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【就活の業界研究】:食品専門商社の概況をチェックしよう

「就活の答え」では代表的な専門商社の概況を専門分野別で紹介していきます。

この記事では食品専門商社の内上位企業3社を直近年度の有価証券報告書や中期経営計画を基にまとめています。短時間で読めるようにコンサイスにまとめていますので参考にしてください。

専門商社と一口に言っても、国内外のメーカー企業に製造に必要な原料、素材、部品などを主に輸入して供給する上流部分を主な事業とする商社、製品や商品を国内のユーザーや小売業に卸売することを主な事業にしている商社、その両方を事業としている商社があるため注意が必要です。

それによって「海外」への向き合い方も違っていますので、専門的に取り扱っている分野とともに、商社毎の事業の内容を把握しておきましょう。

代表的な食品専門商社の業績と概況

三菱食品株式会社

2019年3月期連結決算

売上高 (百万円)2,620,316
経常利益 (百万円)18,374
当期純利益(百万円)11,963
包括利益 (百万円)11,273
従業員数5,031人
連結子会社数/関連会社数9社/4社、親会社は三菱商事株式会社

三菱食品及びそのグループ会社は日本国内の加工食品、低温食品、酒類及び菓子類の卸売事業を主な事業内容とし、さらに物流事業及びその他サービス等の事業活動を展開しています。

総合食品商社として、既存領域である卸売事業を軸として、「エリア」「業態」「機能」の面で自ら事業領域を拡大し、最適なポートフォリオを形成、また三菱商事グループとして原料から製造、小売に至るすべての領域に幅広く展開する三菱商事グループの総合力を活用し、機能を拡充することで、事業領域の拡大・深耕を目指しています。

具体的には新設した「ブランド戦略本部」・「トレーディング本部」では、卸売の強みである営業力や多様なチャネルを活用し、自社開発商品の更なる拡販、メーカーとマーケティング・戦略等を共有したディストリビューター事業、及びトレーディング事業をより一層強化していく方針です。

現状の事業セグメントは、以下の通りとなっています。

  • 加工食品事業:主に調味料類、麺・乾物類、嗜好品・飲料類等加工食品の卸売
  • 低温食品事業:主に冷凍・チルド類等要冷品の卸売
  • 酒類事業:主に酒類の卸売
  • 菓子事業:主に酒類の卸売
  • その他事業:物流事業

株式会社 日本アクセス

2019年 3月期連結決算

売上高 (百万円)2,131,993
経常利益 (百万円)19,612
当期純利益(百万円)12,293
従業員数3,849人
連結子会社数/関連会社数8社/5社

日本アクセスは伊藤忠商事系が親会社(93,77%)の食品卸商社です。また雪印メグミルクとも歴史的に関係が深く、第二位の株主(6,23%)となっています。

25年の歩みの中で磨き上げた調達力・提案力・開発力を集結、フルライン卸として多様なサービスを提供し、規模・機能・収益におけるNO.1の食品卸へ進化を目指しています。

2018年に設立25周年を迎え、現在は第7次中期経営計画「New ACCESS Way 2020~進化・創造~」を基に事業を展開中です。

具体的には、5つの重要テーマとして、成長戦略、次世代ビジネス戦略、競争優位戦略、収益構造改革、人財・風土改革を掲げ、長期持続的な経営と企業価値拡大に向けて、攻めと守りの経営を両立していく方針です。

伊藤忠食品株式会社

2019年3月期連結決算

売上高 (百万円)667,128
経常利益 (百万円)4,943
当期純利益(百万円)3,309
包括利益 (百万円)1,688
従業員数1,145
連結子会社数/関連会社数/関係会社6社/2社/2社

伊藤忠食品及びグループ各社は親会社の伊藤忠商事㈱とグループを構成し、食料品卸売業として酒類・食品の卸売及びそれに伴う商品の保管、運送ならびに各種商品の情報提供、商品流通に関するマーチャンダイジング等を主な事業として展開しています。

ビールなどの酒類に強く、3大都市圏の売上高が全体の8割を占めています。

事業セグメントは以下の2つでシンプルな構成です。

  • 食料品卸売事業:メーカー及び親会社より商品(酒類・食品)を仕入れ卸売
  • その他の事業:物流管理・運送業、小売業、サービス業及び食品製造業

伊藤忠食品では2016年4月、「価値」を追求し、すべてのステークホルダーから 「信頼」されるグッドカンパニーになることを経営ビジョンとする「中期経営計画」を策定し、定量目標として 「2021年3月期売上高1兆円、経常利益率1%」を設定して事業を展開中です。

まとめ

専門商社を目指す就活生は、その分野の代表的な企業を深く研究することが不可欠です。各社の戦略に違いがあり、その特徴を自分の価値観や強味、就活の軸に照らして吟味して、志望動機を磨いていきましょう。

そのマッチングが曖昧だと、上位企業の選考には勝ち残れません。「商社ビジネス」への憧れや、海外志向から志望業界にするのは良いですが、専門分野と企業研究に時間をかけて取り組んでください。

食品専門商社の場合国内の卸売りがメインの業態にはなりますが、諸外国からの食品の輸入や日本の食品を海外に輸出展開している事業にも取り組んでいます。興味が繋げた方は、ぜひ積極的にチャレンジしてください。

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