で、なぜオリエンタルランドを志望したのか理由」を300字で答える内容になっています。
再掲:国内・海外含め多くの企業がある中で、なぜオリエンタルランドを志望したのか理由を教えてください。(300字以内)
私が貴社を志望した最大の理由は、ディズニーリゾートでの体験が「前向きに生きていく」きっかけを与えてくれたからです。幼い頃の友人関係や部活での挫折等、ネガティブな状況から立ち直るきっかけをくれたのがその体験でした。今後は「夢と希望」の魔法の力を創り出す立場となり、特に若い世代に「前向きに生きる力」を提供したいのです。私は現在まで10年以上ストリートダンスを続けており、仲間と苦楽を共にしてダンスを創作し、踊ることで感動を共有してきました。その「原点」が貴社リゾートでの体験であり、喜びでした。総合職としてどんな立場でも常に前向きな情熱をもち、「永遠に完成しない」事業に挑戦したいと考え志望しました。(298文字)
要素の分解:
結論 (国内外の数ある企業の中でオリエンタルランドを志望した理由):
- 私が貴社を志望した最大の理由は、ディズニーリゾートでの体験が「前向きに生きていく」きっかけを与えてくれたからです
- →何故オリエンタルランドなのかを結論ファーストで記述
結論(何故オリエンタルランドを志望したのか)のRTB(Reason to Believe):
- 幼い頃の友人関係や部活での挫折等、ネガティブな状況から立ち直るきっかけをくれたのがその体験でした
- →志望者の独自性とオリエンタルランドならではの情報を連結
- 今後は「夢と希望」の魔法の力を創り出す立場となり、特に若い世代に「前向きに生きる力」を提供したいのです
- →オリエンタルランドで実現したいことの背景、根拠
- 私は現在まで10年以上ストリートダンスを続けており、仲間と苦楽を共にしてダンスを創作し、踊ることで感動を共有してきました。その「原点」が貴社リゾートでの体験であり、喜びでした。
- →ディズニーリゾートでの体験とその後の生き方に与えた影響を喜びと感動で連結
まとめ:
結論の補強:
- 総合職としてどんな立場でも常に前向きな情熱をもち、「永遠に完成しない」事業に挑戦したいと考え志望しました
- →仕事の文脈で志望動機を補強。前向きな仕事への情熱と姿勢をオリエンタルランドの事業の特徴に連結
まとめ
ESの設問のパターンによって答え方、書き方をアレンジする必要はありますが、志望動機のロジックツリーはあらかじめ作っておけるはずです。あなたの軸が強ければ後は書き方を工夫すれば良いだけです。
エンターテイメント企業の場合、稀にESで志望動機の記述を求めない企業もありますが、面接では志望動機関連の質問は絶対にありますので、しっかり準備をしておきましょう。
そして文章化したものを信用のおける第三者にみてもらい、ブラシュアップをしていきましょう。
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