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【就活の業界研究】医療機器業界の構造と主要医療機器メーカーの概況をチェックしておこう

就活初期にできるだけ幅広い業界・業種を理解するために、業界研究コンテンツを作りました。何故それが大事かに関しては以下の記事を参考にしてください。

「就活の答え」では医療機器業界を、以下の項目に沿って簡潔に情報をまとめていますので活用してください。

医療機器業界の7つのポイントを押さえよう

  • 医療機器業界のビジネスモデルを理解しよう
  • 医療機器メーカーの現状と課題・未来
  • 医療機器メーカーにはどんな仕事があるのか、職種の情報
  • 医療機器メーカーに働く人のモチベ―ション、「やりがい」は何か
  • 医療機器メーカーに向く人、向かない人はどういう人か
  • 医療機器業界の構造
  • 医療機器メーカー主要各社の概況
人々の命や健康を支える医療の現場で活躍する医療機器。医師や看護師、技師達をサポートする医療機器の研究、開発、製造、販売を通じて社会に貢献している業界です。

理工系の学生を中心に歴史的に人気が高く、特に最近は安定性や成長性が評価されて就活人気も高まっています。また直近では新型コロナウイルス感染症の問題で、人口呼吸器やテクモなどの医療機器、PCR検査機器等が注目を集めました。

医療機器は消耗品からMRI等の高額な機器まで幅が広く、その構造を理解するのが難しい業界でもあります。

この記事では医療機器業界の構造と大手医療機器メーカーの概況を、直近年度の有価証券報告書や中期計画を基にまとめました。就活生が、医療機器業界に自分の未来を託したいと思うか、志望の意思を固める上での参考にして下さい。

医療機器メーカーの構造

 

医療機器はその用途によっては、不具合が生じると患者の生死に関わり、あるいは人の健康に重大な影響を及ぼすために、そのリスクに応じて下記のようにクラス分けされています。

  • クラスI:一般医療機器と呼ばれる、仮に機能障害や副作用が起こったとしても、人体の健康に悪影響を与える恐れがほとんどない医療機器。(例:医療用メスや医療用ハサミ、医療式聴診器、体外診断用機器、X線フィルムなど)
  • クラスII:不具合が生じたとしても、機能障害や副作用などのリスクが比較的低い機器で、管理医療機器と呼ばれる(例:電子式血圧計、消化器用カテーテル、電子体温計、画像診断機器、造影剤注入装置、電子内視鏡など)
  • クラスIII:高度管理医療機器と呼ばれ、不具合が生じた際の機能障害や副作用のリスクが比較的高い機器(例:カテーテル、人工透析器、放射線治療機器、血管用ステント、胆管用ステント、体外式結石破砕装置、汎用輸液ポンプ、人口骨頭など)
  • クラスⅣ:高度管理医療機器の中で、不具合が生じた場合の機能障害、副作用のリスクがさらに高く、生命の機器に関わってくる機器(例:ペースメーカー、冠動脈ステント、吸収性縫合糸、人工乳房、ビデオ軟性血管鏡、中心静脈用カテーテル、人工呼吸器)
医療機器ビジネスは高度な専門性と技術が求められるビジネスの為、各メーカーはそれぞれ複数の専門分野、注力分野を持って分野特化型の構造になっているのがこの業界の特徴です。

各メーカーは複数の分野を扱っているため、重複もあり完全に分けることは出来ませんが、あえて主要企業を主要分野別に分類すると以下のようになります。

  • 画像診断装置:日立製作所、キヤノン、コニカミノルタ、島津製作所
  • 内視鏡:オリンパス、富士フィルム、ソニー
  • 検査機器:シスメックス、日本電子、日立ハイテクノロジーズ、パナソニックヘルスケア、アークレイ、サクラ精機
  • 血管内治療:テルモ、ニプロ、朝日インテック、カネカ、日本ライフライン、グッドマン
  • 透析・血液浄化:東レ、日機装、川澄化学工業、JMS、メディキット
  • AED/生体情報モニター:フクダ電子、オムロン、日本光電、旭化成
  • 在宅医療機器:帝人、エア・ウォーター
  • 眼科用機器:キヤノン、トプコン、ニデック、ニコン
  • 治癒・手術室用品:ホギメディカル、川本産業、クリエートメディック
  • コンタクトレンズ: HOYA、メニコン、シード
  • 歯科:モリタ、ジーシー、ナカニシ
  • 補聴器:リオン
  • 外資系大手:
    • 機械系:GEヘルスケア、シーメンスヘルスケア、フィリップス
    • 器具系:メドトロニック、ジョンソン・エンド・ジョンソン、ボストンサイエンティフィック
尚、分野別に特化した数多くの外資系企業が進出しています。外資系企業に興味がある方は個別に企業研究を進めて下さい。

新型コロナウイルス感染症によって、医療機器事業を行っている各社は、各学会から緊急度に応じて消化器内視鏡検査、外科手術の延期、中止が推奨されており、症例数が減少したことに加えて、医療機関への訪問が制限されているため、販促活動に制約が生じています。

医療機器業界を目指す方は、各社の2021年3月期(2020年度)の業績はもとより、2021年度の四半期決算や各社から発表されるニュースにもアンテナを張っておきましょう。

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内資系大手医療機器メーカー売上上位6社の概況

オリンパス株式会社

2021年3月期連結決算(2020年度)

売上高 (百万円)730,544
税引前利益(百万円)76,810
親会社の所有者に帰属する 当期利益(百万円)12,918
親会社の所有者に帰属する
当期包括利益(百万円)
36,670
従業員数(人)31,653
外、平均臨時雇用者数1,135
連結子会社100 社
関連会社3社

オリンパスはデジカメでそのブランドを記憶されている方も多いと思いますが、現在の事業は医療機器メーカー、内視鏡を事業の中核としたメーカーです。(オリンパスは2020年9月30日にカメラ事業を日本産業パートナーズ(投資ファンド)に売却し撤退。映像新会社は、OMデジタルソリューションズ株式会社)

一般になじみのある、84年の歴史を持つカメラ事業、ICレコーダー、双眼鏡などの一般消費者向けビジネスから撤退したことになり、名実ともに医療機器メーカーとなりました。

オリンパスのセグメント別の売上と利益の概要は以下のようになっています。

2021年3月期 事業セグメント別業績概要

セグメント名外部顧客売上高(百万円)売上構成比営業利益/損失(百万円)利益構成比
内視鏡419,46657.4%104,70578.4%
治療機器206,04028.2%24,63318.4%
科学95,86113.1%4,9493.7%
その他9,1771.3%-682-0.5%
合計730,544100.0%133,605100.0%
調整額*-51,620
連結合計730,54481,985

*営業利益(又は損失)の調整額は、セグメント間取引消去並びに報告セグメントに帰属しない一般管理費及び基礎的研究費等からなる全社費用です。

2021年3月期決算では、内視鏡セグメントが売上の6割弱を占め、営業利益の約8割を稼いでいることが分かります。

また、治療機器セグメントを含め医家事業が利益のほとんどを稼いでいます。

科学事業は工業用顕微鏡、工業用内視鏡、超音波探傷器医療分野以外の製品も扱っていますが、医学・生命科学の研究を支援する生物顕微鏡も製造販売しており、まさにメディカルとテクノロジニーによるメドテック企業なのです。

オリンパスの2021年3月期における連結業績は、売上高が前期比246億87百万円減収の7,305億44百万円となっています。

利益面では営業利益が全連結会計年度比で102億15百万円の減少で、819億85百万円、親会社の所有者に帰属する当期利益(継続事業及び非継続事業の合算)は、前年度比387億52百万円減益となる129億18百万円という結果でした。

内視鏡事業は消化器内視鏡で主力の内視鏡システム新製品「EVIS X1(イーヴィス・エックスワン)」を導入したものの、新型コロナウイルス感染症の影響により、医療機関など顧客先への訪問の制限や商談の延期・中止などによる販促活動に制約や、各学会から消化器内視鏡検査の延期、中止が推奨され症例数が減少したことで、内視鏡事業の売上高は減収となっています。

オリンパスの消化器系内視鏡は、世界市場の70%を占めており、世界を代表する内視鏡メーカーであることには変わりはありません。

現在は2019年11月に発表した中長期の経営戦略で、2023年3月期に営業利益率を20%超に改善することを業績指標として、グローバル・メドテックカンパニーへの飛躍を目指しています。

オリンパスを志望する方は、企業変革プランである「Transform Olympus」の内容をよく理解して就活に臨んで下さい。

テルモ株式会社

2021年3月期連結決算(2020年度)

売上高 (百万円)613,842
税引前利益(百万円)97,060
親会社の所有者に帰属する
当期利益(百万円)
77,268
当期包括利益(百万円)115,732
従業員数(人)26,482
連結子会社104社
持分法適用関連会社4社

テルモはその事業セグメントを、「心臓血管カンパニー」、「ホスピタルカンパニー」及び「血液・細胞テクノロジーカンパニー」 の3事業に区分してカンパニー制を敷いて事業を推進しています。3事業すべて国内と海外のマーケティングを行っており、一部製品は海外生産を行っています。

心臓血管カンパニー:

  • 心臓血管カンパニーはカテーテルシステム、人工心肺システムの製品を製造し、また人工心肺システムの一部、人工血管を輸入し、主として医家向業務用代理店を通じて、全国の病院、診療所等へ販売しています
  • 海外はカテーテルシステムの製造、販売が主な事業ですが、人工肺システムや動脈瘤治療等に用いる人工血管及びステントグラフトの開発・製造・販売も行っています
  • その他、補助人工心臓の製造・販売や脳動脈瘤治療用デバイスを製造し、販売するなど、テルモの中核事業として国内、海外に積極的な事業展開を行っています

ホスピタルカンパニー:

  • ホスピタル医療器、医薬品類、腹膜透析関連、糖尿病関連の製品を製造し、また一部を輸入して主として医家向業務用代理店を通じて、全国の病院、診療所等へ販売しています
  • またヘルスケ ア関連の製品を製造し、主として全国の薬局・薬店等へ販売し、海外でも一部製品を輸出、もしくは製造販売を行っています

血液・細胞テクノロジーカンパニー:

  • 国内では輸血関連の製品を製造し、主としてテルモBCT(株)を通じて日本赤十字社へ販売しております。また海外市場へも輸出し、一部マーケットでは原材料を輸出し、現地法人で輸血関連製品の一部を製造し、販売を行っています

2021年3月期の事業セグメント別の業績概要は以下の通りです。

2021年3月期連結決算 セグメント別業績概要

セグメント名外部顧客への売上収益(百万円)売上構成比営業利益(百万円)利益構成比
心臓血管カンパニー328,54953.5%74,39962.4%
ホスピタルカンパニー175,54528.6%25,73921.6%
血液・細胞テクノロジーカンパニー109,49117.8%19,08816.0%
合計613,586100.0%119,227100.0%
調整額他256-3,300
連結合計613,842115,927

2021年3月期におけるテルモの連結業績は、売上収益が、前期比2.4%減の6,138億円となり、営業利益は前期比11.1%減の984億円とんって減収減益の結果になっています。

セグメント別では心臓血管カンパニーの売上収益が、前期比6.3%減の3,285億円、ホスピタルカンパニーの売上収益は前期比2.7%増の1,755億円、血液・細胞テクノロジーカンパニーの売上収益は前期比2.2%増の1,095億円となっています。

テルモは、現在2016年12月に発表した5カ年を対象とする中長期成長戦略を推進しています。

中長期ビジョンとして「日本発のグローバル企業」を掲げ、世界の医療現場からトップブランドとして信頼されるメーカーとなること、そしてその信頼を製品・供給・サービスのトータルクオリティーで担保することを目指して、「グローバルでは選択と集中」、「日本では総合力の発揮」、そして「イノベーションの推進」を戦略の柱として事業を展開しています。

就活でテルモを目指す皆さんは、企業研究を深めて事業の内容をよく理解することは当然として、テルモの企業理念であり、企業の不変の目標、使命である「医療を通じて社会に貢献する」ことの意味を自分事化し、求められている高い倫理観や行動原則、共通の価値観であるコアバリューズ:「Respect(尊重) — 他者の尊重」、「Integrity(誠実) — 企業理念を胸に」、「Care(ケア) — 患者さんへの想い」、「Quality(品質) — 優れた仕事へのこだわり」、「Creativity(創造力) —イノベーションの追求」の意味をしっかり理解しておきましょう。

ニプロ株式会社

2021年3月期連結決算(2020年度)

売上高 (百万円)455,559
経常利益(百万円)26,269
親会社株主に帰属する当期純利益(百万円)14,209
包括利益(百万円)14,837
従業員数(人)35,251
外、平均臨時雇用者数921
子会社127 社
関連会社18社

ニプロは元々ガラス事業から医療機器メーカーになった企業であり、主力のディスポ―ザル機器から、更にジェネリック医薬品の製造販売まで行っているユニークなポジショニングを持った企業です。

医療関連事業、医薬関連事業とも国内、海外の両市場に展開しています。ファーマパッケージング事業は硝子管の販売ならびに硝子製品の製造販売で、こちらも国内、海外ともに事業を行っています。

主力の医療関連事業はダイアライザ(人工腎臓)を中心とする透析関連製品に加え、糖尿病関連製品、バスキュラー関連製品、SD(サージカルデバイス)関連製品などの領域で品揃えの充実と新規販路開拓を積極的に展開中です。

海外は市場拡大が見込まれるインド、中国等の新興国において新拠点の設置および販路開拓を進め販売網の基盤整備を進め、欧米に関しては大手透析センターグループとの連携を強化することで、更なる販売拡大に努め、シェア拡大に注力しています。

後発医薬品事業は、新規品目の継続的開発と、大学・基幹病院や調剤薬局グループなど各種販路の開拓および重点卸・重点販社との関係強化に引き続き注力し、医療機器営業との連携による相乗効果を追求する営業展開を行っています。

ニプロの2021年3月期の連結業績は、売上高が透析関連製品が堅調に推移したことや、ワクチン関連の医薬容器やシリンジ、注射針等の医療器具、手袋・マスク等の衛生管理製品の需要増加等によって前期比2.9%増加の4,555億59百万円と増収を達成しています。

利益面では、主力製品のダイアライザが比較的堅調に推移したことに加え、北米および中南米での感染症防護製品の特需による利益増や製造原価の低減等によって全体として売上総利益が改善したこと、移動制限等でリモート会議などが促進され、経費支出が抑制されたことなどにより、営業利益が前期比4.6%増加の276億27百万円、経常利益は前期比12.2%増加の262億69百万円となっています。

親会社株主に帰属する当期純利益は、142億9百万円(前期は親会社株主に帰属する当期純損失122億81百万円)と増益を達成しています。

2021年3月期の事業セグメント別の業績概要は以下の通りです。

2021年3月期連結決算 セグメント別業績概要

セグメント名外部顧客売上高(百万円)売上構成比セグメント利益(百万円)利益構成比
医療関連事業347,64876.3%39,41576.0%
医薬関連事業68,56415.1%10,07219.4%
ファーマパッケージング事業38,6558.5%1,9923.8%
その他6910.2%3760.7%
合計455,559100.0%51,856100.0%
調整額-24,229
連結合計455,55927,627

ニプロでは、2030年度に売上高1兆円の企業グループとなることを目標に掲げています。

そのためにユーザーのニーズに即した製品開発により競合他社との差別化をはかり、売上高成長率7%以上を維持することと製品力による営業利益率の向上(営業利益率 9.0%以上)を目指して事業を行っています。

就活でニプロを志望する皆さんは、ニプロの事業内容をよく理解することは当然として、中長期の戦略も把握して、就活の軸や志望動機の作成に役立ててください。

シスメックス株式会社

2021年3月期連結決算(2020年度)

売上高 (百万円)305,073
税引前利益(百万円)48,033
親会社の所有者に帰属する
当期利益(百万円)
33,142
親会社の所有者に帰属する当期包括利益(百万円)43,807
従業員数(人)8,445
外、平均臨時雇用者数984
連結子会社76 社
関連会社2社

2021年3月期におけるシスメックスの連結業績は、売上高が305,073百万円(前期比1.0%増)と増収となる一方、営業利益は51,792百万円(前期比6.3%減)、税引前利益は48,033百万円(前期比2.8%減)、親会社の所有者に帰属する当期利益は33,142百万円(前期比5.0%減)となり、増収減益の結果となっています。

シスメックスは検体検査に関連する製品及び関連するサービスを提供する「ヘルスケア事業」を主たる事業として、国内市場と海外市場(米州、EMEA、中国及びアジア・パシフィック)において製造、販売を行っています。セグメントは地域制をとっており、日本、米州、EMEA、中国、アジア・パシフィックに分けているのが特徴です。

2021年3月期の事業セグメント別の業績概要は以下の通りです。

2021年3月期連結決算 セグメント別業績概要

セグメント名外部顧客売上高(百万円)売上構成比営業利益(百万円)利益構成比
日本52,67217.3%30,43460.6%
米州61,50120.2%2,5125.0%
EMEA82,85427.2%10,08520.1%
中国83,73527.4%5,06610.1%
アジア・パシフィック24,3098.0%2,1344.2%
合計305,073100.0%50,233100.0%
調整額1,559
連結合計305,07351,792

シスメックスでは、2019年4月より新たな中期経営計画(2020年3月期から2024年3月期まで)をスタートさせています。

血球計数検査・尿検査・血液凝固検査・免疫検査分野における製品ラインアップの拡充、ライフサイエンス事業の拡大及び個別化医療に資する新たな診断価値創出により、成長力・収益力の強化を図る方針を打ち出し、2024年3月期を最終年度として、連結売上高420,000百万円、連結営業利益80,000百万円を達成することを目指して事業を展開しています。

日本光電工業株式会社

2021年3月期連結決算(2020年度)

売上高 (百万円)199,727
経常利益(百万円)28,374
親会社株主に帰属する当期純利益(百万円)18,243
包括利益(百万円)20,143
従業員数(人)5,531
外、平均臨時雇用者数584
連結子会社29  社

日本光電は医用電子機器専門メーカーであり、医用電子機器の研究開発・製造・販売および修理・保守等の事業を展開しています。

国内では、日本光電及び日本光電富岡(株)が医用電子機器の研究開発・製造、 (株)日本バイオテスト研究所が免疫化学製品の開発・製造・販売、(株)ベネフィックスが医療情報システム製品の製造・販売を行っています。

海外では、上海光電医用電子儀器(有)が医用電子機器、デフィブテック LLCが救命救急医療機器の開発・製造・販売、日本光電オレンジメッド(株)は人工呼吸器の開発・製造・販売、日本光電マレーシア(株)は医用電子機器の製造・販売・販売促進等、アメリカ、欧州、アジアを中心に医療電子機器の製造販売を展開しています。

日本光電グループは事業では医用電子機器関連事業の単一のセグメントですが、開発・製造・販売の機能別分社制度を採用しているのが特徴です。

2021年3月期の製品別と地域別の売上シェアは以下の通りです。

製品およびサービス製品・サービス別売上高(百万円)売上構成比
生体計測器37,58618.8%
生体情報モニタ78,81839.5%
治療機器45,12622.6%
その他38,19619.1%
合計199,727100.0%
地域ごとの情報地域別売上高(百万円)売上構成比
日本137,27468.7%
米州30,28815.2%
欧州13,1396.6%
アジア州他19,0249.5%
合計199,727100.0%

2021年3月期における日本光電の連結業績は、売上高が前期比8.0%増の1,997億2千7百万円となり増収を達成しています。

利益面では、増収効果に加え、売上総利益率が改善したことにより営業利益は前期比74.8%増の270億9千4百万円、経常利益は前期比91.1%増の283億7千4百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は前期比85.1%増の182億4千3百万円となり、増収増益を達成しています。

日本光電では、新型コロナウイルス感染症患者の増加により需要が拡大したことから、生体情報モニタおよび人工呼吸器の増産体制の構築を進めています。

中長期の計画tとしては、10年後の2030年に向けた長期ビジョン「BEACON 2030」を2020年9月に公表し、「グローバルな医療課題の解決で、人と医療のより良い未来を創造する」ことを目指しています。

そして、3つの変革「グローバルな高付加価値企業への変革」、「顧客価値を追求するソリューション型事業への変革」、「オペレーショナルエクセレンスを軸とするグローバル組織への変革」に注力して事業を展開しています。

2021年度からスタートする3ヵ年中期経営計画「BEACON 2030 Phase I」では、長期ビジョンの実現に向けて基盤の強化に取り組むステージと位置づけ、既存事業の収益性の改善、新たな成長領域、事業モデルの探索を進めています。

就活で日本光電を志望する皆さんは、徹底した企業研究による企業理解は当然として、中長期のグローバル戦略の中で、自分自身の就活の実現や志望動機を深く考え、自分事として語れるように精度を高めていきましょう。

フクダ電子株式会社

2021年3月期連結決算(2020年度)

売上高 (百万円)146,756
経常利益(百万円)20,264
親会社株主に帰属する当当期利益(百万円)14,716
包括利益(百万円)16,291
従業員数(人)3,291
外、平均臨時雇用者数685
子会社49社

フクダ電子の事業セグメントは、以下の4事業に分類され、バランスの取れた事業を行っています。

  • 生体検査装置部門:心電図、心音図、脈波、血圧、呼吸、臓器の動き等の生体機能を示す物理現象を電気信号に変換し、測定記録する心電計、ポリグラフ、超音波画像診断装置等の製造・購買及び販売
  • 生体情報モニター部門:手術後の重症患者、急性心疾患の患者などについて、生体の諸機能を長時間にわたって監視する心電図モニタ、 多種組合せの生体情報モニタ等の製造・購買及び販売
  • 治療装置部門 :心臓や血管の治療に用いられるカテーテルをはじめ、心停止の蘇生や調律異常を治療する除細動器、ペースメー カ、人工呼吸器、在宅療養者向けのHOT(酸素吸入)、HMV(人工呼吸)、CPAP(睡眠時無呼吸症候群の治療)など の製造・購買及び販売・レンタル
  • 消耗品等部門 :医用電子機器に用いる記録紙、電極、付属品及び部品の製造・購買及び販売

一般的にはAEDや千葉のフクダ電子アリーナ(ジェフユナイテッドのホーム)で知名度のあるフクダ電子ですが、その主力製品は、心臓や血管、肺などの呼吸・循環器系疾患の検査・診断及び治療等に使用される機器です。

特に創業以来、研究開発を積み重ねてきた心電計を中核とする心電図関連機器をはじめ、各種生体情報モニタ、超音波診断装置、除細動器、さらに酸素濃縮装置などに定評があります。

これらの機器とともに使用される生体電極、センサ類も重要な製品であり、「医療と健康をつなぐテクノロジー」を旗印に 掲げ、研究開発体制の体質改善を図り、新技術の確立とタイムリーな新製品の市場投入を強化しています。

2021年3月期の事業セグメント別の業績概要は以下の通りです。

2021年3月期連結決算 セグメント別業績概要

セグメント名外部顧客売上高(百万円)売上構成比セグメント利益(百万円)利益構成比
生体検査装置40,44527.6%3,30116.7%
生体情報モニター14,0769.6%1,7809.0%
治療装置55,18737.6%10,22051.6%
消耗品等37,04725.2%4,50822.8%
合計146,756100.0%19,811100.0%
調整額
連結合計146,756100.0%19,811100.0%

2021年3月期におけるフクダ電子の連結業績は、連結売上高が1,467億56百万円(前年同期比10.0%増)となり増収を達成しています。

利益面でも、連結営業利益が198億11百万円(前年同期比49.1%増)、連結経常利益は202億64百万円(前年同期比48.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は147億16百万円(前年同期比53.1%増)となり増益を達成しています。

2021年3月期は、全事業セグメントが増収・増益を達成し、連結の売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益はいずれも過去最高を更新しています。

新型コロナウイルス感染症への対応として、人工呼吸器、生体情報モニタ、パルスオキシメータ等の医療機器の他、空気清浄除菌脱臭装置、関連消耗品等の需要に対応すべく、供給体制の強化に注力したことも、業績好調の要因となっています。

フクダ電子は1939年の創業以来、「社会的使命に徹し、ME機器の開発を通じて、医学の進歩に寄与する」を経営理念として、心電計をはじめ呼吸器・循環器系を中心に総合的な医療機器の製造・販売を通して人々の健康に貢献することを存在意義としています。

コロナ禍では、医療機器による病気の診断・治療にフォーカスがあたりがちですが、医療機器の大きなトレンドは健康維持・向上やQOL(Quality of Life)充実への役割が重要になっているのです。

就活でフクダ電子を志望する皆さんは、コロナ禍とアフターコロナのニューノーマルの時代での医療機器や、フクダ電子の果たす役割を自分事化して、就活の臨んで下さい。

まとめ

以上、駆け足で主要医療機器メーカーの現況をみてきました。いずれの企業も規模が大きく、特徴があるため、個別の徹底した企業研究は必須です。

医療機器業界は非常に高度な専門性を必要とする業界です。また世界有数の外資系巨大医療企業も日本に進出しています。

この業界でキャリアを磨いていけば職業人としての力は間違いなくつくため、報酬やキャリアアップしていくことも充分可能な業界です。また海外志向の強い人にもチャンスは広がっています。

就活では最近特に人気が高まっている業界の一つですが、人の命や幸福にも貢献でき、チャレンジしがいのある業界です。医療機器業界に興味を持ったら、ぜひ徹底した企業研究をして志望動機を固めていきましょう。

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ウィズコロナの就活はイベントの自粛などもあり、思うように動けず、不安を感じている就活生も多いのではないでしょうか?
そこで「就活力診断」で自分の実力をチェックし、すぐに動き出せるよう準備しておきましょう。

就活力診断を使えば、24の質問に答えるだけで、内定を勝ち取る実力があるかグラフで見える化してくれます。この診断ツールを使って、あなたの弱点を克服し、就活を成功させましょう。

またこのツールを利用する際、就活をより効率化できる無料の就活サービスを同時登録することも忘れずに!

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就活のスタートには、自己分析のサポートツールで自分の強みを発見しよう

「自己分析」は就活のイロハの「イ」ですが、時間がかかり大変です。そして自分を冷静に見つめ直すのも難しいものです。そんな時、力になるのは本格的な適職診断ソフト、「Analyze U+」です。

「Analyze U+」は251問の質問に答える本格的な診断テストで、質問に答えていくと経済産業省が作った「社会人基礎力」を基に、25項目に分けてあなたの強みを偏差値的に解析してくれます。本当のあなたの強みや向いている仕事を素早く「見える化」してくれる優れたツールなのです。

「AnalyzeU+」を利用するには、スカウト型就活サイト「OfferBox」への会員登録が必要です。もちろん全て無料で利用できます。

  OfferBoxは、自分のプロフィールを登録しておくだけで、あなたに関心を持った企業から選考のオファーがもらえるサイトなので、登録しておいて損はありません。 手早く自己分析を済ませ、就活の流れに乗っていきましょう。

<オファーボックス参加企業の一部>

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