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【就活の業界研究】:医薬品専門商社の概況をチェックしよう

「就活の答え」では代表的な専門商社の概況を専門分野別で紹介していきます。

この記事では医薬品を主に一部医療機器を扱っている専門商社の内、上位企業4社の概況を直近年度の有価証券報告書や中期経営計画を基にまとめています。短時間で読めるように重要なポイントをコンサイスにまとめていますので参考にしてください。

専門商社と一口に言っても、国内外のメーカー企業に製造に必要な原料、素材、部品などを主に輸入して供給する上流部分を主な事業とする商社、製品や商品を国内のユーザーや小売業に卸売することを主な事業にしている商社、その両方を事業としている商社があるため注意が必要です。

それによって「海外」への向き合い方も違っています。専門的に取り扱っている分野によって、就活生の専攻や強味が活かせるかも違ってきます。企業によっても戦略に違いがあるため商社毎の事業の内容や経営戦略を把握しておきましょう。

代表的な機医薬品・医療機器専門商社の業績と概況

株式会社メディパルホールディングス

2019年3月期連結決算

売上高 (百万円)3,181,928
経常利益 (百万円)63,914
当期純利益(百万円)34,359
包括利益 (百万円)35,238
従業員数13,868
連結子会社数/関連会社数24社/18社

メディパルホールディングスはグループで「医療用医薬品等卸売事業」「化粧品・日用品、一般用医薬品卸売事業」「動物用医薬品・食品加工原材料等卸売事業」の事業セグメントで、医薬品、化粧品・日用品、動物用医薬品等の販売やサービスの提供を主とする事業活動を展開しています。

「医療と健康、美」の流通で社会に貢献する新しい卸の形をめざし、「2019メディパル中期ビジョン Change the卸 next - 革新と創造」を掲げ、既存事業のさらなる効率化と機能の拡充、全国のインフラと人材を活用した新規事業の拡大、グループ各社の機能・資源を活かした成長分野の事業展開を行っています。

具体的には希少疾病用医薬品の開発に強みをもつノーベルファーマ株式会社への投資や、インターネットを通じた医療情報サービス企業への事業投資なども行っています。

2019年3月期の売上高は3兆1,819億28百万円(前期比1.1%増)、営業利益498億27百万円(前期比12.6%増)、経常利益639億14百万円(前期比11.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益343億59百万円(前期比1.2%減)という状況です。

アルフレッサ ホールディングス株式会社

2019年3月期連結決算

売上高 (百万円)2,640,511
経常利益 (百万円)55,125
当期純利益(百万円)41,699
包括利益 (百万円)29,812
従業員数12,076
連結子会社数/関連会社数17社/1社

アルフレッサ ホールディングスは、グループ全体の経営ビジョンの策定、それに基づく経営計画の立案を行うとともに、グループとして経営資源を有効に活用し継続的な企業価値の向上を図る司令塔的な存在の持株会社です。

グループとしては、アルフレッサ株式会社を中心とした医療用医薬品、医療用検査試薬、医療機器・材料等の卸販売、ルフレッサ ヘルスケア株式会社を中心とした一般用医薬品等の卸販売、アルフレッサ ファーマ株式会社を中心とした医薬品、医療用検査試薬、医療機器・用具、医薬品原薬等の製造販売、およびアポロメディカルホールディングス株式会社を中心とした調剤薬局の経営を主たる事業として展開しています。

医薬品等製造事業に関しては「安心・安全・誠実なモノづくりの推進」「製造受託・医薬品原薬事業の推進」「製品ラインアップの拡充と販売力強化」「海外事業の拡充」に積極的に取り組んでいます。

アルフレッサグループは、2022年3月期を終年度とする「19-21中期経営計画 さらなる成長への挑戦 ~健康と ともに、地域とともに~」を策定して事業を展開中です。

主力の医療用医薬品卸売事業では、医療用医薬品No.1卸として勝ち続けるための変革を推進するとしており、具体策として以下の活動に注力しています。

  1. MS(マーケティング・ペシャリスト=医療用医薬品卸営業)機能のさらなる進化
  • 提案営業の強化
  • エリア戦略の実践
  • 地域包括ケアシステムへの取り組み
  • メディカル品への注力
  1. スペシャリティ商品への注力
  2. グループ物流の高度化、効率化と標準化

医療用医薬品卸売事業以外のセグメントの経営戦略は以下の通りです。

セルフメディケーション卸売事業:

「トータルヘルスケア・マーチャンダイジング・ホールセラー」を推進し、新たな付加価値による差別化と創造性を持つオンリーワン卸を目指す

医薬品等製造事業:

  1. 安心・安全・誠実なモノづくりの推進
  2. グループニーズに沿った製品の拡充
    • 医薬品卸売会社との連携強化
    • 製薬メーカー等からの承継品への注力
  3. 製造受託・医薬品原薬事業の拡大
    • グループを挙げた製造受託体制の確立
    • 競争力のある原薬製品の製造および海外販売
  4. 海外事業の拡充
    • 中国、欧米における診断薬・縫合糸の販売拡大
    • ベトナム事業の拡大

医療関連事業(調剤薬局事業)

  1. 機能に応じた店舗の再編
  2. 収益改善を目指した機能の効率化・高度化
  3. 多機能化による地域社会への貢献 (かかりつけ薬局機能+健康サポート機能、高度薬学管理機能)
  4. 各事業セグメントとの連携強化

更に投資計画として、2020年3月期から2022年3月期までの3か年累計で1,200億円規模の積極的な投資を行う計画となっています。

株式会社スズケン

2019年3月期連結決算

売上高 (百万円)2,132,362
経常利益 (百万円)36,154
当期純利益(百万円)30,204
包括利益 (百万円)21,768
従業員数15,585
連結子会社数/関連会社数15社/1社

スズケン及びそのグループ企業では、医薬品の販売、製造及び保険薬局を主な事業としているほか、これらに付随する医療関連サービス等の事業を展開しています。

具体的な事業区分は、医薬品卸売事業、医薬品製造事業、保険薬局事業、医療関連サービス等事業(メーカー支援サービス、介護サービス他、医療機器製造)、その他事業となっており、医薬品卸業務に留まらず、多角的に医薬品・医療関連事業を展開しています。

2019年3月期の業績は、売上高は2兆1,323億62百万円(前期比0.4%増)、営業利益は272億28百万円(前期比38.0%増)、経常利益は361億54百万円(前期比24.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は302億4百万円(前期比60.5%増)という結果でした。

現在、2019年度を最終年度とする中期成長戦略「One Suzuken 2019」を基に、4つの「One」の実現に向けて活動を展開中です。

中期ビジョン1.Number One「顧客信頼度最大化への挑戦」

  1.  顧客接点の強化による顧客が真に求める機能・価値の追求
  2. 「地域密着全国卸」実現のための体制整備
  3.  医療流通プラットフォームの進化
  4.  ジェネリック製品等の新たな流通モデルの構築

 

中期ビジョン2.Only One「唯一無二のビジネスモデル」

  1.  グループ既存事業の利益体質強化
  2.  アジア市場における事業基盤の確立
  3.  スペシャリティ製品を中心としたワンストップ受託サービスの確立
  4.  地域包括ケアの進展に対する新たなサービスの創出

 

中期ビジョン3.One Group「共通の基盤、共通の価値観」

  1.  グループガバナンスの強化
  2.  グループ間コミュニケーションの強化
  3.  将来を担いうる人材を育むための仕組み・組織風土づくり

 

中期ビジョン4.One Point Improvement「生産性向上による販管費率の改善」

  1.  全社的な「ムダの廃除」による業務・コスト構造改革
  2.  「働き方改革」の実現

2019年3月期は、売上高は2兆1,323億62百万円(前期比0.4%増)、営業利益は272億28百万円(前期比38.0%増)、経常利益は361億54百万円(前期比24.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は302億4百万円(前期比60.5%増)と、増収増益を達成しています。

東邦ホールディングス株式会社

2019年 3月期連結決算

売上高 (百万円)1,222,199
経常利益 (百万円)21,452
当期純利益(百万円)13,863
包括利益 (百万円)11,440
従業員数7,937
連結子会社数/関連会社数69社/13社

東邦ホールディングス及びグループ会社は、医薬品卸事業を主に、以下の事業を展開しています。

  • 医薬品卸売事業:製薬メーカー等から医薬品及び医療関連商品を仕入れ、病院・診療所・調剤薬局等へ販売
  • 調剤薬局事業:保険調剤薬局経営、調剤薬局事業の管理事業
  • 治験施設支援事業:連結子会社の東京臨床薬理研究所(連結子会社)による治験施設の支援
  • 情報機器販売事業:情報処理機器の企画・販売

東邦ホールディングスは株式会社スズケンと2018年7月に顧客支援システムの共同利用について合意しています。更に新たな流通モデルの共同展開として、安全、安価で高品質なジェネリック医薬品の安定供給を目指し、2019年4月1日にジェネリック医薬品の合弁会社「株式会社TSファーマ」を設立しています。

2019年3月期の当連結会計年度の業績は、売上高は1,222,199百万円(前期比0.7%増)、営業利益は15,783百万円(前期比17.0%減)、経常利益は21,452百万円(前期比14.3%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は13,863百万円(前期比3.6%減)という結果でした。

まとめ

専門商社を目指す就活生は、その分野の代表的な企業を深く研究することが不可欠です。各社の戦略に違いがあり、その特徴を自分の価値観や強味、就活の軸に照らして吟味して、志望動機を磨いていきましょう。

そのマッチングが曖昧だと、上位企業の選考には勝ち残れません。「商社ビジネス」への憧れや、海外志向から志望業界にするのは良いですが、志望動機と現実を意識して専門分野と企業研究に時間をかけて取り組んでください。

医薬品専門商社は売り上げ規模を大きく、製薬企業と共に国民の健康に貢献する重要な役割を担っています。製薬企業を志望する方は、この業界も併せて検討してみてください。そして興味が繋げた方は、ぜひ積極的にチャレンジしてみましょう。

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