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【就活の業界研究】医療機器業界の構造と主要医療機器メーカーの概況をチェックしておこう

就活初期にできるだけ幅広い業界・業種を理解するために、業界研究コンテンツを作りました。何故それが大事かに関しては以下の記事を参考にしてください。

「就活の答え」では医療機器業界を、以下の項目に沿って簡潔に情報をまとめていますので活用してください。

医療機器業界の7つのポイントを押さえよう

  • 医療機器業界のビジネスモデルを理解しよう
  • 医療機器メーカーの現状と課題・未来
  • 医療機器メーカーにはどんな仕事があるのか、職種の情報
  • 医療機器メーカーに働く人のモチベ―ション、「やりがい」は何か
  • 医療機器メーカーに向く人、向かない人はどういう人か
  • 医療機器業界の構造
  • 医療機器メーカー主要各社の概況
人々の命や健康を支える医療の現場で活躍する医療機器。医師や看護師、技師達をサポートする医療機器の研究、開発、製造、販売を通じて社会に貢献している業界です。

理工系の学生を中心に歴史的に人気が高く、特に最近は安定性や成長性が評価されて就活人気も高まっています。また直近では新型コロナウイルス感染症の問題で、人口呼吸器やテクモなどの医療機器、PCR検査機器等が注目を集めました。

医療機器は消耗品からMRI等の高額な機器まで幅が広く、その構造を理解するのが難しい業界でもあります。

この記事では医療機器業界の構造と大手医療機器メーカーの概況を、直近年度の有価証券報告書や中期計画を基にまとめました。就活生が、医療機器業界に自分の未来を託したいと思うか、志望の意思を固める上での参考にして下さい。

医療機器メーカーの構造

 

医療機器はその用途によっては、不具合が生じると患者の生死に関わり、あるいは人の健康に重大な影響を及ぼすために、そのリスクに応じて下記のようにクラス分けされています。

  • クラスI:一般医療機器と呼ばれる、仮に機能障害や副作用が起こったとしても、人体の健康に悪影響を与える恐れがほとんどない医療機器。(例:医療用メスや医療用ハサミ、医療式聴診器、体外診断用機器、X線フィルムなど)
  • クラスII:不具合が生じたとしても、機能障害や副作用などのリスクが比較的低い機器で、管理医療機器と呼ばれる(例:電子式血圧計、消化器用カテーテル、電子体温計、画像診断機器、造影剤注入装置、電子内視鏡など)
  • クラスIII:高度管理医療機器と呼ばれ、不具合が生じた際の機能障害や副作用のリスクが比較的高い機器(例:カテーテル、人工透析器、放射線治療機器、血管用ステント、胆管用ステント、体外式結石破砕装置、汎用輸液ポンプ、人口骨頭など)
  • クラスⅣ:高度管理医療機器の中で、不具合が生じた場合の機能障害、副作用のリスクがさらに高く、生命の機器に関わってくる機器(例:ペースメーカー、冠動脈ステント、吸収性縫合糸、人工乳房、ビデオ軟性血管鏡、中心静脈用カテーテル、人工呼吸器)
医療機器ビジネスは高度な専門性と技術が求められるビジネスの為、各メーカーはそれぞれ複数の専門分野、注力分野を持って分野特化型の構造になっているのがこの業界の特徴です。

各メーカーは複数の分野をもっているため、重複もあり完全に分けることは出来ませんが、あえて主要企業を主要分野別に分類すると以下のようになります。

  • 画像診断装置:日立製作所、キヤノン、コニカミノルタ、島津製作所
  • 内視鏡:オリンパス、富士フィルム、ソニー
  • 検査機器:シスメックス、日本電子、日立ハイテクノロジーズ、パナソニックヘルスケア、アークレイ、サクラ精機
  • 血管内治療:テルモ、ニプロ、朝日インテック、カネカ、日本ライフライン、グッドマン
  • 透析・血液浄化:東レ、日機装、川澄化学工業、JMS、メディキット
  • AED/生体情報モニター:フクダ電子、オムロン、日本光電、旭化成
  • 在宅医療機器:帝人、エア・ウォーター
  • 眼科用機器:キヤノン、トプコン、ニデック、ニコン
  • 治癒・手術室用品:ホギメディカル、川本産業、クリエートメディック
  • コンタクトレンズ: HOYA、メニコン、シード
  • 歯科:モリタ、ジーシー、ナカニシ
  • 補聴器:リオン
  • 外資系大手:
    • 機械系:GEヘルスケア、シーメンスヘルスケア、フィリップス
    • 器具系:メドトロニック、ジョンソン・エンド・ジョンソン、ボストンサイエンティフィック
尚、分野別に特化した数多くの外資系企業が進出しています。外資系企業に興味がある方は個別に企業研究を進めて下さい。

新型コロナウイルス感染症によって、医療機器事業を行っている各社は、各学会から緊急度に応じて消化器内視鏡検査、外科手術の延期、中止が推奨されており、症例数が減少したことに加えて、医療機関への訪問が制限されているため、、販促活動に制約が生じています。

医療機器業界を目指す方は、2020年度の四半期決算や半期決算での業績や、各社から発表されるニュースにもアンテナを張っておきましょう。

内資系大手医療機器メーカー売上上位6社の概況

オリンパス株式会社

2020年3月期連結決算(2019年度)

売上高 (百万円)797,411
税引前利益(百万円)77,798
親会社の所有者に帰属する 当期利益(百万円)51,670
親会社の所有者に帰属する
当期包括利益(百万円)
33,284
従業員数(人)35,174
外、平均臨時雇用者数1,437
連結子会社90 社
関連会社2社

オリンパスはデジカメでそのブランドを記憶されている方も多いと思いますが、現在の事業は医療機器メーカー、内視鏡を中核としたメーカーと言っても過言ではありません。

オリンパスのセグメント別の売上と利益は以下のようになっています。

2020年3月期事業セグメント別業績概要

セグメント名セグメント売上高(百万円)売上構成比営業利益/損失(百万円)利益構成比
内視鏡425,74253.4%109,42482.6%
治療機器216,07527.1%26,19119.8%
科学105,23913.2%9,9977.5%
映像43,6185.5%-10,393-7.8%
その他7,2730.9%-2,744-2.1%
合計797,947100.0%132,475100.0%
セグメント間取引調整他-536-49,006
連結合計797,41183,469

2020年3月期決算では、内視鏡セグメントが売上の5割強を占め、営業利益の8割以上を稼いでいることが分かります。

また、治療機器セグメントを含め医療家事業が利益のほとんどを稼いでいます。

科学事業は工業用顕微鏡、工業用内視鏡、超音波探傷器医療分野以外の製品も扱っていますが、医学・生命科学の研究を支援する生物顕微鏡やも含んでいます。

医療事業は主力の内視鏡システムが、先進国において製品ライフサイクル後半になっているものの、成長の続く中国で好調に推移しています。加えて、外科手術用内視鏡システム「VISERA ELITE II(ビセラ・エリート・ツー」の販売も堅調に推移し、内視鏡事業の売上高は増収となっています。

処置具分野においては、膵胆管等の内視鏡診断・治療に使用するディスポーザブルガイドワイヤ「VisiGlide 2(ビジグライド・ツー)」などの販売が好調に推移しています。

オリンパスの消化器系内視鏡は、世界市場の70%を占めており、世界を代表する内視鏡メーカーです。

現在は2019年11月に発表した中長期の経営戦略で、2023年3月期に営業利益率を20%超に改善することを業績指標として、グローバル・メドテックカンパニーへの飛躍を目指しています。

オリンパスを志望する方は、企業変革プランである「Transform Olympus」の内容をよく理解しておきましょう。

尚、オリンパスは2020年6月に、84年の歴史を持つ映像事業を一旦切り離し、新会社を投資ファンドの日本産業パートナーズに譲渡し、その後最終的な引受先を探すことを発表しています。

これにより、一般になじみのある、84年の歴史を持つカメラ事業、ICレコーダー、双眼鏡などの一般消費者向けビジネスから撤退するkとになり、名実ともに医療機器メーカーになります。就活目指す皆さんは注意してください。

テルモ株式会社

2020年3月期連結決算(2019年度)

売上高 (百万円)628,897
税引前利益(百万円)106,466
親会社の所有者に帰属する
当期利益(百万円)
85,211
当期包括利益(百万円)59,246
従業員数(人)26,438
連結子会社101社
持分法適用関連会社5社

テルモはその事業セグメントを、「心臓血管カンパニー」、「ホスピタルカンパニー」及び「血液・細胞テクノロジーカンパニー」 の3事業に区分してカンパニー制を敷いて事業を推進しています。3事業すべて国内と海外のマーケティングを行っており、一部製品は海外生産を行っています。

心臓血管カンパニー:

  • 心臓血管カンパニーはカテーテルシステム、人工心肺システムの製品を製造し、また人工心肺システムの一部、人工血管を輸入し、主として医家向業務用代理店を通じて、全国の病院、診療所等へ販売しています
  • 海外はカテーテルシステムの製造、販売が主な事業ですが、人工肺システムや動脈瘤治療等に用いる人工血管及びステントグラフトの開発・製造・販売も行っています
  • その他、補助人工心臓の製造・販売や脳動脈瘤治療用デバイスを製造し、販売するなど、テルモの中核事業として国内、海外に積極的な事業展開を行っています

ホスピタルカンパニー:

  • ホスピタル医療器、医薬品類、腹膜透析関連、糖尿病関連の製品を製造し、また一部を輸入して主として医家向業務用代理店を通じて、全国の病院、診療所等へ販売しています
  • またヘルスケ ア関連の製品を製造し、主として全国の薬局・薬店等へ販売し、海外でも一部製品を輸出、もしくは製造販売を行っています

血液・細胞テクノロジーカンパニー:

  • 国内では輸血関連の製品を製造し、主としてテルモBCT(株)を通じて日本赤十字社へ販売しております。また海外市場へも輸出し、一部マーケットでは原材料を輸出し、現地法人で輸血関連製品の一部を製造し、販売を行っています

2020年3月期の事業セグメント別の業績概要は以下の通りです。

2020年3月期連結決算 セグメント別業績概要

セグメント名外部顧客への売上収益(百万円)売上構成比営業利益(百万円)利益構成比
心臓血管カンパニー350,55055.8%86,85568.3%
ホスピタルカンパニー170,96327.2%25,24819.9%
血液・細胞テクノロジーカンパニー107,15617.0%15,05311.8%
合計628,670100.0%127,157100.0%
調整額他226-2,158
連結合計628,897124,998

テルモは、現在2016年12月に発表した次の5カ年を対象とする中長期成長戦略を推進しています。

中長期ビジョンとして「日本発のグローバル企業」を掲げ、世界の医療現場からトップブランドとして信頼されるメーカーとなること、そしてその信頼を製品・供給・サービスのトータルクオリティーで担保することを目指して、「グローバルでは選択と集中」、「日本では総合力の発揮」、そして「イノベーションの推進」に注力して、事業を展開しています。

ニプロ株式会社

2020年3月期連結決算(2019年度)

売上高 (百万円)442,516
経常利益(百万円)23,417
親会社株主に帰属する当期純利益又は純損失(百万円)-12,281
包括利益(百万円)-8,852
従業員数(人)32,786
外、平均臨時雇用者数1,129
子会社107 社
関連会社16社

ニプロは元々ガラス事業から医療機器メーカーになった企業であり、主力のディスポ―ザル機器から、更にジェネリック医薬品の製造販売まで行っているユニークなポジショニングを持った企業です。

医療関連事業、医薬関連事業とも国内、海外の両市場に展開しています。ファーマパッケージング事業は硝子管の販売ならびに硝子製品の製造販売で、こちらも国内、海外ともに事業を行っています。

主力の医療関連事業はダイアライザ(人工腎臓)を中心とする透析関連製品に加え、糖尿病関連製品、バスキュラー関連製品、SD(サージカルデバイス)関連製品などの領域で品揃えの充実と新規販路開拓を積極的に展開中です。

海外は市場拡大が見込まれるインド、中国等の新興国において新拠点の設置および販路開拓を進め販売網の基盤整備を進め、欧米に関しては大手透析センターグループとの連携を強化することで、更なる販売拡大に努め、シェア拡大に注力しています。

後発医薬品事業は、新規品目の継続的開発と、大学・基幹病院や調剤薬局グループなど各種販路の開拓および重点卸・重点販社との関係強化に引き続き注力し、医療機器営業との連携による相乗効果を追求する営業展開を行っています。

ニプロの2020年3月期決算では、グループ売上げは前年比3.8%増、営業利益も10.9%増と成長していますが、親会社株主に帰属する当期純損失は、新型コロナウイルスの感染拡大による経済失速懸念を受けての株式市況の悪化による投資有価証券評価損298億92百万円の計上に加え、一部の事業における将来計画の見直しによるのれんの減損損失および固定資産減損損失56億55百万円などの特別損失を計上したためです。

2020年3月期の事業セグメント別の業績概要は以下の通りです。

2020年3月期連結決算 セグメント別業績概要

セグメント名セグメント売上高(百万円)売上構成比セグメント利益(百万円)利益構成比
医療関連事業341,87572.1%36,24972.1%
医薬関連事業88,95818.8%13,19626.2%
ファーマパッケージング事業41,8838.8%6751.3%
その他1,5670.3%1760.3%
合計474,285100.0%50,298100.0%
セグメント間取引調整他-31,769-23,877
連結合計442,51626,420

シスメックス株式会社

2020年3月期連結決算(2019年度)

売上高 (百万円)301,980
税引前利益(百万円)49,433
親会社の所有者に帰属する
当期利益(百万円)
34,883
親会社の所有者に帰属する当期包括利益(百万円)27,433
従業員数(人)8,200
外、平均臨時雇用者数912
連結子会社76 社
関連会社2社

シスメックスは検体検査に関連する製品及び関連するサービスを提供する「ヘルスケア事業」を主たる事業として、国内市場と海外市場(米州、EMEA、中国及びアジア・パシフィック)において製造、販売を行っています。セグメントは地域制をとっており、日本、米州、EMEA、中国、アジア・パシフィックに分けているのが特徴です。

2020年3月期の事業セグメント別の業績概要は以下の通りです。

2020年3月期連結決算 セグメント別業績概要

セグメント名セグメント売上高(百万円)売上構成比営業利益(百万円)利益構成比
日本162,16438.8%36,28264.4%
米州66,90016.0%2,8565.1%
EMEA82,31819.7%8,34714.8%
中国79,96919.1%5,72610.2%
アジア・パシフィック26,6926.4%3,1195.5%
合計418,046100.0%56,333100.0%
セグメント間取引調整他116,065-1,049
連結合計301,98055,284

シスメックスでは、2019年4月より新たな中期経営計画(2020年3月期から2022年3月期まで)をスタートさせています。

血球計数検査・尿検査・血液凝固検査・免疫検査分野における製品ラインアップの拡充、ライフサイエンス事業の拡大及び個別化医療に資する新たな診断価値創出により、成長力・収益力の強化を図る方針を打ち出し、2022年3月期を最終年度として、連結売上高380,000百万円、連結営業利益78,000百万円を達成することを目指して事業を展開しています。

日本光電工業株式会社

2020年3月期連結決算(2019年度)

売上高 (百万円)185,007
経常利益(百万円)14,846
親会社株主に帰属する当期純利益(百万円)9,854
包括利益(百万円)9,405
従業員数(人)5,357
外、平均臨時雇用者数594
連結子会社29  社

日本光電は医用電子機器専門メーカーとして、「病魔の克服と健康増進に先端技術で挑戦することにより世界に貢献すると共に社員の豊かな生活を創造する」ことを経営理念として、2010年に10年後のあるべき姿として長期ビジョン「The CHANGE 2020 -The Global Leader of Medical Solutions-」を策定しています。

「目指すべき将来像」として、世界初の革新的技術の確立と世界最高品質の確立、グローバルシェアNo.1の獲得、を掲げて事業を展開しています。日本光電のコア技術はHuman Machine Interface (HMI)であり、日本光電の持つセンサ技術、信号処理技術、データ解析技術の総称として定義されています。

現在位は中期経営計画「TRANSFORM 2020」を展開しており、商品面では、診療所市場向け商品ポートフォリオの拡充に注力し、クラウドサーバを利用した月額利用料制のITソリューションによるクリニカルアシスタントサービスや医療介護ネットワークシステムを発売し、注力しています。

またBluetooth機能により タブレットでの波形確認が可能なホルター心電計や急性期病院向け中位機種ベッドサイドモニタの発売など、 新しい試みも積極的に展開しています。

尚、日本光電は医療用電子機器関連の単一事業セグメントとなっています。2019年3月期の製品別と地域別の売上シェアは以下の通りです。

製品およびサービス製品・サービス別売上高(百万円)売上構成比
生体計測器42,27322.8%
生体情報モニタ64,96635.1%
治療機器34,51218.7%
その他43,25423.4%
合計185,007100.0%
地域ごとの情報地域別売上高(百万円)売上構成比
日本134,35572.6%
米州24,73113.4%
欧州9,0444.9%
アジア州14,8998.1%
その他の地域1,9761.1%
合計185,007100.0%

フクダ電子株式会社

2020年3月期連結決算(2019年度)

売上高 (百万円)133,393
経常利益(百万円)13,647
親会社株主に帰属する当当期利益(百万円)9,609
包括利益(百万円)8,696
従業員数(人)3,208
外、平均臨時雇用者数663
子会社57  社
関係会社1社

フクダ電子の事業セグメントは、以下の4事業に分類され、バランスの取れた事業を行っています。

  • 生体検査装置部門:心電図、心音図、脈波、血圧、呼吸、臓器の動き等の生体機能を示す物理現象を電気信号に変換し、測定記録する心電計、ポリグラフ、超音波画像診断装置等の製造・購買及び販売
  • 生体情報モニター部門:手術後の重症患者、急性心疾患の患者などについて、生体の諸機能を長時間にわたって監視する心電図モニタ、 多種組合せの生体情報モニタ等の製造・購買及び販売
  • 治療装置部門 :心臓や血管の治療に用いられるカテーテルをはじめ、心停止の蘇生や調律異常を治療する除細動器、ペースメー カ、人工呼吸器、在宅療養者向けのHOT(酸素吸入)、HMV(人工呼吸)、CPAP(睡眠時無呼吸症候群の治療)など の製造・購買及び販売・レンタル
  • 消耗品等部門 :医用電子機器に用いる記録紙、電極、付属品及び部品の製造・購買及び販売
一般的にはAEDや千葉のフクダ電子アリーナで知名度のあるフクダ電子ですが、その主力製品は、心臓や血管、肺などの呼吸・循環器系疾患の検査・診断及び治療等に使用される機器です。

特に創業以来、研究開発を積み重ねてきた心電計を中核とする心電図関連機器をはじめ、各種生体情報モニタ、超音波診断装置、除細動器、さらに酸素濃縮装置などに定評があります。

これらの機器とともに使用される生体電極、センサ類も重要な製品であり、「医療と健康をつなぐテクノロジー」を旗印に 掲げ、研究開発体制の体質改善を図り、新技術の確立とタイムリーな新製品の市場投入を強化しています。

2020年3月期の事業セグメント別の業績概要は以下の通りです。

2020年3月期連結決算 セグメント別業績概要

セグメント名セグメント売上高(百万円)売上構成比セグメント利益(百万円)利益構成比
生体検査装置38,23428.7%2,53019.0%
生体情報モニター10,2447.7%7946.0%
治療装置50,58837.9%6,93252.2%
消耗品等34,32525.7%3,02522.8%
合計133,393100.0%13,283100.0%
セグメント間取引調整他
連結合計133,393100.00%13,283100.00%

2020年度は新型コロナウイルス感染症への対応として、人工呼吸器、生体情報モニタ、パルスオキシメータ等の医療機器の他、空気清浄除菌脱臭装置、関連消耗品等の需要に対応すべく、供給体制の強化に注力しています。

まとめ

以上、駆け足で主要医療機器メーカーの現況をみてきました。いずれの企業も規模が大きく、特徴があるため、個別の徹底した企業研究は必須です。

医療機器業界は非常に高度な専門性を必要とする業界です。また世界有数の外資系巨大医療企業も日本に進出しています。この業界でキャリアを磨いていけば職業人としての力は間違いなくつくため、報酬やキャリアアップしていくことも充分可能な業界です。海外志向の強い人にもチャンスは広がっています。

就活では最近特に人気が高まっている業界の一つですが、人の命や幸福にも貢献でき、チャレンジしがいのある業界です。医療機器業界に興味を持ったら、ぜひ徹底した企業研究をして志望動機を固めていきましょう。

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