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【例文あり】村田製作所への志望動機を魅力的に書く方法

「就活の答え」では就活生が特に気になる人気企業を選んで、書類選考を突破するための企業別志望動機の作成方法を解説します。この記事では村田製作所への志望動機の例文をあげ、その作成方法を解説しています。

この記事で取り上げるのは事務系職の志望動機です。

その目的は、技術重視のBtoB製造業の場合、理系専攻の学生でも事務系の職種に就く場合もあり、逆に言えば事務系(文系の学生)でも技術系BtoBへのしっかりとした価値観が必須であるため、あえて事務系の志望動機の例文を掲載し、その解説から重要なインプットを得て欲しいという理由からです。

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では早速、例文をみてみましょう。

村田製作所への志望動機(例文):事務系総合職

ムラタを志望する理由を教えてください(200文字以内)

私は「グローバル市場で力を発揮できるビジネスパーソンになる」ことを就職活動の軸にしている。そのため専攻とは別に、英語と中国語を学んでおり、日本語を含めて三ヵ国語に堪能になることを目指している。貴社は、グローバル市場でのビジネスが90%以上に達し、独自技術によって世界No.1のシェアを握っている電子部品も多い。電子部品は産業の米として大きな可能性があり、貴社と共に成長することで世界の産業に貢献していきたい。(200文字)

希望職種を教えてください。その仕事を選んだ理由を教えてください(200文字以内「)

営業職を希望する。私は「顧客との接点」になり、顧客のニーズを的確に社内に展開すると同時に、貴社を代表して顧客と向き合い、双方に成果をもたらす事に「やりがい」を感じる。また国際交流サークルの活動を通じて、他大学との交流や学園祭の幹事役を担ってきたことで、コミュニケーションや交渉のやり方が信頼関係構築に大きく影響することを学んだ。この経験を営業に活かしたいと考えたことも営業を希望する理由である。(197文字)

企業別志望動機を書き始める前の注意点

志望動機を書き始める前に、絶対に注意しておくべきポイントをあげておきます。

  1. 自分起点、事実起点で、具体的に、ポジティブに書くこと
  2. 志望動機を構成する要素(下記参照)はあらかじめ全て考え、揃えて、文章にまとめておくこと
  3. 志望動機単独で書かない事。ES全体の回答要求項目を精査して、そのバランスの中で何をどの質問に対してメインの要素として書いていくかを決めてから書くこと
  4. ES全体の質問の回答要求項目に対し、文字数制限やスペース制限に従って結論ファーストでドラフトをつくる
  5. ドラフトが完成したら、その上で面接の質問やつっこみ、会話のつかみを想定して志望動機の論理の一貫性が保たれているか、面接のつっこみ質問に耐えられるかを想定し、推敲、改善すること
  6. 完成したら信頼のおける友人や近親者に読んでもらい第三者のアドバイスをもらうこと。リクルーターにコンタクトできる場合は、見てもらえるかを相談してみること
  7. PC上で文字数制限内(少なくとも80%以上)で書き上げ、誤字・脱字をチェックし、手書きの場合はできるかぎり丁寧に、読みやすく清書すること

従ってES解禁前の準備段階では、本サイトや他の信頼のおける就活サイトで志望企業の過去のES(直近年度及びその前)のES内容を把握しておきましょう。

稀に企業の独自の考え方でESに「志望動機」を求めない会社も存在します。その場合でも志望動機は面接時に質問されると考え、以下に解説するロジックに従って作成しておいて下さい。

志望動機の作り方

志望動機の作り方のフローは「志望動機に、あなただけの説得力を増す方法」で詳しく解説しています。作成したことがない方は参照してください。

「就活の答え」では、学生に人気のある50の業界・業種別に志望動機の書き方を解説しています。これらの記事も実践的に具体的な企業名をあげ、過去のESの設問に従って50社の志望動機の作り方を解説しています。以下の記事も是非参考にして下さい。

この記事では、自己分析や企業研究を既に行い志望企業が定まった方が、具体的な企業を例に、どのように志望動機を書くべきかを解説します。

志望動機のロジック

「就活の答え」では、以下のチャートでの志望動機のロジックを推奨しています。「本当のあなた」の価値観から積み上げていくロジックです。

就活ではESや面接における他の重要視される質問、例えば「学部・学科の専攻の理由」や「学科、ゼミ、研究室で取り組んだこと」、「卒業/修士論文や、学科/専攻の授業の中で、最も力を入れて学んでいるテーマ」、「学生時代に最も打ち込んだエピソード」、「周囲の人を巻き込んで行った経験と成果」、「チームで取り組んだ経験」、「当社で実現したいこと」等々に的確に答えていく必要があります。

そのため自分の性格や価値観に紐づいた経験や実績、事実、そこから見出されるあなたの強みと企業選択の理由を結び付けることは非常に重要なエクササイズなのです。

このロジックの一貫性が「就活の軸」です。この軸の説得力があることがESや面接での戦闘力になります。

一部の学生は報酬や福利厚生の良さ、世間体、誰もが知っている大企業、人気企業、上場企業や格好よさげな業界や企業群から企業を選び、赤枠で囲った企業選択理由(志望動機)を考え、後付けでその下の構造を作っていく人もいます。そのやり方自体は理解できますが、お勧めはできません。

そのやり方は時間をセーブできるかもしれませんが、まともな企業であれば一部のハイパーな学生(学歴も実績、能力が志望企業の水準に比べてずば抜けて高い学生)しか通用しないでしょう。

あとは人手不足でどんな学生でも欲しい企業、ブラック企業、ブラックでなくても早期離職が当たり前の厳しい業界や企業であれば内定は取れるでしょう。しかしそれは皆さんが望んでいることではないはずです。

人事担当や面接官はその企業で評価されている人達です。企業研究の深さや動機の強さ、弱さ、適性はすぐに分かってしまいます。

また電子部品製造企業の場合、志望者の専攻や興味、研究に対する姿勢、実績は特に重視されます。文系であっても自身の専攻やゼミ、研究内に対する姿勢は重視されます。

従って書類選考や面接の際に、学業や学業以外で取り組んだことに対し、「嘘」や「ごまかし」が分かる、もしくは「専攻や研究に対する熱意」が感じられなければ、選考を通過させません。

また電子部品の性能は、その部品が組み込まれた最終製品の性能を左右し、万が一不具合が発生した場合は最終製品のブランドも傷つけてしまいます。そのため部品メーカーと完成品メーカーは強固な「信頼関係」の上で、ビジネスが成立しています。

営業であれば、「その人を信頼できるか」も大きなファクターになるため、何事にも真摯に、誠実に、粘り強く向き合う資質は特に重視されます。

村田製作所への志望動機(例文)の解説:事務系総合職

それでは上記のロジックで積み上げた、村田製作所への志望動機を再度例示しておきます。

この年の村田製作所のESでの志望動機関連の設問は、技術系志望、事務系志望共に「ムラタを知網する理由(会社志望動機)」と「希望職種と、それを選んだ理由(職種志望動機)」を問う内容になっていました。

再掲: ムラタを志望する理由を教えてください(200文字以内)

私は「グローバル市場で力を発揮できるビジネスパーソンになる」ことを就職活動の軸にしている。そのため専攻とは別に、英語と中国語を学んでおり、日本語を含めて三ヵ国語に堪能になることを目指している。貴社は、グローバル市場でのビジネスが90%以上に達し、独自技術によって世界No.1のシェアを握っている電子部品も多い。電子部品は産業の米として大きな可能性があり、貴社と共に成長することで世界の産業に貢献していきたい。(200文字)

要素の分解:

結論:ムラタを志望した理由

  • 私は「グローバル市場で力を発揮できるビジネスパーソンになる」ことを就職活動の軸にしている
    • →求められている回答を、志望者の「就活の軸」を明確に述べ、結論ファーストで記載。200文字以内と、記載ボリュームが限られているため、特に結論を初めに言い切ることが重要

 

結論のRTB(Reason to believe):

  • そのため専攻とは別に、英語と中国語を学んでおり、日本語を含めて三ヵ国語に堪能になることを目指している
    • →就活の軸を実現するために、志望者ならではの情報として、付帯的に何をしてきたか、何をしているかを述べ、根拠とする
  • 貴社は、グローバル市場でのビジネスが90%以上に達し、独自技術によって世界1のシェアを握っている電子部品も多い
    • →志望理由(この例文の場合は、志望者の就活の軸)を村田製作所ならではの情報(村田製作所の強み)と連結して根拠づける

 

まとめ:

  • 電子部品は産業の米として大きな可能性があり、貴社と共に成長することで世界の産業に貢献していきたい。
    • →村田製作所の電子部品という事業ドメインの存在意義と、成長意欲を連結して文を結ぶ

希望職種を教えてください。その仕事を選んだ理由を教えてください(200文字以内)

営業職を希望する。私は「顧客との接点」になり、顧客のニーズを的確に社内に展開すると同時に、貴社を代表して顧客と向き合い、双方に成果をもたらす事に「やりがい」を感じる。また国際交流サークルの活動を通じて、他大学との交流や学園祭の幹事役を担ってきたことで、コミュニケーションや交渉のやり方が信頼関係構築に大きく影響することを学んだ。この経験を営業に活かしたいと考えたことも営業を希望する理由である。(197文字)

 要素の分解

結論:志望職種は何か

  • 営業職を希望する
    • →求められている回答を結論ファーストで端的に答える

 

結論のRTB(Reason to believe):

  • 私は「顧客との接点」になり、顧客のニーズを的確に社内に展開すると同時に、貴社を代表して顧客と向き合い、双方に成果をもたらす事に「やりがい」を感じる
    • →「その仕事を選んだ理由」の回答も求められているため、結論ファーストでその理由を記述

 

  • また国際交流サークルの活動を通じて、他大学との交流や学園祭の幹事役を担ってきたことで、コミュニケーションや交渉のやり方が信頼関係構築に大きく影響することを学んだ
    • →営業職を希望する理由を、志望者ならではの情報(この例文では志望者の経験とそこから得られた学び、強み、価値観)を根拠にして、営業職を選んだ根拠とする

 

まとめ:

  • この経験を営業に活かしたいと考えたことも営業を希望する理由である
    • →経験を基にした根拠のある意欲の表現で文を結ぶ

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参考記事:

まとめ

ESの設問のパターンによって答え方、書き方をアレンジする必要はありますが、志望動機のロジックツリーはあらかじめ作っておけるはずです。

あなたの軸が強ければ後は書き方を工夫すれば良いだけです。この志望者の志望動機の構成は、技術系職種への志望動機にも充分応用が可能です。要素の分解の→以下の要素を参考にしながら、自分のオリジナルを作っていきましょう。

また技術系志望の方で村田製作所のインターンシップに参加できた人は、その体験を通じての気づきや感動、村田製作所の社員から得られたものを理由にあげることは極めて有効です。実際の体験を通じた「村田製作所ならでは」を積極的に表現してください。技術系職種の場合「専門的且つ本格的なインターンシップ」が用意されていますので、厳しい選考を経て参加できた方はぜひ利用しましょう。

電子部品メーカーの事務系職種の場合、村田製作所のESのように直接的な会社志望動機や職種志望動機の記述を求めない場合もありますが、面接では志望動機関連の質問は絶対にありますので、しっかり準備をしておきましょう。

ESの質問項目は毎年少しずつ変わる場合もありますが、志望動機のロジックツリーがしっかりできていれば問題ありません。

そして下書きができたら信用のおける第三者にみてもらい、ブラシュアップをしていきましょう。

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