【例文あり】ワコールへの志望動機に説得力を増す書き方

「就活の答え」では就活生が特に気になる人気企業を選んで、書類選考を突破するための企業別志望動機の作成方法を解説します。この記事では特に女性に人気の高い、ワコールへの志望動機の例文をあげ、その作成方法を解説しています。

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では早速、例文をみてみましょう。

ワコールへの志望動機（例文）：総合職

ワコールを志望された理由をご記入ください。(200文字以下)

貴社を志望する理由は、機能と美しさに徹底的にこだわったインナーウェアの品質の高さに惹かれていることに加え、ワコール製品を世界の女性にもっと届けたいという思いが大きいからです。私は「女性の活躍を支える仕事」を就職活動の軸にしています。インナーは機能・心理両面への影響が大きいため、貴社の女性のカラダと心に寄り添う価値観と美意識を共有し、高品質の製品で世界の女性達の活躍に貢献したいと考え志望しました。(199文字)

選択した職種について、入社後どのようなことを成し遂げたいかご自身の考えを記入下さい。(400文字以下)

私がやってみたい仕事はマーチャンダイザーの仕事です。製品づくりを基礎から学び、市場やトレンドの定量・定性の調査、貴社の人間科学研究所のデータの分析や、店舗や営業の実感を吸収して製品にフィードバックできる人材として成長したいと考えています。私は大学の専攻でマーケティングのゼミに所属し、主に消費者の意思決定プロセスと店舗内行動の研究をフィールドワークと共に行ってきました。関東学生マーケティング大会での研究発表にも中心的な役割を担い、貢献した実績もあります。この経験の一部もマーチャンダイジングの仕事に活かしたいと考えています。日本市場でマーチャンダイザーとしての実績を残し、将来的には海外市場のマーケティングにも挑戦したいです。ブランド価値を守りつつ、市場毎に違う課題を迅速に解決する接点としての役割を担いたいです。グローバル市場へのプロデューサーとして世界の女性の活躍を応援したいと考えています。(399文字)

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企業別志望動機を書き始める前の注意点

志望動機を書き始める前に、絶対に注意しておくべきポイントをあげておきます。

従ってES解禁前の準備段階では、本サイトや他の信頼のおける就活サイトで志望企業の過去のES（直近年度及びその前）のES内容を把握しておきましょう。

稀に企業の独自の考え方でESに「志望動機」を求めない会社も存在します。その場合でも志望動機は面接時に質問されると考え、以下に解説するロジックに従って作成しておいて下さい。

志望動機の作り方

志望動機の作り方のフローは「志望動機に、あなただけの説得力を増す方法」で詳しく解説しています。作成したことがない方は参照してください。

「就活の答え」では、学生に人気のある５０の業界・業種別に志望動機の書き方を解説しています。これらの記事も実践的に具体的な企業名をあげ、過去のESの設問に従って50社の志望動機の作り方を解説しています。以下の記事も是非参考にして下さい。

志望動機のロジック

「就活の答え」では、以下のチャートでの志望動機のロジックを推奨しています。「本当のあなた」の価値観から積み上げていくロジックです。

就活ではESや面接における他の重要視される質問、例えば「今の〇〇〇〇(企業名)の事業、仕事内容、特徴、課題、展望等を踏まえながら、あなたが〇〇〇〇で発揮できるカを教えてください」、「学生時代に最も力を入れて行ったことと、具体的な成果」、「周囲の人を巻き込んで行った経験と成果」、「あなたがこれまで挫折や困難を乗り越えた経験」、「あなたを表現してください」、やワコールの設問のように「やってみたい仕事」、「成し遂げたいこと」等々を答えていく必要があります。

そのため、自分の性格や価値観に紐づいた経験や事実、そこから見出されるあなたの強みと企業選択の理由を結び付けることは非常に重要なエクササイズなのです。

このロジックの一貫性が「就活の軸」です。この軸の説得力があることがESや面接での戦闘力になります。

一部の学生は報酬や福利厚生の良さ、世間体、誰もが知っている大企業、人気企業、上場企業や格好よさげな業界や企業群から企業を選び、赤枠で囲った企業選択理由（志望動機）を考え、後付けでその下の構造を作っていく人もいます。そのやり方自体は理解できますが、お勧めはできません。

そのやり方は時間をセーブできるかもしれませんが、まともな企業であれば一部のハイパーな学生（学歴も実績、能力が志望企業の水準に比べてずば抜けて高い学生）しか通用しないでしょう。

あとは人手不足でどんな学生でも欲しい企業、ブラック企業、ブラックでなくても早期離職が当たり前の厳しい業界や企業であれば内定は取れるでしょう。しかしそれは皆さんが望んでいることではないはずです。

人事担当や面接官はその企業で評価されている人達です。企業研究の深さや動機の強さ、弱さ、適性はすぐに分かってしまいます。

またワコールのような比較的高価な価格帯で、百貨店での販売を重視している企業では、ブランドの価値は非常に重要です。

高品質であることが、ある意味当然であるため、製品の不具合は企業やブランドの価値を大きく棄損することになります。

また高付加価値の商品であるため、接客品質の高さや顧客との「信頼関係」もビジネスに直結します。そのため選考過程で志望者に「嘘」や「ごまかし」、「不誠実さ」が感じられればなおさら選考を通過させません。

企業研究をしっかり行うことは基本中の基本です。ワコールのビジョン、ブランドやモノづくりに対する考え方、ビジネスモデルやキャリア形成に対する方針、中長期の経営計画を踏まえ、自分起点の志望動機を作成していきましょう。

ワコールへの志望動機（例文）の解説：（総合職）

それでは上記のロジックで積み上げた、ワコールへの志望動機を再度例示しておきます。

この年のESの志望動機に関連する設問は、「ワコールを志望する理由」と「職種を選択した上で、入社後どのようなことを成し遂げたいか」を記述させる形式になっていました。

再掲：　ワコールを志望された理由をご記入ください。(200文字以下)

貴社を志望する理由は、機能と美しさに徹底的にこだわったインナーウェアの品質の高さに惹かれていることに加え、ワコール製品を世界の女性にもっと届けたいという思いが大きいからです。私は「女性の活躍を支える仕事」を就職活動の軸にしています。インナーは機能・心理両面への影響が大きいため、貴社の女性のカラダと心に寄り添う価値観と美意識を共有し、高品質の製品で世界の女性達の活躍に貢献したいと考え志望しました。(199文字)

再掲：　選択した職種について、入社後どのようなことを成し遂げたいかご自身の考えを記入下さい。(400文字以下)

私がやってみたい仕事はマーチャンダイザーの仕事です。製品づくりを基礎から学び、市場やトレンドの定量・定性の調査、貴社の人間科学研究所のデータの分析や、店舗や営業の実感を吸収して製品にフィードバックできる人材として成長したいと考えています。私は大学の専攻でマーケティングのゼミに所属し、主に消費者の意思決定プロセスと店舗内行動の研究をフィールドワークと共に行ってきました。関東学生マーケティング大会での研究発表にも中心的な役割を担い、貢献した実績もあります。この経験の一部もマーチャンダイジングの仕事に活かしたいと考えています。日本市場でマーチャンダイザーとしての実績を残し、将来的には海外市場のマーケティングにも挑戦したいです。ブランド価値を守りつつ、市場毎に違う課題を迅速に解決する接点としての役割を担いたいです。グローバル市場へのプロデューサーとして世界の女性の活躍を応援したいと考えています。(399文字)

まとめ

ESの設問のパターンによって答え方、書き方をアレンジする必要はありますが、志望動機のロジックツリーはあらかじめ作っておけるはずです。

あなたの軸が強ければ後は書き方を工夫すれば良いだけです。分解した要素を参考にしながら、自分のオリジナルを作っていくことです。

ワコールの場合、会社志望動機関連の記述ボリュームが少ないため、志望者の強みや長所、それが発揮できた具体的な事実は、「成し遂げたいこと」や「あなたにとってのがむしゃら体験を教えてください。またその経験を経て得たことを具体的に教えて下さい」といった設問に対する回答の中に盛り込み、ES全体で一貫した「あなた」が伝わるように工夫してください。

またワコールのインターンシップに参加できた人は、その体験を通じての気づきや感動、ワコールの社員から得られたものを理由にあげることで、実際の体験を通じた「ワコールならでは」を表現することも非常に有効です。インターンシップの厳しい選考を参加できた方はぜひ検討してみて下さい。OB・OG訪問ができた人も同様です。

稀にESで志望動機の記述を求めないアパレル企業もありますが、面接では志望動機関連の質問は絶対にありますので、しっかり準備をしておきましょう。

ESの質問項目は毎年少しずつ変わる場合もありますが、志望動機のロジックツリーがしっかりできていれば問題ありません。

そして下書きができたら信用のおける第三者にみてもらい、ブラシュアップをしていきましょう。

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