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【就活の業界研究】総合商社の仕事、やりがい、向き不向きをチェックしておこう

就活初期にできるだけ幅広い業界・業種を理解するために、業界研究コンテンツを作りました。何故それが大事かに関しては以下の記事を参考にしてください。

「就活の答え」では総合商社業界を、以下の項目に沿って簡潔に情報をまとめていますので活用してください。

総合商社業界情報の6つのポイントを押さえよう

  • 総合商社のビジネスモデルを理解しよう
  • 総合商社業界の現状と課題・未来
  • どんな仕事があるのか、職種の情報
  • 総合商社業界に働く人のモチベ―ションは何か
  • 総合商社業界に向く人、向かない人は誰か
  • 5大総合商社の特徴
この記事では総合商社の仕事の内容と職種に加え、総合商社に働く人のモチベーションや「やりがい」について解説していきます。更に、就活生が一番気になる、総合商社に向いている人、向かない人はどんな人なのかについても言及しました。総合商社入門編として活用してください。

総合商社の仕事・職種

 総合商社の仕事内容は、展開している100以上の事業によって全く違うため、職種の類型に関してのみ解説します。

総合商社への応募では、総合職と一般職に大きく分けられます。

総合職は給与の水準が極めて高く、早ければ20代後半、30歳くらいになると年収で1,000万を超えるケースもあります。そのかわり激務は覚悟しなければならず、出張や転勤(新興国、未開発国も含む)も日常的にあります。

総合職の大半を占めるのが営業であり、総合商社に勤める人の約7割が営業セクションで働いています。

一般職は、総合商社の営業をサポートする役割です。営業が最前線で仕事が出来るように事務や管理業務をサポートします。商社なので貿易に関する様々な書類作成、連絡業務、会議のセットアップ、書類の作成と準備など様々なサポートを行います。

具体的な職種は通りです。

営業:

総合商社の主な業務が営業です。そもそも「商い」を行うのが商社なので、まさにそのフロントラインに立ちます。企業と自社、企業と他の企業を繋いで商流を作り、その間のコミッションとマージンを稼いだり、事業そのものの立ち上げや、投資企業での経営支援などを行います。

事業企画:

事業の立ち上げの企画立案とマーケティングを担います。一般企業で言う経営企画、事業計画、事業企画、マーケティング部門の仕事をカバーすると考えた方が分かり易いでしょう。もしくは経営コンサルタントとして経営課題の解決や事業支援のための戦略立案も行います。

営業事務・貿易事務:

フロントラインの営業活動のサポート及び、商社活動に必要な通関手続きなどの貿易事務を担当します。海外取引は当然であり、海外との連絡業務や貿易事務に必要なドキュメンテーションで英語は必須と考えてください。

システムエンジニア:

物流、輸出入、経理などのシステムを構築、管理・運営する仕事であり、多様な事業をカバーします。

バックオフィス業務:

管理系の仕事は、概ね以下のような分類になっています。

  • 経営企画
  • 人事
  • 総務
  • 法務
  • 広告・広報
  • 経営管理
  • 経理財務

総合商社業界に働く人のモチベ―ション、やりがいは何か

 

総合商社の勤める人の「モチベーション」や「やりがい」は様々ですが、色んなインタビューやコメントを俯瞰して、代表的なものをいかに例示しておきます。

  • 動かしている取引の額が大きく、世の中を動かしている実感がある
  • 仕事は激務であるが、報酬も非常に高いため、頑張ろうというモチベーションが継続できる
  • 自分で仕事を創っていると感じることが出来る
  • 新しいビジネスチャンスを見つけて、事業化できたときには大きな達成感が味わえる
  • 若手の内から重要案件を任され、プレッシャーもあるがそれを行っていくことで実力が付く
  • 取引先に対して部門を越えた総合的なソリューションを提案できる点は、総合商社にしかできない
  • 国が関わる重要案件に携わることが大きなやりがいである
  • 経営の知識、経営者としてのマインドセットを自然に身に付けることが出来る
  • 取引している額も大きく、緊張感もあるが仕事を完遂した時の達成感が大きい
  • 何と言っても、福利厚生や、報酬が一流であり仕事と共にプライドを持てる
  • 多用な価値観を持つ世界の様々なビジネスマンとのやり取り、駆け引きは大変でもあるが、まさにビジネスをしているという実感があり、やりがいとなっている
いかがでしょうか。上記の例はごく一部ですが代表的な声です。この段階で共感ができなければ他の業界の研究に時間を使った方が効率的です。

興味を繋げることが出来た方は、総合商社に向く人、向かない人という視点で更に業界をみていきましょう。

総合商社に向く人、向かない人はどんな人か

 総合商社に向く人、向かない人の分析をしていきます。もちろん個性は個人個人によって様々であり、配属された部門の性格によって適性が違うため、一般論です。ガイドラインとして活用してみてください。

商社に向いている人

コミュニケーション能力がある人:

ここで言うコミュニケーション能力とは、利害調整能力です。相手の主張を傾聴できることは当然として、それを踏まえて提案や主張を行い説得できる能力です。単に話法の問題ではなく、全人格的な能力と言ってもいいでしょう。口が上手い、話を盛り上げられるというレベルではありませんので誤解のないように。

語学力がある:

英語力は当然として、それ以外の言語も学習する意欲があること、日本語以外の言語でコミュニケーションをとりたい、世界と仕事をしたいと強く思えるかが、最低限の適性です。

リーダーシップがある人:

受け身ではなく、自から発信者になり、主体的に人に働きかける性格の人は商社に向いています。その中でリーダーシップを発揮し、人をまとめていける資質は商社の仕事に向いています。

志のある人、目的意識がある人、目標達成意識が強い人:

商社のビジネスは、既に確立したビジネスを着実に遂行する事ではなく、新しい分野や企業に果敢に飛び込んで、投資にみあった、もしくはそれ以上の収益を上げる、つまりビジネスを創るビジネスです。従って取り組みに対する高い志や目標を達成するガッツが必要です。

心身ともにタフであること:

総合商社の総合職のビジネスは厳しいです。海外との取引が多く時差の関係で昼夜を問わず働くことも普通です。終電でも帰宅できないことも多く、精神的、肉体的にもタフであることが必要です。取引先との間が困難な状況でも粘り強く耐えて、最終的に仕事を完遂することに喜びを感じられる人は商社に向いた人材です。

人と付き合うのが好きな人:

かなり基本的な素養です。商社のビジネスは関わる人多く、一人でコツコツ仕事をして完遂できるものではありません。人と人、人と企業を繋ぐビジネスなので、プライベートな時間をつぶす接待や接待ゴルフが好きとは言わないまでも、許容できること、相手に対して気を遣えること、多様性を受け入れることは必要な資質です。

マルチタスクがこなせる人:

一つの事を集中して極めるより、同時に複数のことを効率よくこなせる人。状況によりフレクシブルな対応ができる資質。

主体的に動くことで面白さを見つけられる人:

人から与えられるのではなく、自ら主体的に仕事を行い、そこに面白さを発見できる人

色んな角度から物を見て、考えることが好きな人:

単眼的な発想ではなく、柔軟に複眼で考えられ、戦略を練るのが好きな人も商社の仕事に向いています

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商社に向いていない人

向いている人の逆な資質が向いていない人になります。重複になるため箇条書きでまとめます。

  • コミュニケーション能力に欠ける人。特に説得や交渉が苦手な人。
  • 語学力がなく、語学に対し興味や意欲がない人
  • 受動的な人、常にフォロワーな人
  • 目標に対する意思や意欲が薄い人
  • 心身ともにタフさに欠ける人
  • 人付き合いが嫌いな人、多様性を受け入れられない人
  • 一つの事に集中するあまり、他の事が出来ない人。職人のように頑固な人
  • 主体的に物事を進められず、自ら面白いことを発見できない人
  • 考え方が硬直的であり、柔軟な発想が出来ない。考える事があまり好きでない人
自分では適性が分からない方は、OB訪問、OG訪問や知り合いや親族のコネクションで総合商社に勤めている人に会って話を聴くことをおすすめします。

リアルな「その人」のタイプを通じて、また「その人」が話す職場の様子や、「やりがい」、ポジティブ、ネガティブの両面の情報を通じて、自分に向いているかどうかは決められると思います。もちろんインターンシップに参加できれば尚良いです。

合っているか、合っていないかは自分にしか決められません。ぜひ積極的に行動してみてください。

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