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【就活の業界研究】:メガバンクの現状と業績を把握しておこう

就活初期にできるだけ幅広い業界・業種を理解するために、業界研究コンテンツを作りました。何故それが大事かに関しては以下の記事を参考にしてください。

「就活の答え」では銀行業界を、以下の項目に沿って簡潔に情報をまとめていますので活用してください。

銀行業界情報の6つのポイントを押さえよう

  • 銀行のビジネスモデルを理解しよう
  • 銀行業界の現状と課題・未来
  • 銀行にはどんな仕事があるのか、職種の情報
  • 銀行に働く人のモチベ―ション、やりがいは何か
  • 銀行業界に向く人、向かない人はどんな人か
  • 銀行業界の構造
  • 具体的な主要企業名
  • メガバンクの現状

この記事では銀行業界の中で特に就活生に人気が高い3大メガバンク、三菱UFJフィナンシャル・グループ、三井住友フィナンシャルグループ、みずほフィナンシャルグループの現況をまとめて解説します。

就活生が、未来をメガバンクに託したいと思うか、志望の意思を固める上での参考にして下さい。

3大メガバンクの概況

株式会社 三菱UFJフィナンシャル・グループ

2021年3月期連結決算(2020年度)

連結経常収益(百万円)6,025,336
連結経常利益 (百万円)1,053,610
親会社に帰属する当期純利益 (百万円)777,018
連結包括利益 (百万円)1,324,655
従業員数(人)138,161
外、平均臨時従業員数(人)26,900
連結子会社数258社
持分適用関連会社数53社

三菱UFJフィナンシャル・グループの2021年3月期の連結業績は、経常収益は前年度比12,737億円減少して、60,253億円という結果でした。主な内訳は、資金運用収益が26,786億円、役務取引等収益が15,655億円という状況です。

経常費用は前年度比10,915億円減少して、49,717億円となりました。主な内訳は、資金調達費用が7,737億円、営業経費が27,865億円となっています。

この結果、経常利益は前連結会計年度比1,821億円減少して、10,536億円となり、親会社株主に帰属する当期純利益は前年度比2,488億円増加して、7,770億円となりました。

三菱UFJフィナンシャル・グループ事業セグメント

三菱UFJフィナンシャル・グループは「世界に選ばれる、信頼のグローバル金融グループ」を目指し、銀行業務、信託銀行業務、証券業務を中心に、クレジットカード・貸金業務、リー ス業務、資産運用業務、その他業務を展開しています。

三菱UFJフィナンシャル・グループの事業セグメントは顧客、業務別に分かれており、「法人・リテール事業本部」、「コーポレートバンキング事業 本部」、「グローバルCIB事業本部」、「グローバルコマーシャルバンキング事業本部」、「受託財産事業本部」、「市場 事業本部」及び「その他」という構成になっています。

各事業の概要は以下の通りです。

  • 法人・リテール事業本部:国内の個人、中堅・中小企業に対する金融、不動産及び証券代行に関するサービスの提供
  • コーポレートバンキング事業本部:国内外の日系大企業に対する金融、不動産及び証券代行に関するサービスの提供
  • グローバルCIB事業本部:非日系大企業に対する金融サービスの提供
  • グローバルコマーシャルバンキング事業本部:海外の出資先商業銀行における個人、中堅・中小企業に対する金融サービスの提供
  • 受託財産事業本部:国内外の投資家、運用会社等に対する資産運用・資産管理サービスの提供
  • 市場事業本部:顧客に対する為替・資金・証券サービスの提供、市場取引及び流動性・資金繰り管理業務
  • その他:上記事業本部に属さない管理業務等

尚、2021年4月よりデジタルサービス事業本部を新たに設立し、上記の6事業本部に加え、7事業本部体制に変更しています。

2021年3月期における各事業の業績概要は以下の通りです。

2021年3月期 連結決算セグメント別業績:単位 百万円

法人・ リテール 事業本部コーポレー トバンキン グ事業本部グローバル CIB 事業本部グローバル コマーシャ ルバンキン グ事業本部受託財産 事業本部顧客部門 小計
粗利益 (単位:百万円)1,389,429559,904426,348783,238293,4513,452,372
銀行単体2行合計645,050448,831269,26781999,4311,463,399
金利収支405,218183,828133,1691,4715,451729,139
非金利収支239,831265,002136,097-65293,979734,259
その他744,379111,073157,081782,418194,0201,988,973
経費1,130,425319,354269,885509,031210,0092,438,706
営業純益259,003240,550156,463274,20783,4411,013,666
市場 事業本部その他合計
粗利益 (単位:百万円)634,849-4,9464,082,275
銀行単体2行合計388,99830,4011,882,799
金利収支213,13434,077976,351
非金利収支175,864-3,675906,448
その他245,850-35,3472,199,475
経費234,035160,9432,833,684
営業利益400,814-165,8891,248,590

事業セグメント別の営業純益を全連結会計年度比でみると、法人・リテール事業本部が前年度比306億円減少して2,590億円、コーポレートバンキング事業本部で77億円減少して2,405億、グローバルCIB事業本部で151億円増加して1,564億円、グローバルコマーシャルバンキング事業本部で431億円増加して2,742億円、受託財産事業本部は121億円増加して834億円、市場事業本部で前連結会計年度比980億円増加して4,008億円という結果でした。

三菱UFJフィナンシャル・グループのビジョンと中期経営計画

三菱UFJフィナンシャル・グループでは、新中期経営計画を2021年度よりスタートさせています。

中期経営計画では、2021年度からの3年間を、「挑戦と変革の3年間」と位置付けています。

3年後のめざす姿を「金融とデジタルの力で未来を切り拓くNo.1ビジネスパートナー」とし、「デジタル」、「サステナビリティ経営」、「挑戦・スピード」をテーマに変革を進め、お客さまと社会の課題に徹底的に向き合い、課題解決に努めていく方針です。

これらの取組みを「デジタルトランスフォーメーション」、「強靭性」、「エンゲージメント」の3つのキーワードをした以下の経営方針を示しています。

  • デジタルトランスフォーメーション:「会社のあり方をデジタル化する」
    • 実際にはリアルとのバランスではありますが、社会のデジタルシフトに対応を加速
  • 強靭性:「事業としての強靭性の重視」
    • MUFGはどんな環境においても信頼され続ける存在であるために、金融機関としての健全性を確保して、経営資源を強みのある領域へと重点配置
  • エンゲージメント:「エンゲージメント重視の経営」
    • 大きな変化が会社ひいては社員一人ひとりに求められるなか、変革の方向性に対する共感性を大切にし、社員間や組織間、お客さまとの間、また社会とも共感できる、皆が参画意識を感じられる、魅力的な会社にしていく

また「金融とデジタルの力で未来を切り拓くNo.1ビジネスパートナー」を実現するために、戦略の柱として「企業変革」、「成長戦略」、「構造改革」を掲げています。

成長戦略では収益力を強化するために、「ウェルスマネジメント」、「経営課題解決型アプローチ」、「アジアビジネス」、「GCIB & Global Markets」、「グローバルAM(アセットマネジメント)/IS(インベスターサービス)」を推進するとしています。

三菱UFJフィナンシャルグループ傘下の企業への就職を目指す皆さんは、経営ビジョンを頭に入れると同時に、ぜひ中期経営計画を理解しておきましょう。

三菱フィナンシャル・グループでは、顧客との「信頼」をベースに長期的な関係を築いていくこと、「信頼・信用」、「プロフェッショナリズムとチームワーク」、「成長と挑戦」が三菱UFJの根本にある共通価値観です。

加えて急速に変化していく世界や金融業界での、カルチャー改革(スピード・挑戦する文化)など、中期経営計画には求められる人材像のヒントが示されています。是非、自分自身の志望動機や自己PRの作成に活かして下さい。

株式会社三菱UFJ銀行

2021年3月期連結決算 (2020年度)

連結経常収益(百万円)4,120,160
連結経常利益 (百万円)430,887
親会社に帰属する当期純利益 (百万円)307,761
連結包括利益 (百万円)727,726
従業員数(人)106,023
外、平均臨時従業員数(人)22,300
連結子会社数122社
持分適用関連会社数44社

三菱UFJ銀行の2021年3月期の連結業績は、前連結会計年度との比較では、経常収益が前年度比12,180億円減少して41,201億円、経常費用は前9,369億円減少して36,892億円となり、その結果、経常利益は2,810億円減少して4,308億円、親会社株主に帰属する当期純利益は2,098億円増加して3,077億円という結果でした。

三菱UFJ銀行の事業セグメント

三菱UFJ銀行及びグループ企業は、以下のセグメントで事業を展開しています。

  • 法人・リテール部門:国内の個人、中堅・中小企業に対する金融サービスの提供
  • コーポレートバンキング部門:国内外の日系大企業に対する金融サービスの提供
  • グローバルCIB部門:非日系大企業に対する金融サービスの提供
  • グローバルコマーシャルバンキング部門:海外の出資先商業銀行における個人、中堅・中小企業に対する金融サービスの提供
  • 市場部門:顧客に対する為替・資金・証券サービスの提供、市場取引及び流動性・資金繰り管理業務
  • その他部門:上記部門に属さない管理業務 等

2021年3月期における各事業の業績概要は以下の通りです。

2021年3月期 連結決算セグメント別業績:単位 百万円

法人・ リテール 部門コーポレー トバンキン グ部門グローバル CIB 部門グローバル コマーシャ ルバンキン グ部門顧客部門 小計
業務粗利益 (単位:百万円)634,185442,394383,406783,2382,243,224
銀行単体575,861392,713269,2678191,238,661
金利収支392,840182,073133,1691,471709,555
非金収支183,020210,640136,097-652529,106
子会社58,32449,681114,139782,4181,004,563
経費596,722251,742253,828509,0311,611,324
営業純益37,462190,651129,578274,207631,899
市場部門その他 部門合計
業務粗利益 (単位:百万円)374,95313,1682,631,345
銀行単体305,3192,1381,546,119
金利収支123,5768,424841,555
非金収支181,742-6,285704,563
その他69,63311,0291,085,226
経費101,05491,8051,804,185
営業純益273,898-78,637827,160

事業セグメント別の業績サマリーは以下の通りです。

  1. 法人・リテール部門:営業純益は前年同期比327億円減少して374億円
  2. コーポレートバンキング部門:営業純益は前年同期比105億円減少して1,906億円
  3. グローバルCIB部門:営業純益は前年同期比255億円減少して1,295億円
  4. グローバルコマーシャルバンキング部門:営業純益は前年同期比437億円増加して2,742億円
  5. 市場部門:営業純益は前年同期比700億円増加して2,738億円
  6. その他部門:営業純益は前年同期比120億円減少して△786億円

参考情報:三菱UFJ信託銀行 株式会社

2021年3月期連結決算(2020年度)

連結経常収益(百万円)

うち連結信託報酬

797,507

128,566

連結経常利益 (百万円)157,394
親会社に帰属する当期純利益 (百万円)117,934
連結包括利益 (百万円)334,110
従業員数(人)13,733
外、平均臨時従業員数(人)2,286
連結子会社数105社
持分適用関連会社数5社
合算信託財産額314,506,923

三菱UFJ信託銀行グループは以下のセグメントで事業を展開しています。

  • リテール部門 : 個人に対する金融サービスの提供
  • 法人マーケット部門: 法人に対する不動産、証券代行および資産金融に関する総合的なサービスの提供
  • 受託財産部門 : 国内外の投資家および運用会社等に対する資産運用・資産管理サービスの提供
  • 市場部門 : 海外支店・子会社ネットワークを通じての金融サービスの提供および国内外の有価証券投資 等の市場運用業務・資金繰りの管理
  • その他 : 上記各部門に属さない管理業務等

2021年3月期における各事業の業績概要は以下の通りです。

2021年3月期 連結決算セグメント別業績 :単位 百万円

リテール 部門法人マーケット部門
不動産事業証券代行事業資産金融事業
連結業務粗利益(単位:百万円)55,04391,00039,07641,55110,372
銀行単体44,10981,19633,57137,13710,488
金利収支11,4422,6902,690
非金収支32,66778,50633,57137,1377,797
子会社等10,9349,8035,5054,414-115
経費56,83937,30215,78315,1206,398
連結実務業務純益-1,79553,69723,29226,4303,973
受託財産部門市場部門その他合計
連結業務粗利益(単位:百万円)288,21893,1073,561530,931
銀行単体99,43183,67923,277331,694
金利収支5,45189,55820,666129,809
非金収支93,979-5,8782,610201,884
子会社等188,7879,427-19,715199,236
経費204,60431,16146,908376,817
連結実務業務純益83,61361,945-43,346154,114

三菱UFJ信託銀行の2021年3月期の連結業績は、本業の期間損益を示す連結業務純益が、前連結会計年度比44億円増加して1,543億円でした。

セグメント別の内訳では、リテール部門が△17億円(前連結会計年度比+11億円)、法人マーケット部門が536億円(同+24億円)、受託財産部門が836億円(同+141億円)、市場部門が619億円(同+21億円)と言う結果でした。

法人マーケット部門の各事業内訳は、不動産事業が232億円(同△6億円)、証券代行事業が264億円(同+29億円)、資産金融事業が39億円(同+0億円)という状況です。

その結果税金等調整前当期純利益は1,636億円、親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度比37億円増加の1,179億円と増益を達成しています。

三菱UFJ信託銀行 中期経営計画

三菱UFJ信託銀行では、2021年4月より新たな中期経営計画(2021年度版)をスタートさせています。

前中期経営計画(2018年度版)で掲げた三菱UFJ信託銀行の目指す姿、「「安心・豊かな社会」を創り出す信託銀行」をサステナビリティ活動指針として掲げ、社会・お客様の課題を解決できるプロフェッショナル集団であり続けることを標榜しています。

その実現に向けた戦略の柱は以下の通りです。

  • 日本屈指の「金融サービス業」を目指す
    • 高い専門性を発揮し、付加価値の高い「コンサルティング&ソリューション」をお客様に提案する
  • 「グローバル」に展開する資産運用・管理会社
    • Fiduciaryとして国内外のお客様に選ばれ続ける資産運用・管理のソリューションを提供する
  • 「社会・環境に貢献する」商品・サービスの創出
    • 少子高齢化や地球温暖化の社会課題を解決する信託機能等を活かしたサービスを創出する
  • 「デジタル・トランスフォーメーション」による金融インフラ構築
    • デジタル接点・商品サービスのデジタル化を通じた新しい顧客体験の創出と、強靭な業務基盤を確立する

三菱UFJ信託銀行では、その高い専門性とMUFGグルー プの広大な顧客基盤を融合し、不動産、年金、証券代行および相続業務等に軸足を置いた信託型の「コンサルティ ング&ソリューションビジネス」を引き続き展開していくとともに、重要な成長領域である国内外のアセットマネ ジメント業務およびインべスターサービス業務にも一層注力するとともに、社会的な課題の解決やデジタル・トランスフォーメーションにも取り組んでいく計画となっています。

三菱UFJ信託銀行を志望する皆さんは、三菱UFJ信託銀行の長期ビジョンや中期経営計画を参考にしながら企業研究を進めるとともに、三菱UFJフィナンシャル・グループの戦略やグループ内での位置づけや、信託銀行の特性を良く理解して就活に臨んで下さい。

株式会社 三井住友フィナンシャルグループ

2021年3月期連結決算 (2020年度)

連結経常収益(百万円)3,902,307
連結経常利益 (百万円)711,018
親会社に帰属する当期純利益 (百万円)512,812
連結包括利益 (百万円)1,465,014
従業員数(人)86,781
外、平均臨時従業員数(人)11,324
連結子会社数177社
持分適用関連会社数98社

三井住友フィナンシャルグループは、銀行業務を中心に、 リース業務、証券業務、コンシューマーファイナンス業務、システム開発・情報処理業務などの金融サービスに係る事業を展開しています。

事業セグメントの概要は以下の通りです。

ちなみに大手信託銀行の三井住友信託銀行は、三井住友フィナンシャルグループではありません。三井住友信託銀行は三井住友トラスト・ホールディングスに属しています。

三井住友フィナンシャルグループと三井住友トラスト・ホールディングスは、現状直接の資本関係はないので注してください。

三井住友フィナンシャルグループの信託銀行はSMBC信託銀行であり、三井住友銀行の100%子会社です。

  • ホールセール事業部門:国内の大企業及び中堅・中小企業のお客さまに対応した業務
  • リテール事業部門:国内の個人を中心としたお客さまに対応した業務
  • グローバル事業部門 海外の日系・非日系企業等のお客さまに対応した業務
  • 市場事業部門:金融マーケットに対応した業務
  • 本社管理:記各事業部門に属さない業務

2021年3月期における各事業の業績概要は以下の通りです。

2021年3月期 連結決算セグメント別業績:単位 百万円

ホールセール事業部門リテール事業部門グローバル事業部門
連結粗利益 (単位:百万円)634,9001,127,400723,700
経費-299,900-910,400-383,300
その他53,5002,20026,300
連結業務純益388,500219,200366,700
市場事業部門本社管理等 合計
連結粗利益 (単位:百万円)460,700-140,5132,806,187
経費-82,900-70,644-1,747,144
その他35,700-92,72824,972
連結業務純益413,500-303,8851,084,015

三井住友フィナンシャルグループの2021年3月期の連結業績は、連結粗利益が、前連結会計年度に比べ376億円増益の2兆8,062億円という結果でした。

営業経費は、新型コロナウイルス感染症の影響による事業経費の抑制やコスト削減施策により減少した一方、海外ビジネスを中心に増加したこと等により、前連結会計年度比75億円増加の1兆7,471億円となりました。

持分法による投資損益は、SMBC Aviation Capital Limitedやアジア出資先でのクレジットコストの増加等により、前年度比311億円減益の250億円の利益となっています。

以上の結果、連結業務純益は前年度比10億円減益の1兆840億円と若干の減益となっています。

三井住友フィナンシャルグループの中期経営計画

三井住友フィナンシャルグループでは、「お客さまに、より一層価値あるサービスを提供し、お客さまと共に発展する」、「事業の発展を通じて、株主価値の永続的な増大を図る」、「勤勉で意欲的な社員が、思う存分にその能力を発揮できる職場を作る」、「社会課題の解決を通じ、持続可能な社会の実現に貢献する」を経営方針とし、「最高の信頼を通じて、お客さま・社会とともに発展するグローバルソリューションプロバイダー」になることを掲げて事業を展開しています。

2020年度からの3年間の中期経営計画は、以下の3つの基本方針と、7つの重点戦略、2022年度の財務目標を掲げています。

3つの基本方針:

事業戦略:

  • Transformation:既存ビジネスのモデル改革
  • Growth:新たなビジネス領域への挑戦

経営基盤:

  • Quality:あらゆる面での質の向上

7つの重点戦略:Transformation:既存ビジネスのモデル改革とGrowth:新たなビジネス領域への挑戦

  1. 資産運用ビジネスの持続的な成長
  2. 国内法人ビジネスの生産性向上とソリューション強化
  3. 海外における「CIBビジネス*」の高度化による資産効率・資本効率の追求
  4. 決済・コンシューマーファイナンスビジネスにおけるNo.1の地位確立
  5. グローバルベースでの資産効率の高いビジネスの推進
  6. アジアにおける事業基盤拡大とデジタル金融強化
  7. 法人向けデジタルソリューションの展開

*CIB: Corporate and Investment Bankingの略。法人顧客に対する預金・貸出等の商業銀行業務と、資本市場での資金調達・M&Aアドバイザリー等の投資銀行業務を一体的に展開していくビジネスモデル

三井住友フィナンシャルグループ傘下の金融企業に就職を目指す方は、経営理念や経営計画をしっかりと理解して臨みましょう。変化が速い時代なので、銀行ビジネスの現状と課題、未来への成長の機会はどこにあるのかをしっかりとウオッチをしておきましょう。

株式会社三井住友銀行

2021年3月期連結決算 (2020年度)

連結経常収益(百万円)

うち、連結信託報酬

2,786,647

4,895

連結経常利益 (百万円)534,722
親会社に帰属する当期純利益 (百万円)406,093
連結包括利益 (百万円)1,238,547
従業員数(人)58,127
外、平均臨時従業員数(人)8,063
連結子会社数116社
持分適用関連会社数42社
合算信託財産額14,773,706

三井住友銀行グループは銀行業務を中心とした 金融サービスに係る以下のセグメントで事業を展開しています。

  • ホールセール部門:国内の大企業及び中堅・中小企業のお客さまに対応した業務
  • リテール部門 :国内の個人のお客さまに対応した業務
  • グローバルバンキング部門 :海外の日系・非日系企業等のお客さまに対応した業務
  • 市場営業部門 :金融マーケットに対応した業務
  • 本社管理 :上記各部門に属さない業務等

三井住友銀行の2021年3月期の連結業績は連結粗利益が、前連結会計年度比418億円増益の1兆8,583億円となりました。

営業経費は、新型コロナウイルス感染症の影響による事業経費の抑制やコスト削減施策により減少した一方、海外ビジネスを中心に増加したこと等により、前年度比99億円増加の1兆676億円でした。

持分法による投資損益は、SMBC Aviation Capital Limitedやアジア出資先でのクレジットコストの増加等により、前連結会計年度比171億円減益の76億円の利益となりました。

以上の結果、連結業務純益は、前連結会計年度比148億円増益の7,983億円経常利益が前連結会計年度対比2,358億円減益の5,347億円親会社株主に帰属する当期純利益は同1,117億円減益の4,061億円という結果でした。

2021年3月期における各事業の業績概要は以下の通りです。

2021年3月期 連結決算セグメント別業績:単位 百万円

ホールセール部門リテール部門グローバルバンキング部門
連結粗利益 (単位:百万円)659,700299,800731,200
経費-275,300-303,900-382,200
持分法による投資損益2,2004,600
連結業務純益384,400-1,900353,600
市場営業部門本社管理等 合計
連結粗利益 (単位:百万円)430,100-262,4531,858,347
経費-68,400-37,821-1,067,621
持分法による投資損益8027,602
連結業務純益361,700-299,472798,328

セグメント別の連結業務純益は、前年度連結会計年度比でホールセール部門が190億円増益の3,844億円、リテール部門は同203億円減益の△19億円、グローバルバンキング部門は同77億円減益の3,536億円、市場営業部門が同38億円増益の3,617億円、本社管理等は同200億円増益の△2,995億円となっています。

就活で三井住友銀行を志望する皆さんは、三井住友フィナンシャルグループの長期ビジョンや中期経営計画を理解した上で、三井住友銀行のビジネスの成長に自分がどう貢献していきたいか、自分自身のビジョンをしっかりと作っていきましょう。

みずほフィナンシャルグループ

2021年3月期 連結決算(2020年度)

連結経常収益(百万円)3,218,095
連結経常利益 (百万円)536,306
親会社に帰属する当期純利益 (百万円)471,020
連結包括利益 (百万円)931,888
従業員数(人)54,492
外、平均臨時従業員数(人)15309
連結子会社数160社
持分適用関連会社数28社

みずほフィナンシャルグループは、銀行業務、信託業務、証券業務、その他の金融サービスに関わる事業を展開しています。

具体的には持株会社の下で銀行・信託・証券を一体的に運営するみずほフィナンシャルグループの特長と優位性を活かし、顧客のニーズに即した最高の金融サービスを迅速に提供していくため、顧客セグメント別のカンパニー制を導入しています。

顧客セグメントに応じた「リテール・事業法人カンパニー」「大企業・金融・公共法人カンパニー」 「グローバルコーポレートカンパニー」「グローバルマーケッツカンパニー」「アセットマネジメントカンパニー」 の5つのカンパニーに分類した事業セグメントの構成になっています。

以下は、セグメント別担当業務の概要です。

  • リテール・事業法人カンパニー:国内の個人・中小企業・中堅企業のお客さまに向けた業務
  • 大企業・金融・公共法人カンパニー:国内の大企業法人・金融法人・公共法人のお客さまに向けた業務
  • グローバルコーポレートカンパニー:海外進出日系企業及び非日系企業等のお客さまに向けた業務
  • グローバルマーケッツカンパニー:金利・エクイティ・クレジット等への投資業務等
  • アセットマネジメントカンパニー:個人から機関投資家まで幅広いお客さまの資産運用ニーズに応じた商品開発やサービスの提供

 

また上記カンパニー以外では、グローバルプロダクツユニット、リサーチ&コンサルティングユニット、その他のユニットで事業を構成しています。

2021年3月期における各事業の業績概要は以下の通りです。

2021年3月期 連結決算セグメント別業績:単位 百万円

リテール・事業法人
カンパニー
大企業・金融・
公共法人カンパニー
グローバルコーポレー
トカンパニー
グローバルマーケッツ
カンパニー
業務粗利益+ETF関係損益等 (単位:百万円)679,878491,861450,623487,212
経費(除く臨時処理分等)640,566209,551251,133218,202
持分法による投資損益5,4463,92010,913
のれん等償却2,25699360839
その他
業務純益42,502286,131210,043268,171
アセットマネジメントカンパニーその他連結合計
業務粗利益+ETF関係損益等 (単位:百万円)50,40440,7502,200,728
経費32,94656,2751,408,673
持分法による投資損益1,114-1,48019,912
のれん等償却7,6421,00512,201
その他
業務純益10,930-18,010799,766

みずほフィナンシャルグループの2021年3月期の連結業績としては、連結粗利益が顧客・市場部門ともに堅調に推移したこと等により、前連結会計年度比1,364億円増加し、2兆1,986億円、営業経費は、前度比362億円増加し、1兆4,146億円となり、その結果、連結業務純益は、前連結会計年度比1,357億円増加し、7,977億円となりました。

なお、連結業務純益+ETF関係損益等は、連結業務純益が増加したこと等により、前連結会計年度比1,271億円増加し、7,997億円、経常利益は、前連結会計年度比1,015億円減少し、5,363億円、当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度比224億円増加し、4,710億円という結果でした。

みずほフィナンシャルグループの中期経営計画

みずほフィナンシャルグループでは、2019年度からの5年間を計画期間とする「5ヵ年経営計画 ~次世代金融への転換」をスタートしています。

新しい経営計画では、新たな時代の顧客ニーズに対応して、顧客との新たなパートナーシップを構築していく 『次世代金融への転換』を実現し、『来るべき時代において、お客さまから今まで以上に必要とされ頼りにされ る、より強力で強靭な金融グループ』を形作っていくことを掲げています。

具体的には「前に進むための構造改革」の取り組みをフェーズ1(2019年度からの3年間)とし、フェーズ2フェーズ2(2022年度からの2年間)では、成果の 刈取りと更なる成長の加速を実現するタイムラインを引いいます。

それを実現する基本戦略は、「金融そのものの価値」を越えて、非金融を含めた「金融を巡る新たな価 値」を創造することで、お客さま(個人、法人、市場参加者)との新たなパートナーシップを構築するとしており、グループの強みを最大限発揮するとともに、デジタライゼーションへの取り組みや、外部との積極的な協働を加速する計画です。

重点取り組み領域をビジネス構造の改革、と財務構造の改革、経営基盤の改革と定め、「前に進むための構造改革」をグループ一体で取り組んでいく計画となっています。

みずほフィナンシャルグループの金融機関への就職を目指す方は、経営理念やビジョンを理解することは当然として、中期経営計画の内容を理解して臨むことをお勧めします。現状の課題がある故の改革なので、その共通認識を持つことは非常に重要です。

みずほ銀行を就活の対象とする方は、デジタル分野でのみずほの動きや、近年マスコミに取り上げられている、システム障害のニュースなどは当然知識として知っておくべきトピックです。

学生にとって身近な存在である、LINEやソフトバンクとのビジネスは以下の通りです。

  • スマホ証券分野での協業を目的として、みずほ証券株式会社がソフトバンク株式会社の子会社である株式会社One Tap BUY(2021年2月1日にPayPay証券株式会社に商号変更)の株式を取得し、2020年9月30日に持分法適用関連会社化
  • 2019年5月27日に設立したLINE Bank設立準備株式会社では、「LINE」とリンクした、親しみやすく利用しやすい”スマホ銀行”を提供することで、銀行をより身近な存在へと変化させ、日常的に利用できる新銀行の2022年度中のサービス開始に向けて、準備を進行中

株式会社 みずほ銀行 

2021年3月期 連結決算(2020年度)

連結経常収益(百万円)2,501,840
連結経常利益 (百万円)392,869
親会社に帰属する当期純利益 (百万円)351,024
連結包括利益 (百万円)726,014
従業員数(人)34,578
外、平均臨時従業員数(人)13,051
連結子会社数121社
持分適用関連会社数17社

みずほ銀行グループは、顧客セグメントに応じた「リテール・事業法人部門」「大企業・金融・公共法人部門」「グ ローバルコーポレート部門」「グローバルマーケッツ部門」「アセットマネジメント部門」の5つの部門のセグメントで事業を展開しています。

それぞれの担当する業務は以下の通りです。

  • リテール・事業法人部門:国内の個人・中小企業・中堅企業のお客さまに向けた業務
  • 大企業・金融・公共法人部門:国内の大企業法人・金融法人・公共法人のお客さまに向けた業務
  • グローバルコーポレート部門:海外進出日系企業及び非日系企業等のお客さまに向けた業務
  • グローバルマーケッツ部門:金利・エクイティ・クレジット等への投資業務等
  • アセットマネジメント部門:個人から機関投資家まで幅広いお客さまの資産運用ニーズに応じた商品 開発やサービスの提供

2021年3月期における各事業の業績概要は以下の通りです。

2021年3月期 連結決算セグメント別業績:単位 百万円

リテール・
事業法人部門
大企業・金融・
公共法人部門
グローバル
コーポレート部門
グローバル
マーケッツ部門
業務粗利益+ETF関係損益等 (単位:百万円)468,197372,100395,028246,445
経費(除く臨時処理分等)463,340143,201224,40564,536
持分法による投資損益6,1273,92010,913
のれん等償却360
その他
業務純益(一般貸倒引当金繰
入前)+ETF関係損益
10,984232,819181,176181,909
アセットマ
ネジメント部門
その他連結合計
業務粗利益+ETF関係損益等(単位:百万円)-3,192118,7541,597,332
経費(除く臨時処理分等)80,919976,401
持分法による投資損益1,1141,17223,246
のれん等償却-108251
その他
業務純益(一般貸倒引当金繰入前)+ETF関係損益-2,07839,115643,925

みずほ銀行の2021年3月期の連結粗利益は、顧客・市場部門ともに堅調に推移したこと等により、前連結会計年度比676億円増加し、1兆5,972億円となりました。

営業経費は、前連結会計年度比245億円増加し、9,638 億円となり、連結業務純益は、前連結会計年度比771億円増加し、6,438億円という結果でした。

連結業務純益にETF関係損益を加えた連結業務純益+ETF関係損益は、前年度比692億円増加し、6,439億円となっています。

2021年3月期の経常利益は、前連結会計年度比1,475億円減少し、3,928億円、・親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度比362億円減少し、3,510億円の利益となっています。

参考情報:みずほ信託銀行株式会社

2021年3月期 連結決算(2020年度)

連結経常収益(百万円)

うち連結信託報酬

227,377

55,961

連結経常利益 (百万円)46,344
親会社に帰属する当期純利益 (百万円)44,281
連結包括利益 (百万円)86,076
従業員数(人)4,988*(*2020年3月期のデータ)
外、平均臨時従業員数(人)964*(*2020年3月期のデータ)
連結子会社数11社
持分適用関連会社数2社
信託財産額80,709,287*(*2020年3月期のデータ)

みずほ信託銀行グループは以下のセグメントで事業を展開しています。

  • リテール・事業法人部門:国内の個人・中小企業・中堅企業のお客さまに向けた業務
  • 大企業・金融・公共法人部門:国内の大企業法人・金融法人・公共法人のお客さまに向けた業務
  • グローバルマーケッツ部門:金利・エクイティ・クレジット等への投資業務等

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